あらすじ
犬だけが知る真実とは――
驚嘆&感動の長編ミステリー
都内の高級住宅地で一人暮らしの老女が殺害された。部屋には、かつて犬を飼っていた痕跡が残されていた。
一方、雑誌記者の鶴崎は、あるスクープをモノにするためコンビニでアルバイトを始め――。
人と犬の絆に感涙、想像を超える展開に一気読み必至の傑作ミステリー!
※犬はつらい目にあいませんので、愛犬家の皆さまも安心してお読みください。
解説/村井理子
――作家からも感嘆の声続々!――
「細かい違和感を憶えておいて。最後に『なるほど』と思うから」――貫井徳郎さん(作家)
「人生のほとんど全てを失ってしまったかのような人間が、一匹の犬と巡り会う。
他者から見れば寂しい人生かもしれないが、一人と一匹にとっては、とても豊かな時間が流れていくに違いない。
それがはっきりと見えるラストに感動した」--村井理子さん(翻訳家・エッセイスト 解説より)
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
犬を飼っている私には、共感できる内容がたくさんあり楽しく読めた。解説に「犬は辛い目に合いませんので、愛犬家の皆様も安心してお読みください」
とあったのもよかった。
それだけでなくいろいろ考えさせられる内容もあり、最後は驚く場面もあり星5にしました。
Posted by ブクログ
ドックランでの人間関係など、犬あるある満載。犬好き刑事が飼い主目線で捜査を進めるのが面白い。ヒントがあるのに最後まで犯人分からなかった。犬好きにも推理小説初心者にもおすすめできる。
人間は多面体だと言うセリフが印象に残った。犬は常に一途であるという意味を含んでいると感じた。
ドアノブまで熱くなってる火事アパートに突入して無事に犬を救出できる可能性について。火炎瓶がドア付近で炎上したが、物の少ない部屋なので奥のほうは余り燃えず、運良く煙も吸わなかったと考察し一応納得。
Posted by ブクログ
ドラマ相棒の良脚本回くらいの面白さは保証します。犬好きなら更に楽しめるかと。犬好きが思わずにやけてしまったり、うんうんと頷いてしまう要素が詰まっています。
ただ、犬は辛い目に遭いませんとありながら、私は結構グサっとくるシーンがありました。
Posted by ブクログ
誤解を恐れずに言うならば、これはサイコパス小説である。
理由さえあれば人間を害することに対して抵抗は覚えないが、犬を傷付けることだけは何があっても絶対に受け入れられない、というタイプのサイコパスに備わる心理こそが物語の核となっている、という恐ろしい小説だ。
そしてここには、そのような犬偏愛型サイコパスに暗く深い共感を抱いてしまう私がいる。
松本も木戸も私も、そしてもしかしたら著者もあちら側…いやこちら側?
私からすれば、人間こそが生物界の頂点に立つ優越的な種だとみなし、社会の中でもぞもぞと蠢くマジョリティたちの方がよほど愚かだと感じるが、まあ一般的には今作中のサイコパスたちに共鳴する私のような者が相対的に歪んだ存在とされるのだろう。
さすがに金属バットで肉親を殴り殺して平気でいられる素養はないが…。
犬たちを通じて築かれていく人間関係の描写がとても巧みでリアル。
ネット上の暴走が大きく関わってくる、という仕掛けも今やありふれた手法ではあるが、違和感のない範囲で上手く絡められていると思う。
確か帯に"犬は辛い目に遭いませんので安心してください"という旨の文句があったかと記憶するが、それはちょっと嘘かな…。
Posted by ブクログ
犬を飼ってる人は、散歩中に知り合いが出来るとか分かると感じる部分も多いかも。
色んな視点に変わるので、中々真相に近付かないような徐々に進むような。ちょっと暴走気味の登場人物である小野寺真希のその後がもう少し見たかった。
真相は最後に一気に分かるが、まあうん、そこまで工エエェェ(´д`)ェェエエ工って感じにはならなかったなー
Posted by ブクログ
ある殺人現場からチワワが行方不明に
亡くなった老女と接触しいた現コンビニ定員で元殺人犯人
その今はチワワを飼っている?
事件の流れは読めるが、その事件の鍵を握るオトコは意外にも‥
粋な終わり方に
「‥おれたち、一緒だな」
Posted by ブクログ
初めましての作家さんで、表紙のチワワが
可愛くて購入しました。
最初はボチボチ読んでいたのですが、
中盤から誰が犯人なんだろうか、
チワワのシロちゃんが、不幸にならないか
とても気になり一挙に読んでしまいました。
最後は思いもよらない犯人がわかり、
シロちゃんも無事でほっとしました。
Posted by ブクログ
佐藤青南『犬を盗む』実業之日本社文庫。
犬と人の絆と共に進展するミステリー小説。
『人と犬の絆に感涙、想像を超える展開に一気読み必至の傑作ミステリー!』とあるが、そこまでではない。随分とハードルを上げたようだが、ハードルを越えられなかったようだ。
犬の目線での描写は何か意味があったのだろうか。老女殺しの犯人の正体は余りにも出来過ぎだし、女性作家の離婚騒動も邪魔なだけのように思った。
都内の高級住宅地で一人暮らしの資産家の老女が何者かに殺害される。部屋は物色された跡があり、かつて犬を飼っていた痕跡が残されていた。
かたや、雑誌記者の鶴崎は、過去に長野県で両親と犬を撲殺した少年が松本という名前を変え、都内のコンビニで働いていることを知り、同じコンビニでアルバイトを始める。
なかなか殺人犯の片鱗を見せない松本に、このままではスクープをモノに出来ないと焦った鶴崎は松本が犬を飼い始めたことを知り、犬の散歩などを口実に急速に松本に近付いていく。
本体価格902円
★★★