わたしたちが光の速さで進めないなら

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廃止予定の宇宙停留所には家族の星へ帰るため長年出航を待つ老婆がいた……少数者に寄り添う心温まる未来を描く短篇集、文庫化!

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わたしたちが光の速さで進めないなら のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    やはり日本文学ではないぶん初めは少し読みづらかった。ただ素晴らしい。孤独、悲しみ、そして愛。とても優しい愛に包まれた悲しみ、孤独の話。人間の弱さはきっと情報化、技術、AIなどの進歩があるこの世の中でこさ失ってはいけない愛しい特性の一つであると思う。どこでどなような時代を生きようとも、お互いを理解する

    0
    2025年12月15日

    Posted by ブクログ

    この短編集は一貫して
    人間の知的好奇心が描かれているように思う
    私たちは感情があるからこそ苦しんでいるのに
    苦しみさえも取り上げられたくないという
    矛盾した存在であること、
    目に見えない物こそ物質としての所有欲があるのではないか…などとSFを超えた哲学的問いかけがかなり読書欲を刺激してくれた。

    0
    2025年12月09日

    Posted by ブクログ

    間違いなく今年ベスト!
    軽やかで日常的なSFの世界に簡単に入り込める。ミステリーの要素もあるけれど、終わり方がどれもスペクタルなものではないところが穏やかで優しい。
    短い話なのに一生覚えていて、つい人に話したくなる話が何個もあった。キムチョヨプさんの本は全部読もう!

    0
    2025年11月26日

    Posted by ブクログ

    韓国作家さんのSF短編集。スペクトラムが1番好き。どの作品も共通して孤独にそっと寄り添うような静かな優しさがある。切ないけれど温かさもあって、とても好きな文章でした。他の作品も読んでみたい。

    0
    2025年11月16日

    Posted by ブクログ

    7つの短編SF小説

    読んでいる間は
    広い宇宙の中で
    ひとりぼっちに見える地球を俯瞰しながら
    忘却や断絶
    分離主義などの
    ここ 地球上にある宿命や憂いの
    根っこのようなものを
    ずっと望遠鏡で拡大して見ているような感覚でした

    すべての物語に希望があり
    心が暖かくなる気づきがあったのに
    なぜか少し泣き

    0
    2025年10月22日

    Posted by ブクログ

    素晴らしかった。全ての作品がとても濃密で味わい深く、寂しく愛おしい。大切に抱きしめながら読んだ。誰もが抱える寂しさと、それでも誰かに手を伸ばしたいという切実な想いが詰まっていた。どれだけ技術が進んでも、理解しようという姿勢、誰ひとり取り残されない未来を信じたい。

    特にお気に入りは「巡礼者たちはなぜ

    0
    2025年10月07日

    Posted by ブクログ

    とても面白かった。
    sfの骨太な感じの中にポップさや可愛さが作品の中に感じられとても良かった。
    普通にわかりやすくてとても面白い。

    0
    2025年10月03日

    Posted by ブクログ

    韓国の新進気鋭のSF作家 キム・チョヨプの初短編集。

    ほとんどの作品がマイノリティを主人公にしている。特に女性科学者が多い。これらの主人公はマイノリティである一方で、社会的には成功者達である気がするので、その辺をどう捉えたらいいんでしょうか。フェミニズム文学?マイノリティ文学?(そもそも間違ってい

    0
    2025年09月27日

    Posted by ブクログ

    もっと読みたい
    あぁ 終わっちゃった…
    という気持ちにさせてくれた

    どの短編も やわらかい雰囲気がした
    不思議な読み心地
    空想の世界にとっぷりと浸かったような
    こんな軽やかなSFもあるんだなぁ。。。と
    この本を読んで 何だか無性に
    宇宙について調べたくなった
    宇宙図鑑が欲しい 笑

    どの作品も味わ

    0
    2025年09月27日

    Posted by ブクログ

    ここではないどこか、まだ見も知らない誰か。
    無力で孤独で未来が見えない頃の方が、遠くが見えていたのかもしれない。
    寂しさが温度をもって心に寄り添うSF短編集。

    0
    2025年09月24日

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