【感想・ネタバレ】蒼穹の昴(2)のレビュー

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Posted by ブクログ 2023年10月23日

時代に乗り遅れた清王朝末期、国も人も生き延びる為に必死にもがきあがく。
登場人物達にまたも胸が熱くなる二巻だった。
三巻へ!

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Posted by ブクログ 2022年10月26日

春児にヘイムータンの亡霊が乗り移ったって勘繰って阿片吸いまくって抱き合いながら眠った陳と趙面白過ぎる

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Posted by ブクログ 2022年09月15日

一巻では書かれなかった、西太后のキャラクター。私けっこうこのおばさん好きかも。
何も持たない春児が努力し、運命を変えていく様、次の巻が楽しみ。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年03月12日

【あらすじ】
文秀は、同じく進士登第を果たした王逸、順桂とともに、楊喜楨を中心とする改革派の一員となる。また、天涯孤独となった春児の妹玲玲と再会し、彼女を引き取るとともに、預言者から春児に嘘のお告げをしたことを聞かされる。一方春児は、城を追われた宦官らが共に暮らす老公胡同でさまざまな厳しい鍛錬を受け...続きを読むる。なかでも演劇では類い稀なる才能を開花させる。そして城にあがるや西太后の目にとまり、西太后づきの掌案的となる。文秀と春児は、皇帝派と皇后派の権力争いの只中に巻き込まれていく。そして西太后は、強大な権力を維持しながらも人知れず国と光緒帝の行く末を案じていた。

【感想】
1巻に続きとても面白かった。春児の成長、出世は読んでいて気持ちがよかった。西太后と乾隆帝のやりとりは、ファンタジーなのと現代的な話言葉で不思議な雰囲気だった。西太后が実際どんな人物だったのか気になった。

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Posted by ブクログ 2019年09月16日

浅田次郎さんの小説は「一路」についで2つ目。
「一路」の小野寺一路といい春児といい…
浅田次郎さんの描く小説の主人公はほんっとに
きらっっきらっっ!!ほんとにまっすぐで
一所懸命で、実は大好きだあ、こういう人間。
浅田次郎さん…すごく好きな小説家になった。

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Posted by ブクログ 2023年10月23日

西太后や李鴻章など歴史的な側面しか知らなかったが、イメージが大きく変わった。それぞれが背負っているものの大きさやその重圧、人間的な部分などが魅力的に描かれている。

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Posted by ブクログ 2023年04月03日

呪いの話が特に興味深い。
西太后、大変なときに清に嫁いだのですね。
今までは、清を滅ぼした悪人というイメージしかなかったけれど。

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Posted by ブクログ 2023年02月11日

清朝末期の歴史の勉強にもなる。最近ラストエンペラーを久々に見たので、紫禁城の様子もイメージしやすかった。

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Posted by ブクログ 2022年12月22日

蒼穹の昴の第二巻。
この巻では西太后の姿が印象的だった。前巻でちらっと出た感じでは、権威ある強大な女帝という感じ。さらに歴史上のイメージも相まってとんでもない悪女という印象があったのだけど、蒼穹の昴での人前で見せない彼女の姿はその印象ががらりと変わる。

話し言葉が普通に女の子っぽかったというのもあ...続きを読むると思うけど、国を背負う重圧に押しつぶされそうになる弱さや、混沌とした状態のままで国を愛しい甥に任せたくない、という情愛の思いであるとか、そうした部分が等身大に描かれていて、女帝の人間らしさが描かれます。

表の強い女帝の姿と、裏の普通の女性っぽさ。その相反する二面性が、彼女を魅力的に描きます。

熱くなるシーンでいうと宦官を志す春児が、鍛錬の日々の中で師匠から教えを受け継ぎ舞台にあがるシーンが格好よかった! この作品は宝塚で舞台化されているそうだけど、舞台で見たらめちゃくちゃ映えるだろうな、とつい想像してしまう。

あとは春児の運命を変えるお告げをした白太太が、お告げに関してのある真実を述べる場面も捨てがたい。人間の可能性や強さを感じさせ、感慨深くなるいい場面でした。

ストーリー的にはこの巻から宮中や国際政治が絡んできて、シリアスさが増してくるのだけど、春児の運命が語られる場面はどことなく王道の少年マンガの雰囲気を思い出させ、どこか懐かしい気持ちにもなりました。

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Posted by ブクログ 2022年09月20日

浅田さんの小説には、基本的に本当の悪人がいない。
誰もが何かしらの理由を持って生き、何かしらの想いを持って行動している。
実直で己の信念を持って生きる人たちは報われて欲しい。
せめて小説のなかだけでも…と思ってしまいます。

世紀の悪女と呼ばれる「西太后」さんの思いと行動のアンバランスさは置くとして...続きを読む、悪役としての自分や周囲の悪意を受け止める根性は自分の血に誇りを持っているからなのか。
いずれにしても春児は報われて欲しいなぁ…。

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Posted by ブクログ 2022年09月19日

順桂の葉赫那拉の呪いから話が始まる。
王逸と李鴻章との出会い、文秀と玲玲との再開、春児が黒牡丹から教えてもらった技を身につけて入廷してお気に入りになるまで。

西太后の表での印象と実際の考えていることの差が狂っていると感じるぐらい離れていて魅力的。
春児の何事にも一生懸命で根が優しいところがとても応...続きを読む援したくなる。文秀も頭が良いだけでなく、科挙試験から描かれてる困っている人がいれば助けられるところが2人が似ている。
冬の牡丹江は本当に寒くて、知ってる土地が出てきて想像できるのがおもしろい!

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Posted by ブクログ 2022年05月01日

2巻。退役宦官の村「老公胡同」で宦官修行の春児。厳しい修行に耐え、西太后の側近へ成り上がって行く様が痛快。黒牡丹の最期には泣いた…。
西太后は、ヒステリーはすぎるが繊細なところもある女性で、滅びゆく清国の行方を憂いて、甥っ子である光緒帝にはこの重荷を背負わせることはできないと自らが政権を握る。西太后...続きを読むが仕事できすぎるのがいけなかったのか、それが清王朝を牛耳る稀代の悪女と後の世に伝わってしまった、という解釈は面白い。
また、光緒帝もそんな西太后を母(父)と慕っている。そんな2人の思いとはうらはらに、取り巻く側近たちの陰謀と暗躍で、物語は皇帝擁する改革派と西太后擁する守旧派の派閥争いへ。皇帝派についた文秀と、西太后派についた春児。2人は袂を別ち、時代は進んでいく。3巻へ続く。

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Posted by ブクログ 2021年06月06日

科挙の最終試験に見事合格し、中央官吏として頭角を現す文秀。一方、宦官の道を選び場末の胡同で修行を積んだ春児は黒牡丹から受け継いだ演技を老仏爺(西太后)に認められ御前太監として側仕えする身分にまで出世した。
別の世界に別れた二人は紫禁城内に渦巻く后派と帝党との勢力争いに巻き込まれてゆく。
大清帝国の滅...続きを読む亡に向けて宿命を背負った二人の若者の運命が大きく動き始める。→第3巻に

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Posted by ブクログ 2021年02月19日

全四巻としてのレビュー。
長かった。歴史小説なので、サクサクと読めず、途中で中だるみしてしまった。
西太后は、歴史上の「清を滅ぼした悪女」というイメージが、自分の中であまりにも強すぎて固定観念として、この小説の中での人物像がどうしてもしっくりいかなかった。
春雲は自身の力で運命をも変え、ついにはお宝...続きを読むを手にするが、家族や友人や大事な物など、失ったものも多く、願いが叶っても悲しい人生だと思う。

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Posted by ブクログ 2020年07月30日

春児が非の打ち所が無く活躍する様を読むと、そうでしょう!うちの春児は凄いんですよ!!と身内目線でこちらまで嬉しくなってしまう笑

でもパイタイタイのお告げはウソかーい!
分かるよ、春児はかわゆいよね…自分の力でなんとかしそうだし、見守ろう。

文秀と春児は敵同士みたいになってしまったけど、この先どう...続きを読むいう結末に向かっていくのだろう…

西太后の本当の思いが文秀達にも伝わればいいのに…だから西太后に付いてる2人は早く死ねよ。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2020年02月04日

ほぼ科挙試験の趨勢に紙面の大半を費やした1巻とは打って代わり、随分と物語が動いたものだなぁ。。。

西太后の苦悩と乙女心と親心と国を憂える心と、それらに相反する専横に複雑な気分を味わい、

光緒帝の人柄に心温められ、

春児のスピード出世と寺の仲間の遺したモノに胸がすく思いを味わい、

権勢争いに明...続きを読むけ暮れる完了たちの暗愚に心塞がれ、

時の流れの残酷さと歴史が示す暗い未来に想いを馳せる・・・


そんな読書時間を過ごした一冊。
「蒼穹の昴」、面白し♪

★4つ、9ポイント半。
2020.02.04.新。

※作品世界ではとっくのとうに亡くなっているはずのヴェネチア人画家が、この先の物語にどう絡んでくるのか…?

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2018年09月25日

占い師の告白に「何だって~!!??」
そういう事もあるのか。。

主人公がいよいよ後宮入りして、でも
歴史上は中国は動乱の時代、滅亡なわけで。。

読み進めるのが怖くもある。。

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Posted by ブクログ 2018年02月24日

自宮という驚くべきことをやってのけた李春児。
この巻では、宦官として西太后の側に上がることを目指す春児の、スポコン漫画真っ青の修業時代から紐解かれる。

一方で、希代の悪女とされる西太后にもスポットが当たる。
本書での西太后像はかなり斬新。
取り乱すと、あるいは寧寿花園で乾隆帝の霊とたいわするとき、...続きを読む小娘のような話し方になり、ちょっとかわいい。
が、彼女は天下を民に返すという天命をたった一人で背負い、国を滅ぼした悪女を演ずる聡明な女性として登場する。
一般には彼女の権力欲のために幽閉され、死なされた光緒帝とは、実の母子以上の愛情で結ばれていた、ということになっている。
こういう設定、読んでいる最中はおおっ、と思うけれど、一旦本を閉じ、こうしてレビューを書いてみようとすると、どういう論理なのか、再現できなかったりする。
私の読みの雑さが原因でなければ、これこそ浅田マジックなのだろう。

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Posted by ブクログ 2018年01月31日

最終試験を一位で突破し、官吏となった文秀は、政治の中枢へ。一方の春児は、自らを切り落とし、後宮から追われた臣官たちから曲芸・料理などを教え込まれ、ついに後宮に仕官のチャンスをものにし、西太后の側に召し抱えられる。一方、春児の妹、玲玲は、文秀に養育される。

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Posted by ブクログ 2018年01月08日

文秀、春児の成長の章。不思議体験は浅田さんの特徴なのかな?西太后と乾隆帝、王逸と白太太のくだりとかね。悪女で名高い西太后…諸外国の都合で流布された間違ったイメージという見解も、それだけでも結構面白いです。

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Posted by ブクログ 2016年08月14日

時は日清戦争、阿片戦争の時代、独りわがままを通していた西大后の残酷ぶりはよくわかった。イメージと実態とがあまりにかけ離れている。その西大后に取り入っていく春児の出世の仕方、芝居を磨いていくところは世渡りのうまさを感じさせる。李鴻章、曽国藩、袁世凱等が太平天国を滅ぼして上昇していくさまはよくわかる。中...続きを読む国の歴史は独裁者とその取り巻きのような気がしてならない。文秀と春児の関係はどうなっていくのだろうか?

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Posted by ブクログ 2020年04月05日

二巻目。
読み進めるうちにだんだんとはまってきた。
李文秀、王逸、順桂、そして春児それぞれが出世して、別々の道を歩き出した。
これからの展開が楽しみである。


【積読】2020.04.05
西太后の内情がわかって、ちょっと同情(史実と同じかは別として)。
光緒帝があっさり政治を取って代わると思った...続きを読むのに、そうはうまくいかない。
母子のそれぞれの愛が故なのか。
わからないものだな。

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Posted by ブクログ 2020年01月13日

次巻もはまって読みました。

<本の紹介>
官吏となり政治の中枢へと進んだ文秀。一方の春児は、宦官として後宮へ仕官する機会を待ちながら、鍛錬の日々を過ごしていた。この時、大清国に君臨していた西太后は、観劇と飽食とに明けくれながらも、人知れず国の行く末を憂えていた。権力を巡る人々の思いは、やがて紫禁城...続きを読む内に守旧派と改革派の対立を呼ぶ。
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よくある話といえばそれまでなんですが、旧体制を牛耳る奴らが出てきて、その体制の中で"使える"人たちが活きなくなってくると体制の維持ができなくなる。「良禽は木を選ぶ」。頭のいい人達ほど、組織に本当に必要になる人達ほどその組織が腐る前にどこかに飛んでってしまうもんだ。そして、一番初めにそんなしわ寄せの被害を受けるのは、いつだって一番弱い立場にいる最下層に位置づけられる人たち。そんな人たちをなんとかするために、そんな体制をなんとかしようと新体制擁立派が出てくる。
でも、志はあるものの、実際百戦錬磨の旧体制から権力を奪うのは"徐々に"じゃなかなか難しい部分もある。草の根活動は地道に続けるけど、それだけじゃダメだ。ただ仲間を増やしていく際にそのたくらみがバレても元も子もない。そうなると、どこでどうつながってるかわからない昔から組織にいる人達に改革を手伝ってもらうことは難しい。だからこそ、そんなつながりのない新しくその組織に入ってくる人たちをどれだけ自分たちの体制に組み入れられるかがそういった新しいことを始める人達にはキーになる。逆に言えば、そこさえ押さえておけば改革派ってのはなかなか力を持つことはない。
ん?なんかどこかのエアラインの話みたいになってきた。

でも、歴史は繰り返すというか、いつも同じ構図があるものなんだろなと思います。
そして、同じミスが繰り返されるってことは根本原因に手が打たれていないってことと同義。今までに原因と考えられて、その原因の対策として打ってきた手よりも深いとこに原因があったら、そこに手を打たない限りはその事象が終わることはない。風邪薬を飲んでも風邪を引かなくなるわけじゃないってのと同じだ。

それぞれの立場で守るものがあるのはわかるけど、頑張れば頑張るほど、評価されればされるほど、それが大きくなっていくのもわかるけど、弱い立場にいる人たちのことを見なくなった時点でその人の魅力ってのはあんまりなくなっちゃう気もします。

自分のことだけじゃなく、相手を見よう。世界を見よう。どこの会社でもいいし、どんな職責でもいいけど、今自分が埋めているポストは自分がついているために他の人がつけなくなっている。そのポストに求められている価値を自分は出せているのか。出せていないと感じるなら、もっと頑張る必要がある。頑張るつもりがないなら、降りた方がいい。その判断すらできないようなら、その人はきっとそこにいない方がいい。

今していることに意義を感じて、魂込めて取り組めているかどうか。
なんとなく、そういうことを考えるべきなんじゃないかって感じました。

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Posted by ブクログ 2023年03月05日

やっぱ名前難しい!!登場人物多すぎて、えっとこの人誰でしたっけって何回もなった。一気に読まないと内容忘れちゃうと思うので、次も読んでみます。

春児が成長して最強の人になってるのわくわくする。素晴らしい師匠達に鍛えられて、なんでも出来る様になってるの楽しい!これからがさらに楽しみだ。

でも春児と文...続きを読む秀の絡みがあんまり出てこなくなって寂しい。あの二人の会話が好きだったのに…

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Posted by ブクログ 2023年01月03日

雪組公演を見ただけでは内容が不明なので仕方なく2巻までは読んだ。まあ話はドラマチックだし面白いんだけど、浅田次郎はnot for meで脱落。

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Posted by ブクログ 2022年11月29日

文秀は官吏として、春児は役者として、各々の道を歩み始めていく様子が描かれる。ほかの登場人物にもスポットが当たるので、飽きずに読めた。

西太后は意外と人間くさいことがわかった。可愛らしい面も見えたりして。理解できない部分もありつつ、憎めない気持ちになってきた。

白太太の新しいお告げや龍玉の話、玲玲...続きを読むのエピソードなど、どれも気になる展開。これらがどう絡まって話が展開していくんだろうと思うと、ワクワクしてくる。

ただ、昔から薄々勘づいてはいたことだけど、やっぱり歴史物はあまり得意ではないみたい。読めばストーリーに惹かれてそれなりに楽しくは読めるものの、どっぷりのめり込めないんだなー。しかも今回は舞台が中国で、登場人物の名前が覚えづらいから余計に。

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Posted by ブクログ 2022年08月26日

清朝末期を描いた歴史物。

宦官となった春児、官吏となり政権の中央に進む文秀。
春児の妹は、文秀の庇護のもと育てられる。
西太后の譲位。巨大な官僚利権組織の中の権謀術数渦巻くスリリングな展開は、ややこしいが面白い。

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Posted by ブクログ 2019年10月14日

文秀は選ばれし者として官史となり、一方春児は占いを信じて向上心から色々な人達との出会い家族、男根を絶ち演劇の道で腕を上げる。政治は西太后が観劇と飽食に明け暮れながら自分の世界の中で国の行く末を嘆いている状況で周りは守旧派と改革派の対立が進んでいる。春事は西太后の前で難しい演劇を演じる機会を得て評価を...続きを読むされ、文秀は守旧派と改革派の狭間で生きる。この2人の行く末は??

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Posted by ブクログ 2019年09月29日

第2巻では西太后が主人公の一角となり、その存在感をあらわにした。


本巻とウィキペディアを読んで西太后が悪女かどうかについて考えてみた。

・浪費家の類ではある
・東太后や同治帝が西太后による暗殺とあるが断定する材料は少ない
・西太后の没後に辛亥革命が起こり清国滅亡となる
・清末期の清軍は決して強...続きを読むいとは言えない
・西太后より取り巻きが悪い

西太后への見方が少し変わりました。しかしあの癇癪は良くないと思う・・・


第3巻が楽しみです。

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Posted by ブクログ 2019年01月27日

官史と宦官それぞれの立場で出世していく文秀と春児。
皇帝派と皇后派という立場場まともに会話すらすることができない。

この2人が数々のしがらみを超え、衰弱していく清国を立て直していくのだろうか。

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