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Posted by ブクログ
横溝正史の金田一シリーズ短編集。
金田一シリーズは長編は結構読んでいるものの短編はあまり触ってなかったなぁ、と今回購入。
やはり横溝正史の世界はいいですね…短編でも伝わる怖さ。
「湖泥」では小さな村の閉塞感とそこに渦巻く嫉妬のドロドロとした恐ろしさ、蜃気楼の情熱では孤島の屋敷に住む人に対する嫉妬に絡む殺意、人面瘡でも姉に対する嫉妬から始まった殺人と嫉妬が絡む話が多いですね。
そういえば「蝙蝠と蛞蝓」も隣人に対する嫌悪とその嫌悪する人物に対する嫉妬があったような描写がありましたね。
最初の「睡れる花嫁」だけが嫉妬が絡んでいない話でした。
その分犯人の冷静さと異常さが浮き彫りになっていた気はしますが…。
次は「首」を購入予定。
Posted by ブクログ
横溝正史の短編ミステリ小説。
短編は、ダラダラ感が無くて、一球入魂なのもあって、質が良ければとても面白いです。
本作は◎。
表題作の『人面瘡』もいいのですが、本格ミステリのバイブルとも言われている『蜃気楼島の情熱』が一番印象深いですね。
実際には、なかなかできないだろうけど、本格的なトリックで、謎解きは気持ちよかったです。
ここまで読んできた金田一耕助は陰気で気持ち悪い話が多くて、重苦しい感じだったんですが(まあそ
れが金田一耕助らしさなんですが)、この小説は短編ということもあって、その辺りの要素も薄まっていて少し軽い感じでした。
ちょっと語弊があるかもしれないけど、『金田一少年の事件簿』的な感じ。
面白かったです。
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