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Posted by ブクログ
噂のスケキヨみたさに読んだら、金田一耕助にどハマりしたそのきっかけ。
もじゃもじゃ頭の風采上がらぬ珍妙な男、金田一耕助。そこに舞い込んだ妙な手紙をきっかけに湖畔の屋敷で繰り広げられる凄惨な連続殺人事件。
これの面白いところは符牒と、金田一の立ち位置だ。
金田一耕助を元ネタにした金田一少年や名探偵コナンなどの昨今の探偵小説では探偵が解かざるおえない状態に持っていくのが殆どだが、金田一耕介は職業探偵であり、関係者とするには繋がりが弱い。始まりに耕介関係者の死亡があったとしてもいつでも手を引ける状態であると言うのは最近の推理小説ばかり読んでいた身としては新鮮だった。
ラブロマンスもあるので、是非未来の姿を見てみたいもの。
Posted by ブクログ
金田一耕介のシリーズの中でも傑作。
「犬神家」という言葉は聞いたことがあったり、池から突き出した足や不気味な白マスクのイメージはなんとなく見たことがあるかも知れないが、どんなストーリーか知らないという人も少なくないのでは。大人になってから原作を読むとこんなミステリだったのかと驚かされる、ホラーミステリーの金字塔。
なぜあんな池からあんな風に足を突き出して死んでいたのか、この時代に見立て殺人にここまで面白い描写をしたのは流石の一言。もちろん古めかしい表現はあるが、令和の今でも間違いなく楽しめる内容であり、古い、よくわからないという理由で横溝正史の金田一耕介シリーズに手を出していない人がいたら、ぜひ本作から手にとってほしい。
Posted by ブクログ
作曲家大野雄二氏の訃報に触れ、映画「犬神家の一族」のテーマ曲を久しぶりに聴いた。怪しげで物悲しく、壮大かつ美しい曲。聴くだけで犬神家の世界観に惹き込まれる大好きな曲だった。
思い出して原作を手に取った。ホラー味の強い横溝正史ワールド、戦後間もない日本の山村で起こる連続猟奇殺人事件。大財閥の犬神佐兵衛翁の遺言を巡る血みどろの争いである。死体遺棄の仕方が強烈。(あの頃、プールで子ども達が真似てたよね。)
単なるミステリーの域を超え、情愛が溢れる。母の悲哀が胸を打ち、強く印象に残る。小説を読んでいても、映画の場面が鮮やかに甦ってくる。高峰三枝子が素晴らしかった。小説は75年前、映画は50年前に作られたが、いまだに色褪せない。私の中で金田一耕助ブームが再燃したので、久しぶりにその世界に浸ってみよう、と思う。
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