あらすじ
何者かに両親を惨殺された三兄妹は、流れ星に仇討ちを誓う。14年後、互いのことだけを信じ、世間を敵視しながら生きる彼らの前に、犯人を突き止める最初で最後の機会が訪れる。三人で完璧に仕掛けたはずの復讐計画。その最大の誤算は、妹の恋心だった。涙があふれる衝撃の真相。著者会心の新たな代表作。
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金のために詐欺を働いた彼らだったが、どれだけお金があっても買うことは出来ない強固な絆が彼らにはあった。事件が起きたあとから兄弟のシーだけは守りたいという気持ちが変わってなくてよかった。嬉しかった。
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中二の時に、読んだ。
この本に出会ったから、読書が趣味になってる。
何から何まで完璧な本。
初心者でも読みやすく、分厚い本を読めたという
達成感も得られる。
ドラマも面白いので、おすすめ!
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もう何度目の読み返しだろう?
犯人を知ってるのに何度読んでも引き込まれる。
最初の方に犯人に結びつくシーンがいくつかあるが、これが読み返しの楽しみかもしれない
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行成が人間的にできた人すぎて、こりゃ誰でも好きになります。
最後の最後でひっくり返されるあの感覚は、なんど体験しても気持ちいい。まさか柏原警部が犯人とは。
ハヤシライスのレシピが盗まれたものではなく父親が売っていたことにはなんだか少し悲しくなった。料理人としての意地やプライドがあったろうに。50万以上の価値があったろうに。
兄弟の絆と、自首をして真っ当に生きようとする誠実さに気持ちよく読み終わることが出来た。
行成がプロポーズに、初期の作戦である指輪を絡ましてくるところにはにやけてしまった。
兄弟3人いつまでも仲良くすごしてほしい。
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久しぶりに東野圭吾の小説を読みました!!この本は何者かに両親を惨殺された3兄妹は復讐を誓う。そして14年後、復習をするチャンスがやってきて、、、という少し重めの話です。この本はミステリーでもありながら兄妹の深い絆も描いています。あらすじを読んでみると互いのことだけを信じ、世間を敵視しながら生きると書かれていてあらすじだけでもう辛い。内容もしっかり読んでみると面白くて最後は感動ですね。ミステリーとしても楽しめるし兄妹の絆も素敵だし最高の1冊でした。
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二宮和也主演ドラマの原作、ということはずっと知っていた
ただドラマ自体は見たことはないし、ドラマになるくらいだから面白いんだろうなとは思いつつ今まで読んだことはなかった
読んだことがないこともドラマを見たことがないことも後悔するほど好きな作品だった
詐欺行為を働いている三兄妹は犯罪者ではあるものの、彼らなりのモラルを守っているような歪な部分がある
両親を殺した犯人に対しても「警察に捕まって欲しい」と思っており決して彼ら自身で犯人を殺したい、とは思っていないその妙な爽やかさが印象に残った
物語のラスト、行成と静奈のシーンで行成が言った「僕もあなたたちと絆で繋がれていたい」という言葉は
三兄妹の未来が消して暗くないことを表現していてすっきりとした読後感を感じられた
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ずっと積読されてた1冊。東野先生はいつも読みやすいです。後半に行くにしたがって、ページが減っていくのが残念に思うほど、引き込まれる作品。3兄妹の絆がほんと素敵。
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ミステリーではあるのに、こんなに感動する本に初めて出会った。ただ東野圭吾さんの作品が好きだからとかではなく、最高。600ページ以上ある少し長めの作品でありながら、次々に展開していき少しも飽きることなく読み進められた。色んな人の視点で読めるのも面白い。
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何年もずっと積んでいた名作。
いよいよ読んでみた。
洋食屋「有明」の三兄弟は、こっそり流星群を見に行きますが、家に帰ると両親が惨殺されていました。
大人になった3人は、詐欺を働いて力を合わせて生きていましたが、ターゲットにしたレストラン経営者の御曹司である戸神行成が、犯人の息子である可能性が浮上します。
頭の切れる冷静な司令塔の長男、功一。
役割を演じるのが抜群に上手い次男、泰輔。
美貌によりターゲットの理性を狂わす妹、シーこと静奈。
14年前の事件の日の夜、裏口から出ていく男と、レストラン「とがみてい」にいたオーナーの戸神成行の顔が一致していたのだ。
さらに、「とがみてい」でだしているハヤシライスの味が、かつて「アリアケ」で父が作っていた自慢のハヤシライスと全く同じだったのだ。
復讐のため、3人は戸神父子に近づき、真犯人である証拠を突き止めようとしたり、偽の証拠を戸神の家に仕込んだりして、警察の目を向けさせようとしますが、担当刑事である柏原がこれまた鋭い。
時効目前になって急に証拠が出てくるという不自然さにしっかり気づき、功一による仕掛けであることを見抜きます。
3人は紆余曲折ありながらも着々と作戦を遂行していきますが、唯一、犯人の息子の戸神行成と接しているシーは、彼の真っ直ぐで誠実な面に惹かれ、ターゲットの息子である彼になんと惚れてしまうのです。
真犯人が、戸神ではなく、刑事の柏原であることが衝撃でした。
彼も金に困っていて、息子の心臓手術のための費用を、有明幸道から奪うために、刺し殺してしまったのです。
彼は事件からずっと苦しんでいて、最後は功一の目の前で歩道橋から飛び降りて自殺してしまいました…
遺書を残していて、そこには真犯人は自分であること、偽の証拠は自分が全てやったこと(功一たちの罪を被るため)が記載されていた。
柏原の中には、息子を助けるために強盗殺人を犯す男と、強盗殺人により両親を失った子供達を憐れむ男という、二つの人格が同居していることによる苦しみは凄まじかったと思います。
真相はとても重苦しいものでしたが、シーには絶対に体を売らせない兄達や、無茶をする功一を2人で止めたりと、作中ずっと兄弟3人の絆がとても強くて、とても温かい気持ちになりました。
3人が3人ともお互いを家族として大切に思っていることが、素敵な兄弟のおかげで、復讐劇のはずなのに比較的明るく読みやすかったです。
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小さい頃に読んだ東野圭吾作品で唯一内容を思い出せなくて悶々としていたので15年振りくらいに再読。
文体は難解な言葉が使われておらずシンプル。それながら、序盤の伏線回収と終盤の怒涛でどんでん返し、そして結末。
すべてがきれいに整った作品です!
流星の絆
読了。兄弟3人の絆の深さに心を動かされた。結構なボリュームの作品だが、続きが気になるため、停滞することなく読めた。ラストスパートが切ない。3人とも幸せになってほしい。
久しぶりに東野圭吾の作品を読みましたが、やっぱりハズレはないなと思いました。次はどうなるのかハラハラしながらページをめくる手が止まらず結局1日で読みきってしまいました。
予想外の犯人と、温かい気持ちになる絆、とても満足です。
再読してまた涙
電子書籍化になって再読。発売当初に一度読んでいたのとドラマを見ていたので大体のあらすじと犯人が誰か分かっていたのですが、物語の終盤、犯人が判明してからのストーリー、再読してまた感動しました。こんな終わり方だったっけ?というような新鮮な気持ちで読み終えました。
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物語の流れから最後まで、全て通して、さすがですねとしか言いようがない。
これまで読んだ東野圭吾作品の中で、良い意味で1番、読んでる途中、イライラハラハラさせられた。
そして、魔女の救済といい透明な螺旋といい、東野作品はいつも題名が秀逸で、読み終えた後に深く納得できるところも気持ち良い。
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ドラマは見た、犯人も知ってる、なのに、覚えていない…と、本を読むことにした。
話がいい方に転びすぎて、冷静に考えるとえっ?なんだけど、まぁ面白かった。
戸神行成みたいな、でおめでたいまっすぐないいひとているかなぁ?
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結末が全く予想できず終始ドキドキさせられた。静奈がかわいい。犯人の動機が浅く感じてしまい少し残念だったけど、全体の伏線はしっかり回収されていたのですっきりした。ハヤシライスが食べたくなった。
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ドラマ化もされてたし(見てないけど)、なんか今さら読まなくていいか〜と思ってたけど久しぶりに東野圭吾が読みたくなって。
やはり面白い!途中までは、「やばいこれもまた今年のベストかも…!」と読み進めて、そのオチかよ〜となり、ラストはしっかり泣いた。
面白かったけど、やっぱり動悸とか(分からなくはないけど、結局は金欲しさでしかも200万って警察官ならどうにかなるやろと)、自首させずにシーだけ逃すとかは無理では?とかちょっとツッコミどころは残ったかなー
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ドラマは見たはずだけどストーリーがうろ覚えだったので読んでみた。だいぶドラマは原作変えていたんだなあ。ハヤシライス、レシピ、香水、傘、散りばめられた要素が独特で世界観が作り上げられていてのめり込んだ。ラストの終わり方が綺麗すぎる。そんなうまくいくか、自主したら警察は妹にもたどり着くのでは、とか思ったけどもそこは目を瞑り、評価されているのも納得の圧巻の作品だった。
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■サマリー
・両親を殺された兄と弟、妹の3人の物語
・詐欺を生業として生き抜いてきた
・真犯人は意外な人物
■所感
617ページに及ぶ長編小説ではある。分厚い。
しかし、さすが東野さんである。
スラスラと読みすすめられて、ページをめくる手が
まったくもって止まらない。
両親を殺された3人の子供たちが主人公。
冷戦沈着で頭が切れる兄の功一、二十面相のような
弟の泰輔、容姿端麗な妹の静奈。
幼い小学生時代に両親を殺され、人生が一気に暗転したのに3人は、詐欺を働き協力し生き抜いていく。
そこが小説だなーと思う反面、詐欺師なのにも関わらず判官贔屓で頑張れと応援したくなる。
ラストへ向かって一気に話は急展開していくとき、
その人が犯人かよと思わず叫びそうになる。
最後までハラハラが止まらなかったミステリーだった。
■学び
・真実は、想定の上を超えることがある。
・善人と悪人は紙一重。
・自分ならどうするか/どう思うのかを
念頭に置く。
・嘘(詐欺)はダメ。
・自分の心に正直に生きること。
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高校生の時に、東野圭吾さんにハマって、たくさん読んでたけれど、久しぶりに読み返してみました。やっぱり面白すぎた。続きが気になって、危うく夜更かしするところでした。東野圭吾さんはやっぱり天才でした。他の作品もまた読んでみようとなりました。
3兄妹の話ってことだけで、内容全然覚えてなかったから、犯人分かった時は衝撃的でした。あいつめ…!!事件も結構残酷で、そんな事件を目撃した兄たち辛すぎるとなった。続きが気になる展開で、長い小説だったけど、あっという間に読んでしまいました。
それにしても行成が良い奴すぎて最後泣けた。幸せになってくれ!!
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東野圭吾のヒューマンドラマが大好きで、この設定も刺さりました。ハラハラしながら読み進めました。
ただ、600ページという長さながら、真犯人の判明があっさりしているのと、何より最後が妹の勝ち逃げに見えて...。絆で繋がっているのなら、一緒に自首すべきでは...と...。
特に功一が賢く非常に格好よく見え、行成より魅力的に思えたので、ラストにもやもやしました。東野作品は悪は最終的に罰せられる傾向な気がしますが、今回は妹が逃げ切るのなら、兄二人も自首せずに生き直すのでよかったのではと思ってしまいました。お兄ちゃんたち可哀想...。
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久しぶりに東野圭吾さんの長編を読んだけど、やっぱりこの人の文才は惹かれるものがある。
半分を過ぎたあたりからページをめくる手が止まらない、、
え、え、え、ってなりながら読み進める快感と読み終わったあとの圧倒的余韻。戻ってきたーって感じる!
伏線回収も素晴らしい。
ただ犯人が自殺で終わったり告白文書だったりそこら辺が適当に感じてしまったのは期待が過剰すぎたんだろうか、、
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家族をテーマにここまで面白い内容にできるのか、とページをめくる手を止められなかった。
家族は三者三葉でありながら、父の葛藤には共通点があるなど、読み終わってから作品について考察する時間がいちばん長かったぐらい引きずってしまった笑
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悪女であるはずの(演じている)『しー』の心の変化、揺らぎ、葛藤、罪悪感、決断を通じて良心が表に出てきてしまうその過程が見処。
それと、行成の懐の大きさが感動のポイント。これがなければ『しー』は救われなかったという意味では最大のポイントとも言える。
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ドラマ未視聴で、ここで評判が良かったので読みました
中盤からグングン面白くなり、ラストは意外な展開で確かに面白かった
兄弟で詐欺をする所が、こんな事をしても幸せになれないのに…と読み進める手があまり進みませんでした
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分量は多いが読むだけの価値があり、続きを読みたくなる面白さ。兄弟愛が素敵。犯人の動きが解き明かされるシーンは、そうだったのか、!!と言わざるを得ない。よく作り込まれた推理小説です。
Posted by ブクログ
最後に大どんでん返しがあるという触れ込みで構えて読んだら、ああそういうことだったのねという結末。推理物としては甘い設定だけど、読みやすかったし、最後は明るい未来を感じた。
Posted by ブクログ
17年振りにドラマを視た流れで原作読んでみた。
ドラマを視たときは衝撃の結末だったけど、展開がわかってると、そうでもないなぁ。でも、ラストは洒落てる。
考えてみればドラマの配役は絶妙だったと思う。あの怪しさに見事にミスリードされる。
Posted by ブクログ
ネトフリでドラマ版を見てたら、こんなにコメディだったっけ!?と気になり、結局原作も読む(多分20年ぶりの再読)。セリフや展開も意外と原作に忠実だったが、クドカンフィルターを通すとこんなコメディに変わるんだとびっくりしちゃった。
やっぱり東野圭吾の文章自体は好きではないが、ドラマの3人の初々しい演技の声を脳内再生して読んだら、合っていてよかった。
Posted by ブクログ
犯人が徐々に暴かれていく所までは良かったが、結局は親身にしてくれた刑事が犯人という展開はあまり納得出来ない。警察関係者とはいえもう少し疑われてもおかしくないと思う。
せめてもう少し疑わしい描写があると読者としても納得できる?
やっと読み終わりました
早く読み終わりたくて、特にそう思ったと思います。ドラマ化した本で、ドラマはかなり前に見ていたので、記憶はあまりないのですが、ドラマと違うところは分かりませんでした。東野圭吾氏のドラマ化した本は、ドラマと違うところがあり、そこも楽しみのひとつだったのですが、今回は余りドラマの方が記憶になくて少しがっかりしました。又主人公たちか詐欺を働くので、今の時代にそぐわなく共感が持てない事も早く読み終わりたい一因だと思います。最後は自首するのですが、お金を返せば良いとも思いませんでした。
クレーム
ネタバレのレビューはbookliveの方で削除するべき。まさか本当に刑事が犯人でないことを期待して読み進んだが落胆した。なぜネタバレの内容を含んだレビューまで必要なのか全く理解できない。本当にがっかりした。