あらすじ
熱帯夜に起きた凍死事件。
蠢くテロリストの影。
九月の熱帯夜、小鳥遊優と鴻ノ池舞が当直を務める救急外来に搬送されてきた身元不明の男性。その死因は「凍死」だった。
摩訶不思議な状況を前に司法解剖の必要性を説く医師達だったが、刑事の反応は芳しくなく……。
捜査機関の協力が得られない中、天久鷹央は独力で遺体の正体に迫るが、それは日本全土を揺るがす大事件の序章に過ぎなかった。
シリーズ最大規模の凶悪犯罪の真相は!
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Posted by ブクログ
天久先生シリーズの長編
今回は、小鳥先生と舞ちゃんが当直の夜、
救急車で搬送された患者の
異常な状態から始まります。
心肺停止で蘇生を試みますが
真夏なのに凍死しかけている…
患者は亡くなりますが、
事件性がないと警察に判断され、
司法解剖はされず。
いつもなら成瀬刑事が来るはずが、
他の事件で忙しいので代わりの刑事の判断
ここから伏線だったのですね
今回は、死亡原因を解いて終わりではなく
その背後の犯罪組織との対決まであり、
ドキドキ感もあって面白かった
Posted by ブクログ
天久鷹央シリーズ第16弾。9月の熱帯夜に小鳥が当直を務める救急外来に身元不明の男性が運び込まれた。死因は凍死。司法解剖したいという主張が通らず、遺族の同意で行う病理解剖もできず火葬されてしまった。その後、第二のアイスマン事件が起こり鷹央が真相に迫って行った。スラリー爆薬に使われる溶剤はエチレングリコール。解毒剤はアルコール。硝酸アンモニウムは吸熱反応を起こす。勉強になった。それにしてもテロを起こすために息子を洗脳するとは。なんて親だ。今回から公安の刑事服部が登場。鷹央が恩を売ったから次回以降でてくるかな。
Posted by ブクログ
熱帯夜に起きた不可解な凍死、そこから日本を揺るがす凶悪な爆弾テロ事件へとつながる..
天久鷹央の謎を追うだけでなく医者としての成長も感じることができた
今回はいつもの桜井や成瀬だけでなく公安部も巻き込んだ事件で、設定の近しいコナンのハロウィンの花嫁を思い出した
コナンとは、医療的な観点から事件の手がかりを見つけ解決していく点が違った。そこが良い!
爆弾解除時の犯人との交渉と対決が、ハラハラドキドキして、まるで映画を見ているような臨場感で手に汗握った。
Posted by ブクログ
鷹央が成長してるー。タカタカコンビ、健在ですな。
にしても、父親も組織の一員だったとは。
幼少期から父親に洗脳され、テロのための爆弾を作ることに人生のすべてをかけていたなんて…。
なんて人生なんだ。人生を奪われた宗教2世の悲しい人生だったが、本人はどう思っていたのだろうか。
謎を解いていく過程は面白かった。
Posted by ブクログ
長編作品。
今回もさくさくと読めて楽しかった。
やはり長編の方が自分は好きかな。
ある日救急外来に搬送された身元不明の男性。 夏の夜なのに、体が冷たい!死因はまさかの凍死!
その後も2人目の凍死の死体が。
この謎の死体が連続爆破テロという凶悪事件と絡んでいく。
テロリストとの爆弾解除のせめぎ合いはハラハラもの。
さすがに爆弾は破裂して関係者が死亡するみたいな展開はなかった。
タカタカペアと研修医の鴻ノ池の3人のセットは面白い。物語に広がりを増してくれる。
やはり被害者の父親の解剖を頑なに拒否する姿に違和感を覚えたがそれは伏線回収されすっきり。
Posted by ブクログ
熱帯夜に緊急外来に搬送されてきたトランクスだけを穿いた患者。死因は凍死だった。身元不明で事件性もないと判断されたが、鷹央の診断で身元を突き止め父親に行政解剖を進めるが、父親は頑なに拒否をした。それから数日後、第2の凍死事件が起きる。今回は捜査1課の桜井刑事だけではなく公安の刑事まで出張ってきた。公安の仕事は治安・安全保障上の脅威に関する情報収集。国家を揺るがす大事件に発展してゆく。鷹央と小鳥遊、なんだかんだと言いながら信頼関係で結ばれている。そして小鳥遊君は、鴻ノ池にはめっぽう弱いが男には容赦なく強い。
Posted by ブクログ
天久鷹央シリーズ第十四弾。
熱帯夜に当直医を勤める小鳥遊と鴻ノ池のもとに緊急搬送されてきた男性は、
心肺蘇生の甲斐もなく、亡くなってしまった。
死因は凍死。
真夏の凍死、身元不明とあって、当然不審死として警察へ届けるが、
地元田無署から来たのはいつもの成瀬刑事ではなかった。
そのせいか、事件性は無いと押し切られ司法解剖することなく、
鷹央の視診で身元が判明したが、訪れた父親にも解剖を断られる。
当然、そのぐらいでは鷹央があきらめることはなく、
成瀬刑事を呼び出し、
被害者の自宅へ向かうが一足先に荷物を運び出されてしまっていた。
欲求不満の鷹央を救ったのは、偽コロンボこと桜井刑事。
いや、正しくは第二の冷凍死体。
今回は爆弾テロということもあって、とうとう公安まで登場。
病院に爆弾を仕掛けられるとは、また姉の真鶴に怒られるかと思ったが、
無事解決できて良かった。
Posted by ブクログ
☆4
シリーズ16冊目
今作では熱帯夜に起きた凍死事件から始まり、ハラハラドキドキする展開もあり…とっても面白く読ませて頂きました!
以下ネタバレを含みます↓↓↓
・タカタカペアだと自分が含まれていないので、タカノイケトリオと呼んでほしい!と言う舞が可愛い。
・小鳥先生と舞のことを信頼している鷹央先生の成長した姿に感動しました!
・小鳥先生が若干引いてしまうほど…舞の戦闘能力が高くなっている!(頼もしい!)
・鷹央先生と小鳥先生がお互いのことを「相棒」と呼び合う姿に再び感動です!!
・服部さんにはまた登場してもらいたい!
次は「猛毒のプリズン」を読み進めていきたいと思います❁⃘*.゚
Posted by ブクログ
ほら!ほら見ろ!
私の予想は当たっていたじゃないか!
やっぱり公安の知り合い出来たじゃん!!!
謎をどうこうよりもその予想が当たったのが私は一番嬉しい!!!
という訳で(?)天久鷹央シリーズです。
実はこれ旅行の途中で読もうと思って新幹線乗る前に買ったんですけどレジのお姉さんがニコニコしながら「あっこれサイン入りがあるんで交換しときますねー」と言ってくれたので手元にあるやつは直筆サイン入りです。
ただの自慢です。
事件の内容に関してはね、これはもう知識勝ちですね。
流石に体内で起こった化学反応までは読み切れなかったけど「ユナボマー」と「ディアトロフ峠」の知識があれば序盤で割と読めました。
まぁ爆弾話といえばユナボマーですし、ディアトロフ峠の話も割と有名ではありますしね。
今回の話はヒントの散りばめ方も他の作品より分かりやすかったと思うし……それとも私がこの作品に順応してきたということなんだろうか?
えっ、そうだとしたら遅くない?
もうすぐ発売されてる話全部読み終わっちゃうんだが???
それにしても今回の話は女性陣カッコよかったよなぁ。
犯人に啖呵を切る鷹央先生も良かったし、仲間を信じて送り出す鴻ノ池もめちゃくちゃにカッコよかった、最早映画のワンシーンだった。
そして小鳥先生の影がどんどん薄くなっていくんだなぁ……いや頑張ってるんだけど、何かなぁ……不憫キャラなのかなぁやっぱ……。
Posted by ブクログ
「天久鷹央の推理カルテ」シリーズ16
小鳥遊が赴任して1年以上。熱帯夜の天医会総合病院に搬送されてきた身元不明の男性。死因はなんと凍死。この不可思議な状況にも関わらず、警察は動く気配を見せない。
しかし、「屍は師なり」と診断医の技量を遺憾なく発揮する鷹央は遺体の観察から身元を割り出すことに成功する。そこから凍死の謎へ迫れるかと思いきや、この謎を解き明かすことは日本を救う大事件へとつながっていくのだった。
統括診断部はタカタカペアからタカノイケトリオへなりきれるのか!?
目に見えない体内の疾患であっても、症例によっては体に現れ、見る人が見ればそれがわかるという診断医のすごさを感じました。
Posted by ブクログ
オーディブルにて。
今回は長編で、真夏の熱帯夜に凍死した男性とその裏に潜む凶悪犯罪について。
アルコール代謝の話は前のアル中の話にもあったなーと思いつつ楽しく読めた。
そして小鳥先生と鴻ノ池の戦闘能力が日に日に上がっていて、アニメチックな戦闘シーンも相まって、コナンの蘭姉ちゃんでは、、、?笑
天久鷹央シリーズもオーディブル分は読破したので、しばらくはまた別の本へ、、、