あらすじ
「俺たちは奇跡を起こすんだ」独自の正義感を持ち、いつも周囲を自分のペースに引き込むが、なぜか憎めない男、陣内。彼を中心にして起こる不思議な事件の数々――。何気ない日常に起こった5つの物語が、一つになったとき、予想もしない奇跡が降り注ぐ。ちょっとファニーで、心温まる連作短編の傑作。
...続きを読む感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
伊坂幸太郎2冊目!陣内はもちろん面白いんだけどそれ以上に周りに恵まれすぎてない?と思うぐらい陣内の周りの友達が面白くて好きになった。
Posted by ブクログ
チルドレンのこの構成なんか既視感あるなと思っていたら、最近読んだ「#真相をお話しします」に収録されている話が似ていた。親子だと思っていたらそうではなくて、悪い奴が分かったと思ったらもう一人悪い奴がいて。
収録されている5作の中ではレトリーバーとチルドレンⅡがお気に入り。
何気ない日常に広がるスリルある展開。盲目の永瀬と接する陣内の普通過ぎる態度。登場人物の魅力たっぷりな伊坂さんの好きなところが詰まった作品。(レトリーバー)
「俺たちは奇跡を起こすんだ」
ダメ親父に落胆して飛行を繰り返す少年。妻に浮気されても何もできず、夜の遅いダメ親父。浮気相手と結婚し、娘の親権を譲らないという大学教授。
バラバラだったピースがラストにつながる。たったの70ページくらいでこんなに面白くて重厚な話が書けるのはやっぱりすごい。(チルドレンⅡ)
陣内がどうやって父親との確執を吹っ切ったのか気になっていたが、まさか熊の着ぐるみをかぶってぶん殴ったとは。これぞ伊坂節。(イン)
Posted by ブクログ
94点
面白かった〜。
短編、中編集で、自由奔放な陣内という男を軸に物語が進んでいく。『砂漠』の西嶋みたいな奴。
言動が一貫してなかったり身勝手だったりするけど、まっすぐでなんか納得させられるところもあって憎めない男。
周りが振り回されながらも、 一緒に銀行強盗に巻き込まれたり、彼の失恋に付き合ったり。そんな彼が子供を導いたりする。ほっこりファニーな物語。
まず最初また銀行強盗?!ってびっくりした。伊坂好きすぎるな。そこに巻き込まれた登場人物たちが不思議な繋がりを作ったり。永瀬がその後にも出てくるとは思わなかった。2章目でさっそく陣内が大人になって家裁調査官になっていてびっくりした。この職業もこの小説で初めて知った。振り回しつつもなんだかんだ解決に導いてる陣内いいな。チルドレンの親子の話はびっくりした。あの子肝が座りすぎている。最後のくまの着ぐるみは少し予想できた。案の定だったけど、父親を殴って清々する話ってここなんだ。こういう忘れた頃に出してくる繋げ方が良いよな。楽しかった。伊坂らしいユーモアが混ざっていて満足な作品でした。
伊坂節満載
保護観察官の大人たちと子供の話。俺の仕事は奇跡を起こすことだというフレーズを読みたいがためにたまに読み直してしまう。
Posted by ブクログ
短編集だが陣内を軸に登場人物が絡み合ってるからとても読みやすかった。陣内自身の内情は一切書かず、周りの人から見た感想や印象だけで構成されているので、一緒の立場でどんな人かなと想像する楽しみがあった。
Posted by ブクログ
「陣内」を中心に幾つもの短編物語が進んでいくお話だった。短編によって主人公が違う中でも、それぞれの物語りで、その時間軸の「陣内」が物語を作っていく流れが面白かった。伊坂幸太郎のいつ間にか伏線回収が全部終わっていく手法が読んでいて楽しかったです!チルドレンとチルドレンⅡの最後の結末が急展開で面白かった。人を見てる時は一面しか見えてないこともたくさんあるのかもと思った。別の面を見たら相手の印象が変わることって案外簡単なことなのかもと感じた。伊坂幸太郎作品を見るたびに、決めつけや固定概念で物事の判断をしたくない。今見てるのは相手の一面だけなのかもしれない、という視点を持ちたいと思わせてもらえた作品だった。