鍛冶の里に生まれ育った少年キリヒトは、王宮の命により、史上最古の図書館に暮らす「高い塔の魔女(ソルシエール)」マツリカに仕えることになる。古今の書物を繙き、数多の言語を操って策を巡らせるがゆえ、「魔女」と恐れられる彼女は、自分の声を持たないうら若き少女だった。超弩級異世界ファンタジー全四巻、ここに始まる!
Posted by ブクログ 2022年02月16日
片手にこの小説、片手に辞書、それでもわからないときはインターネットで言葉を調べながら読んだ作品です。これまで読んできた中で読み終わるまでに一番時間がかかりましたが、それに見合う読書体験ができました。人生で一番読み応えがあって、感動し、満足させてもらいました。こんなに趣味が読書で良かったと思ったこと...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年06月14日
気持ちが波に乗るのに時間はかかる本かもしれない。でも、中盤から面白くなってくる!今は色々な登場人物の目論みやマツリカの作戦の伏線が張り巡らされている、そんな段階だということはやんわりと掴めるけれど、一体それが何かはわからない.... これはまだ第一巻で四巻まで続くとは... そこまでこの緊張感はワク...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年03月19日
既に内容については皆様が書かれているので、これから読む方への注意点を。
設定が長い…とにかく細かい。
しかし、それを読んだものには楽しい物語が待っている。
そう、第1巻は設定解説編です。
飽きた?…耐えてください。
つまらない?…物語は2巻からです。
言い回しが…慣れます。慣れて!
この1巻さ...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年09月26日
『「言葉はそれ自体で丸ごと一つの言葉だ」と思っていたのだ。ところが字を学んで、字で言葉を書いてみるとすぐ判ることだが、言葉は音の組み合わせで出来ていて、それぞれ何も意味のない音をいくつか然るべく並べてやると、その音の組み合わせに何処からともなく意味が与えられており、いつの間にか言葉に成っているのだ。...続きを読む
匿名 2023年02月13日
世界観や設定から、とてつもない熱量を感じる作品。
とにかく濃厚でハードなハイファンタジーです。
キャラも非常に魅力的で、会話の内容も興味深くて楽しい。
一巻は起承転結の「起」なので、分厚い設定に浸っていただきたい。
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