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廃止予定の宇宙停留所には家族の星へ帰るため長年出航を待つ老婆がいた……少数者に寄り添う心温まる未来を描く短篇集、文庫化!
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Posted by ブクログ
なんて静かで、壮大で静謐な物語たち。SFというジャンルだけど、ただ、私の生きてる世界が狭いだけで、こんな世界がきっとどこかにあって生きてる人たちがいるんだろうなと思いながら読んだ。
凄く静かなのに綺麗な風景が見れるようなSF集。設定も面白いものが多いのに人間の心の動き的な身近なテーマにも寄り添っていてとても優しい。特に「共生仮説」が好きだった。
大好きすぎる。優しくてあたたかくてドキドキワクワクして、、私は夏のドラえもん映画を観るのが好きだけれど、劇場で観ている時とおんなじ気持ちになった。未来だったり、別の星のお話だったりで現実離れしているのにそこにあるテーマが愛ややさしさだからすごくどの話も身近に感じて不思議な気分。それを一番感じたのが「...続きを読むスペクトラム」だった。ルイ、、、。 表題作の「わたしたちが光の速さで進めないなら」もすごく良くて、好きな言葉がたくさんあった。世界が広がるということは、同時に孤独が増える可能性もあるわけで、、数百年後にはほんとうにそういう悩みを抱えるだろうな。 韓国SF、すごい。キムチョヨプ全部読破しよう
久しぶりに全編面白い短編集。 特に気に入ったのはこの4編 巡礼者たちはなぜ帰らない スペクトラム 館内消失 わたしのスペースヒーローについて
すごく心地良い小説でした。 こんなに静かで温かくて穏やかで、純文学チックなSFがあるんだなあ。 今まであまりSF作品に惹かれてこなかったけど、このテイストならこれからも積極的に読みたくなりそう。 「確かにそれって不思議だよな…」という、現実からそう遠くない事象を起点にSFの世界が膨らんでいったり、...続きを読む宇宙規模だろうと変わらないかけがえのないものが描かれていたりのおかげで、すっとはいってきた。 フェミニズムとかマイノリティに関わる要素を含んではいるけど、作品の世界観を超えて作者の声で主張するような、ノイズ的メッセージがなくて上品なのも好み。 あくまで自然に、作品の世界を楽しめた。 現実世界を通すような直接的なアプローチではなく現実的世界を通して、穏やかな気持ちのまま大切なものを確かめたい時にまた読みたい。
どれだけ技術が進歩しても、人と人との繋がりは大事だと改めて思いました。 「感情の物性」が個人的に一番興味深い内容でした。
めちゃくちゃ面白かった。 SF短編集なのですが、個人的には「館内紛失」が一番すき。 母娘関係を題材するとどうしても暗くて重たくなるんですよね。なぜなら、してもらえなかったことに言及せざるを得ないから。 それをここまでやさしく汲み上げたのはすごいなと思った。 どの作品もあたたかな読後感が素敵。
自分と他者の絶対に分かり合えない違いと、それでも分かりたいともがく人間の切なさと渇望がSFという形をとって見事に描かれていて圧巻でした。
詩のように情緒的で美しい7作のSF短編集。 未来の宇宙工学やバイオテクノロジーがテーマだが、その裏で女性の主体性、マイノリティへの差別など現代に存在する社会問題的テーマも組み込まれていて、登場人物たちに感情移入しやすい。 『巡礼者たちはなぜ帰らない』 ユートピアこそがディストピアなのかもしれない。...続きを読む 『スペクトラム』 性善説だけでは生きられない世界でも、知性を持つものの善性を信じようと思える1作。 『共生仮説』 決して自分のものではないのに生々しく懐かしく感じる美しい記憶、というものが私にもいくつかある。遠い美しい世界にロマンを感じる1作。 『わたしたちが光の速さで進めないなら』 タイトルは"わたしたちが光の速さで進めないなら"だけど "わたしたちが光の速さで進めなくても"という人間の覚悟のようなものを見る1作 『感情の物性』 私の心の色や形はどんなだろう。 心の色や形まで誰かとおそろいで求める世界はきっとディストピアなのだろう。 『館内紛失』 もしあらゆるものがデータ化され、世界からアナログなものが排除されたら、人間の生きた痕跡もすぐに消えてしまうのだろうか。 私を私たらしめる記憶をひとつ選ぶとしたら、なんだろう。 母親になることによって自分のこれまでの人生が消えてしまうような感覚。 母と娘の間に生まれる複雑な感情。 自分の身にも覚えのある気持ちが描かれていた。 色々なわだかまりを抱えながらも、自分が母になるとき、娘はもう一度母と出会うのかもしれない。 『わたしのスペースヒーローについて』 ヒーローでも自由になっていい。いつかの自分のヒーローに、どこか遠いところでも穏やかに過ごしていてほしいとそんなふうに思った。 全体を通して、とても女性作家の良さを感じる作品でした。 優しくて柔らかくて美しい。 SF小説はこんなにも美しくなりえるのだなと心が洗われる思いがしました。
「この世界からは出ていくけれど」がとても好きだったので読みました。 今作の魅力は 母から異星人まで 人種を超えて距離を超えて時間までも超えて 分かり合えない人との対話を諦めないところだと思います。 どんな人に対してもわかろうと努力することはとても難しいことですが、チョヨプ作品に出てくる人々は懸命に分...続きを読むかろうとし続けます。 そこに希望を感じてすごく好きです。 特に好きだったのは以下の作品です。 スペクトラム 共生仮説 館内紛失 わたしのスペースヒーローについて
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わたしたちが光の速さで進めないなら
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キムチョヨプ
カンバンファ
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