この世界からは出ていくけれど

この世界からは出ていくけれど

小説・文芸
1,210円 (税込)

6pt

話題作『わたしたちが光の速さで進めないなら』に続く第2短篇集、待望の文庫化!

人より何十倍も遅い時間の中で生きる姉との葛藤を描く「キャビン方程式」など、社会の多数派と少数派が共存を試みる7つの物語。

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この世界からは出ていくけれど のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    「わたしたちが光の速さで進めないなら」が好きだったので2作目!
    特に「ブレスシャドー」が好き。映画を見終わったような読後感だった。

    0
    2026年07月04日

    Posted by ブクログ

    「わたしたちが光の速さで進めないなら」がとても刺さったので本作も読んだ。
    ここではない遠い星のどこかの話なのに、この世界で起きている出来事かのように感じられる、不思議で優しくて切ない短編集だった。
    異なる生き物同士の、相互理解ではない形の寄り添い方について考えさせられた。

    0
    2026年06月24日

    Posted by ブクログ

    汎ゆる世界から旅立つ者達の
    7つの短編集
    元タイトルは
    『さっき去ってきた世界』
    序文で日本の読者への
    メッセージが書かれていて、
    その丁寧さに心打たれた

    SFは翻訳者の技量も
    特段問われる分野だと思うが、
    物語自体の内容も
    プロットもしっかりしてて、
    凄く読みやすく、儚い世界観も好み

    本の装丁もかわいいし、
    著者の別の本も手に入れたいと思った
    装画は最終話のキャビン方程式からかな?
    読み終えてからの装画の良さが増すね〜

    0
    2026年02月01日

    Posted by ブクログ

    前作から好きだったが、今作でさらに好きな作家さんになった。

    日常では当たり前すぎて意識しない人間の機能や感覚を、SFの世界を通して際立たせることで、改めてその尊さに気付かされるようだった。

    前作もそうだが、翻訳者の方がとても上手で、国外の作品であるというフィルターを全く感じることなく読むことができた。

    ブレスシャドー、認知空間、キャビン方程式が特に好きだった

    0
    2025年11月01日

    Posted by ブクログ

    前の短編集が面白かったので、今作も購入。しばらく積んだのちようやく読み終えた。

    どの作品でも、作中の人物は自分が属していた環境を離れる経験をする。
    その時旅立つ彼らが振り返った、今まで属していた世界、また旅立つ彼らを見守る人、そんなものを描いているようだ。
    彼らは自分と周囲の社会にどうしようもないミスマッチを抱える。
    ある人は幻肢を持っているが、それは精神の病気だから治療すべきだと言われ、自分の気持ちを否定され続ける。
    ある人は数百年のコールドスリープからすっかり変わってしまった世界に目覚めさせられ、言葉も通じず、何年経っても馴染むことができない。
    彼らはたった一人で多数の人が作る良識や常識に耐え、傷つけられて、住み慣れた環境を離れる。
    その時に、見送ってくれた人にそっと心を残す。それがタイトルの『この世界から「は」出ていく「けれど」』のように感じられる。

    どの人にも、世界を出ていく前に一人の心通わせられた人がいた。感じ方や環境の変化から、離れることになっても、やはりお互いがお互いを理解しようと努め続けたり、心に残し続けたり、みんな繊細で、誠実で、優しい。
    設定はSFなので非日常的だけど、他者と理解し合えず、違う世界を生きてるくらい孤立した気持ちは日常にある。
    そんな気持ちを言語化されて、登場人物の中に客観視できて、成仏させられる、とても優しい短編集だと思う。

    ただ、SFを読み慣れていないので、いちいち新しい世界の異なる常識に頭を書き換えるのが、面白くもあり、大変でもあった。
    「一人前のロモン」?「間違った地図」??「粒子の意味」???

    0
    2025年10月08日

    Posted by ブクログ

    「わたしたちが光の速さで進めないなら」が好きで
    「地球の果ての温室で」に続き読んでみた。

    7つの短編

    以前より結構、科学的な文章が多く、理解が追いつかなかったけど、宇宙だったり異世界だったりする中で、寂しさと優しさを同時に持ち合わせている雰囲気。

    自分とは別のものをもった側とのわかりあえない孤独と悲しみ
    それらを感じて切なくなってしまうけど、どこか希望を感じて、余韻に浸れる物語集だった。

    0
    2026年09月27日

    Posted by ブクログ

    キムチョヨプさんの本は2冊目。1冊目も良かったけど、美しさ、無垢、純心という言葉が当てはまる短編集。

    この世界観が本当に好きで、一話目から涙しながら読む。悲しいとか嬉しいとかではなく、美しい世界観に泣けるという初めての体験。

    本屋さんでどうしても手にしたくて、探しに探してやっと出会えた。読むのが遅くなったけど、やっぱりキムチョヨプさんの本にハズレなしと確信できた。

    0
    2026年09月18日

    Posted by ブクログ

    前作と同じように温かくて寂しい気持ちになる
    認知空間が1番好きだった
    自分の見えている世界が全てではないこと、それを否定することは真偽の判定ではなく多様性につながること

    0
    2026年07月27日

    Posted by ブクログ

    わからせようとすることの暴力性と、わかろうとしてもわからない寂しさを抱えながら、互いに近づこうとするような感じに希望を感じた。
    「マリのダンス」「ローラ」「キャビン方程式」が特に印象に残っている。

    0
    2026年07月17日

    Posted by ブクログ

    SF的な部分は理解しづらいところもあった。
    世界の大部分と違った感覚を持つ人たち。お互いにどう理解し、調和していくのか。

    0
    2026年06月27日

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