あらすじ
熱帯夜に起きた凍死事件。
蠢くテロリストの影。
九月の熱帯夜、小鳥遊優と鴻ノ池舞が当直を務める救急外来に搬送されてきた身元不明の男性。その死因は「凍死」だった。
摩訶不思議な状況を前に司法解剖の必要性を説く医師達だったが、刑事の反応は芳しくなく……。
捜査機関の協力が得られない中、天久鷹央は独力で遺体の正体に迫るが、それは日本全土を揺るがす大事件の序章に過ぎなかった。
シリーズ最大規模の凶悪犯罪の真相は!
感情タグBEST3
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熱帯夜に凍死した男性。
その謎を解き明かそうと調査していた鷹央たち統括診断部は、やがて連続爆破テロの真相に迫っていくー。
今回もハラハラドキドキしながら読みました!小鳥遊先生も舞ちゃんも大活躍!次も楽しみです!
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謎の「アイスマン」が真夏の公園から飛び出してきて、目の前で死んだ。そんな謎から始まった今作品だが、真相が明らかになると、今までの作品と違って自分でも知っている知識が、トリックに使われていたので、他作品以上にスッキリと読み終えられた。最後も天久鷹央の医者としての矜持見られ、胸が熱くなるものがあった。
追記
最後の件での舞の言葉がすごく胸が熱くなった。「鷹央先生にはベストな環境で挑んでほしい。だから、行くのは私ではなく、相棒の小鳥先生です」のような内容だったかな? お互いを知り尽くしたうえで話してる絆の強さが感じられた。こういうのすごく好き!
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本作も面白く気が付けば読み終わっていました。
推理の点では、私でも察しがつきました。本書で触れられているある分野に素養が少なからずあったためでしょうか。。
続々と本シリーズも新作が出ているようですので、まだまだ楽しみたいと思いました。
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真夏に凍死という不思議な死因からまさかテロリストにつながるとは…。カルトに侵されテロに走るのは愚かだし哀しい。警察は警察でもまさか公安が出てくるとは。どんどん規模が大きくなってておもしろかったです。そして鷹央先生が首謀と対峙したときの覚悟がかっこよくて痺れました。医者としての矜持をきちんと持っている。
鷹央先生と小鳥遊先生の距離がなんかいい感じに近づいてきててオッ!てなりました。あと成瀬と鴻ノ池の可能性、ありませんか?(カプとして…)
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天久先生シリーズの長編
今回は、小鳥先生と舞ちゃんが当直の夜、
救急車で搬送された患者の
異常な状態から始まります。
心肺停止で蘇生を試みますが
真夏なのに凍死しかけている…
患者は亡くなりますが、
事件性がないと警察に判断され、
司法解剖はされず。
いつもなら成瀬刑事が来るはずが、
他の事件で忙しいので代わりの刑事の判断
ここから伏線だったのですね
今回は、死亡原因を解いて終わりではなく
その背後の犯罪組織との対決まであり、
ドキドキ感もあって面白かった
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天久鷹央シリーズ第16弾。9月の熱帯夜に小鳥が当直を務める救急外来に身元不明の男性が運び込まれた。死因は凍死。司法解剖したいという主張が通らず、遺族の同意で行う病理解剖もできず火葬されてしまった。その後、第二のアイスマン事件が起こり鷹央が真相に迫って行った。スラリー爆薬に使われる溶剤はエチレングリコール。解毒剤はアルコール。硝酸アンモニウムは吸熱反応を起こす。勉強になった。それにしてもテロを起こすために息子を洗脳するとは。なんて親だ。今回から公安の刑事服部が登場。鷹央が恩を売ったから次回以降でてくるかな。
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相変わらず、このシリーズは面白い!
熱帯夜なのに凍死?!の謎解きは天晴でした。
薬の知識に加え爆薬の知識が無ければ絶対思いつかない推理の展開でした。最後のどんでん返しもなかなか良かったです。
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真夏の救急外来に搬送された一人の男性。その死因は、あり得ないはずの「凍死」だった――。奇妙な事件の裏には日本全土を揺るがす脅威が潜んでおり、天才診断医・天久鷹央が仲間たちとともにその真相へと迫っていく。
毎回ながら不可解な導入から一気に物語に引き込まれた。今回はスケールも大きく、展開のスリルと緊張感にページをめくる手が止まらない。謎が次々と繋がっていく爽快感と、シリーズならではのキャラクターたちの掛け合いや関係性の変化が絶妙で、読んでいて心地よい緊張と安心感を同時に味わえた。
そして何より心に残ったのは、クライマックスでの犯人との対峙。誰を犠牲にし、誰を救うのかという究極の問いに対して、鷹央先生が示した迷いのない覚悟は本当にかっこよく、胸を打った。これはきっと著者・知念実希人さん自身の医師としての信条が表れているのだろう。物語を超えて、人の命と向き合う姿勢を突きつけられたように感じた。
読後には、人を救うとはどういうことかを改めて考えさせられた。こんな先生がそばにいたら、どれだけ心強いだろう。シリーズ最大級のスケールとともに、強い余韻を残す一冊だった。面白かった。
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熱帯夜に起きた不可解な凍死、そこから日本を揺るがす凶悪な爆弾テロ事件へとつながる..
天久鷹央の謎を追うだけでなく医者としての成長も感じることができた
今回はいつもの桜井や成瀬だけでなく公安部も巻き込んだ事件で、設定の近しいコナンのハロウィンの花嫁を思い出した
コナンとは、医療的な観点から事件の手がかりを見つけ解決していく点が違った。そこが良い!
爆弾解除時の犯人との交渉と対決が、ハラハラドキドキして、まるで映画を見ているような臨場感で手に汗握った。
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鷹央が成長してるー。タカタカコンビ、健在ですな。
にしても、父親も組織の一員だったとは。
幼少期から父親に洗脳され、テロのための爆弾を作ることに人生のすべてをかけていたなんて…。
なんて人生なんだ。人生を奪われた宗教2世の悲しい人生だったが、本人はどう思っていたのだろうか。
謎を解いていく過程は面白かった。
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熱帯夜の夜に救急外来に搬送された原因が「凍死」・・・
摩訶不思議な状況に司法解剖の必要性を試みるが・・・
今回も謎すぎる展開でワクワクしながら読めました。
なぜ、熱帯夜の夜に凍死で亡くなるのか? 謎すぎる。
また、その裏にある大規模の事件が犯罪が待っているとは思っていませんでした。
人体の不思議もそうですが、世の中不思議が多くて面白いですね。
天久鷹央シリーズは面白くておすすめです。
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長編作品。
今回もさくさくと読めて楽しかった。
やはり長編の方が自分は好きかな。
ある日救急外来に搬送された身元不明の男性。 夏の夜なのに、体が冷たい!死因はまさかの凍死!
その後も2人目の凍死の死体が。
この謎の死体が連続爆破テロという凶悪事件と絡んでいく。
テロリストとの爆弾解除のせめぎ合いはハラハラもの。
さすがに爆弾は破裂して関係者が死亡するみたいな展開はなかった。
タカタカペアと研修医の鴻ノ池の3人のセットは面白い。物語に広がりを増してくれる。
やはり被害者の父親の解剖を頑なに拒否する姿に違和感を覚えたがそれは伏線回収されすっきり。
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熱帯夜に緊急外来に搬送されてきたトランクスだけを穿いた患者。死因は凍死だった。身元不明で事件性もないと判断されたが、鷹央の診断で身元を突き止め父親に行政解剖を進めるが、父親は頑なに拒否をした。それから数日後、第2の凍死事件が起きる。今回は捜査1課の桜井刑事だけではなく公安の刑事まで出張ってきた。公安の仕事は治安・安全保障上の脅威に関する情報収集。国家を揺るがす大事件に発展してゆく。鷹央と小鳥遊、なんだかんだと言いながら信頼関係で結ばれている。そして小鳥遊君は、鴻ノ池にはめっぽう弱いが男には容赦なく強い。
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真夏の凍死、爆弾事件、今回はなかなかスリリングでした。
2人目の事件は、そんなこと考えつく?とも思ったが、物語を展開させるには必要だったよね。
うーん、想像するとなかなか残酷な事件だった。
最後のやり取りは面白かったです
2025.2.27
44
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熱帯夜なのに凍死する男性。いつもみたいに簡単に解決すると思ってたけど…今回は事件が大きい。
自分の判断に自信が持てなかった小鳥先生だけど、今回の事件でまた成長したっぽい。
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今回はいつもに増して緊迫感のある展開でハラハラした。
今までで一番、統括診断部の三人のメンバーの一致団結した姿を見れた気がする。
まさに命懸けで人の命を救うという医者のプライドを感じた。
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天久鷹央シリーズ第十四弾。
熱帯夜に当直医を勤める小鳥遊と鴻ノ池のもとに緊急搬送されてきた男性は、
心肺蘇生の甲斐もなく、亡くなってしまった。
死因は凍死。
真夏の凍死、身元不明とあって、当然不審死として警察へ届けるが、
地元田無署から来たのはいつもの成瀬刑事ではなかった。
そのせいか、事件性は無いと押し切られ司法解剖することなく、
鷹央の視診で身元が判明したが、訪れた父親にも解剖を断られる。
当然、そのぐらいでは鷹央があきらめることはなく、
成瀬刑事を呼び出し、
被害者の自宅へ向かうが一足先に荷物を運び出されてしまっていた。
欲求不満の鷹央を救ったのは、偽コロンボこと桜井刑事。
いや、正しくは第二の冷凍死体。
今回は爆弾テロということもあって、とうとう公安まで登場。
病院に爆弾を仕掛けられるとは、また姉の真鶴に怒られるかと思ったが、
無事解決できて良かった。
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☆4
シリーズ16冊目
今作では熱帯夜に起きた凍死事件から始まり、ハラハラドキドキする展開もあり…とっても面白く読ませて頂きました!
以下ネタバレを含みます↓↓↓
・タカタカペアだと自分が含まれていないので、タカノイケトリオと呼んでほしい!と言う舞が可愛い。
・小鳥先生と舞のことを信頼している鷹央先生の成長した姿に感動しました!
・小鳥先生が若干引いてしまうほど…舞の戦闘能力が高くなっている!(頼もしい!)
・鷹央先生と小鳥先生がお互いのことを「相棒」と呼び合う姿に再び感動です!!
・服部さんにはまた登場してもらいたい!
次は「猛毒のプリズン」を読み進めていきたいと思います❁⃘*.゚
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シリーズ16作目。
真夏の凍死遺体からテロ事件へと繋がり、壮大な事件に。
また新しい刑事さん出てきたけど、やはり桜井刑事と成瀬刑事がタカタカペア(タカノトリトリオ?笑)専属がいいですね笑
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ほら!ほら見ろ!
私の予想は当たっていたじゃないか!
やっぱり公安の知り合い出来たじゃん!!!
謎をどうこうよりもその予想が当たったのが私は一番嬉しい!!!
という訳で(?)天久鷹央シリーズです。
実はこれ旅行の途中で読もうと思って新幹線乗る前に買ったんですけどレジのお姉さんがニコニコしながら「あっこれサイン入りがあるんで交換しときますねー」と言ってくれたので手元にあるやつは直筆サイン入りです。
ただの自慢です。
事件の内容に関してはね、これはもう知識勝ちですね。
流石に体内で起こった化学反応までは読み切れなかったけど「ユナボマー」と「ディアトロフ峠」の知識があれば序盤で割と読めました。
まぁ爆弾話といえばユナボマーですし、ディアトロフ峠の話も割と有名ではありますしね。
今回の話はヒントの散りばめ方も他の作品より分かりやすかったと思うし……それとも私がこの作品に順応してきたということなんだろうか?
えっ、そうだとしたら遅くない?
もうすぐ発売されてる話全部読み終わっちゃうんだが???
それにしても今回の話は女性陣カッコよかったよなぁ。
犯人に啖呵を切る鷹央先生も良かったし、仲間を信じて送り出す鴻ノ池もめちゃくちゃにカッコよかった、最早映画のワンシーンだった。
そして小鳥先生の影がどんどん薄くなっていくんだなぁ……いや頑張ってるんだけど、何かなぁ……不憫キャラなのかなぁやっぱ……。
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安定の出来栄え。このシリーズ、キャラクターの立ち位置が程よく、毎回楽しませてくれる。
今回彼らが立ち向かうのは爆弾テロと原因不明の凍死だが、鷹央の推理は冴え渡っているし、小鳥遊の格闘技術も冴え渡っている。回し蹴りを習いたくなった。
今も病院の第一線で戦い続ける医師としての矜恃には目を見開かされる。鷹央の熱い言葉は胸に刻んでおく。
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「天久鷹央の推理カルテ」シリーズ16
小鳥遊が赴任して1年以上。熱帯夜の天医会総合病院に搬送されてきた身元不明の男性。死因はなんと凍死。この不可思議な状況にも関わらず、警察は動く気配を見せない。
しかし、「屍は師なり」と診断医の技量を遺憾なく発揮する鷹央は遺体の観察から身元を割り出すことに成功する。そこから凍死の謎へ迫れるかと思いきや、この謎を解き明かすことは日本を救う大事件へとつながっていくのだった。
統括診断部はタカタカペアからタカノイケトリオへなりきれるのか!?
目に見えない体内の疾患であっても、症例によっては体に現れ、見る人が見ればそれがわかるという診断医のすごさを感じました。
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今回はやや毛色が違う感じがあったけれども、全体としては面白かった。トリックというよりは、謎解きにありがちなミスリードを可視化させたという印象。
犯人当ては割とスムーズに出来たのは、かなりあからさまにヒントがちりばめられていたからだなと思う。
今回も不憫といえば不憫な主人公ではあるが、それよりも割を食っている人物がいるのでそこまで目立っていない印象。でも報われてはいないので、いつかは報われてほしい。
警察と公安の狐と狸的なやりとりはかなり好き、公安の人にはこれからもチョコチョコ出てきてほしいところである。
Posted by ブクログ
天久鷹央シリーズ16冊目かな?
統括診断部 研修医の鴻ノ池舞ってキャラクターが苦手で、、、そろそろ脱落するかも?
熱帯夜に凍死した男性が運び込まれる。
警察は事件性がないと判断して司法解剖はされず、行政解剖を狙うも遺族に拒否され、、、。
中高生向けなのか、先生が優し過ぎるのか、、、犯人は分かりました。
Posted by ブクログ
天久鷹央の事件カルテシリーズ、16作目!(だと思う)
安定の面白さ!
今回は、テロがらみ、そして、鷹央の患者への強い思いと決意が心打ちました!
9月の熱帯夜に緊急搬送された身元不明の男性。
死因は「凍死」
これまた面白い設定から入ります。
なぜ、熱帯夜に凍死
鷹央が謎に迫ります
そして、事件に公安の影が..
最終的にいは公安と捜査一課が協力しあって解決していくという形へ..
公安が追っかけていたモノ
同時多発爆弾テロ
鷹央たちは爆弾テロを止めることができるのか?
ドキドキの展開です。
そして、犯人との切羽詰まったところでの鷹央の台詞
「お前たちみたいに、安全圏から『おもちゃ』を爆破させて悦に入っているような、卑怯者と一緒にするな。こっちは患者を救うためなら、命を捨てる覚悟があるんだよ」
痺れます!
お笑いあり、コメディタッチありの、いつものパターンですが、こうしたシリアスな、そして重い台詞が心打ちます。
今回も楽しめました。
とってもお勧めです。
アニメになったんですね。
ちょっと見てみたい!
Posted by ブクログ
オーディブルにて。
今回は長編で、真夏の熱帯夜に凍死した男性とその裏に潜む凶悪犯罪について。
アルコール代謝の話は前のアル中の話にもあったなーと思いつつ楽しく読めた。
そして小鳥先生と鴻ノ池の戦闘能力が日に日に上がっていて、アニメチックな戦闘シーンも相まって、コナンの蘭姉ちゃんでは、、、?笑
天久鷹央シリーズもオーディブル分は読破したので、しばらくはまた別の本へ、、、