あらすじ
「俺たちは奇跡を起こすんだ」独自の正義感を持ち、いつも周囲を自分のペースに引き込むが、なぜか憎めない男、陣内。彼を中心にして起こる不思議な事件の数々――。何気ない日常に起こった5つの物語が、一つになったとき、予想もしない奇跡が降り注ぐ。ちょっとファニーで、心温まる連作短編の傑作。
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スイスイ読むことができました。論理的思考なのか、屁理屈なのか、破天荒な陣内さん。周りにいたらウザいと思うかもしれないが、頼りになりそう。不思議な魅力を持ったキャラで読みやすい。
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伊坂幸太郎2冊目!陣内はもちろん面白いんだけどそれ以上に周りに恵まれすぎてない?と思うぐらい陣内の周りの友達が面白くて好きになった。
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短編集。学生時代ぶりの伊坂作品。初めの銀行強盗の話を読んで、軽快なアップテンポさに、そうだ、伊坂幸太郎はこんな感じだったと思い出す。
チルドレンをはじめ読むと、あらしっとり系?と思いきや、やっぱりしっかりウィットに富んだやり取りが繰り広げられてるのはさすが。子どもに限らず、人と会う上で、特に大事にしたいことばかりで、めちゃめちゃ頷きながら読んだ。関わった子が自分の子どもと言いたくなるのも分かる。トイレの名言集とか、最後の短編のクマの着ぐるみのところとか、思わず声に出して笑ってしまうことも。子どもが見て恥ずかしくない、かっこいい大人になりたいなと思った。29歳の最後に読めて良かった。
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伊坂幸太郎が描くキャラクターの幅がすごいのは言うまでもないけれど、陣内はその中でもかなり好きな人物だった。
実際近しいとこにいたら面倒くさそうだけど憎めないキャラクターって魅力的。
そう考えると読者(ぼく)は鴨居の立ち位置にいた気がする。
質の高いミステリー要素が根底にあるから飽きないし、チルドレン(子供と親)っていうメッセージ性あるテーマが良かった。
この濃密な内容をあくまでもユーモラスに読者を驚かすように、軽やかに描くのが伊坂幸太郎だよなーと感じた。
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伊坂幸太郎作品3作目を読んだがこれが1番好き。特に永瀬と陣内の関係性が良い。
永瀬の目が見えないことに対する親切心への考えが自分自身体験したことのないものなのに妙に納得することができた。
チルドレン、チルドレンIIはどちらもとても面白かった。特にチルドレンIIはオチまで綺麗でとても面白かった。人に勧めやすい、特に普段小説を読まない人にお勧めできる素敵な作品だと思った。
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読みやすくて面白くてどんどんページが進んだ
いくつかの短編になっているので通勤時間中に読むのにちょうど良かった
永瀬と陣内の関係性が心地よいなと思った
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陣内さいこう!だいすき!かっこいい!!こんなかっこいい男なかなかいないよ。すべてが最高にかっこよかった。どのお話も陣内がかっこよくて最高。全部すきかな。めちゃくちゃなのにすごいこと言ってる。かっこいい。どれも別に陣内が語り手じゃないのもすごくいい。陣内の頭の中をのぞきたいわけじゃない。
ひさしぶりの読後大興奮かも。
Posted by ブクログ
なんだろう
どこか少しずっと可笑しみもあって、
奇跡ってあるかもという気持ちになった!
登場人物もそれぞれが浮かび上がってくるような、個性が光っていていいなと思う
思いがけない方向から
心に届くような言葉も散りばめられていて、
新鮮な感覚になることができた
Posted by ブクログ
久しぶりに再読。傍迷惑な人なのに何故か憎めない、かっこ悪いのにかっこいい。無茶苦茶言っているようで、実は筋が通っている…不思議な矛盾を抱えた主人公の陣内さんのキャラクターがとても魅力的。担当する子ども達すらも自分のペースに巻き込みんで振り回しつつ、なんだかんだ解決に導いている陣内さんは凄い人なのかも?周りが振り回されながらも、一緒に銀行強盗に巻 き込まれたり、 彼の失恋に付き合ったり。 そんな彼 が子供を導いたりする姿もコミカルで、読んでいて楽しい。 『 チルド レン』と『イン』のお話が好きだった
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チルドレンのこの構成なんか既視感あるなと思っていたら、最近読んだ「#真相をお話しします」に収録されている話が似ていた。親子だと思っていたらそうではなくて、悪い奴が分かったと思ったらもう一人悪い奴がいて。
収録されている5作の中ではレトリーバーとチルドレンⅡがお気に入り。
何気ない日常に広がるスリルある展開。盲目の永瀬と接する陣内の普通過ぎる態度。登場人物の魅力たっぷりな伊坂さんの好きなところが詰まった作品。(レトリーバー)
「俺たちは奇跡を起こすんだ」
ダメ親父に落胆して飛行を繰り返す少年。妻に浮気されても何もできず、夜の遅いダメ親父。浮気相手と結婚し、娘の親権を譲らないという大学教授。
バラバラだったピースがラストにつながる。たったの70ページくらいでこんなに面白くて重厚な話が書けるのはやっぱりすごい。(チルドレンⅡ)
陣内がどうやって父親との確執を吹っ切ったのか気になっていたが、まさか熊の着ぐるみをかぶってぶん殴ったとは。これぞ伊坂節。(イン)
Posted by ブクログ
94点
面白かった〜。
短編、中編集で、自由奔放な陣内という男を軸に物語が進んでいく。『砂漠』の西嶋みたいな奴。
言動が一貫してなかったり身勝手だったりするけど、まっすぐでなんか納得させられるところもあって憎めない男。
周りが振り回されながらも、 一緒に銀行強盗に巻き込まれたり、彼の失恋に付き合ったり。そんな彼が子供を導いたりする。ほっこりファニーな物語。
まず最初また銀行強盗?!ってびっくりした。伊坂好きすぎるな。そこに巻き込まれた登場人物たちが不思議な繋がりを作ったり。永瀬がその後にも出てくるとは思わなかった。2章目でさっそく陣内が大人になって家裁調査官になっていてびっくりした。この職業もこの小説で初めて知った。振り回しつつもなんだかんだ解決に導いてる陣内いいな。チルドレンの親子の話はびっくりした。あの子肝が座りすぎている。最後のくまの着ぐるみは少し予想できた。案の定だったけど、父親を殴って清々する話ってここなんだ。こういう忘れた頃に出してくる繋げ方が良いよな。楽しかった。伊坂らしいユーモアが混ざっていて満足な作品でした。
Posted by ブクログ
個人的に良いタイミングで読んだかもしれない。母親と違い父親が出来る事、自身の父親からの影響も踏まえて多くはないし限界感じてた。伊坂先生、ありがとうございます。思い直しました。かっこよく生きます。
伊坂節満載
保護観察官の大人たちと子供の話。俺の仕事は奇跡を起こすことだというフレーズを読みたいがためにたまに読み直してしまう。
大体愛らしい
学生時代に読んだ作品でしたが学生時代の記憶が抜けていてさっぱり抜け落ちていて伊坂幸太郎の新刊を読んだ気になっていました、サブマリンを中古で買ったので手前陣内の話を初めから思い出したいなと思い電子で購入し2日ほどで完読です。
世界は結果論で満ちている、あらゆることを結果論で考えればうまくいきそうなのでそうします。
Posted by 読むコレ
大仕掛けもなにもない...一見日常的な
淡々とした話しの短編連作。
でも個人的には伊坂作品の中では
「重力ピエロ」と同じくらいに好きな作品。
主人公の陣内のセリフは一々突き刺さります。
かなり恥ずかしい告白だと思いますが
こうありたい、そうありたいという事を
圧倒的にあたりまえに発言する彼を
羨ましく思います。
もっと若い頃にこの作品に出会っていたら
どうなっていたんだろう...と思う。
まだ間に合うのか...?
そんな陣内が、大好きだ
私はこの小説のあるシーンがたまらなく大好きである。
盲目の男がなぜかおばあさんから突然お金を渡される。不憫だと思われたからだろうか。その時に男が感じる複雑な心境。それを聞いた破天荒な陣内は「ある一言」を発する。
私はこの一言が大好きで、この本を何度も読み返してしまう。
Posted by ブクログ
破天荒で独特な正義感を持つ陣内を中心に進む5つの短編集。友人の鴨居、銀行強盗を機に知り合う永瀬(盲目)、家庭裁判所で働く武藤、永瀬の彼女優子など登場。伏線回収も見事で読みやすい。
タイトルにもなっている「チャイルドがチャイルズではなくチルドレン」という、子供は複数・集団になると変わるという一節が意外に深く、個人的には面白かったなと。
Posted by ブクログ
「俺たちは奇跡を起こすんだ」独自の正義感を持ち、いつも周囲を自分のペースに引き込むが、なぜか憎めない男、陣内。彼を中心にして起こる不思議な事件の数々。何気ない日常に起こった五つの物語。
「バンク」「チルドレン」「レトリーバー」「チルドレンⅡ」「イン」
銀行強盗巻き込まれたり(バンク)、恐喝事件に巻き込まれたり(レトリーバー)、陣内は事件を引き付ける何かがあるらしい(笑)
陣内の独特の世界観が面白い。
Posted by ブクログ
何も知らずに先に「サブマリン」を読んで面白かったので、その前作である本書も読むことに。
本書でも陣内さんの破天荒な言動や、屁理屈強めの持論が炸裂していて面白い。
また、めちゃくちゃかと思いきや、優しさや思いやりが垣間見えるのも素敵だ。
印象的だったのは、陣内さんが目の見えない永瀬さんのことを「皆と何が違うんだ、俺の方が凄い」みたいなことを言っていたところ。
変に気を遣うこともなく偏見も持たず、永瀬さんと友人関係を築いていることがわかり、「あっ、いいな」と思った。
Posted by ブクログ
サブマリンと繋がってるって知らずに読んで、若かりし日の陣内が出てきて、勝手にテンションあがった!
チルドレンという言葉についての解釈は、自分の大学自体を客観視されてるようで、痛々しかった、、「子供ってのは集まると違う生き物になる」
この解釈は、今後の子育てなどにも生きそう
Posted by ブクログ
短編集だが陣内を軸に登場人物が絡み合ってるからとても読みやすかった。陣内自身の内情は一切書かず、周りの人から見た感想や印象だけで構成されているので、一緒の立場でどんな人かなと想像する楽しみがあった。
Posted by ブクログ
物語の中心人物として関わってくる『陣内』がすごく魅力的。
身近にいたら振りまわされて心身ともに疲弊して、もうこりごりって感じなのかも知れないけれど……。でも個人的には、とっても好きな性格なのよね。
カッコつけないで、等身大であるがままに生きているヒトは、魅力的です。
Posted by ブクログ
時間の違いはあれど独特でクセのある陣内を中心に物語は進む短編集。
陣内のものの例えを駆使した会話や突拍子もない発言は不思議と仙人の格言にも思える…
陣内の発言や行動は全てを見越したものなのかそうでないかは全く微妙なラインが物語を面白くしている。
特に陣内と目の見えない永瀬の関係が1番お気に入りである。
伊坂小説で饒舌クセキャラがおきまりのように登場するがどのキャラも愛すべき存在である。
Posted by ブクログ
「陣内」を中心に幾つもの短編物語が進んでいくお話だった。短編によって主人公が違う中でも、それぞれの物語りで、その時間軸の「陣内」が物語を作っていく流れが面白かった。伊坂幸太郎のいつ間にか伏線回収が全部終わっていく手法が読んでいて楽しかったです!チルドレンとチルドレンⅡの最後の結末が急展開で面白かった。人を見てる時は一面しか見えてないこともたくさんあるのかもと思った。別の面を見たら相手の印象が変わることって案外簡単なことなのかもと感じた。伊坂幸太郎作品を見るたびに、決めつけや固定概念で物事の判断をしたくない。今見てるのは相手の一面だけなのかもしれない、という視点を持ちたいと思わせてもらえた作品だった。
Posted by ブクログ
人というのはショックから立ち直ろうとする時は自分の得意なやり方に頼るんじゃないか。
落ち込んだ陸上選手はやっぱり走るだろうし、
歌手は歌う。
そうやって立ち直ろうとするんじゃないかな。
Posted by ブクログ
憎めない男 陣内の周りで起こるちょっとファニーな5つの短編。
子供は1人だとチャイルド。
複数人だとチャイルズではなく
チルドレンになる。
1人でいると問題無いのに、大勢になると
歪むんだよ。
5つの短編の話が集約され、奇跡は起こるのか?