永遠の出口

永遠の出口

555円 (税込)

2pt

「私は、〈永遠〉という響きにめっぽう弱い子供だった。」誕生日会をめぐる小さな事件。黒魔女のように恐ろしい担任との闘い。ぐれかかった中学時代。バイト料で買った苺のケーキ。こてんぱんにくだけちった高校での初恋……。どこにでもいる普通の少女、紀子。小学三年から高校三年までの九年間を、七十年代、八十年代のエッセンスをちりばめて描いたベストセラー。第一回本屋大賞第四位作品。

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永遠の出口 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    「地球は50億年後には滅びるなら、永遠など存在しない」と、紀子が知って絶望する…という最後の章が、ブッ刺さりました。自分もいつか地球が滅びるという事実にショックを受け、なら何のために自分は生きているのか、と真剣に悩んだ時期があったからです。小学校〜高校の出来事や感情を一人称で描いたそれ以外の章でも、

    0
    2025年07月19日

    Posted by ブクログ

    子ども時代の友人関係、恋、別れ、家族へのもやもや、進路
    わかるなあってところもあるし、こういう時代は大変そうだけど廃れた生活の中で一瞬光るつながり、みたいなのに少し憧れる
    限りあるものは怖い、でもだからこそ大切にしようと思える。そんなまっすぐな気持ちを持った大人になりたい
    保田くんとの最後、良かった

    0
    2023年11月20日

    Posted by ブクログ

    『あの青々とした時代をともにくぐりぬけたみんなが、元気で、燃料を残して、たとえ尽きてもどこかで補充して、つまづいても笑っていますようにー。』

    このエピローグのセリフにじーんとしてしまった。
    なんかもうどうしようもなく自意識過剰で、エネルギーを持て余して、周りが見えてなくて、そういう時期をぶつかり合

    0
    2023年06月29日

    Posted by ブクログ

    とある女の子の小学校から高校卒業までの人生を一気に駆け抜ける作品。主人公の女の子が中々に吹っ飛んだ行動をしてくれるので、それを見ているだけで面白かった。過去を全く振り返らずに、どんどんと違う世界に飛び込んでいくところは、本当に中高生らしいなぁと。

    0
    2023年06月27日

    Posted by ブクログ

    めちゃくちゃ面白い
    中3の時に一回、高2の時に一回、そんでもっかい今日読んだ
    中高生の頃に読んで、刹那を大切にしようと誓ったものの、今大学生になって読んでもやはり過去が恋しい
    いつでも今の大切さに気づくことは難しい

    綴られる言葉が自分自身の学生生活を本当に瑞々しく思い出させてくれる、森絵都さんの本

    0
    2023年02月22日

    Posted by ブクログ

    友達と昔話をしているような、それも大雑把なものではなく詳しい内容を思い出して喜んでいる時のような気分になれる作品だった。
    成長過程を見ていて、それぞれの描写が本当に年代に合っている感じがする。
    リアルでむず痒くて、なんでそんなことするんだ!というのが同じ年代だった時の自分にも返ってくる感じが面白かっ

    0
    2025年08月21日

    Posted by ブクログ

    子どもから大人に向かう過程の、"愚かしいような、いじらしいような、ばかばかしくて目も当てられないような、それでいて真剣な"日々や感情が尊くて、あっという間に読み終わっちゃった!

    0
    2025年06月01日

    Posted by ブクログ

    第9章とエピローグがとても好きだな…。

    「永遠」という存在は自分にとっても、そうありたいと考えてしまうものである。例えば、富士山や星、宇宙などどこか特別感があるからである。また、無くなることは恐ろしいことだとも思ってしまうからだろう。
    しかし恋をしている時であったり、趣味に没頭しているときであった

    0
    2025年03月05日

    Posted by ブクログ

    とある女の子の小学生から高校生までのお話

    以下、公式のあらすじ
    ---------------------
    「私は、“永遠”という響きにめっぽう弱い子供だった。」誕生日会をめぐる小さな事件。黒魔女のように恐ろしい担任との闘い。ぐれかかった中学時代。バイト料で買った苺のケーキ。こてんぱんにくだけちっ

    0
    2025年01月16日

    Posted by ブクログ

    中学受験を終えて、国語の試験問題の出典として良く取り上げられていたこの本を読んだことを思い出した。当時、「ラ・ルーシュ」のようなバイト先で働くことに憧れていた気もする。

    0
    2024年08月31日

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