【感想・ネタバレ】蒼穹の昴(4)のレビュー

ユーザーレビュー

Posted by ブクログ 2021年02月22日

浅田次郎さんの小説はこれが初めて。

文庫本全4巻
清朝末期の混沌とした世の中で、人物の葛藤と醜さを美しく描いているように感じた。

このシリーズの中で印象に残るのは

「難しく考えるな、史了。知恵も力もいらない。やさしさだけがあればいいんだ。大地も空も時間も、すべてを被い尽くすほどのやさしささえあ...続きを読むればー」

という文。この混沌したなかだからこそ出てきた言葉なのか。はたまた…

このシリーズの続刊があるようなので、読み進めたい。
浅田次郎にハマったかもしれない。

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Posted by ブクログ 2021年02月07日

最初は、自分には苦手な分野の話かなと、敬遠してましたが、結局、どハマり。どんな展開になっていくのか、ハラハラしながら、涙しながら読み切りました。
 歴史を背景に、飽きさせない展開、脚色、少しファンタジー、フィクションだろうが、全て事実だったんじゃないだろうかと、そんな感覚でした。
 良い本に出会えま...続きを読むした。ありがとう。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2020年04月16日

~感想~~~~~~~~~~~~
Mrs.チャンの重要度がどんどん上がる最終巻。
とうとう会っちゃう光緒帝と康有為。
そして王逸、予想外の着地点。

~登場人物~~~~~~~~~~~
・伊藤博文(日本初代総理大臣)


~ネタバレ覚え書きあらすじ~~~~~~~~~~~
とうとう紫禁城を去る事になった西...続きを読む太后。
身の危険を感じ離宮へと向かう行程を変えるも雷雨の中で爆弾を抱えた順桂から襲われるが、春雲の機転により無事。
恐怖で紫禁城に帰ろうとするがこの暗殺劇は光緒帝の企みと栄禄と春雲に諭され、ひとまず離宮へ。

康有為は光緒帝との念願の謁見を果たし熱く清の現状と未来を語り合い、改革の詔を次々と出すがすべて西太后に潰される。

その頃日本の伊藤博文が、李将軍からの密書により初代総理の座を辞して朝鮮に現れる。

身の危険を感じた光緒帝は譚嗣同を袁世凱の元へ。
栄禄を殺し西太后を包囲するよう交渉するが、袁は譚嗣同への嫉妬から栄禄側につく。
Mrs.チャンから愛する光緒帝の叛意を聞いた西太后は苦しむが、結局のちに光緒帝そして寵姫の珍妃を打ち据え、別々に幽閉する。

文秀と譚は日本公使館に逃れるが、光緒帝の結末を聞き死を覚悟し公使館を出るが、春雲が走ってきて泣きながら文秀を留める。譚は文秀を置き、ひとり死地に歩いていく。
のち、死に場所を得、愛する玲玲の前でにっこり笑って斬首される…

白太太とMrs.チャン春雲など多くの人から命を守られ、行程を助けられて文秀は玲玲と共に日本へ亡命する。

一方、死に損ねた王逸は「毛沢東」と名乗る少年に命を助けられ勉強を教える約束をする

西太后はまた、混乱した国をまとめる為そして近い将来に自らの手で滅ぼす為、紫禁城へと出御する。

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Posted by ブクログ 2020年02月22日

西太后の苦悩、という視点で考えたことはなかったので、その点新鮮。世紀の悪女にも共感を寄せる浅田さんの人間力を感じる。
梁文秀が亡命した後どうなったのか、が気になる。
王逸が流浪先で幼少の毛沢東と会う場面はなかなか感動的だ。そこで唱える毛少年の素朴な理論は力強く、その遥か後の文化大革命が大こけであった...続きを読むとしても、全ての悪事は善意に基づいているんだなあ、とカエサルの格言を思い出したりした。

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Posted by ブクログ 2019年12月01日

改革派の康有為、文秀、譚醋同等は光緒帝の政権の元改革が一時叶いそうになるが、李鴻章の後を継いだ英禄、袁世凱らの保守派が西太后を担ぎ政戦に負け譚は殺された康は早々に亡命、残された文秀は、死を覚悟するも伊東博文と共に縄を逃れ日本に亡命する。王免は袁世凱に追われて逃げた先に子供の毛沢東に出会う。

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Posted by ブクログ 2018年12月20日

古きを改めるはとても大変なこと。ましてやあの広大な中国を。変法派は結果的に守旧派に潰されてしまったが、変法派の奔走はとても尊い。歴史にたらればはないとしても、考えずにはいられない。そしてこの物語では李鴻章がかっこよすぎる。現在の香港も彼が導いた未来なのだと思うと感慨深い。

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Posted by ブクログ 2018年07月23日

超ド級のエンターテイメント。清国の末期を壮絶な熱量で描き切った大作。まさに浅田次郎の傑作のひとつだと思う。中国の歴史をさらに勉強したくなった。

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Posted by ブクログ 2018年04月04日

読み終わってしまった。。。最後に子供時代の超大物登場!きゃ〜。まだ続きが文庫5冊、単行本2冊。。。こりゃ、先が思いやられるわ。。。笑

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Posted by ブクログ 2017年05月30日

久々に読んだ後に、心に重く何かが残りました。
壮大で激動の時代に生きた人物たちのそれぞれの人生を一緒に生きた感じがしました。さすが、浅田次郎です。たくさんの人が出てくるのにとてもわかりやすかったです。
中国の歴史をちゃんと勉強したくなりました。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2017年05月14日

重要キャラクターの最後が非常に気になり、最後まで一気に読んでしまった。すぐに続編を購入したくなるほどの満足感。

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Posted by ブクログ 2016年12月22日

お見事としかいいようがない。
大大大好き。
ほんっとーに面白い。
難しそうでなかなか手に取れなかったけど、もっと早く読んでれば良かった。
続編もあるらしいから、それも読みたい

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Posted by ブクログ 2016年10月08日

まさに超大作。清朝末期を舞台とした壮大な歴史ドラマです。
あくまでも小説、という事で登場人物は架空実在混在状態。ストーリーも、史実とフィクションの間をふわふわ漂っているような不思議な感覚です。
 
それにしても登場人物たちのなんとたくましく、そして人間くさい事か。悪女と罵られた西太后に惜しむ事ない愛...続きを読む情を降り注ぎ、読者の中国史観にさえ影響を与えるたいへんな作品です。

登場人物の誰もがもがき、苦しみ、しかし一筋の光明を見出していくなかで静かに幕を閉じる物語。しかし激動の中国史は、まだまだここからが盛り上がりどころなわけで、これは是非にも続編を読まねばなりません。

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Posted by ブクログ 2019年01月16日

本作のタイトルの「蒼穹」がどんな意味をもっているのかがやっとこれまでか!というほどわかった。
春児はやっぱり春児らしくて、玲玲はまたずっと強くなっていた。
そして文秀はこれからいろんなものを見聞きして、また賢くなるんだろうなあ。
譚嗣同が前作とはまた違う表情で、すごい圧倒された。
外国記者団までもが...続きを読む彼らを後押しし、みんな出身国がそれぞれ違うのに守り合ってすごくぐっときた。これは中国だけの話ではないんだと思った。
彼らはみんな同じ蒼穹をもとめていたのになあ…と今は思ってしまう。
彼らが目指し、夢に見ているものや、いろんな大事な絆や思いなどの繋がりが、今後どういう風に動いていくのか『中原の虹』が楽しみです。

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Posted by ブクログ 2021年02月19日

全四巻としてのレビュー。
長かった。歴史小説なので、サクサクと読めず、途中で中だるみしてしまった。
西太后は、歴史上の「清を滅ぼした悪女」というイメージが、自分の中であまりにも強すぎて固定観念として、この小説の中での人物像がどうしてもしっくりいかなかった。
春雲は自身の力で運命をも変え、ついにはお宝...続きを読むを手にするが、家族や友人や大事な物など、失ったものも多く、願いが叶っても悲しい人生だと思う。

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Posted by ブクログ 2021年01月06日

近代史は学生時代の歴史の授業では「時間切れ」になってしまってきちんと勉強をしなかったので、正直、知らないことも多い。けれど個人的に、世界がどのようにして二度の世界大戦に突入していったのか、そして、あの時代に人々は何を考えどう生きたのかに興味があり、Nスぺや映画、あの時代を舞台にした小説などを見たり読...続きを読むんだりしてしまう。リアルな戦闘シーンや残虐なシーン等は怖すぎて無理なのだけれど、ああいう時代を生きた人たちがいて私たちのこの今があるのだということを知り、平和の有難みを感じることは、現代を生きていく上でとても意味のあることだと思う。
この小説はもちろんフィクションで、ファンタジーめいたところもあるけれど、改めて歴史的事実とそこに至るまでの経緯(何が行われていたのか、どういう人たちが何をしていたのか等)を知ることができるという点においても、とても面白かった。実際はこの小説に描かれている通りでは無かったかもしれないけれど…それでも、歴史的事実として、守旧(西太后)派が改革(光緒帝)派を一掃し、皇帝を捕らえて追放するようなことが現実に起こったのかと思うと、不思議な気さえする。全て、派手でドラマチックな映画か小説のストーリーのよう。この後の展開もとっても気になる。

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Posted by ブクログ 2019年10月12日

清朝末期を舞台とする物語の最終巻!(続編は別にある)

西太后の人物像の真実

思想家と官僚の欲に見える群像劇

辛亥革命と中華民国への布石


本書を読んだ感想
三国時代やキングダムの戦国の七雄、水滸伝な項羽と劉邦も面白いけれど他の時代も歴史も楽しめるのではと思った。それと悪女と思っていた西太后が...続きを読む必ずしも悪ではないかと考えられるようになった!
中国三大悪女の呂后、武則天、西太后は女性でありながら政治に介入し過ぎた事で悪女に数えられたのでは?つまるところの歴史的な男尊女卑の最たる犠牲者であったのではと考えられる。

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Posted by ブクログ 2018年10月01日

日本の明治維新後に隣国「清」で起きていたことを描いた小説。主人公は科挙の試験に若くして優秀な成績で合格した梁文秀(リアン・ウェンシュウ)と、同郷で同じく若くして宦官になった李春雲(リィ・チュンユン)。西太后(シー・タイホウ)を中心とした清が悶え苦しみながら衰えていく様と、梁と李が時代に翻弄されつつも...続きを読む精一杯生きていく様が描かれている。悪人らしい悪人はおらず皆一生懸命だ。だが、打開策を打つことが出来ない。なぜか。そもそも4億の民の生死を皇帝が全て決められるという絶大な権力構造とそれを支える官僚制度そのものに問題があった。小説の中では、皇帝も西太后自身も人間一人にできることには限界があると気づいていたことがよくわかる。おそらく誰も悪くない。西欧列強に蹂躙され続けるが、抵抗しようにもどうにもできない。時代の変わり目の苦しみが小説の中に濃縮されている。

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Posted by ブクログ 2018年02月25日

いよいよ戊戌の政変。
恭親王の遺志を受けて、順桂が西太后暗殺に失敗して爆死する。
政変で大勢の同志を失い、一人生き残る梁文秀。
西太后への忠義を貫こうとする春児。
袁世凱暗殺に失敗し、捕らわれていた王逸は長沙まで落ち延びて、そこで幼子の毛沢東に出会う。
同年に登第した三人の運命はそんな風だった。

...続きを読むこれって、まだ話の続きはありそうな感じ?
あのガラス玉に過ぎない龍玉の欠片を首飾りにして持ち続けた西太后は、最後にそれを春児に託す。
春児はお守りとして子どもの頃から持ち続けた乾隆銭を、文秀と日本に亡命する妹の玲玲に贈る。
龍玉の青と、カスティリオーネが宮殿に描いた青空が、運命を変えようと闘う人の心に染み入って、生きる力を呼び起こすのは感動的ではあるけれど…。

そうそう、個人的には魯迅がどこかにちらりと出てくるのでは、と思っていたけど、そうでもなかった。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2018年01月14日

浅田次郎の代表作。

中国清朝末期、欧州列強は力を増し、隣国日本も明治維新により急速に富国強兵を進める中、これまでの王政を続けてきた中国は大きな岐路に立たされていた。
同じ地方から都入りした地方官吏のドラ息子梁文秀と糞拾いの少年李春雲は、その時代に翻弄されながらも、旧来文化の象徴である進士(=科挙登...続きを読む第後、最優秀成績を収めたもの)と宦官というそれぞれの立場から、お互いの道を切り開いていく。

運命とは。

単純に小説として抜群に面白く、また登場人物の多くは実在の人物であり、近代中国史として読んでも非常に面白い。
これ読んでから中国史を勉強したくなった。

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Posted by ブクログ 2018年01月08日

2013.5/3 登場人物がそれぞれの魂を燃え上がらせた章。譚嗣同の文秀へ「史了、君は難きにつけ、僕は易きにつく」と言って別れた場面は涙、瀕死の王逸が出会った光明の場面でも涙、あらゆるところに感動が詰まっていました。関連の浅田作品も読んでいきます‼

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