【感想・ネタバレ】その日のまえにのレビュー

あらすじ

余命の告知を受けた妻と、新婚時代のアパートを訪ねる僕たち…「その日のまえに」。妻の最期を、二人の息子とともに見届ける「その日」。妻が亡くなった病院の看護師さんから、ある日、お目にかかりたい、と連絡がきた…「その日のあとで」。消えゆく命を前にして、いったい何ができるのだろうか──。死と向かいあう人々の切なくもけなげな姿を描き、幸せの意味をみつめる連作短篇集。“王様のブランチ”で「BOOK大賞」を受賞した涙の感動作!

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

とても悩んだ時、本や映画に縋った。
その一冊がこれ。

終わってないから。まだ。1番大事なことは終わってない。だから間違っても間違ってもやり直せるのよ。

1
2025年09月08日

Posted by 読むコレ

購入済み

危険な一冊w。途中から通勤電車での読書を諦めました。新幹線で読了グチョグチョです。

1
2013年10月15日

Posted by ブクログ

誰にでもいつか訪れる「その日」。旅立つ者と遺される者、それぞれの心情が静かに、しかし確かに胸に突き刺さりました。

0
2026年01月24日

Posted by ブクログ

新年一冊目も大好きな重松清作品から。

と言うか、気づいたら読み終わってしまって、何て美しく人の心情を表現するのだろうか、、、と思わされる尊くて、愛しくて、切なくて、、、誰もが持ち得るであろう後悔や不安や諦め、人生の尊さと喜びと感謝、本当にこの一冊に様々な感情を抱かせてもらった作品でした。

私は同年代の人が多く出てくるこの作品に感情移入も止まらず、カフェで読みながら涙が止まらなくなりました。

こういう優しくて温かい気づきをくれる重松作品に改めて感謝!!そして今年もいっぱい彼の作品を読みたい。

0
2026年01月05日

Posted by ブクログ

少しずつ読み進めたいから、短編で独立しているようで繋がっている形式がとても読みやすかった。
いつか来る「その日」
昨日まで続いていた日、明日まで続くはずだった毎日を断ち切る死。
死を迎える側や見送る側の立場で描写されるその日を読んで死について改めて考えさせられる。
ありきたりな感想になってしまうけれど、読んだあとは日々を大切に生きようと素直に思えた。

重い題材だけど、決して悲しいだけではなく、読んだ後に暖かさを感じられる素敵な作品。読んでよかった。

0
2026年01月02日

Posted by ブクログ

ここまで泣いた作品は初めてです。
本当にこれ以上泣きたくなくて続き読むのが辛かったです。

お話自体は人の命の尊さとか儚さというか、一人一人の人生最後を描く短編集なのです。
本人目線だったり家族目線だったり、自分にも両親がいて子供がいて、小説と同じような状況になったこともあり、涙がぼろぼろこぼれました。

死にたくないなぁと思ったり、後悔ないように生きたいと思ったり...。
あったかい物語って言っちゃうとまた違う気もするんですが、読後感はほくほくした気持ちになれます。

とても読みやすいですしおすすめです。

0
2025年12月27日

Posted by ブクログ

命を区切られた人とその周りの人たちの日々を描いた七編からなる連作短編集。

泣き疲れてしまった…。

“あとがき”を読んで、もともとは独立したお話を集めた短編集になるはずだったものを 重松さんが恩師の急逝をうけて全面的につくり直したことを知った。
どうしても、そうしたかった。と…

「生きること」と「死ぬこと」、「のこされること」と「歩きだすこと」を
まっすぐに描いてみたかった。
そう書かれていた。


「生きること」「死ぬこと」「のこされること」「歩きだすこと」……

私はいい歳をしてすぐに泣くけれど、まだ何もわかってないのかもしれない。
いつか わかる時がくるんだろうか…。

0
2025年12月20日

Posted by ブクログ

死について考えました。私はまだ、近い親戚も友達も亡くしたことが無い。けれど、たまにぼんやりと、自分の死が、周りの死が怖くなる。そんなことを思うからこの本を読んでみた。正解だったんだと思う。

0
2025年12月01日

Posted by ブクログ

プロローグ

教室の廊下側の席に着くと、目線を窓側に向けた
ガラス窓は半開きになっており、そこから
爽やかな風が舞い込んでくる
その風の出入口に彼女は座っている

彼女の香りは僕まで届かない、なんとも近くて遠い
そして、僕の想いも彼女には届かない

彼女は、艶のある唇で鉛筆を挟みながら、
いつも窓の外を眺めていた


本章
『その日のまえに』こういう本に出逢いたかった!
感動の★5
NSFMさんの本棚から
あの冷静沈着にレビューを書かれるNSFMさんが
生涯トップクラスの感動!
屋外で読まないで!
との文言で即断!!!

6編の短編小説
どれも共通しているのは、過去と現在そして死
それぞれの家族や友人が突然の“その日”によって
過去を振り返り、今を見つめ直し“その日”と
対峙する

『その日のまえに』
『その日』
『その日のあとで』の
後半3編の短編は、一つの小説
そして前半の3編が、折り重なっていく
重いテーマではあるが、決して対岸の火事ではない
後半3編は、泣きっぱなしであった

是非、家で読んで沢山泣いて欲しい

久しぶりの重松氏であったが、やっぱり泣いちゃいました
本作と出逢えて幸せでした



エピローグ
放課後、校庭に出て空を見上げると夕焼けの空に
ひこうき雲が一直線
僕のジグザグとしたこの想いとは対照的だ
飛行機とひこうき雲を追っていくと、グルっと
校舎側に目線が移動した
やがて自分の教室に目を転じると
彼女はまだ、遠くの空を眺めていた

彼女の目には何が映っていたのだろう
そして、彼女の目に僕が映ることは
決してないのだろう

今もそしてこれからも、、、




                    完












後日譚

「もしかして、8さんですか!?」
社会人になって間もないある日、最寄り駅のホームで、とある女性に話しかけられた
なんでも、件の“彼女”と女子大で親友となり
その“彼女”から卒業アルバムを持参され
しょっちゅう講義室で私の話を聞かされていたようだ

その日、電話番号を交換して別れたが、その後
その女性とお付き合いをすることとなった
お互い後ろめたい気持ちもあったのか、お付き合い自体は短命に終わってしまったが、今思うと
僕は、彼女に“彼女”を重ねていたのかもしれない
そして、彼女は僕に何を重ねていたのだろう
復讐!?優越感!?それ以外の何か!?
彼女は“彼女”にお付き合いの件は伝えていたのだろうか

今となっては、少し甘くて、切ない思い出

本書を読むと、そんな睡っていた記憶の奥底の
小さな思い出を、ふと引摺り出させる
何とも不思議でノスタルジックな小説だ

彼女もそして“彼女”も今、何をしているのだろう
そして僕は、彼女そして“彼女”が思い描く僕に
なっているのだろうか


そんな、どうでもよい自問自答を繰り返し
本書の最終頁を閉じた


この後日譚は、蛇足だな
最後にため息をつきながら、そう思った(¯―¯٥)

0
2025年11月29日

Posted by ブクログ

連作短編集。
連載を大きく改稿した単行本で、独立した短編としても読めるし、繋がった世界としてもさらに楽しめる。

生きること、死ぬこと、のこされること、歩き出すこと。それらに深く触れられる。
死という泣かせの常套句を扱ってはいるが、これほど素晴らしく表現されている作品はなかなかない。

・ひこうき雲
小学6年生の時に入院した、嫌われ者の女子、ガンリュウ。時は流れ、40代になってから同じ街の介護施設に入所している、認知症の妻の祖母。
病気。生と死。言葉や態度。正直な気持ちと建前。じわりと胸を締め付けられた。

・朝日のあたる家
マンション14階に住む、高校教師のぷくさん。夫を亡くして娘と二人暮らし。偶然出会った教え子の武口は写真家を目指す30歳。同級生の睦美がぷくさんと同じマンションに住んでることを知る。
毎日の繰り返し。永遠とも思える日々は、心を折る。一方で、前触れもなく突然終わる。どっちがいいのか。そんなことを考えさせられるストーリー。

・潮騒
余命を宣告された俊治が向かったのは、もう30年も訪れていなかった、子どもの頃2年間だけ過ごした海辺の街。そこで再開した当時の同級生。2人で思い出すのは、当時の友達。
こういう過去の悔恨と今のやるせない感情を表現できるのって、ほんとすごい。じんわりと浸った。

・ヒア・カムズ・ザ・サン
どんぐりのような体型の母とそこ息子、そしてストリートミュージシャンの物語。
号泣。死の病は泣かせの鉄板だけど、きちんと泣かせてくれる描写ができるのはやはりすごい。同じ素材を与えられても、これだけ心震わせてくれる作家は多くないだろう。
焼き鳥とか、ラストとか、もう最高。

・その日のまえに
歳を重ねるのって、いいよね、って思わせてくれる。
不安のほうが悲しみよりも、っていうのがすごく思慮に富んでいて良かった。
「朝日の当たる家」とつながる。

・その日
号泣。
子どもたちと話すシーン、歯ブラシのシーンが特にたまらなく刺さった。タンポポのエピソードも好き。
「潮騒」、「ヒア・カムズ・ザ・サン」と重なる。

・その日のあとで
翌日以降も、生活は続く。
郵便受けに届くDMで生きた証を感じるというのは体験してみないとなかなか気づかない、絶妙な表現だと思った。
婦長の山本さんとか花火大会とか、つながりも良い。

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2025年11月10日

Posted by ブクログ

昨日の続きに今日があり、今日の続きに明日がある。過去から未来は繋がっていて、当たり前のように続くと思っている日常。
いつかは訪れる『その日』
そして、その日のあとも続いていく。
素晴らしい連作短編。
当たり前に続くと思う日常を大切に思いたくなる1冊。

0
2025年11月03日

Posted by ブクログ

友人に「泣けるから読んでみて」と勧められて、まぁ、と思いながら移動中に読みました。移動中に読まなきゃよかったです。泣きました。

「その日」を迎える短編が最後にゆるっとオーバーラップ。どの話も温かくて、けれど寂しくて、涙なしでは読めません。

私は若い頃に「その日」を迎えており、病室に泊まり込んで管が刺さった母の痰が少しでも取れるように、加湿器の位置を変えたり、モルヒネの影響で意識が混濁し、意味不明な事を言ってる母の背中を泣きながら摩っている状況がフラッシュバックし、「あの日」一生忘れる事のできない出来事でした。

その日の前に、後悔がないように生きたいものです。

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2025年10月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

自分に関わりのある人のその日(人の死)を前に人々が何を思い、成していったかを綴った短編集。最後の物語は、それに加えて「その日」と「その日の後」も綴られている。

涙、涙で読み進んだ小説だった。
特に、二人の息子のいる妻のその日の物語は、「その日のまえに」「その日」「その日のあとで」で描かれていて、特に印象深かった。前編に出てきた登場人物が出てくるのもよかったし。
「その日のあとで」、亡くなった妻が何度も何度も書き直した夫への手紙が、息子達の未来を託すとかの内容でなく、

「忘れてもいいよ」

のただの一言だったのが印象的だった。

死期を悟った時、私自身、または親族がその日を迎える前にどう思い、どう行動するかを考えさせられる物語だった。

しばらくして、もう一度読んでみようかな。。。

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2025年09月21日

Posted by ブクログ

無垢な子供が誰かの死に初めて向き合い、無垢が故の過ちに後悔する話。
人の死を経験したことのある大人と、誰の死も経験していない大人の話。
自分の死と向き合うこととなった父親のやるせない回顧の話。
最愛の妻が死んでしまう「その日」の前、「その日」、「その日」の後の、家族の話。

様々な視点で、自分の経験・記憶とも照らし合わせながら、人の死について向き合える良い本だと思った。
子育て世代に一番刺さる本かなと思う。

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2025年08月14日

Posted by ブクログ

自分の中で一番大切な本です。
死という、重いテーマでありながら、心理描写が非常に丁寧に描かれており、心に響きます。この本を読むと1日1日を大切に生きたいと思わされます。

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2025年08月06日

Posted by ブクログ

生きることと死ぬこと。残された人や残された人生を考える人、そして大人と子供。いろんな人がそれぞれの立場での葛藤が丁寧に描かれていて、心に染み込みます。最初はただの短編小説だったのが、後半になって接点ができ、最後は全てが繋がっていくことに読んでいて思わず声が出てしまいますし、涙も止まらなくなります。悲しい物語なんだけど、いいお話でした!
是非あとがきまで読んでみてください。そこまで読んでやっとこの小説に終止符を打てる気がします。そしてなんだかトシくんを思い出すのは自分だけかな。

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2025年07月13日

Posted by ブクログ

「その日」は、すべての人に等しく訪れる。

本作は短編集ではあるが、後半に収められた一編が、この本の核心といえる。
そこでは、“人がこの世を去る日”を「その日」として捉え、
「その日の前」、「その日」、「その日のあと」という三部構成で描かれている。

死は、誰にも等しく訪れる避けがたいものだ。
しかし、もしその準備をする時間が与えられたとしたら――それは不幸ではなく、むしろ幸福と言えるのかもしれない。

誰しも「いつか伝えよう」と思いながら言えなかった言葉がある。
感謝の気持ちや謝罪、大切な人への想い。
だが、そうした言葉を伝える「その時」が、必ず与えられるとは限らない。
余命を告げる病は、残酷であると同時に、そうした時間を“用意してくれる存在”とも言える。

余命宣告を受けた人は、「その日」までの時間を、自らの人生の“最終章”として生きることができる。
これまでの人生を振り返り、思い出の奥底に眠っていた記憶と向き合い、自分なりの集大成を形にしていく。
悲しみや痛み、恐怖や苛立ち——それらを抱えながらも、「その日」という明確なゴールがあるからこそ、人は前に進む覚悟を持てるのだろう。

綺麗事だと感じる人もいるかもしれない。
それでも私は、この作品をすべての人に読んでほしいと思う。

ここまで「死」と「生」をまっすぐに見つめさせてくれた作品はなかった。
そして私は、いつか訪れる「その日」を、少しでも前向きに迎えられる自分でありたいと思う。

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2025年07月03日

Posted by ブクログ

命の終わりにどう向き合うのか。
最後まで諦めないということがベストとは限らなくて、受け入れて、寄り添うという優しさもあるよなぁ…もし自分が死んでく側だったらむしろそっちの方がありがたいかもなぁ…なんて、色々考えさせられた。
電車で読んでたら途中からは涙が止まらなくなってきてあわてて中断。お家でゆっくりかみしめながら読みました。素敵な夫婦、素敵な家族、素敵な友達。泣けるけど悲しいだけじゃないのが良かった。

0
2025年06月28日

QM

購入済み

泣きどおし

大変。短編編成なんだけどどの話も泣けるのはもちろん、冗談抜きで10ページに一度はウルっときた。最後のお話は本当にずっと泣きどおし、泣きながら読んだ。

#泣ける #感動する

0
2024年03月13日

購入済み

読み終わって「よーし、変わるぞ」と鼓舞した訳ではなく、「その日」を意識するようになり少しづつ自分の意識が変わった気がする。

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2020年09月26日

ネタバレ 購入済み

こういう話もいいですね。

死に向う人々のオムニバス。
本人だったり、家族だったり。
癌の闘病が多い気がした。
お別れの時間があるからかな?

当たり前だけど忘れてる。
私達はいつ死ぬか分からない事を。
癌の余命半年位が準備するのに
ちょうどいい。

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2014年03月02日

Posted by ブクログ

久しぶりに読む重松清作品。といってもこの小説が書かれたのは20年以上前。文庫本のあとがきとして、この話を書くきっかけとなった恩師が亡くなった話があるが、今は本人も少しずつその日に近づいているはず。作者と同世代の自分にとってその日はそんなに遠い話じゃない。そんなことを読み終えてつらつらと考えたりした。
重いテーマになりそうな死、その日を迎えるまでのことを、連作短編で綴っていく本だが、さらりとすんなりと、でもそれぞれの人の心に少しずつ残るような思い出だったり、懐かしさだったり。読む人にとっていろいろな思いも巡らせてくれる本だなぁと思う。
重松清作品はいろいろ読んできた。涙が止まらないような話も他にあったし、先を読み急ぎたくなる展開もあった。これはゆっくりの噛み締めるような話かな。子供を残して逝ってしまう母親の気持ちなど本当は分かりたくない。

0
2026年01月21日

Posted by ブクログ

それぞれの病との闘い方や、残された人たちの生き方、奇跡が起こることはなかなか難しいことが、とてもリアルで切なかった。

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2026年01月19日

Posted by ブクログ

一歳の娘を育てる私には、怖ささえ感じる話だった。
登場人物それぞれの死との、向き合い方。逃げられない、確かに近寄る死。今の自分に当てはめようとした時、想像するだけで辛く目を背けたくなる。やわらかい文体から、寂しさ、悲しさが伝わって身にしみる。ちゃんと健康診断を受けようと思った。

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2026年01月06日

Posted by ブクログ

だいぶ長いこと積んでたけど エイトさんのレビューを見てやっと!

重松さんの作品、「トンビ」や「ステップ」は 映画やドラマでは見たことがあって、しかもめっちゃ好きだったのですが 読むのは初めて!
てっきり長編だと思ってたら、連作短編でちょっと拍子抜けしちゃいましたが、とても良かった!

誰にでも人生最後の「その日」は訪れる。
それは急に訪れる場合もあれば、余命宣告をうけて訪れる場合もある。
残りの命を生きる側、残される側、それぞれが「その日」と向き合わなければならない。

私ならどういう死に方したいかな〜って考えた。
前はピンピンコロリがいいと思ってたけど、だいぶ高齢ならそれがいいけど、そうでなければ私も余命宣告されて ある程度死ぬ準備が出来る死に方が幸せかもな~と思う様になった。
死ぬほうも辛いけど、残されるほうもそれ以上に辛い。
でも必ずその日はやってくる。
もっと大切な人たちとの時間を大事にしなきゃな~。

家族ものに弱いのでうるうるでしたが、読後はとてもあたたかな気持ちになれました

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2026年01月06日

Posted by ブクログ

誰にでも「その日」はやってくるはずなのに、どこか他人事のように思いがちなんだよなぁ。
自分自身が、大切なひとが、家族が…ある日突然「その日」を迎えることだってあるんだと思うと、毎日を大切に生きなきゃなって実感する。

いろんな人たちの、生と死にまつわる連作短編集。
生きること、死ぬことを考えさせられるお話だった。

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2025年12月30日

Posted by ブクログ

後半とても良かったです。

亡くなってしまう側、残されてしまう側…それぞれの「その日」の前の向き合い方、そして「その日」の後の向き合い方が語られていました。

大切な人を失って絶対忘れないと思って日々を過ごして…でも以前よりは存在が遠ざかって、思い出すようになっていって…。

亡くなった側も、ずっと自分のことを忘れないで欲しいと思うのが愛か、忘れても良いと思えることが愛か…。

考えさせられた素晴らしい本でした。

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2025年12月26日

Posted by ブクログ

死と向かい合わせな局面ではあるものの、
本人よりも残される方が辛いのかもしれない、と感じる場面があった。
日々後悔がないように生きることなんて無理だろうけど、その時を迎えた時 一緒にいてくれる誰かがいるといいな

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2025年11月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

忘れてもいいよは悲しいなぁ。
自分の奥さんにそんな手紙残されたら号泣どころじゃ済まないわ。最初は絶対忘れてほしくないもんなぁ、絶対最後まで覚えててほしいし何なら再婚だってしてほしくないし、でも色々考えたあげく最終的な結論がそれっていうのは本当何とも言えない悲しさがある。カフェで読んでたから泣かなかったけどいい小説だった。

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2025年10月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

目の前にある死に向き合う心情を描いた短編集。
「その日」が来るまで過去を見つめ直し、人生の意味を考えるその時間は不思議なほどゆったりとした時が流れていた。
過去を見つめることは人生を見つめることであると感じさせられた。そして自身が死を迎えた先の未来を思うことの切なさに心が打たれた。周囲の人間としても死に向き合う大切な人との残された時間、過ごしてきた時間を大切にすることで自分の生きる意味を考えることができるのだと気付かされた。
自分はまだ身近な人間の死に直面していない。
いつか来るであろうその時に目を背けず歩んでいきたい。また、自分もいつ死が来るかはわからない。大切な人との大切な時間に感謝をし、するべきことしなければならないことを見つめ直したいと思う。

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2025年09月14日

Posted by ブクログ

短編7編収録。ヘビーな内容もあり。読後、いろいろ考えさせられます。

ラスト3編は、末期がんの妻がなくなる「その日の前に」、なくなった「その日」、「その日のあとで」という仕掛けの連作。

こんなに読みやすい文章を書ける作家はそんなにいないと思うけど、ネーミングセンスがイマイチだと思う(この作品に限らず)。高校教師の「ぷくさん」とか、ちょっと笑ってしまった。

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2025年12月09日

Posted by ブクログ

炎の積読消化シリーズ!
ついに十冊目でゲス。

ゲス?(笑)

泣ける話と聞いてー。
ほら、最近空気乾いてるから。
潤い大事だから。
気合入れて涙腺刺激してみます。

人の死にまつわる短編集。

んー、最後の「その日のあとで」が好きじゃない。
そこまでは★3の中〜上だったけど、少し減点して★3の下にします。

・ひこうき雲
  小学生のお見舞い。

・朝日のあたる家
  先生。

・潮騒
  小学生の頃に住んでた町に。

・ヒア・カムズ・ザ・サン
  母子家庭。

・その日のまえに
  思い出の町に。

・その日
  その日。

・その日のあとで
  後日談。まとめ。

正直もっとガツンと来るかなーと、身構えてました。
「その日のまえに」と「その日」は危なかったけど落涙まではいきません。
まあ、ひとの心が不足してるんでしょうね。

最後に全部まとめて各短編をくっつけるようなことしてますが、正直余分だと思った。
連携させなくとも、それぞれ別個の話で良くね?
せっかくね、それぞれが良い「余韻」を出してる話なのにさ。
そこは上手いなーって思ってた。
「余韻」って書かないことで生まれる味じゃん。
えっ、そこで終わっちゃうのってある意味ぶつ切りにして。
そして読者に考えさせ、想像させる技術じゃん。
下手したら意味がわかんなくなったり、ウザかったりされてしまう中で、上手く「余韻」を決めてるなーって感心してたのよ。
なのに。
あーそれなのに、それなのに。
回収しちまうんだもんなー。
書かぬが華の「余韻」なんだから答えを書いちゃダメじゃんよ。
そうそう。
「余韻」は無音のような音だから良いのに、そこを書くなよーって思ったのさ。
台無しじゃん。
だから最後の「その日のあとで」が嫌い。
その日のあとを書くのは良い。だけどそこで各話のその後を書いちゃ、せっかくの余韻がさー。
そこを書かずに「その日のあとで」を書く方法だってあったろうに。
あ。もちろん個人の感想なんで異論は認めまーす。
あそこはその後を想像に任せるのじゃなく、はっきり書いてくれて良かったっていう感想もアリでしょう。
俺はそっち派じゃなかっただけってことなんだけど。
うん。残念。
ホクホクのできたて唐揚げに握力自慢の5本の指の爪全部に黒い何かが詰まってる汚いオッサンがブシューってレモンを握りつぶして大量に汁をかけまくるぐらいに残念。

それと「朝日のあたる家」だけ仲間外れ感。
なんでこの話入れたんだろ。
なんか意味を読み落としたかなー?

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2026年01月18日

Posted by ブクログ

またまた、職場の友人から貸してもらった。
その友人も、通勤電車でのみ読書を楽しむ人。
電車の中で、泣きそうになった、と言うので。

確かに、涙が。
朝から泣ける。
でも、残念ながら、文体は私には合わなかった。
それに、ちょっと、「いかにも」ってのが、気に入らない文章とか、句読点の使い方が少し気になる

でも、いい話だ。

文中にあったように、余命がわかって、「その日」の準備をするほうが、覚悟が出来ていいのかな。

その人がいなくなっても、世界は、街は、日常は何も変わらず時を刻む。それは残酷か、それとも優しさか。
絶望を背負ったまま生きていけるほど人間の心は強くないから、

とあった。
それは、その通りだ。

いなくなってしまった人のことを思って泣いた毎日も、気づけば日常の中で、その人のことを思い出しても涙が出ない自分がいる。

0
2025年09月15日

Posted by ブクログ

死を意識する人の話が続くのかなって思ってたら、最後はその後まで描かれてて涙が止まらなかった

しかも別の話の登場人物まで出てくるという、にくい構成でした

人の生き方とかつながりに、ぐっと心を持っていかれる一冊でした

0
2025年08月30日

描写が上手い
それぞれの短編が最後に繋がるのがよかった
死に直面し受け入れた上で
普通に生活を送れることなど
私にできるだろうか
それを見守るしかない側も
残酷で辛く苦しい
今日と同じ明日が続くという前提のもとで
生活している事をありがたく受け止めて
大切に生きねばと感じた
亡くなった人は
生きていく側にとって
思いでの中で
生きていくもの
和美の「忘れていい」は
それを知っていたから
生きるためには
なによりも生活がある
仕事をする日常があり
その中で誰かと繋がり
辛いけれど 苦しいけれど
笑える時がいつか来る
それが「生きる」という事

お気に入りは「ひこうき雲」
飛行機が鉛色の塊で
空を飛ぶと言う表現ができる滑走路に
近いところに住む子供達の描写がすごくいい
初めてひこうき雲をみたのは
クラスの嫌われ者と言われた
ガンリュウとあだ名の女の子の見舞いで
降りたはまかぜ台
ひこうき雲は気温が零下50度 
高度が1000メートルから1万メートルに
ならないと見えない
ベンが子供の頃に住んでいた所では
絶対見えないのだ
一緒に教室にいた時は男まさりで
ガンガン言ってくるみんなの嫌われ者の
ガンリュウと
病室で皆んなが書いた寄せ書きに
涙するガンリュウは違っていた
その姿を見たベンは立っていることさえ
苦しい思いをしたのは
近すぎて見えなかったガンリュウの姿が
遠く離れた病室で見えたから
それで「ひこうき雲」なのかと勝手に解釈
おじさんになったベンが小学6年のベンを
振り返り進む過去と
現実に起きてる年老いたおばあさんと
家族の絡みは生きること
死ぬことを考えさせられる
亡くなった人との思い出は
心から消える事はないけれど
遠のいていく
ベンのように
おばあさんの見舞いで市街地を抜けた電車が
海沿いを走りだした時
思い出す記憶になっていいのだと思う
ガンリュウの見舞いの色紙に
飛ぶ鳥を描いた山本さんが
看護師になって登場した事はよかった

後半は話の持って行き方にそつが無く描写も秀悦で感動された方には申し訳ないけど上手すぎてきれいで少し苦手

#切ない

0
2024年06月28日

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