作品一覧

  • 特定しないでください
    3.5
    1巻759円 (税込)
    彼女の身に、いったい何が起こったのか――。 無名の新人作家である“私”のもとに舞い込んだ、とあるアイドルの行方調査依頼。どうやら、そのアイドルが所属していたのは『メンバーの中に人殺しがいる』という噂が流れ、現在はメンバー全員が失踪してしまっている曰く付きのグループらしい。 編集者からの催促を受け、次回作の企画に悩んでいた“私”は、半信半疑のまま彼女の行方を追ってみることにしたのだが……。 彼女の身に、いったい何が起こったのか。観客の証言、メンバーの裏アカウント、インタビュー音源などの断片から真相を浮き彫りにしていく、著者渾身のヒトコワ×ミステリー。
  • 嘘つきは同じ顔をしている【電子版特典付き】
    3.6
    1巻1,870円 (税込)
    さまざまな思惑が絡み合う《事故物件》マンション。そこに隠された驚きの真実とは……!?  弱小出版社の若手編集者・山城龍彦は、社長命令で、事故物件だと言われているマンションに住むことになった。そこで起きている怪奇現象の検証や取材をして本にまとめろというのだ。 優秀過ぎる学生バイト・小野寺はるかの援軍も得て聞き込みをし、このマンションがお化け屋敷と呼ばれている証言を得るが……。 / マンションに住む武藤大樹の小三の息子が行方不明になってしまった。そんな状況で妻は、「きっと悪魔に攫われた」と言い出す。霊感があるという妻の突拍子もない発言は初めてではなかった。 / 売れない役者兼ホストからスカウトされ、深夜番組で霊能力者を演じて人気を博していく葛木竜泉。もちろんニセ霊能力者なのだが、番組の企画で心霊マンションでロケをすることになり……。 / オカルトYouTuber・サーナこと冴木早菜。マンションを仕事場にしてさっそく怪奇現象が起こり、ネタになるとほくそ笑むのだが――。 *web小説サイト「カクヨム」で先行掲載開始! *電子書籍版特典として、書き下ろし番外編ショートストーリー「二人は仲良し」を収録。
  • 夜道を歩く時、彼女が隣にいる気がしてならない【電子版特典付き】
    3.6
    1巻1,705円 (税込)
    オカルト雑誌編集部で働く大学生ライター×異界へ行くことを夢見る「赤い女」 ラストが深く沁みる、新時代の青春恋愛ホラー 零細出版社でアルバイトをしている大学生の米田は、雑務やHPの更新の他に実話怪談の記事の執筆を担当している「怪談ライター」だ。 ある日米田は取材の最中に、乃亜という不思議な、赤い服を着た女性と出会う。 彼女はオカルトマニアで実際に怪談の現場に多数足を運び、科学的に証明できるのかどうかや、再現性がある事象なのかどうかを確かめているのだった。 そして乃亜は怪談の中でも特に「神隠し」について執着しており、自らもいつか異界へと行くことを夢見ていた。 初めはかかわり合いになりたくないと感じていた米田だったが、深夜のオカルトスポット巡りなどのまっとうではないデートを通じて、否応なく距離を縮めていく。 だが彼女には、怪異にまつわる切ない過去があった――。 そして夏休み、米田と乃亜は、奇妙な祭りの風習があるという話を聞いて、後輩の実家がある山奥の土地に赴いたのだが……。 == 僕の彼女は、怪談になった――。 大切な人に会いたくなる、切なくみずみずしい青春恋愛ホラー == ※Web小説サイト「カクヨム」投稿作に大きく加筆修正をし書籍化。 装画=春 (『ノーコピーライトガール』) *電子書籍版特典として、書き下ろし番外編ショートストーリー「米田さんへ」を収録。

ユーザーレビュー

  • 特定しないでください

    Posted by ブクログ

    和田正雪作家の作品はあと一つ読めてないだけ。
    推し活とかしてないけどこの作家はワタシの推しのひとりだなぁと改めて思うくらいまじで面白かった!!
    書き方が好きなんだと思う。
    ほかの2つの作品もめっちゃプロット組まれてるのわかる感じだし。
    ホラー小説ってプロットないとたぶんダメだと思うし、いやでも和田正雪作家にはプロットなしでホラー書いてほしい気持ちもあるなーまぁこれ(プロットの件)はワタシの想像なんやけどあくまでも。
    そしてこの『特定しないでください』は話題になっていいし、売れてほしい。
    純文学読めなくなっちゃってて、軽く読める本とか思ってるけどそうじゃなくてジャンルじゃなくて好きか嫌いかどっち

    0
    2025年11月23日
  • 嘘つきは同じ顔をしている【電子版特典付き】

    Posted by ブクログ

    タイトルから全然分からないけど、ホラーミステリーでとてもとても面白く読めた。
    和田正雪作家、前作も良かったけど今回の謎と怪異が絡み合って解けていく感じと最後のホッコリ感もとても好き。
    時系列が少し複雑でそこがクリアになったとき人間関係とか全部説明されてなるほど〜ってなるのも、ミステリ小説らしくて良かった。ドラマになってもいいかもしれない。
    いちばん好きなキャラクターは小野寺悠。無表情の謎掛け女、いいキャラクターです。

    0
    2025年06月05日
  • 嘘つきは同じ顔をしている【電子版特典付き】

    Posted by ブクログ

    複数の話が別々に語られ、それぞれに幽霊や河童伝説や霊能者などの逸話が並ぶが、いつの間にか読者は作者の思うがままの道を進めさせられている。
    たしかに嘘つきは同じ顔をしていると納得出来てしまった。
    軽く読める少しオカルトの本だった。

    0
    2025年10月30日
  • 夜道を歩く時、彼女が隣にいる気がしてならない【電子版特典付き】

    Posted by ブクログ

    テレ東の「あの本、読みました?」で背筋さんが勧めた本なので、手に取ってみました。番組でも青春っぽいホラーですと(確か)紹介。その通りの本です。主人公は都内の大学で必修の語学を落としたため留年確定している4年生の米田学。オカルトとやくざの雑誌を発行している零細出版社でバイトをしていて、取材して原稿を書いたりHP更新したりと社員のように働いている。取材で出会った後輩の山城龍彦と、先輩の佐倉乃亜。佐倉は異界に興味があると言い、なんだか取材にもついてくるし、自分から怪談スポットに誘ったりする。その中で二人は仲良くなっていくのだが(ホラーでありながらここは青春で恋愛)、佐倉の異界好きにはやや深いわけがあ

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    2025年03月12日
  • 夜道を歩く時、彼女が隣にいる気がしてならない【電子版特典付き】

    Posted by ブクログ

    「ラストが深く沁みる、新時代の青春恋愛ホラー」か、確かにね‼️深く沁みました。ホラーなの、恋愛小説なのって感じ、新時代小説です。

    0
    2024年08月21日

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