【感想・ネタバレ】リボルバーのレビュー

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Posted by ブクログ

史実に基づいたフィクション。

物語後半、ゴッホとゴーギャンの真実が
だんだん明らかになっていく過程に
ページをめくる手が止まらなかった。

美術にも全然詳しくないし
絵画を見ても月並みな感想しか
出てこないけど
原田マハさんの小説を読んでいると
ゴッホやゴーギャンのような
巨匠と呼ばれる画家たちが
親しみやすく身近に感じてきて
読んだ後は美術館に行きたくなる

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2024年05月09日

Posted by ブクログ

ゴッホもゴーギャンも詳しく無かったが、史実に基づくフィクションのため、絵が制作された背景を知ることもできた。
読書をしつつ、スマホで絵を調べてみる、そんな読み方をした本だった。
面白かったので、他の原田マハ作品にも触れてみたい。

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2024年05月07日

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楽園のカンヴァスに続く傑作!
ゴッホ、ゴーギャンのファンとしても、ふたりの関係性を史実に基づきながら脚色しているスタイルがとても面白かった。オルセー美術館、行きたいなあ。

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2024年04月27日

購入済み

久々に夢中に

ゴッホはあまり興味がなく、手に取った本でしたが読み進めるごとに、ゴッホとゴーギャンの魅力にどんどん引き込まれて、読み終わる頃には実際のタブローも見てみたい!と思うほどに。読み終わるのが勿体無い、もっと読んでいたいと思わせてくれる臨場感溢れるストーリー展開でした。

#感動する #ドキドキハラハラ #タメになる

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2024年01月19日

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ゴーギャンのことが好きになった。
前半は地名や人名が馴染まず難しい。後半、独白が始まってから盛り上がってくる。
絵を見ながら読むと臨場感が伝わってきてよかった。
美術に今までまったく興味がなかったが、作者の歴史を知ることで絵画を楽しめるようになるんだろうな、と教えてもらえた。

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2024年05月19日

Posted by ブクログ

ゴッホの死にまつわるリボルバーを巡る話
史実の部分とフィクションがうまく混ざっており、途中で史実が気になってきて調べながら読んだ

楽園のカンヴァスや暗幕のゲルニカもそうだが、原田マハは美術関連の史実を下にしたフィクションが特に面白いと思う

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2024年05月12日

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先日読んだマハさんの『たゆたえども沈まず』もゴッホ作品。たまたまですが、その作品とセットで読むと、奥行きがグッと広がります。たゆたえどもが、ゴッホの弟の視点から、こちらの作品は、ゴーギャンの視点からといったところでしょうか。面白いのは、ゴッホを死に至らしめたリボルバーの違い。たゆたえどもは、ゴッホが勝手にテオからリボルバーを持ち出しますが、こちらはテオが意図的にゴーギャンに渡します。そんな微妙な違いに1人ニヤッとしながらの読書でした。

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2024年04月28日

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リボルバーをめぐる家族愛の物語。
ゴッホだってゴーギャンだって人の子だし、人を思う気持ちは変わらない。
そういった重なりを現代の私たちはその足跡から辿ることも面白さなんだろうな。

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2024年04月23日

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私たちは見たもの、聞いたことをそのまま鵜呑みにして信じてしまいがち。噂や誤った情報が一人歩きしてしまって、事実とは異なるものが事実として人々の記憶に残ってしまうことは世の中ありふれていると思う。
ゴッホが自殺したことの背景にどんな事実があったのか、想像して、こうであってほしいという可能性に願いを込めて、こんな物語を生み出せるマハさんはすごいと思った。
時代は違えど、今の社会を生きる私たちに大切なことを教えてくれると思った。

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2024年04月20日

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オークション会社に持ち込まれたリボルバーを起点に、ゴッホとゴーギャンの関係が描かれている一冊。
どきどきしながら読み進めました。
二人の関係を全く知らなかったので、とっても興味深かったです。
さすが原田マハさん。

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2024年04月15日

Posted by ブクログ

オークションに持ち込まれたリボルバーをめぐり、ゴッホとゴーギャンの関係性を紐解いていくお話。
フィクションだと分かっているのに、ゴッホの自殺には本当にこんなドラマがあっのではと引き込まれました。
二人の作品をじっくり見たくなり、久しぶりにオルセー美術館の本を開きました。

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2024年04月06日

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ゴッホとゴーギャンの関係について初めて知った
前半間延びした感じもあったけれど、ゴーギャンの独白が特によかった
人によって感じ方の違う絵画の先に、作者のどんな想いや生活があったのか、そんな想像をして、絵画鑑賞したいなと思った
美術館へ行きたくなる本

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2024年04月06日

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まず単純に、美術史って面白いなって思わせてくれる小説でした。フィクションを交えながらではありますが、ゴッホとゴーギャンのそれぞれの性格だったり、2人の関係性などについて知れましたね。
ゴッホの死について未解明のところに着目して、そこに隠された真実の部分を小説として創り上げていましたが、そこからゴッホ兄弟やゴーギャンの人間味を味わうことができたんじゃないかなと思います...

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2024年03月25日

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ネタバレ

前半は時間をかけて読んだけど、後半は一気に読んでいた
ゴッホの「悪い状態でなく、良い精神状態のときに死にたいと思うようになりました」という言葉が印象的だった

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2024年03月24日

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【ザックリ概要】
パリのオークション会社に勤務しながらゴッホとゴーギャンを研究し続けている主人公、高遠冴。小さな会社でもやりがいを感じながら忙しく働く中、画家を名乗る女性が一丁のリボルバーと共に訪ねてくる。彼女曰く『ゴッホを撃ち抜いたリボルバーだ』と言う。
本当にゴッホを撃ち抜いたのか?ゴッホはどのように死んだのか?ゴッホとゴーギャンの知られざる真実に迫っていく、アートミステリ。

【おすすめポイント】
①まるで目の前に絵画があるような錯覚を起こしてしまう…作者の絵に対する表現がすごい!
②後半、視点が変わりながら真相が明らかになっていくため、ゴーギャンの気持ちに深く共感しながら読み進められる

【感想】
帯にあった『誰が引き金を引いたのか?』の一文に心を撃たれ、読み始めた本作品。思っていたよりも淡々と進んでいきましたが、緩急が無いからこそ、文字を通して絵画の世界を楽しむことができたのだと思います。

芸術家に限らず、世界的な才能の持ち主は短命且つ精神を病みやすいけれど、だからこそ常人ではたどり着けない『彼方』に行けるのだと感じました。

本作は『あくまでもフィクション』だそうで、ゴッホとゴーギャンが本当にこんな関係性だったら良かったのになぁ…って考えてしまいました…

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2024年03月14日

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ゴッホとゴーギャン、二人の画家の生涯に思いを馳せることができる夢に溢れた作品だった。2019年に実際に落札された拳銃を元に書かれているので、もしかしたら本当にこんな出来事があったのかもしれないという夢を見せてくれる。
私はゴッホとゴーギャンの両者とも不遇かつ苦難に満ちた人生を送ったのだと思っていたけれど、彼らが幸せであったと信じたい、ただひたすら彼方の楽園を目指してタブローに向かったふたりは必ずしもふ幸せではない、という冴の言葉に驚いたし、そうであってほしいと思えた。
また、原田マハさんはキュレーターでもあるので、美術作品や画家、それを取り巻く環境に対する造詣の深さには改めて驚かされた。元々美術作品が好きなので新たな発見も多くできて楽しかった。

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2024年03月13日

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パリのオークション会社に錆びついた一丁のリボルバーが持ち込まれた。それは、あのフィンセント・ファン・ゴッホの自殺に使われたものだという。持ち主は得体の知れない女性、なぜ彼女の元に? リボルバーの真贋は? 孤高の画家ゴッホとゴーギャン、知られざる2人の真実の関係に迫る傑作アートミステリ。偉大な画家を色付ける飾り気のない為人の描写が秀逸で、人物が輪郭を成して迫り上がってくる感覚すらあった。史実をベースに練り上げられた本作、思わずこれが真実であることを願ってしまう結末に安堵した。

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2024年03月10日

Posted by ブクログ

興味を維持しながら読み進められた。
ゴッホとゴーギャンの関係性は普遍的で自分に重ねて考えやすく没入てきた。対応としての主人公と友人の関係性も上手に書いてるなと思った。歴史上の人物も当たり前のことなのかもしれないが自分と同じ人で地続きにあり、同じような感覚で生きていたのかもと素朴に思わされた。

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2024年03月02日

Posted by ブクログ

時間がかかっちゃったけど、ようやく読めた〜!!前半は講義を聞いているようだったけど、サラの話から一気に物語に引き込まれる。フィクションとは思えないくらい。

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2024年05月13日

Posted by ブクログ

原田マハさんの史実に基づくフィクション、もう読み慣れてしまったのか、ゴッホとゴーギャンという偉大な画家の物語とはいえ少し物足りなさを感じてしまった。
美術を題材にして現代と過去が交錯するフィクションとしたら、この作品に比べて現代よりも過去にぐっと焦点が当てられていた「リーチ先生」「風神雷神」の方がインパクトも大きかった。

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2024年05月05日

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「たゆたえども沈まず」が面白かったので、期待しすぎたかな。視点が殆ど冴だったので、ゴッホたちの時代をあまり感じることができずに残念。でも、この本を読んで、改めてテオに感謝。ゴーギャンまで支えていたんだね。ゴーギャンについては、ちょっとマイナスイメージがついてしまったけど

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2024年05月03日

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天才と呼ばれるゴッホとゴーギャンも人に愛されたい、認められたいといった人間らしさを持っているのだなぁと。なんだか遥か遠い人が僅かではあるが、身近なものに感じられた。

マハさんは、読む人を話の中の世界へ連れ込むことが本当に上手くて、今回もまたワクワクしながら読むことができた。ゴッホとゴーギャンの作品一度はこの目で見てみたいなぁ...

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2024年05月01日

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史実上の抜けている部分に可能性の一つをねじ込んだ物語。

生の歓び、生きる希望をあれだけ表現できていたにも関わらず、絶望に堕ちるのも本当に一瞬だったのだろう。しんどかったろうな。

ゴッホは生来的に自我バウンダリーの薄い人だったのではないかと想像した。外から入る情報も内から溢れ出る感情も、ものすごい濃度で行き来する人、いわゆる過度激動の人ではないか。
だが一方で、良い状態が続いたわけでもないのに、あれだけのものを描き続け、生き続けられたこともまた事実。生命力は決して脆弱ではない。

崖際で花を摘む際、落ちるか落ちないかギリギリのところまで身体を傾けれるかどうかは、手を繋いで支えてくれる人の腕の長さと胆力による。落ちることなく何とか居続けられたのはやはり弟テオの功績と言えるのだろう。

ゴッホにとっての弟は、薄い自我を強化し、現実との接点を失わないためのかけがえのない自己対象だったように思う。
狂気を抱えつつも、何とか健康的に社会で生きるためのヒントが、両者の関係性の中にあるような気がする。
またテオにとっての兄もその意味では大事な自己対象だったのだろう。共依存的...では説明のつかない関係性がここにある。

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2024年04月09日

Posted by ブクログ

ゴッホという、常人では計り知れない人の考えることは分からないなあ、という印象。
分からなくて、いい。
でも、天才過ぎて孤独だったんだろうと思った。

謎解きは、ちょっとうーん、やっぱり原田マハさん好きとしては展開が読めてしまったかな。

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2024年03月29日

Posted by ブクログ

歴史書や文献でしか知らなかった人物が”生身の人間として目の前に現れる“ その瞬間の興奮と感動を求めて、研究者は絵画や歴史を追い続けるんだな。

「たゆたえども沈まず」の後にこれを書けてしまうマハさん、どうなってるの、、?

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2024年03月29日

Posted by ブクログ

ゴッホとゴーギャンなど美術史に関して無知でしたが、こちらの本を読んで色々と知ることができて良かったです。ストーリーも面白いと思いましたが、なんかあっさり終わった感じがします。

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2024年03月16日

Posted by ブクログ

原田マハの作品を読んだのは、楽園のカンヴァスからの2作品目。相変わらず作り込みのすごさと、大胆に歴史に手を加えるすごさ。作り込みに関しては、参考文献を見ると一目瞭然。約30冊にわたる文献を参考にしたものは、むしろ論文に近いレベル。あわせてふんわり漂うフランス語。フランス語をこれまたふんわり勉強した自分にとっては読んでて心地が良かった。歴史へフィクションを差し込む大胆さは楽園のカンヴァス然り面白いものだった。ダン・ブラウンも彷彿させた…というか自分が美術史ミステリーが好きなだけかも。ただ自分がアートに没入できるタイプではないから、アートに感動できる感性は羨ましいと思いました。面白い作品でした。

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2024年03月12日

Posted by ブクログ

本当の真実は永遠にわからないけれど、ゴッホがたった一人で、自分を追い詰めるようにして亡くなってしまったではなく、誰かを守るために行動した故の、という説に救われた。

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2024年03月09日

Posted by ブクログ

まず作者の知識の多さに驚いた。史実に基づいた上でフィクションの要素を足していくのは相当深く知らないと無理だと思う。全く絵画やアートに触れてこなかったが、本書を読んで少しだけ興味が湧いた。アートの世界を垣間見たことで人間としての品も上がった気がする笑

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2024年03月07日

Posted by ブクログ

人生って美しいなと思えた本でした。

ちょうどSOMPO美術館で「ゴッホと静物画」という展覧会をやってたのでヒマワリ見に新宿へ。
すごい迫力…
アムステルダムのファン・ゴッホ美術館からの絵も展示されてて、主人公の冴さんも同じ絵を見たのかなと、本の余韻に浸りながらの美術館は最高でした。

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2024年03月06日

Posted by ブクログ

ゴッホの死の真相を主人公の冴を通して著者の考察が書かれています。「このような考え方もあってもいいのでは」と思いました。

ゴッホもゴーギャンも一般的な知識しかなくあまり詳しくはないけれど、十分楽しめました。

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2024年03月05日

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