みかづき

みかづき

968円 (税込)

4pt

「私、学校教育が太陽だとしたら、塾は月のような存在になると思うんです」 昭和36年。人生を教えることに捧げた、塾教師たちの物語が始まる。胸を打つ確かな感動。著者渾身の大長編。小学校用務員の大島吾郎は、勉強を教えていた児童の母親、赤坂千明に誘われ、ともに学習塾を立ち上げる。女手ひとつで娘を育てる千明と結婚し、家族になった吾郎。ベビーブームと経済成長を背景に、塾も順調に成長してゆくが、予期せぬ波瀾がふたりを襲い――。 阿川佐和子氏「唸る。目を閉じる。そういえば、あの時代の日本人は、本当に一途だった」 北上次郎氏「圧倒された。この小説にはすべてがある」(「青春と読書」2016年9月号より) 中江有里氏「月の光に浮かび上がる理想と現実。真の教育を巡る人間模様に魅せられた」 驚嘆&絶賛の声、続々! 昭和~平成の塾業界を舞台に、三世代にわたって奮闘を続ける家族の感動巨編。

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  • ドラマ化

    「みかづき」

    2019年1月16日~ NHK総合
    出演:高橋一生、永作博美、工藤阿須加

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みかづき のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    昭和36年の塾など影も形もない時代から始まった「教育」をテーマにした学習塾の物語。
    「大島吾郎」と赤坂家(祖母・母・娘)の3人の女性から始まり、2000年代後半の孫(一郎)の代まで続く600ページを超えた長編にもかかわらず、読む手が止まりませんでした。
    学校を「太陽」だとすると学習塾は「みかづき」の

    0
    2025年10月21日

    Posted by ブクログ

    手に取ったときは「分厚いなー終わるかな」と思っていましたが、気づいたら6日くらいで読み終わっていました

    0
    2025年08月10日

    Posted by ブクログ


    教育問題が塾という視点で語られ、3世代にわたる長い期間の移ろいがみえる物語で、とても面白かったです。その時その時の時代背景によって子どもを取り巻く教育のあり方が大きく変わって来たことを認識させられました。
    当たり前のように学校に通い、塾にも通わせてもらったことに感謝しなければと思いました。
    格差の

    0
    2025年06月08日

    Posted by ブクログ

     昭和30年代、戦後の日本の教育制度が著しく変化した時代に学習塾を始める大島吾郎と千明夫妻。
     学歴社会、ゆとり教育と教育指針が移りゆく中で教育者として経営者として波乱万丈な道を歩んでいく。
     そんな大島夫婦の娘たちやその子どもたちも含めた壮大な家族ドラマのようだった。
     最終章で孫の一郎が、かつて

    0
    2025年05月01日

    Posted by ブクログ

    中高生のときに、とても好きで読んでいた森絵都さん。
    きっと面白いだろうと期待して手に取ったが、想像以上に面白かった。最後の吾郎のスピーチには胸がいっぱいになって泣いた。

    戦後から現代に至るまでの国の教育方針や、学校vs塾の構図がどのように移り変わってきたのか等、勉強になることも多かった。

    何より

    0
    2025年03月31日

    Posted by ブクログ

    面白かった。超大作ではあるけれど、1つの物語ではあるのだけれど、主人公が移り変わっていく、オムニバス形式なのが私には新鮮で良かった。導入の吾郎の魅力に惹きつけられ、千明と共同で頑張っていくところに野心を見て、でも2人に諍いが生まれていくにつれて、読むのが辛いというか、読み込みにくくなり…。でも千明単

    0
    2025年01月27日

    Posted by ブクログ

    森絵都さんだから間違いないはず!と読み始めましたが、やはり最高でした。
    戦後に塾を創業した夫婦とその家族の物語。
    言葉ひとつひとつも、時代背景も、人物の描写もすべてしっかりしてて安定感がある印象。
    600頁もある長編大河小説で、山あり谷あり…途中長く感じたけど、全部あってのラストだな〜と納得の構成も

    0
    2024年10月13日

    Posted by ブクログ

    なんなのだ。まるで大河ドラマのよう。
    読み応えってこういうものか、久々に思った小説。親子3世代を語る話、ずっと読み続けたかったくらい。
    感情移入しすぎて、最後の一朗の章ではずっと目が潤んで、電車の中で読むの辛かったです。
    いいな小説って。ありがとうございました。

    0
    2024年10月10日

    Posted by ブクログ

    戦後から平成の間、大島家三代が塾経営として、世間や文部省との間で奮闘する壮大な話。

    学校教育に関してはよく問題が起こりニュースに取り上げられるため、少しは知識があったものの、塾経営側は知らずこちらも時代に沿って様々な問題が起こっていたことが分かる。

    塾経営だけでなく、大島家内で起こる騒動もたくさ

    0
    2024年10月06日

    Posted by ブクログ

    面白かった。引きつけられるように読んだ
    塾の話しでこんなに面白く出来るとは凄いね
    本屋大賞の結果を見て読んだ
    カラフルも面白かったけど、より面白い!

    0
    2024年08月25日

みかづき の詳細情報

  • ドラマ化

    「みかづき」

    2019年1月16日~ NHK総合
    出演:高橋一生、永作博美、工藤阿須加

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