あらすじ
幼い息子を海で亡くした監察医の安藤は、謎の死を遂げた友人・高山竜司の解剖を担当した。冠動脈から正体不明の肉腫が発見され、遺体からはみ出た新聞紙に書かれた数字は、ある言葉を暗示していた。……「リング」とは? 死因を追う安藤が、ついに到達する真理。それは人類進化の扉か、破滅への階段なのか。史上かつてないストーリーと圧倒的リアリティで、今世紀最高のカルトホラーとしてセンセーションを巻き起こしたベストセラー。
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Posted by ブクログ
リングの序盤は割とダラダラしてたので読み終わるのに時間かかってしまったけど、らせんは一気読みだったな。面白かった。
にしてもこのストーリー、どうなってまうねんこれ。
あと単純に浅川はただ可哀想だから生き返らせてやってくれ。
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読んでいくうちにどんどんジャンルが変化していく感覚を覚えました
特に最後のオチは賛否両論ありそうだけども、自分は好きです
途中の暗号や遺伝子の話が難しいですが、話が面白いので飽きずに最後まで読むことができました
リング=ホラーの概念を前作の小説以上に打ち砕いているなと思いました。
Posted by ブクログ
リングから続けて読破。映画視聴済み。
途中専門用語や暗号の件に心折れかけたけど、なんだかんだ最後まで楽しめた。
リングウイルスの写真など、リアリティがあってとてもよかった。
映画とはだいぶ違う。
途中から出てきた女はどう考えても貞子ってわかるでしょ!
竜司のキャラが余計にわかんなくなった。
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リングは序章に過ぎない……
どえりゃあ面白かったです。
もう語彙力なんて元々ないのに、よりどこかに飛んでいってしまいましたよ……
リングで満足したらダメなやつ!
こりゃこれも必須科目にするべきだね(?)
ちょっと何言ってるか分からないくらい面白かったです。
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暗号を見つけて解いていく過程ワクワクだった
最初は竜司の解剖からウイルスを見つけるというのは竜司に対してひどい扱いだなと思ったのだけど、それを本人が望んでのことならOKになっちゃってすごい小説だなとなった
貞子さん遺伝的には男性という設定もリングではそんなにこだわる必要なさそうなのになぜ?と思ってたがこうなるのかー!ってびっくり
Posted by ブクログ
リングの映画すらちゃんと見たことなかったのもあり、思ってた感じと全然違う方向に話が進むので気になってグイグイ読んでしまった。貞子ってこんなに意思疎通出来る存在だったんや(貞子というホラーアイコンのイメージが強すぎた)
前作で竜司は死に際に舞さんに電話かけてたし、まさか竜司がこんなことするとは…。どこまで意図してやったのかよく分かんないけど舞さんが可哀想と思ってしまった。あと前作のラスト的に浅川の妻子は助かってると思ってたので冒頭からショックやった…。
じわじわと侵食する宇宙人ものみたいなSF作品。
Posted by ブクログ
これもなかなかのぶっ飛び具合でしたねぇ…社畜死ね!!
ヽ(・ω・)/ズコー
前作からどう繋げてくるのかな…? と戦々恐々とした気持ちで読みましたけれども、お話の方向性が…いやはや…前作はそれこそホラー…といった感じでしたけれども、今作はなんだか科学的な書物でも読んでいるみたいな気分になりましたとも…
作者の鈴木光司氏は論理的にこの物語を書き上げた、とインタビューなどでもおっしゃっているようなんですけれども、なるほど…確かに論理的に構成された見事な小説であると思いました! 社畜死ね!!
ヽ(・ω・)/ズコー
終盤の展開はなんだか…いやはや…ここまで来ると笑えてもきますけれども、とりま! 次作の「ループ」が楽しみですね…物語はさらなる明後日の方向へと行ってしまうのか…期待します!
ヽ(・ω・)/ズコー
Posted by ブクログ
リングが記者の書いたの日記が小説になり、さらに映画化されてウイルスが拡散していくという描写が現実とリンクしていて面白かった。現在はもはや貞子は、パチンコになったり政見放送や始球式に出たりなど一種のギャグキャラと化している。この小説を読むとそれこそが貞子の目的であることがわかる。当時この小説読んだ人はまさかこの貞子という不気味なキャラクターが、未来このように扱かわれてるとは思ってないだろう。
続編のループでもそうだが、鈴木光司先生の先見の明は凄まじいと感じた。
Posted by ブクログ
前作のリングは映画等で概ねの内容を知っていたものの、その続編となる今作は全くの初見で読んだ。
リングが意味がわからない事を恐怖とする正統派なホラー小説だとすれば、今作のらせんはホラーを科学的に解明していくようなドキドキ感があった。
理解不能な恐怖ではなく、どこまでもリアルで書かれている事が理解できるからこその恐怖というホラーではあまり見ない怖さがあって良かった。
次作のループは完結編となるらしいので、貞子の野望がどうなるのか、人類はその野望に打ち勝つことができるのか、とても楽しみに読みたい
Posted by ブクログ
復活した貞子の、奔放かつ、しおらしく、知的な振る舞いに戸惑う。映像でモンスターとして描かれる貞子とはまた違うパーソナリティで面白い。
こうなってくると、貞子の意思なのか天然痘ウィルスが引き起こした絶滅回避システムか、分からなくなるな。
Posted by ブクログ
………これは…
『リング』だけで読むのやめていたら勿体無いやつ…(;´Д`)
『リング』は序章にすぎません。
内容は、より化学的になっていきます。
怖いかと聞かれると、全然怖くありません。
と言うか、面白いので、夢中になって読みました。先が気になる(*´艸`)
ホラーというより、サイエンス・フィクションの方が近いと思う。
こういう展開、大好き♡
でも基本は貞子なので、ホラーですよね。
恐怖というより、真相に鳥肌が立ちました。
『リング』しか読んでいない人、かわいそう…。
今すぐ読みましょう笑
監察医の安藤は、学生時代の友人である高山竜司の解剖をすることに。
彼の遺体からはみ出た新聞に書かれた数字。
その数字を、安藤は暗号と解釈し、解読する。
そこから、また恐怖の連鎖がはじまる…。
正直、この作品は好みが割れるかもしれないなぁとも思います。
想像を絶する展開に思わず笑いが出てしまった場面も。
怪奇現象にも化学的な裏付けをされてしまいます笑
1991年当時に読んでいれば数倍怖かったに違いない。
『リング』の出版後、3年かけて完成させた作品だそうです。
内容が非常に濃いので、納得。
天才高山からの暗号やウイルス関連の真相が判明していくと面白くて目が離せなくなります。
そしてラストは……( ≖ᴗ≖)
映画『らせん』も、観ました。
昔すぎたので、内容をすっかり忘れていました(^_^;)
映画……まぁまぁですね。
うん。
中谷美紀が美しかったです。(〃´-`〃)
続けて『ループ』読みます!!(ノ*°▽°)ノ
Posted by ブクログ
パンツの匂いを嗅ぎ取ることに必然性はあるのか!?笑
ホラー部分丹念に描かれていたので、じっとり怖かったです。
エレベーターとかね…二人になるの嫌…。
ストーリー展開は、主人公の漫画的な直感が結構頻繁に出てきて、それが考察に繋がるところがちょっと強引さを感じなくもなかったけど、医学的な要素が前作よりさらに強まって面白かったです。
あと、よかったのはラストシーンですね!
海に始まり、海に終わる。人類の終焉に手を貸し、人類を裏切った主人公が手に入れた何者にも変え難い宝物。
爽やかさすら感じる終わり方は、自分好みでした!
自分の願いのために他の全てを投げ打つ系のストーリーはとても好きなんです〜。
僕も、息子がいるので、主人公の辛さ、無念さ、そして喜びがよくわかりました。
エンタメは前作の方が強いけど、情感に訴えるという意味では今回の方が好きです。
Posted by ブクログ
そう来たかあ〜〜
1作目のリングから全く違う視点で話が進んでいきます。
呪いをウイルスとして見ていく展開がなかなかに斬新で良かった。
DNAの解読に関してはさっぱり意味がわからなかったけど、貞子の呪いについて深い所まで分かった気がする笑
特に写真と目の前の女が一致した時は普通にゾワッとしたし、鈴木光司は描写表現が上手いな〜と思いました。
Posted by ブクログ
らせん映画でみてたはずが完全に忘れててこんな流れなんやと思った!
貞子大量発生の意味理解した
↑
何となく頭にはあった
3部作完結のラストは見たいような見たくないような感じでお腹はいっぱいです!
とにかくらせんよかった
Posted by ブクログ
映画リングをうろ覚えでの状態で小説リングを読み、その流れで小説らせんを読む。
リングの映画と小説のギャップにも驚いたが、今作はさらに驚き。
個人的にものすごい怖いオバケ、なおかつ生前は絶世の美女? 美男? と表現されていた貞子。
なんと受肉する。
飲むし食う。
勝手にミステリアスで儚げな美人を想像していたので、なんかショックである。
冗談はさておき、面白かった。
世の中は大変なことになりますよ、的な匂わせで終わったが、主人公はハッピーエンド。
子を持つ親にとって、これ以上の救いはないと思う。
Posted by ブクログ
いやー。あのTheホラーの定番かのように思っていた「リング」が「らせん」でまさかの方向に展開していく。当時きっと誰も予想できない続編だったのだろうな。
完全フィクションとしてホラーを楽しんでいたはずが、なんだかこれに近い事柄が現実にあっても不思議じゃないな…と、ものすごい設定なのに思わされるあたりがヒットしている所以なのだなぁ。面白い!というより感心に至った。
そういえば映画シリーズのどれかで、貞子が虫みたいにうじゃうじゃと大量発生して、もはやホラーでもなく爆笑してしまったことを思い出した。なるほど、あれも案外原作の設定にちゃんと乗っかってたのか?と思ったが見直すほどではないのでやめとこっと。
あとがきの医者がみた『らせん』が良かった。まさに医学SFホラーだった。
次作「ループ」が完結編らしい。リングウィルスに感染した読者としてはとりあえず手にとろうか。(ちょっと悩む)けっこうお腹いっぱいではある。
Posted by ブクログ
リングもそうだしらせんも映画の予告編しか見たことないけどごっついホラーものと思ってたら、原作小説はめちゃめちゃサイエンス系サスペンスって感じで、ほどほどな恐怖感で楽しめました。(映画は絶対怖くて無理)
終盤、それほんと。。?的な科学が大量発生し、ラストは本当に予想がつかなかった。貞子はビデオから出てくるだけの人だと思ってたのに、、笑
3部作ラストの「ループ」はもはやホラーというよりSFになりそうな予感ですが、ここまできたら読み切ってみようと思います。
Posted by ブクログ
「リング」ですでに映画とイメージが違って驚いたけれど、「らせん」になって科学的要素や暗号解読要素が一気に増えてこの物語のジャンルは一体何なのだ!?と戸惑った。リュウジは遺伝子で暗号送るし、貞子は産まれるし、リングという小説がウイルスとなるし…。自分もこの小説を読むことでウイルスにやられるのか?と現実とリンクする感じが面白い。
割と序盤で浅川の妻子が死んでおり、おまじないがダビングではない事が判明。浅川もマイも死んでしまう。今回の主人公、安藤含めこの物語の男性陣は一昔前の価値観のおっさんばかりで気持ち悪いのだが、安藤の友達は珍しくいいやつだった。
Posted by ブクログ
とんでも展開すぎて笑える
暗号とか遺伝子どうののところは流し読み
これはホラーというよりSF?科学?
怖さは全くなし
リングが映画化されるんだ。貞子役は貞子本人。
のところでそう来たか、しっかり観たよ!
と思ってまた笑えた
とんでも展開すぎるし
ホラーとして観たら星2だけど
何故か続きを読みたくなったので星3で
Posted by ブクログ
面白いんだけど、キャラの人間性が好きになれない…
生理が匂いでわかるとか、昨今のSNSで見かけるネタじゃん
見知らぬオジサンに、生理をアイコンタクトで伝えるわけがない
他にも、結構引く展開が多く、オジサンという生き物に対する好感度が下がる。
解像度は上がる。
登場人物みんな好きじゃないけど、続きは気になります。
Posted by ブクログ
【2024年115冊目】
監察医である安藤が手がけることになったご遺体は、大学時の友人である高山竜司だった。一見するとその死に不可解なところはないように思われたが、冠動脈に謎の肉腫を発見したことから安藤は疑問を持ち始める。呪いの連鎖は終わらない——それは人類の新たなる始まりと終焉への扉だった。
前作「リング」を読んでからそこそこ時間が経っていたので引き続きの主要な登場人物について失念した状態で読み始めましたが、数ページに渡って前作の流れを解説してくれる箇所があったので、今作から読んでもついていける親切設計になっていました。
映画にもなった「リング」はあまりにも有名ですが、続きの「らせん」は「リング」の怖さで懲りた人たちが多く、あまりストーリーを知らないのではないかと推測しました。少なくとも私はそうでした、見る勇気一ミリもなかった…
よって展開を何も知らずに読むことで、ホラーミステリーの要素を存分に楽しむことができました!一つ目の真実には辿りつきやすくなっているのは恐らくわざとで、二つ目を隠すためだったか〜と。
これ、むしろ続きものやなかったら怒ってましたね。どうなるのかめっちゃ気になる終わり方、いいぞ!恐いけど読むぞ!映画は見ないけどね!
Posted by ブクログ
前作リングの方が好みだが、想像の斜め上をいく展開で楽しく読めた。
前作主人公・浅川とその家族があっさり死んだのと、竜司は舞のことが大事じゃなかったのか…これらが心情的に引っかかったかな。竜司的にはそれはそれ、これはこれなのかもしれない。知的好奇心最優先な人間なんだろう。
リングでは姿を見せずとも怨霊的怖さでジワリと存在感を示した貞子だが、今作はまさかのご本人登場(肉体的意味で)、意思疎通さえ出来てしまい、なんじゃこりゃと面白さが勝ってしまう。現代においてネタキャラにまで昇華した貞子のイメージが強過ぎるのだろう。映画観てはいないのだけど…
壮大な引きで終わったので、次作がどうなっているのか気になるなあ。
Posted by ブクログ
まあおもしろかった。最高傑作リングの続編だから読んだ訳ですが貞子ウイルス誕生までのロジックの積み重ねは見事だと思った。行きすぎたフィクションであるが故に貞子が増えるのは恐怖よりおもしろさが勝ってしまうのよw
Posted by ブクログ
鈴木光司による「リング」シリーズ、第2作。完全な続きものなので、前作『リング』は必読。
不可解な死を遂げた高山竜司。司法解剖を担当することとなった友人で監察医の安藤は、彼の遺体から正体不明の肉腫を見つける。そして何かを伝えようとするかのように遺体からはみ出てきた、新聞紙に記された暗号のような数字。真相を解明するために調査を進める安藤は、高山と新聞記者の浅川が追っていたビデオテープを巡る怪死事件と、遺体から共通して発見される謎のウイルスに行き当たる。そこで安藤は、人知を超えた"進化"を目撃するのであった―――。
"当事者"の視点で描かれた前作と違い、本作は"第三者"の視点で描かれているため、前作と比べて切迫感はなく、じっくりと謎を解き明かしていく内容となっている。恐怖が迫ってくる緊張感があった前作の方が、個人的には好みだったかな。
まあそれは些細な問題であって、それよりも問題なのは今作で描かれる"ウイルス"の能力。あまりに何でも出来てしまうのは、物語の面白さ的には欠点。「貞子の"生きたい"という強い願望」→「強い増殖/繁殖能力」と一本筋は通っているのだが、それを叶えるための能力が強すぎて、「何でもあり」感を強く感じてしまった。ラスト、竜司に関する展開も・・・うーん。。。
「リング」シリーズは映画しか当たったことがなかったのだが、原作はこんなにもバイオホラーだったとはな。さて、次作『ループ』はどのような展開となるのか。