記憶の対位法

記憶の対位法

小説・文芸
2,400円 (税込)

12pt

二〇一七年、フランス中部に位置する都市リモージュの新聞社に勤める事件記者ジャンゴ・レノールトは、亡き祖父マルセルの遺品整理のため、彼が晩年を暮らした寒村を訪れる。戦後、対独協力者として断罪された祖父は、一族から距離を置いてこの地に隠れ住んでいた。生前会うことがなかった祖父が遺したのは古書の山と、二十あまりの黒檀の小箱──そこに隠された意味とは何か? ジャンゴは西洋古典学を研究する大学院生ゾエ・ブノワの協力のもと、祖父が希求した真実を求め歴史の迷宮へと足を踏み入れる。〈図書館の魔女〉シリーズの俊英が満を持して贈る、知的探究の喜びに満ちた長編ミステリ。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内ミステリー
  • 出版社
    :
    東京創元社
  • タイトル
    :
    記憶の対位法
  • タイトルID
    :
    1824978
  • ページ数
    :
    436ページ
  • 電子版発売日
    :
    2025年04月30日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    6MB

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記憶の対位法 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    すごく難しい本でした。
    最初は 主人公ジャンゴのお祖父さんが第二次世界大戦後 ドイツへの協力者コラボと呼ばれて排斥されます。教師でした。
    この排斥がひどい!
    フランス革命の時の住民の怒りのようなものです。

    お祖父さんは 家族と離れて 逼塞します。
    そこで年下のヤスミナと結婚し ジャンゴの父が産まれる。
    ある日 兄から電話があって お祖父さんが亡くなり 遺品を預かってるから 持っていってくれ。

    その遺品の中に黒檀の小箱が何個もある。
    ラテン語や音楽にも強いゾエという女の子が
    興味を持って見てくれ 箱の内側から ラテン語で書かれた古い時代の聖歌の楽譜をみつける。

    記憶の対位法がテーマ
    それは ジャンゴの友だちのイスラム教の子が
    いきなり警察に引っ張られたり
    アルザスロレーヌ地方出身だった祖父が コラボだと言われたり
    そのあと出てくる 昔 キリストの13人目の弟子がいた。
    なんて話しが現れたりする。

    対位法って音楽用語らしい
    昔のグレゴリア聖歌より古いのか?
    対位法の音楽は ドーモを震わせ 人の心も打った。

    この話しは記憶の対位法がテーマ
    難しいな!やっぱり!

    0
    2025年07月29日

    Posted by ブクログ

    話題の中心が飛び飛びになるのに、わかりやすく良かった。ラストも結局人を貶めるのも人だし、人を救うのも人なんだよなあ、とじんとくる。
    作者の頭の中をのぞいてみたいくらいの知識量。
    もちろん調べて書いたのだろうけれど、本当にすごい。
    時間と気持ちに余裕のある時、じっくりとむかいあいたい本だった。

    0
    2025年07月19日

    Posted by ブクログ

    祖父が残した黒檀の小箱から出てきた紙片。そこから物語は歴史、差別、音楽、宗教、様々な方向へと広がっていく。
    正直わからない部分も多かった。しかしわからなかったが故に、考え感じる部分も多くあった。別々のエピソードに見えていたものが繋がり、タイトルの意味へと集約されていく。美しい物語。

    0
    2025年05月31日

    Posted by ブクログ

    「言葉」の乱射がエグい

    いやー面白かったねー
    そしてこれを面白いと思える自分なかなかのもんやでとひとり悦に入れる系ですな

    「言葉」と「歴史」
    「言葉」と「音楽」
    「言葉」と「差別」
    「言葉」と「テロ」
    「言葉」と「ジャーナリズム」

    「言葉」を中心に多彩なテーマを描いています

    強く思うのは、高田大介さんてめちゃくちゃ頭いいんだろうなーってこと
    もうがんがん難しいこと言ってくるんよ
    もう物語全編にわたってほぼ討論ですw
    しかも半分くらいはちんぷんかんぷんです

    超絶頭いい人がめちゃくちゃ分かりやすく教えてくれてるんだけど、いやそれはあなたのレベルで言う「分かりやすい」で、わいらからしたら十分難しいんですが?って経験誰でもあると思うんよね
    学術的なことに限らずそれこそスポーツとか仕事の業務とかさ
    「ね?こうやると簡単でしょ?」みたいな
    心の中で「いや簡単じゃねーよ!(ハリセンボン春菜)」っていうあれ

    でも、なんかそれが面白いんよ
    分かんないこと面白いんよ
    分かんないことが楽しいんよな〜
    ふっしぎ〜

    ただのドMやん!( ゚д゚ )クワッ!!

    0
    2025年05月29日

    Posted by ブクログ

    事件記者のジャンゴ・レノートルは祖父の残した遺品整理に戸惑っていた。祖父は戦後、対独協力者だと思われて寒村に引きこもっていた。ジャンゴは祖父に会ったことはない。生まれる前に、既に亡くなっていたから。高校の歴史の教師をしていたとの話を聞いているぐらいだった。祖父の遺品に黒檀の小箱が何十と出てきた。その中には布が入っていた。そして本の山と。

    0
    2026年03月30日

    Posted by ブクログ

    フランスの戦争と音楽の歴史と人種問題が書かれていて途中難しい所もあったけど、読みごたえは抜群。
    そして、ジャンゴの悲しみに対するラストのゾエの言葉にうるっときた。


    0
    2025年12月09日

    Posted by ブクログ

    フランスのリモージュが舞台。フランス語がたくさん出てくる。日本語の意味がわかるように、ルビの形になっているのだけれど、慣れない語彙に戸惑う。さらに扱っているテーマも、タイトルから察せられるように音楽史なのだが、それだけでなくフランスの現代史や移民、差別の問題など、重たい内容が盛りだくさん。こう書くととっつきにくいイメージがあるが、物語としては面白いし、それぞれのキャラクターも良い。解決していない問題も会ってモヤモヤしているので、続編を期待したい。

    0
    2025年10月07日

    Posted by ブクログ

    何か無知でごめんなさいと言いたくなる蘊蓄のかたまり。
    特に人が死んだりとか犯人がいたりとかラスボスがいたりとかは無い。楽譜とか宗教とか差別のお話。
    これミステリなのか?

    0
    2025年06月04日

    Posted by ブクログ

    SL 2025.5.3-2025.5.7
    さすが高田大介というしかないほどの語彙量。フランスの移民問題、差別、ジャーナリズム、宗教、言語学、歴史、音楽理論。全てを理解するのは到底無理だけど、ジャンゴやゾエ、リュシアンたちの謎を解き明かすというより理解しようとさんざんこねくり回し考える姿勢が心を打つ。

    0
    2025年05月07日

    Posted by ブクログ

    意図されていたかはともかく(していたとは思う)現下の世界情勢のなかで読むことに意味のある小説だ、という気がしたな。
    フィクションの物語としても楽しめたけれども。

    0
    2026年05月23日

記憶の対位法 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内ミステリー
  • 出版社
    :
    東京創元社
  • タイトル
    :
    記憶の対位法
  • タイトルID
    :
    1824978
  • ページ数
    :
    436ページ
  • 電子版発売日
    :
    2025年04月30日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    6MB

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