フランケンシュタイン

フランケンシュタイン

814円 (税込)

4pt

天才科学者フランケンシュタインは生命の秘密を探り当て、ついに人造人間を生み出すことに成功する。しかし誕生した生物は、その醜悪な姿のためフランケンシュタインに見捨てられる。やがて知性と感情を獲得した「怪物」は、人間の理解と愛を求めて懇願する。「おれは妻が欲しい。友も欲しい……」だが拒絶と疎外の果てに悲劇は起こる。若き女性作家が書いた最も哀切な“怪奇小説”

...続きを読む

フランケンシュタイン のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年01月15日

    1818年の作品

    200年前ですよ!

    圧巻!
    そりゃあ残るわ、200年残るわ
    そして間違いなくこの後の200年も残るわ
    名作過ぎて震える
    圧倒的に面白いのねこれに尽きます

    そしてとんでもなく読みやすかった
    訳者の小林章夫さんの力量に脱帽です
    ご本人も触れていましたが、古典ものにありがちな注釈を...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2022年08月12日

    フランケンシュタインはモンスターの名前だと多くの人が勘違いしているが、フランケンシュタインは怪物を作った人間の名前である。

    0

    Posted by ブクログ 2021年01月07日

    それまで頑張ってつくってきたものが、作ってる最中には醜くとも耐えられたものが、生命を宿した瞬間に耐えられない醜さになって逃げ出した
    この瞬間に全てがある

    この一点が素晴らしい

    他は、確かに悲劇的だし、名も貰えぬ怪物の悲劇たるや同情を禁じ得ない

    でも、そこはもしかしたら想像力のなかでつくれるもの...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2020年11月23日

    積ん読の中からフランケンシュタインを読む。原作がホラーではないことは知られてるが、では何なのか。驚くべきことに全編船乗りが姉宛に書いた手紙なのだ。話は見た目で仲間外れにされる泣いた赤鬼のアンハッピーエンディングであり、怪物を作ってしまったヴィクターの後悔と家族が悲劇に巻き込まれていく葛藤の話でもある...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2020年07月10日

    ここ最近読んだ本の中で群を抜いてで面白かった。
    文学の力を再認識。

    好奇心に突き動かされ夢中で悪魔を作った人間の苦悩と、作られた悪魔の苦悩。

    悪魔とフランケンシュタイン(以下フラン)の関係性は、不遇な状況にある子が親に「なんで自分を産んたんだ!」という怒りをぶつけるのと同じように思う。
    元々心優...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年12月15日

    初は、探検家の手紙から始まる。
    探検家がフランケンシュタインに出会い、その話を書き記すというのが序盤だった。

    正直、出だしは全く惹かれない。失敗したかなと思った。
    探検して、氷に阻まれて進まない……なんだそれ。と。フランケンシュタインの語りも、最初は人が次々に出てきてよく分からない。でも、怪物が出...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2022年12月07日

    小説として折々の表現方法が織り込まれており、綺麗な作品であった。怪物を産み出してしまったフランケンシュタインの苦悩も一人称で色濃く表現され、怪物自身が述懐する場面では誰にも理解してもらえない悲しみとぶつけざるを得ないどす黒い感情も表現される。怪物にも主人公にも同情心が生まれ、正義がどこにもない物悲し...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2022年06月09日

    すごいストーリー展開!
    ラストに向かってぐいぐいと突き動かされる。
    こんなに切ない哀しい物語だったとは。

    0

    Posted by ブクログ 2022年05月19日

    フランケンシュタインの原作。怪物を作り出したフランケンシュタイン博士の苦しみと、知能と優しさを持ちながらも醜悪な姿のため恐れられ人間を恨むようになった怪物の悲しい話。

    0

    Posted by ブクログ 2022年02月26日

    「みんな惨めなやつを嫌うのだ。」
    最初のイメージの、科学が生み出した醜悪で残酷な化け物のホラーではなく、愛を求め、でもその醜さから誰からも愛されない哀れな生き物の悲劇。あの化け物は名前すらないのね。なぜか感情移入してしまう…
    有名なでもストーリーを全然知らない本を読めてよかった。

    0

フランケンシュタイン の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

光文社古典新訳文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

作者のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す