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父が急死した夏、母は幼い私を連れて知らない町をあてもなく歩いた。やがて大きなポプラの木のあるアパートを見つけ、引っ越すことにした。こわそうな大家のおばあさんと少しずつ親しくなると、おばあさんは私に不思議な秘密を話してくれた──。大人になった私の胸に、約束を守ってくれたおばあさんや隣人たちとの歳月が鮮やかに蘇る。『夏の庭』の著者による、あたたかな再生の物語。
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Posted by ブクログ
大好きだった父を突然亡くした8歳の少女。母に連れられ、小さなアパートへと引っ越すと、そこで出会ったのは不思議な大家のおばあさんだった。悲しみと不安で心を閉ざしてしまった少女に対し、おばあさんはとっておきの秘密を打ち明ける。おばあさんは天国に手紙を届けることができるというのだった… * 小さなアパート...続きを読む、父のいない暮らし、不安や悲しみを抱えながら過ごす毎日。 全てが自分に起きているかのようで、幼い頃に感じた心細さ、好奇心、温かさが蘇る。いい意味で昔に引きずられる1冊。
夏の庭に続き読んでみました。 今回も大泣きしながら読みました。 懸命に、いろいろなことを胸に抱えながら、転びながら歩んでいく想い。 亡くした人に対する想い。 わかりにくい心遣いも含めて、人の営みがぐさぐさ…児童書コーナーにあったんです。何故なのでしょう。人生経験積んだ大人にも、たくさん読んでほしい...続きを読むです。 次は「春のオルガン」を読みたいと思います。
本当に優しくて、せつなくて、人が恋しくなる本だと思う。私もおばあさんのようになりたいなぁ。 また来年ので秋に再読したい。 『夏の庭』も大好きだけど、こちらも好き。 何だろう。この、悲しいような、せつないような、でもあったかくて、清々しい読後感。
はあ、ってため息の出るお話 疲れるとか、つまらないとかでは全くなくて ただただ切なくて、美しくて、優しい 愛は、暖かくて幸せで冷たくて苦しい
父親を亡くした少女。母と二人、ポプラの木があるアパートに移り住む。 そこで繰り広げられる大家のおばあちゃん、隣人との心暖まる交流を描いた話。 戸惑いや悩みを抱えながらも人を大切に思う気持ち、何かを守る気持ちが少女に芽生えていく、そんな場面をポプラの木が揺れる風や光、空気感を感じながら読めた。 隣人...続きを読むとの関わりや、オサム君との遊び、おかあさんへの思い、おばあちゃんへの思いなど日々の思いをお父さんへ綴る手紙には涙腺が緩む。 ずっと少女目線で読んでいくが、最後のお母さんからの手紙でお母さんの娘への思い、お父さんへの思い、これまで生きてきた葛藤、苦難の時間を感じ、お母さん目線になる。 人は人を許し、受け入れながら前を向いて生きていく大切さを感じた。 読んでいて穏やかな時間が過ごせる本です。
季節を感じさせる物語。少女の心の傷が癒やされ、成長していく。あたたかい気持ちになりました。また秋になったら読みます。
夏の庭に続く第2作目。 自分のオススメ欄に出できて鵜呑みにして読んだ、 サラッと読めた最後の方が衝撃だった この事実を持って再読すればなにか違う事が分かる
十代の頃は、「私」とおばあさんの関係ばかりが気になった。 今は母親の置かれた状況と決心に震える。 何十年後には、おばあさんのように生きるにはどうしたらいいかと考えるかもしれない。 こういうのが、世代を超えて読むことのできる本というのじゃないか。私の人生を支える存在と呼べるのじゃないか。
再読。 よかった。 生と死。子どもと老人。 亡くなった人へ届けられる手紙。 生きている人の再生。 千秋がポプラ荘の大家のおばあちゃんによって、生きる力を得て行く。そしておばあちゃんの死によって、再びそのことに気づく。
もうじき7歳の私は父を亡くし、母と小さなアパートに移る。そこには近寄り難い大家のおばあさんがいた。おばあさんは死ぬ時に預かっている手紙を死の国へと旅立った人に届けるという。私は父に手紙を書くことにした。 大人になった私が、当時のことを回想する形で書かれているため、アパートでの生活やおばあさんとのや...続きを読むり取りも、幼い心で感じたことと、その奥にあったできごとが並列して描かれています。とっつきにくく感じたおばあさんと心を通じあわせたこと、夫を亡くした母の心、母親の再婚に心を揺らす少年。みんなそれぞれに自分の道を行き、私とすれ違っていく。そして亡き父に手紙を書くことで、喪失から再生される私の心。おばあさんがそれを導いてくれたこと、母がそれを見つめていたこと。最後おばあさんの死によって新たに再生される心。静かに力強く迫ってきます。
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