感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2021年12月31日
池井戸潤氏の作品。いつ読んでも銀行家の心理描写というか融資する側、される側を丁寧に描かれているなぁと思います。そして何よりスリリング。今回は色々な作品に出てくる白水銀行と一風堂という巨大会社とのやりとり。なんとも言えず面白く、読み終わった後に残る喪失感。続きがあれば是非読んでみたいと思います。
Posted by ブクログ 2021年01月16日
池井戸潤さんの小説は元銀行員という経歴から銀行が絡んでくるストーリーが多く、株価暴落も銀行員が主人公ですが、銀行と取引先とそれを取り巻く過去そして事件が起こるストーリーに引き込まれて一気に読んでしまいました。ラストは圧巻です。池井戸作品の中で私は一番だと思います。
Posted by ブクログ 2024年02月11日
プロットは面白く犯人も読みにくい。推理小説としては良くできているスジ。
でも、企業小説の側面があり、銀行の審査部vs企画部が前面に出てくる。
犯罪部分がおまけ的で都合良すぎる感じがした。
Posted by ブクログ 2024年01月21日
そろそろ宝くじ当らんかなw
ってな事で、池井戸潤の『株価暴落』
全くもって熱いバンカーのお話w
債権、融資、経営、憎悪、怨み、爆破、裏切り、捜査、正義、濡れ衣、信頼、空売り、偽装、逮捕、等々エンターテインメント性ありありな内容でした♪
2017年20冊目
Posted by ブクログ 2023年12月05日
エンタメとして純粋に面白かった。ひとつだけ気になったのは、「純粋に悪い人/敵」としての人物を便利に登場させすぎてしまっているように感じたこと。明確な犯罪やコンプライアンス違反を犯すには、かなり強い動機や思い切りが必要な人が多いのでは?
Posted by ブクログ 2022年12月17日
巨大スーパー、一風堂で起きた爆破事件をきっかけに一風堂の株価は暴落する。犯人探しのミステリーかと思いきや、企業テロにいたる複雑な背景が描かれた、二重にも三重にもハラハラするストーリー。
容疑者とされる犬鳴黄や彼を追い落とそうとする友人、ノブオ、さらにはノブオと裏で繋がりのある刑事、滝田の同行にハラ...続きを読むハラしながら読み進めると、真の犯人はなんと滝田だった。
また、犯人探しと並行して、一風堂に巨額融資をしている白水銀行内での追加融資する派としない派の攻防など、シビアな駆け引きも描かれていて、最後にそこに企業テロの動機が潜んでいたことが判明する。
どの世界でも長年の不満などにより人間性を歪めてしまうことがあり、そこから犯罪が生まれる可能性があるんだということを思い知らされた作品だった。
Posted by ブクログ 2022年11月11日
、事件に関わる人物とその心情が分かりやすく読みやすい
、銀行のあるべき姿がどういうものかわかった
、銀行員と爆破事件は一見関係ないように思われるが、読んでいくうちに謎が解き明かされていく爽快感が面白い
Posted by ブクログ 2022年05月06日
一風堂担当板東が爆破事件に紛れながら正しい与信判断で一風堂の支援打ち切りを、二戸に対して通していく。事件解決と、二戸の不正を暴いて、正しい未来へと導く
Posted by ブクログ 2022年02月21日
スーパーの爆破事件に対する警察側と、株価に関連した銀行側の話が絡み合った展開が面白い。
どちらにもスリリングな盛り上がりがあり、最後は勧善懲悪な内容でスッキリとした読感。
Posted by ブクログ 2022年02月12日
池井戸潤の作品は本当に銀行の細かいルールとか知らない用語が多くて知識がついた気分になれる!
いつ逆転できるんだ、、、と思ったけど最後は色々明らかになりスッキリ。
Posted by ブクログ 2021年12月10日
様々な経営理論を当て嵌めて読むと、更に面白く読める作品。坂東が半沢と酷似しちゃうのは、まぁ致し方なし...。組織の都合による意思決定ではサスティナブルな状況を生み出せないことを実感させてくれる。カイシャの本質を考えるケースメソッド的な一冊。
Posted by ブクログ 2021年08月27日
池井戸作品 お決まりの、銀行内部のドロドロ抗争あり、または、刑事的な捜査活動あり、ストーリー展開が、多岐にわたり、ハラハラ、ドキドキ。
ちょっと、銀行員の仕事範囲を超えてるだろう …
… とも思えるが、なかなか面白い。
Posted by ブクログ 2021年04月05日
登場人物がたくさん出てくるのにほとんど女性はいないです。犬鳴黄の彼女と審査部の後輩女性くらいですね。審査部の後輩はちょい役なのでほとんど男性です。なので非常にいい意味でも悪い意味でも男くさい感じです。
大手スーパーの一風堂に対する度重なる爆破予告と実際に起こる爆発。ただでさえ業績不振のところに顧客減...続きを読む少で大ピンチの一風堂を助けるべきか否か。
追加融資の是非をめぐる銀行員の視点。捜査を進める刑事の視点。爆破の
犯人だと目される逃走犯の視点。三つの視点がテンポよく切り替わりながら物語は進みます。銀行内部での独特なやり取りや専門用語なども面白く最後まで楽しめました。
Posted by ブクログ 2021年01月25日
展開のテンポも良く、伏線を回収する後半はページを捲る手が止まらなかった。
銀行内の政治など今まで知ることのなかった内部の話が興味深く、楽しく読めた。
Posted by ブクログ 2020年11月14日
下手ではあるが、最後の方まで結末が読めなかった。銀行員という仕事は難しいと考えるとともに、金融における正義とは何かを考えさせられる。コロナによって中小企業の倒産というニュースを目にするが、その裏では銀行員の葛藤や大手企業に対するさまざまな想いがあるのだろうと思った。
Posted by ブクログ 2020年10月25日
株価暴落のタイトルの下、銀行と1大企業、加えて様々な思惑を持った登場人物がぶつかり合います。株価が暴落していく姿を比喩するように大企業「一風堂」の業績悪化が進むにつれて、解決し難い様々な問題が浮き彫りになっていきます。
その中でも、坂東が最後まで突き通した「与信判断」は常に自分達の利益の最大化...続きを読むを思料し、銀行の要諦を掴んでいて計画性のない自分にとって良い勉強になりました。
ただ、最後のまとまり方はあんま好きじゃないです(笑)
Posted by ブクログ 2023年12月24日
●久しぶりに読んだ、池井戸潤。
●なんだろね、手堅くまとまってはいるけれど、刑事物は余計だったかもね。分量が多い。もっと銀行系統の描写を充実させた方が面白かったかもしれないなあ。
●最後の信用取引ネタはなるほどなと。もっとあえてテクニカルな話を入れた方が何も知らない読者はすげえってなるし、もっと踏み...続きを読む込んでもいいと思う。
●やっぱり話の解像度が銀行系統の方が断然鮮明だから、その分、刑事系統が貧弱に見えてしまうときがあるね。難しい…
Posted by ブクログ 2023年10月28日
細かいところはさておき、登場人物の掛け合いで楽しませてくれる、これぞ池井戸エンターテイメント。
ただ、敵役のインパクトが半沢直樹よりは弱かったかな。犬鳴くんを主役に据えた方が面白かったように思う。
Posted by ブクログ 2023年06月26日
推理小説のような部分もあり。
最後はすっきり痛快!というほどではなかったけど、解決しそうでよかった
そういえば、犬鳴くんはどうなったんだっけ?と読み終わってから思った。描写がなく寂しい。
Posted by ブクログ 2022年12月18日
大手スーパーで爆弾テロ事件。推理小説のエッセンスもあり、銀行や株の話も出てきて面白い。空売りしておいて暴落させるというのはなるほど、手っ取り早いうえにつながりを見つけないと見つけるのはむつかしい手口だろうなと不謹慎ながらに感心した。
Posted by ブクログ 2022年11月03日
■ Before(本の選定理由)
なんだかサスペンス?の要素もあるしい。
■ 気づき
池井戸潤は、ビジネスだけで無い、こういう話を書きたい、書くのが好きなのだろうな、と感じた。似たジャンルだと「アルルカンと道化師」の方が面白い。
■ Todo
古い本も読んでみたい。
Posted by ブクログ 2022年05月15日
久しぶりに読んだ池井戸潤さんの作品。
古い作品なのかな、わからないけど、なんとなく先が読めそうな展開でした。
もしかしたら、ドラマとかで見たことあるのかな?って。
これに登録したら織田裕二さんのどアップにも驚きました。
Posted by ブクログ 2020年11月08日
大企業である一風堂を狙った爆破事件が起きる。警察の捜査により、一風堂に怨恨を抱いている1人の被疑者が浮かび上がる。
爆破事件は次々に起き、その間、一風堂の株価は暴落していき、融資の話も銀行側で検討されることになり、一風堂は企業としての存続の危機に陥った。
そんな中、被疑者の情報が入る。その内容は、被...続きを読む疑者は犯人ではないということであった。捜査を進めていくと、一風堂への怨恨以外の動機で別の犯人が浮かび上がる。株価暴落による利益獲得である。
本当の犯人は誰なのか、そしてどのように爆破事件を起こし株価暴落による利益獲得を実現させたのか。
ミステリー要素も持ちながら、池井戸潤さんらしい経済的な目線や銀行員の使命的なストーリーであり、とてもおもしろかった。
Posted by ブクログ 2022年12月21日
実行犯と黒幕に意外な繋がりがあった後半は読みごたえがありました。実行犯の人物描写がやや物足りなかったが、黒幕は予想とは違う人物であった