ポケットにライ麦を〔新訳版〕

ポケットにライ麦を〔新訳版〕

会社社長の毒殺事件が発生。なぜか遺体のポケットにはライ麦が。それは恐るべき連続見立て殺人の端緒だった……名家で起きた三つの殺人事件。かつて仕込んだメイドを殺されたミス・マープルが正義の鉄槌を下す!/解説:霜月蒼

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ポケットにライ麦を〔新訳版〕 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    マープルシリーズ長編6冊目。今回の捜査担当は優秀なニール警部で、マープルはいつも通り協力者として途中から参加する。ただ今回は誰かに頼まれて参加するのではなく、被害者と知り合いだったことから義憤に駆られて自主的に事件現場にやってくる。これまでと気合が違う。この作品はなんといってもラストがいい。

    0
    2025年02月10日

    Posted by ブクログ

    ミス・マープルシリーズ6作目。
    1953年の作品。


    ロンドンの実業家、レックスフォーテスキュー氏が何者かに毒殺された。ロンドン警視庁のニール警部は、フォーテスキュー氏と生活を共にしている家族の犯行と睨み、フォーテスキュー氏の住むイチイロッジの捜査を始める。このイチイロッジの周りを囲むイチイの木か

    0
    2025年01月28日

    Posted by ブクログ

    名作ミステリーというのがどういうものか考えるとそれは何度読んでも安心できる読後感があるものというのが私の中ではある。その名作とよぶにふさわしい作品の一つがこの「ポケットにライ麦を」である。
    まず題名がとても好き、とてもおしゃれで心を掴む。どんな話になるのだろう、どういう意味があるのだろうとワクワクす

    0
    2025年01月06日

    Posted by ブクログ

    アガサ・クリスティー、読み始めて10冊目。
    どれも面白く読んだが、この作品が今までで一番好みだった!

    0
    2024年09月16日

    Posted by ブクログ

    会社社長が毒殺され、続けざまに社長の夫人と小間使いの女性が殺される。
    捜査にあたるのはニール警部。そして犠牲者のひとりと接点のあるミス・マープルが事件解決のために社長の屋敷を訪れた。屋敷の人々は皆一癖も二癖もある人物達。マザーグースの童話になぞらえた殺人や過去の遺恨、莫大な遺産など、様々な思惑と秘密

    0
    2024年02月12日

    Posted by ブクログ

     久しぶりの一気読み!冒頭超絶美人っぽいミス・グローヴナーを登場させておいて映像的に話に入り込ませるとすぐさま事件発生。そこから安定感あるニール警部が話を進めていく。最初の事件の余韻も冷めやらぬなか、次の事件が…このスリリングな展開は数あるクリスティ作品の中でもかなり秀逸な出来だと思う。

     ミス・

    0
    2023年09月05日

    Posted by ブクログ

    ミス・マープルもの。だが、ミス・マープルは途中参加でおいしいところを持っていっている感じ。
    クリスティーらしいミステリーもさることながら、家政婦を初めとした使用人の心理の関わり方が良かったですね。

    0
    2023年08月20日

    Posted by ブクログ

    なんて豊かなミステリだろう。
    細部まで理が詰まったミステリもいいがこの作品のような人間を描くものも価値がある。全ての登場人物にしっかりとパーソナリティが与えられている。伏線の散りばめられ方も上手いし、最後に手紙を持ってくるのもいい。人間の良心と悪意の見事なコントラスト。
    ミス・マープルは合理的に思考

    0
    2023年03月20日

    Posted by ブクログ

    ミス・マープル作品
    穏やかな、日本人がパッと浮かぶ欧州おばあちゃん

    だがこのミス・マープルは違う
    恐ろしいほどかっこいい

    たった2ページだけマープルが語る
    不器量な小間使いグラディスの不幸な生立ち
    しかし、読者は共感する
    なんて不遇な子なのだと

    そんなグラディスの死体が見つかった

    マープルは

    0
    2025年07月27日

    Posted by ブクログ

    シリーズを通して読んでいる身としては、本作のミス・マープルの言動が意外に思えた。
    これまで見えなかった彼女の人間的な部分を垣間見たような気がする。
    穏やかさよりも敵愾心の強さが目立つんだよな。
    もうこれは最後の一行で確信したけど。
    これまでの「控え目ながらも事件解決に貢献する老嬢」というスタンスを、

    0
    2025年03月05日

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