図書館の魔女 第三巻

SF・ファンタジー 2位

図書館の魔女 第三巻

770円 (税込)

3pt

深刻な麦の不作に苦しむアルデシュは、背後に接するニザマに嗾けられ、今まさに一ノ谷に戦端を開こうとしていた。高い塔のマツリカは、アルデシュの穀倉を回復する奇策を見出し、戦争を回避せんとする。しかし、彼女の誤算は、雄弁に言葉を紡ぐ自身の利き腕、左手を狙った敵の罠を見過ごしていたことにあった。

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図書館の魔女 のシリーズ作品

1~4巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~4件目 / 4件
  • 図書館の魔女 第一巻
    748円 (税込)
    鍛冶の里に生まれ育った少年キリヒトは、王宮の命により、史上最古の図書館に暮らす「高い塔の魔女(ソルシエール)」マツリカに仕えることになる。古今の書物を繙き、数多の言語を操って策を巡らせるがゆえ、「魔女」と恐れられる彼女は、自分の声を持たないうら若き少女だった。超弩級異世界ファンタジー全四巻、ここに始まる!
  • 図書館の魔女 第二巻
    858円 (税込)
    図書館のある一ノ谷は、海を挟んで接する大国ニザマの剥き出しの覇権意識により、重大な危機に晒されていた。マツリカ率いる図書館は、軍縮を提案するも、ニザマ側は一ノ谷政界を混乱させるべく、重鎮政治家に刺客を放つ。マツリカはその智慧と機転で暗殺計画を蹉跌に追い込むが、次の凶刃は自身に及ぶ!
  • 図書館の魔女 第三巻
    770円 (税込)
    深刻な麦の不作に苦しむアルデシュは、背後に接するニザマに嗾けられ、今まさに一ノ谷に戦端を開こうとしていた。高い塔のマツリカは、アルデシュの穀倉を回復する奇策を見出し、戦争を回避せんとする。しかし、彼女の誤算は、雄弁に言葉を紡ぐ自身の利き腕、左手を狙った敵の罠を見過ごしていたことにあった。
  • 図書館の魔女 第四巻
    1,210円 (税込)
    手を汚さずして海峡に覇権を及ぼす、ニザマの宦官宰相ミツクビの策謀に対し、マツリカは三国和睦会議の実現に動く。列座したのは、宦官宰相の専横に甘んじてきたニザマ帝、アルデシュ、一ノ谷の代表団。和議は成るのか。そして、マツリカの左手を縛めた傀儡師の行方は?超大作完結編。第45回メフィスト賞受賞作。

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図書館の魔女 第三巻 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    まさかまさかの展開ではあった。
    なにより、それによって起こされたマツリカの苦悩から示された彼女が如何に繊細かというのが如実に露見されたように思う。
    いつの間にか、マツリカとキリヒトの間には強い繋がりが生じていたことに胸がほっこりとした。ニザマ帝はやはり帝なんだなぁとも。経験値の差というと簡単な聞こえ

    0
    2025年08月09日

    Posted by ブクログ

     片手にこの小説、片手に辞書、それでもわからないときはインターネットで言葉を調べながら読んだ作品です。これまで読んできた中で読み終わるまでに一番時間がかかりましたが、それに見合う読書体験ができました。人生で一番読み応えがあって、感動し、満足させてもらいました。こんなに趣味が読書で良かったと思ったこと

    0
    2022年02月16日

    Posted by ブクログ

    マツリカが狙われ、まんまと●●●●を奪われてしまいます
    しかし、どんどんストーリーは大きく展開していき…

    面白いです
    おすすめします!

    0
    2020年03月19日

    Posted by ブクログ

    マツリカの片手を奪うほどの攻撃を仕掛ける相手も只者ではない強敵で、逆に緊張感が増して面白くなってきたと思う!

    0
    2019年08月18日

    Posted by ブクログ

    どんどん広がる物語に圧倒されながら読みました。
    序盤の様々な出来事は大いなる伏線だったと知り、一から構築した架空世界だけでなくストーリー展開にも緻密さを感じます。

    0
    2019年04月14日

    Posted by ブクログ

    『これはすべて、もとはといえば書物を読むということの価値が広く知れ渡ったからだというのに、結果はまったく矛盾したものとなる。

    書物が一介の消費財となる上に、複製すべき書物を選ぶのに人が人生を賭すほどの意味が無くなる。その帰結として起こることはもはや自明だ。この世に駄本が満ちあふれて流通することにな

    0
    2017年10月11日

    Posted by ブクログ

    一気に物語が加速。実は外交交渉ファンタジーだったとは。蘊蓄が盛りだくさんで、これまではリズムがつかみにくかったが、ここに来て、リーダビリティも逸品。
    マツリカは高い塔から動かない安楽椅子探偵タイプかと思っていたら、三国交渉に直に敵国ニザマまで赴く、なかなかのアクティブぶり。
    キリンの能力全開、真骨頂

    0
    2017年09月14日

    Posted by ブクログ

    キリヒトとマツリカの恋模様、いよいよ高まってまいりました。
    互いの手を握り合って寝ちゃうわ、海原デートだわ。ベタといえばベタ。けど、あらすじが武骨だから、いいアクセントになっている。
    あと、マツリカのキャラクターとか、キリヒトとの関係性とか、『図南の翼』の珠晶と供麒っぽくなってきた。キリヒトの方が遥

    0
    2025年11月07日

    Posted by ブクログ

    言葉を大事にして読みたい本。世界観にどんどん引き込まれて、どんどん読み進められる。でも、意味の取りにくいところや複雑な事情の語りは何となくで読み飛ばしても、それなりにきちんと理解できるところが不思議である。

    0
    2025年05月15日

    Posted by ブクログ

    長く展開される知的会話がクセになって、いよいよ楽しい、海を渡る冒険つきの3巻。

    技術のこと、農政、もちろん言語学、地理、政治力学… 刺激的な本だと改めて思います。
    出番の増えていく衛兵たちもキャラクターがたっていて、キャラ同士の会話のテンポも○です。

    0
    2024年09月27日

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