【感想・ネタバレ】チルドレンのレビュー

あらすじ

「俺たちは奇跡を起こすんだ」独自の正義感を持ち、いつも周囲を自分のペースに引き込むが、なぜか憎めない男、陣内。彼を中心にして起こる不思議な事件の数々――。何気ない日常に起こった5つの物語が、一つになったとき、予想もしない奇跡が降り注ぐ。ちょっとファニーで、心温まる連作短編の傑作。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

チルドレンのこの構成なんか既視感あるなと思っていたら、最近読んだ「#真相をお話しします」に収録されている話が似ていた。親子だと思っていたらそうではなくて、悪い奴が分かったと思ったらもう一人悪い奴がいて。


収録されている5作の中ではレトリーバーとチルドレンⅡがお気に入り。
何気ない日常に広がるスリルある展開。盲目の永瀬と接する陣内の普通過ぎる態度。登場人物の魅力たっぷりな伊坂さんの好きなところが詰まった作品。(レトリーバー)

「俺たちは奇跡を起こすんだ」
ダメ親父に落胆して飛行を繰り返す少年。妻に浮気されても何もできず、夜の遅いダメ親父。浮気相手と結婚し、娘の親権を譲らないという大学教授。
バラバラだったピースがラストにつながる。たったの70ページくらいでこんなに面白くて重厚な話が書けるのはやっぱりすごい。(チルドレンⅡ)

陣内がどうやって父親との確執を吹っ切ったのか気になっていたが、まさか熊の着ぐるみをかぶってぶん殴ったとは。これぞ伊坂節。(イン)

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2026年05月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

94点

面白かった〜。
短編、中編集で、自由奔放な陣内という男を軸に物語が進んでいく。『砂漠』の西嶋みたいな奴。
言動が一貫してなかったり身勝手だったりするけど、まっすぐでなんか納得させられるところもあって憎めない男。
周りが振り回されながらも、 一緒に銀行強盗に巻き込まれたり、彼の失恋に付き合ったり。そんな彼が子供を導いたりする。ほっこりファニーな物語。

まず最初また銀行強盗?!ってびっくりした。伊坂好きすぎるな。そこに巻き込まれた登場人物たちが不思議な繋がりを作ったり。永瀬がその後にも出てくるとは思わなかった。2章目でさっそく陣内が大人になって家裁調査官になっていてびっくりした。この職業もこの小説で初めて知った。振り回しつつもなんだかんだ解決に導いてる陣内いいな。チルドレンの親子の話はびっくりした。あの子肝が座りすぎている。最後のくまの着ぐるみは少し予想できた。案の定だったけど、父親を殴って清々する話ってここなんだ。こういう忘れた頃に出してくる繋げ方が良いよな。楽しかった。伊坂らしいユーモアが混ざっていて満足な作品でした。

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2026年05月03日

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ネタバレ

陣内を始めとしたキャラクターが魅力的で、読後感も良い作品。一見破天荒でめちゃくちゃに見える陣内の生き様が、周囲の人に影響を与えながら物語を織り成していくところが面白い。

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2026年04月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

20年近く前に刊行された当時に購入し、幾度となくあった引っ越しや整理を乗り越えずっと本棚に残っている作品。
(これは蛇足だがこの文庫、刊行当時は619円、2026年現在は814円だそうだ)
数年に1度読み返すのだけど、時代を感じる描写もないので違和感なく読むことができる。
今回は続編のサブマリンを読みたいがために復習として読み返した。

この本は時系列が違うものの共通して登場する人物がいる連作の短編集で、適度に話が区切られているので細切れに読書をする人でも読みやすい。でも通して読んでも話がつながっているので面白い。
誰を中心とした視点での話の展開になるかは話毎に異なる。全編通して登場する、陣内という人物視点での話はそういえば一つもない。
陣内は無茶苦茶だが子どもには好かれるというのが読んでいるとよくわかる。滅茶苦茶だけど裏表がなく、信頼できるのだ。こういう大人に出会いたかったなと思う。滅茶苦茶だけど。

また、読後感は気持ちよく、少し胸がジンとするような話もあり、登場人物たちがどのようになっているのか、続編を読むのが楽しみだ。

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2026年01月28日

ネタバレ 購入済み

伊坂節満載

保護観察官の大人たちと子供の話。俺の仕事は奇跡を起こすことだというフレーズを読みたいがためにたまに読み直してしまう。

#アツい #ほのぼの #感動する

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2021年07月07日

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ネタバレ

「陣内」を中心に幾つもの短編物語が進んでいくお話だった。短編によって主人公が違う中でも、それぞれの物語りで、その時間軸の「陣内」が物語を作っていく流れが面白かった。伊坂幸太郎のいつ間にか伏線回収が全部終わっていく手法が読んでいて楽しかったです!チルドレンとチルドレンⅡの最後の結末が急展開で面白かった。人を見てる時は一面しか見えてないこともたくさんあるのかもと思った。別の面を見たら相手の印象が変わることって案外簡単なことなのかもと感じた。伊坂幸太郎作品を見るたびに、決めつけや固定概念で物事の判断をしたくない。今見てるのは相手の一面だけなのかもしれない、という視点を持ちたいと思わせてもらえた作品だった。

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2026年04月28日

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ネタバレ

<目次>


<内容>
連作短編集というのだろうか?陣内という人物がずっと出てくるが、主人公でもないし、時間軸も前後している。それに振り回される鴨居・武藤・永瀬(と盲導犬のベス)の話。殺人事件ではなく、銀行強盗、恐喝、誘拐、強盗未遂などを裏面から解決する感じ?かな?

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2026年04月16日

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ネタバレ

どの話も面白かった。
1番好きなのは「チルドレン」、他の人質みんなが共犯者だという仕組みに驚いた、面白かった。

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2026年02月11日

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ネタバレ

初めての伊坂幸太郎作品。
面白い!変な言い回しがないのでストレートに伝わる。短編集と書いてあるが全ての話が繋がっているのでまさに「短編のフリした長編」だと分かる
陣内のハッキリした性格が癖になる。出てくる登場人物皆が魅力的で陣内との掛け合いを見るのが楽しい。家裁調査官のライブに行ってお父さんが歌っていると気づいた時に少年が驚くのではなく苦笑しながら「歌ってるの俺のお父さんだよ」と言ったのが良かった。
この章の「俺たちは奇跡を起こすんだ」というセリフが凄く好き

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2026年01月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

とてもおもしろかったけれど、うまい感想がでてこない。やりたいことをやりたいがままにやる陣内。彼の自由な言動が奇跡を起こす。施しを受けた全盲の永瀬に対する「なぜお前だけ金をもらえるんだ、ずるい」。いじめられている子を助けるどころか殴り付け、いじめっ子を唖然とさせる。自信満々に告白して、玉砕したあとは、嫌がらせを繰り返す。全盲の人は普通の扱いをしてもらいたいのか、特別な扱いをしてもらいたいのか。陣内の言動はほほえましいけれど、考えさせられました。家裁調査官の仕事も興味深い。良い作品でした。

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2026年03月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

5つの物語が一つになって奇跡、が分からない。離婚調停の話の中で、少年の両親と離婚夫婦は出来過ぎた奇跡で、それも単体の物語内。銀行強盗の話、侵入強盗を父親にして家裁に来た少年の話、2時間警察が張り込んで時間が止まる話、最後の着ぐるみバイトの話、陣内と長瀬に関する話以外は脈絡なさそう。どれもミステリー調で思わせぶり要素があるので最後に本当につながるのかと期待してしまった。陣内が父親を殴ることが繋がり?

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2026年04月18日

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