あらすじ
「ていうか、そもそも三重に西区も平山町もないやん。釣り確定」
「その通りです。けれどこの住所は、検索履歴、ネットの書き込み、テレビの速報テロップ……。
あらゆるところに紛れ込んでいるのです。本当に、存在しない、のでしょうか?」
『三重県津市西区平山3‐15‐7』
それは、存在するはずのない住所。
けれどネットで、書籍で、新聞で、雑誌で。
あらゆるところでその住所の情報を目にし、
作家の小林は、まるで見入られたように、その住所について調べ始める。
すると一見関連性のない出来事が、一つの真実を指し示し……。
カクヨムコン10 ホラー部門大賞、コミカライズ賞受賞のモキュメンタリ―ホラー、書籍化!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
カクヨムで読んで好きだったので
メインの3人がちゃんとした人たちで最後悪いことも起こらずに終わったのがとても好き 呼んでいた人たちが成仏できてよかった
後半の会話が教科書みたいで「でも裏があるんでしょ?」と思っちゃったけど裏なんかなくていいんだよね ほんとは
Posted by ブクログ
生まれが津市でこんな住所あったかなと本屋さんでたまたま見かけて気になって読んだ本
表紙が怖そうでこんな住所無いって書いてあったのでどういう内容なのかと思って読みました
名松線やゴルフ場や一志町など出てきて大体あの辺やろうなと知ってる地名が出るのは嬉しいです
めちゃくちゃ怖いホラーでもなくいい内容でした
最後の投稿の部分がホラー本らしくビビりました
Posted by ブクログ
存在しないこの住所。
三重県津市西区平山町3-15-7
存在しないはずなのに、テレビの速報テロップに流れていたり、メールが来たり、とある動画には西区まで2kmと書かれた標識まで。
いったいこの住所は何なのか?
この場所にいったい何があるのか?
情報を得ていく中で、浮かび上がった真相は。
モキュメンタリーホラーです。
割と面白かったです。ホラーらしい終わり方ながら結構ハッピーエンドなのでは。
表紙の雰囲気が好き。
Posted by ブクログ
近畿地方〜をきっかけに飽和状態になっているモキュメンタリー作品の中で久しぶりに面白いと思えた。
と言っても、話の入り方や噂のかき集め方などはやはりどこかで読んだことあるようなありきたりな流れではあった。
でもしっかり怖かったし、少し不穏な感じで終わるのもよかった。
主人公たちの中では解決したようだけど、おそらく“家族探し”は終わっていないのだろう。
もしかしたら主人公たちの言う通り、この話題に食いついていたカクヨムの人たちが次なるターゲットになって被害にあっていくのだと思う。
Posted by ブクログ
三重県津市西区平山町3-15-7、存在しない地名を発端とした恐ろしい怪異、なにかをひた隠しにする人々、動画サイトに上げられた正体不明の動画など得体の知れない恐怖と頁が進むにつれて導かれる真相が現実と虚構の境目を曖昧にする構成になっていて面白かった。
Posted by ブクログ
うぉぉぉ……これ静かに恐怖が染み込んでくるやつ。
読んでいるあいだ、
何度もスマホを伏せたくなった。
Googleマップでこの住所を調べたくなっちゃうから。
『三重県津市西区平山町3-15-7』大舟
三重県津市西区平山町3-15-7。
それは存在しない住所。
なのに、なぜかあちこちで目にするのだ。
作家・小林は、散らばる断片を拾い集めながら
点と点を結び、
存在しない土地の「過去」にたどり着こうとする。
✧
いつの間にかスマホの検索履歴に入っている。
テレビの速報テロップに一瞬だけ流れる(でも録画は残らない)。
カーナビの行き先が勝手にその住所に変わる。
いやいや、やめて?
じわじわと生活に侵食してくるこの感じ。
派手な怪異じゃないのが、逆にいちばん怖い。
雨穴さんの『変な家』シリーズを思わせる
論理的な積み上げが効いていて、
「怖い」だけで終わらないのがうまい。
✧
中盤以降は謎解きがメインになるので
怖さはほどけていくんだけど…
それでも序盤のあの不気味さは消えない。
深夜の訪問者のくだりとホテルのエピソード、
あれはちょっと一人暮らしには刺激が強い。笑
読後、玄関の鍵を確認した人は
正直に手を挙げてください…!
Posted by ブクログ
モキュメンタリーということで、SNSの投稿とか巨大掲示板のスレとかいろんな媒体の文章が出てくるんだけど、そこの作り込みがちょっと甘く感じた。
どの媒体にもいわゆる「構文」があると思うけどあまり使いこなせていない。
お話自体は面白かったのでそこが個人的に惜しかった
Posted by ブクログ
モキュメンタリー。これは読む。
まず、
三重県は政令指定都市ではないので“区“はない。
三重県人の人ににらまれる…
『三重県津市西区平山町3-15-7」
は、あるのか? ないのか?
気になる。
住所を打ち込むこともこわくて
検索するのやめた…
調査がすすむ。
トンネルがーーーーーー‼︎
『触らぬ神に祟りなし』
これは本です!
これはお話です!
…
ワタシのとこにこないで。
Posted by ブクログ
面白いほうではあったけど、「めっちゃ面白い!」とまではいかないモキュメンタリー。読み終わった後で感想を書こうとすると、「まあ。面白かったかな……?」ぐらいになるんで、感想らしい感想も思いつかない。
Posted by ブクログ
呪いのはなし。
存在しない住所にある呪いが拡散されるはなし。
どうやって拡散されるか、のモキュメンタリーホラーで実際あんまり怖くなかった。
出てくるひとはその住所について調べて書くひとで、怪異に特に巻き込まれないので怖くないのかも。
Posted by ブクログ
日常とシンクロする感覚が味わえるモキュメンタリーホラー。 様々な情報の断片から、怪異に迫るという構成で、読みやすい。
存在しないはずの住所が、ある日何らかの形で現れるという発想面白かった。スマホの検索履歴に現れるなど、リアルさがあって良い。しばしばある狂気じみた描写も良かった。
しかし文章は今ひとつ、もう少し洗練させることができると思う。また、中盤から後半にかけての謎解きは蛇足のような……真相を暴くにしても、意外性もあまりなく、驚かされるような展開ではなかった。
『近畿地方〜』が大きなインパクトを持っていたため、どうしても二番煎じ、出涸らしの感が否めないけれど、これはこれで楽しめる。
『近畿地方〜』が怖すぎて読めなかったという人に、ウォーミングアップとしておすすめ。
Posted by ブクログ
モキュメンタリーホラー作品。
作家による、三重県津市西区平山町3-15-7という、存在しない住所にまつわる報告書のような形で話が展開していく。
ネットの掲示板や動画投稿サイト、ラジオやテレビなどのメディアにその住所や、住所にまつわる不気味、不可解なエピソードが出てくるのを抜粋、紹介する形で話が進んでいくのを読むのは楽しかった。
その一つ一つのエピソードは、直接的なホラー要素こそ薄めだが、その薄さが全体に広がり漂ってるような、何とも言えん不気味さがいい。
これはかなりの傑作か、と思いきや、中盤以降、謎がどんどん解かれていくとその不気味さが薄れていったのはやや残念。
謎が解かれていくカタルシスこそあったものの、底流にある恐怖要素は薄かったと言うしかない。
最後のオチも、いまいち物足りなかった。
Posted by ブクログ
そんな死に方はないやろ。と突っこんでしまった。
話の構成は面白いのだけれど、リアリティは薄い。
細部は面白いけれど、全体としてのまとまりが雑な感じがする。
ひとつひとつのエピソードは怖い。
でも、その底を流れる大きな恐怖のようなものは、薄い。
突っこみどころが多い作品だと思った。
二つの怨念があって、そのうちの一つが解決された、ということなのだろう。
そして、物語の中にも大まかに2種類の呪いがうずまいているのだろう。
そうであっても、中途半端な呪いであるように見えてしまう。
基本的に、私はホラーを読むには現実的すぎる傾向があるのかもしれない。
あくまでもアニメの世界だと感じた。
Posted by ブクログ
存在しないはずの住所「三重県津市西区平山3-15-7」。けれど、この住所は、検索履歴、ネットの書き込み、テレビの速報テロップ……。あらゆるところに紛れ込んでいる。
この住所、本当に存在しない、のでしょうか?
存在しない住所、三重県津市西区平山3-15-7にまつわるモキュメンタリーホラー小説。あらゆるところで見かける存在しない住所の秘密を、現地調査や雑誌記事、関係者の証言、ネットの書き込みなどから調査・考察していくお話です。
昨今どんどん発売されているモキュメンタリーホラー小説ですが、それぞれに色々なテーマやアプローチがあって面白い。
こちらは(架空とはいえ)詳細な住所を出す事によって、さらにリアリティや没入感を出そうとしているのかなと感じました。
序盤のヒキや、架空の詳細な住所が様々なところに現れるというミステリアスな雰囲気はとっても良かった。けど、終盤はスッキリしすぎていてちょっと失速気味かも?
Posted by ブクログ
三重県出身、津ではないけど「平山町」に近い町名に住んでいたことがあるので、読んでみたくなった
「三重県津市西区平山町3-15-7」という存在しない住所にまつわる不可解な出来事の根本を、ていねいに解読していく話。
「存在しない住所」とはいえ駅名、路線、山の名前にいたるまで実在する地名だし、土地の位置関係も正確。方言も地元の話し言葉。そういう意味でも、ここでこういうことが実際にあったんかもしれんなと思わせてくれる話運びは秀逸だと思った。津に限らず、当時こういう土地はあったんやろな。
ちょっと怪異広がりすぎやない?それはないやろと思ってしまったのは、あんまり好みの文章ではなかったからかもしれん