あらすじ
ある日、私は会社の書庫で「開封厳禁」と書かれた段ボール箱を発見しました。
その中にあったのは、会社に関する数々の資料。
これからまとめていく文章は、それらの資料を文字起こししたものです。
なお、重大な機密情報などは含みません。ただ――とても、異様なだけで。
どうか、弊社と私に対するご詮索はおやめください。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
モキュメンタリーというより、ホラーだった。
中盤から終盤にかけて、面白すぎて読む手が止まらなかった!
先があまり想像できなくて読み進めていくのが楽しかった。
だいじょうぶになりました。
Posted by ブクログ
もう読む手が止まらない止まらない。
話のテンポもよくだいじょうぶ、続きが気になる展開ばかりでだいじょうぶ、一気読みでしただいじょ
うぶ。
モキュメンタリーホラー好きにだいじょうぶおすすめできる1冊ですのでだいじょうぶ、是非読んでみてくださいああああああああああああああああ。
かぞくになりました!
Posted by ブクログ
一気読み!
モキュメンタリーホラー系と思いきやそうでもなかったりで普通にホラー小説、めちゃくちゃ面白いです!
人物の過去や心のなかが少しずつあかされて、怪異に取り込まれていく様子もハラハラした。
いちばん怖かったのは夜中に来る訪問営業だった。
手書きのチラシとネズミの頭。
もう死んだはずの営業たち。
みんなかぞくだから。
捕らわれたらもう逃げられない会社って怖すぎる。
これは映画化したら面白そうな作品でした!
Posted by ブクログ
今まで読んだ本の中でめちゃくちゃ怖かった
ある会社の変な張り紙とか研修の様子とかを主人公と見ていく感じだから読みやすい
最後も救いがない所が凄く好きだった
Posted by ブクログ
凄く好みのモキュメンタリーホラーで面白かった。
話も読みやすくて、終盤はちょっと感動して泣いた。悔しい。
映画化したら観に行きたいなと思えるストーリーだった。
Posted by ブクログ
完全なるパケ買いで手に取りました。
様々な資料を組み合わせて全貌が明らかになる所謂モキュメンタリーだと思うのですが僕はとても好きでした。資料が出るたびに過去に出てきた別の資料と合点がいくことが多々あり読んでいて気持ちが良かったです。
Posted by ブクログ
これはモキュメンタリーです。実際にはこの会社は実在しません、が読み終わったあと帯にあったQRコード読み込んだらスノウ製菓のTwitter垢出てきてひぇ〜ってなった。手が混んでて痺れますね。
最後は怪異に取り込まれあえなくバッドエンド、ですが、本人たちにとってはハッピーエンド(メリバってやつ?)で終わってまぁ〜〜〜いっか!って私は思いました。ぜんぶだいじょうぶになりました。
Posted by ブクログ
前半部分のアーカイブはとても不穏ですごく面白かった。スノウ製菓のXのアカウントもあって、力入ってるなあと感心した。作中で登場した張り紙や子供の日記などもXで見られたので合わせて見るとより作品が楽しめると思う。
後半は……、正直なところ自分の望んでいる展開じゃなかった……けれども、物語自体はすごく面白いから続きが気になるという何とも新鮮な体験をした。
総括としては、「メリーバッドエンドのお手本のような作品」という印象かな。
あと、怪異とは別に人間関係の描き方が魅力的だった。作者さんのX見たけど、恋愛も書く方らしい。どおりで魅力的なオフィスラブだったわけだ。
スノウ製菓とは別の会社で宮下くんと瑞穂ちゃんが出逢う世界線を個人的には希望したい。てか、普通のこの2人のオフィスラブ読みてえよ。
Posted by ブクログ
モキュメンタリーはホラーの根源が得体のしれないこと、おのずと自分にも関わりありそうと実感できることが定義なんだろう。みんななりの幸せを見つけられたけど、まったく解決してなくて、私にちょっと近くなってしまったじゃないか。困る。
Posted by ブクログ
最初はただのホラー小説かと思ったけど、話が進むに連れどうなるんだろうってわくわくした。
いつもなら暇なときにしか本を読まないけど、これに関しては帰宅中や休み時間にも気になって読んでた。
最後は悲しかったけど、見方によってはハッピーエンドなのかな?って思った(´・ω・`
Posted by ブクログ
『あなたの元へ届くかもしれない報告の葉書』にハッピーエンドを感じた読者は私だけではないと思う
最後の地下シーンで宮下くん出てくるの熱い展開じゃないですか!?
そうして正気に一時戻るようになったきっかけが藤村さんの宮下くんを想う心、恋心だって言うのもまた…
瑞穂ちゃんも自分の生まれ育った環境から、宮下くんからの告白どうするか迷ってる節があったけど、あのエレベーターが答えだよなって
I love youの新しい訳を見てしまった
一緒におかしくなれるんだ
きっとこれも宮下くんのいった『ハッピーエンド』の形だよ
瑞穂ちゃんはちゃんと宮下くんの『ハッピーエンド』を守ったし、私の中ではこれが告白の回答なんだと思っています
この地下シーンあまりにも大好きすぎるので何度でも読み返してしまいそう
Posted by ブクログ
程よいモキュメンタリー感と登場人物たちとの背景がいい感じに混ざり合い、そこにホラー要素が加わるというとても面白い作品だった!
読み始めは「近畿地方の〜」のような展開かなぁと思っていたけど、怪異の発生源と登場人物たちとの絡みが読み手を飽きさせる事ない展開へと発展し、どんどんと結末に繋がるので一気読みでした。
特に普通の文章の中に入り込む怪異現象は読んでてゾワっとする恐怖に見舞われます。
そして結末は………
ホラー要素あり、イヤミス展開ありでオススメの一冊です。
だいじょうぶみんなかぞくかぞくかぞくかぞくかぞ
Posted by ブクログ
小粒列挙系ホラーかと思いきやしっかりと太めのストーリーがあり、またキャラクターをしっかりと語るため長編としての厚みと面白さがある。更にはちゃんとモキュメンタリーとしても面白く、アイデアも作品の体裁も面白い。これはなるほどと唸らされた。
終盤のこのテの決戦展開は基本ニガテだったのだが、これはエモーショナルで後味の悪い好みの展開だ。
そしてちゃんと怖い。好きなホラーだ。
Posted by ブクログ
たまにこういうのも面白い。
雪印?
最初はリアリティがあってゾクゾクしたけど、途中から普通のホラーになってしまった。
でもやっぱりホラー系は面白い。
Posted by ブクログ
カクヨムで読ませていただきました。
主人公が追い詰められていく感じが大好き
寝る前のひとり時間に読んでゾクゾクするのがよき
日本企業の『アットホームな会社です』を逆手に取った感じもよきでした。そんな要素、要らん
Posted by ブクログ
冒頭の貼り紙とかデータ文字起こしの妙なリアリティが最高だったので、単純にそれをもっと見たかった。
意外とドラマチックな展開で、映画化とかしたら面白そう。一気読みした。気持ち悪くて良かった。
Posted by ブクログ
モキュメンタリーホラーです。
最初はグロすぎるって思ったけど、その他は大丈夫です。
映画化になったら面白そうです!
わたしもだいじょうぶになりました。だいじょうぶだいじょうぶじゃないだいじょうぶ。
さあかぞくになりましょ
だいじょうぶですからね
Posted by ブクログ
どんどんと主人公が怪しいものたちに包囲されていく、、、これがハッピーエンドというやつかぁ
帯のQRコードに本当に企業アカみたいなの付いてて怖い
Posted by ブクログ
思っていたよりも面白かった!!
最初、流行りのモキュメンタリーかと思っていたら、ちゃんと物語だった。
この会社というのは、
スノウ製菓という会社。そのお話。
会社の書庫にあった箱。「開封厳禁」と書かれたA4の紙が沢山貼ってある。
でも整理しないといけないし、いらないのなら分別しないといけない。
って言う建前のもと、興味本位であけると、そこに入っていたのは奇妙な書類とUSBなどなど。
なんだこれは?
庶務の芦原瑞穂がそれらがなにかを調べていく。
同期だった宮下優吾にも相談。彼は就職したがすぐに辞めて、作家になった。
気持ち悪い書類たち。
USBにも気持ち悪い音声。
「だいしょうぶだいじょうぶだいじょうぶだいじょうぶだいじょうぶ」
「かぞくだから。かぞくの家族はかぞく。わたしたちはかぞくだから。みんなかぞく」
面接でこの会社の為ならと、ペンで目を突いた山本陽平。
トップセールスのインタビューをしていたのに、「その他」のカテゴリーで退職している芹山翔一。
派遣社員を「派遣ちゃん」と呼んで、実は嫌われていて、3階の張り紙をはがし(はがしてはだめっぽいやつ)いなくなる前にトイレの洗面に黒いものを吐いていた田崎美羽。彼女は退職ではなく、「休職中」となっている。
その後、芹山と美羽が結婚したような葉書が届くが、黒く塗りつぶされいている。
しかも、深夜にインターフォンを鳴らしてお菓子を売りつけに来ると苦情がきた。そのセールスマンも辞めた芦山。(子どもができたといっている?)
どうなっているんだ?
だが、誰も不思議に思っていない様子。
結構怖かった。
トイレで・・・ちょっと怖いことがあるんですが、それを読んですぐにトイレに行ったときマジで怖くて上はみない・・・って思いました。
あまり話題にはなっていないようですが、ホラー初心者ぐらいの方に、おすすめしたいですね。
Posted by ブクログ
オカルトホラー。
最初の方は内容も怖さも好きな感じで、ワクワクしてましたが、最後はバトル物かな…と思うようになり、少し冷めました。
話の進み方は良く、言い回しも分かりやすく読みやすいです。
Posted by ブクログ
自身の勤めている会社でおかしな資料を見つけた新入社員の瑞穂。
瑞穂は得体の知れない異常さに迫ろうとするが……。
前半はモキュメンタリー要素強め、後半はホラー要素強めかな。
映像化されたら面白そうです。
みんなかぞく。だいじょうぶ。
Posted by ブクログ
面白かった!序盤は特に、理解できない異様なエピソードが続いて怖い。文章が徐々におかしくなったり同じ単語が繰り返されたりする演出も効いた。しっかりホラーしてた。中盤でライトノベルみのある展開があったのでそこは残念だったが、概ね、終盤までちゃんとホラーしてて面白かった。読んでいる内に侵食されてきて、うっすら私もだいじょうぶになってしまった。だいじょうぶだいじょうぶですからね。
Posted by ブクログ
前半のモキュメンタリーならではの異質さや不気味さが面白かった。後半は化け物が本格的に登場して不気味さが薄れ王道的なホラーだった。途中に挟まれる恋愛描写が切なくて印象に残った。
Posted by ブクログ
前半の異質さや、不気味さ、気持ち悪さは個人的に好きな系統の怖さでよかった。
後半は少しエンタメ感が強くなったので、前半の雰囲気をそのままラストまで持っていったらかなり好みでした。
ただ、ストーリーとしては非常に楽しめたので大丈夫になりました。
Posted by ブクログ
すごく面白かった。ただもっと淡白な作風を期待して読み始めたので、中盤以降ちょっとしたライトな人情ものになってきたのが少し気になったかも。それでも、それすらも話の展開としてよく組み込まれている印象で、読み終えるとタイトルにもひねりがきいていることがよくわかるし、かなり構成が面白いホラー作品であるというように感じた。バリバリのホラーではあるけど、会社をテーマにしていることで身近に感じやすくて、なんか最近仕事中に「大丈夫になりますからね」とか言い始めてしまい「かぞく」になりつつあるのが侵食感あっていいなと思った。もしかしたら映像化とかも念頭に入れての編集サイドのディレクションとかもけっこうあるのかな?とか邪推してしまったけど、それも思わず楽しみになるような快作という感じで、ホラーらしいホラーで自分は好きと感じた。
Posted by ブクログ
非常に気持ち悪くて最高(?)
昔ながらのとか家柄とか絡んでくるの
ほんとに鳥肌。
ジリジリ這い上がってくるような気持ち悪いモキュメンタリーを探してたらこれ。
Posted by ブクログ
お化けモノは終盤、お化けの正体の判明らへんで話がごちゃごちゃして失速するけど、これもそんな感じだった。
ただモキュメンタリーもので映像化したら結構おもしろそう!白石監督どうでしょうか?笑
Posted by ブクログ
タイトルに惹かれて、カクヨムで。
勤めるだけで巻き込まれる、何とも恐ろしい会社。
裏実情は分かりようがないから避けられないのが怖い。
予想外のラストでびっくり。
ある意味メリバなのか?主人公が選んだ道なら良かったのか?
読みやすくて一気読み。