あらすじ
「俺たちは奇跡を起こすんだ」独自の正義感を持ち、いつも周囲を自分のペースに引き込むが、なぜか憎めない男、陣内。彼を中心にして起こる不思議な事件の数々――。何気ない日常に起こった5つの物語が、一つになったとき、予想もしない奇跡が降り注ぐ。ちょっとファニーで、心温まる連作短編の傑作。
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Posted by ブクログ
陣内のキャラが良い。独善的で無茶苦茶なのになぜか憎めない。いじめられてる子をあえて殴って、いじめてる子達を萎えさせる作戦とか、突拍子なさすぎて特に笑った。周りの人も陣内に巻き込まれてまたかぁ〜ってウンザリしながらも、彼にしかない魅力にどこか一目置いてる感じ。その関係性がクセになる1冊。
伊坂節満載
保護観察官の大人たちと子供の話。俺の仕事は奇跡を起こすことだというフレーズを読みたいがためにたまに読み直してしまう。
Posted by ブクログ
陣内という変わった人物と周囲の話。
鴨居という同級生と銀行強盗に遭遇、目の見えない青年永瀬と出会う。
武藤という家裁に勤める男の同僚(先輩)に陣内がいる。”陣内”という変人に振り回されるがそこが面白い。
公園で2時間、ずっとそこにいる人の顔ぶれが変わっていないという出来事に時間が止まっているという、そんな奴。