あらすじ
幼い息子を海で亡くした監察医の安藤は、謎の死を遂げた友人・高山竜司の解剖を担当した。冠動脈から正体不明の肉腫が発見され、遺体からはみ出た新聞紙に書かれた数字は、ある言葉を暗示していた。……「リング」とは? 死因を追う安藤が、ついに到達する真理。それは人類進化の扉か、破滅への階段なのか。史上かつてないストーリーと圧倒的リアリティで、今世紀最高のカルトホラーとしてセンセーションを巻き起こしたベストセラー。
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Posted by ブクログ
リングに引き続き面白かった!バイオホラーというか、SFホラーみたいな感じかな?映画版すら観た事がなく、前情報も入れてなかったので新鮮な気持ちで読めた。
まさか、リングを読むことでリングウィルスのキャリアになるというメタフィクション的な要素も孕んでいるとは...。
次作のループも早く読みたいですねー。
Posted by ブクログ
いやぁ…すごい。まずそれが浮かんだ。ジャパニーズホラーの金字塔『リング』の続編である本作は死体から発見された正体不明の肉腫、突然失踪した女性、暗号解読に頻発する肉腫と恐るべき正体など戦慄必至のホラーでありながら科学的アプローチで紡がれる骨太なSFでひたすら圧倒された。『ループ』でどうなるのか…早く読まねば。
Posted by ブクログ
なんと・・・いやいやいや。
リングとらせん、これ、2つ読んで初めて完成なんだ。
どっちかだけでも面白いけど、らせんまで読むと、もう1段階上がって完成される。表面的な物語を追っただけで何十年も「面白い!」とか言っていた自分・・てかなんで前に読んだ時、そこの部分を味わうことができなかったのか自分。
冒頭から浅川一家の話を読んだ時につい声が出てしまった。
そして・・竜司のバカ!結構好きだったのに。
30年近く前に描かれた話だけど、全然色褪せてない。リングは完全なホラーで怨念とか幽霊とか出てくる(?)オカルト。今回はもう少し現実に近くって・・貞子は映画でテレビから這い出してくるが、あんな感じ・・フィクションだった物語が人々の間で広まりリアルに近づき実際に登場人物と同じ人間が生まれる話があったけど、まさにこれもそう。いつの間にか読者も巻き込まれちゃってる!ああーぁ。そういうことだったのね!ほんとなんで印象に残っていなかったのだろ?
ここにも「一つになりましょう・・」の亜種が。
あ、この場合は意識は別なのかな?でも全人類が同じDNA?・・・全然想像できなかったんだけど、え。どういうことなんだ。
これがさらにループへ。。もっと物体を持って現実にはみ出してくるのだろうか?
すんごい楽しみ!
Posted by ブクログ
初読時『リング』よりも科学的で論理的で面白いなと感じたことを思い出した。
読み直しても改めてそう思った。
『リング』では訳が分からなかった現象を科学的、医学的根拠から解き明かしていく。
暗号の解読も面白い。
ただホラー現象が解き明かされて興醒めとならないのが『らせん』である。
ある程度分かったところで、事態は更にその上を行く。
そもそもビデオに念写してウイルスが……という前提からして荒唐無稽、超常現象だ。
死因が何か分かっても、ウイルスの姿が分かっても、とんでもないことが起きていることに変わりない。
それは終盤、最高潮を迎える。
『リング』とはまた別種の怖さがそこにあった。
以前読んでオチは覚えていたにも関わらず、これでいいのかと恐ろしくなったという。
ただ解説にもあった通り、この話は単純にホラー作品という括りでは捉えきれないと思う。
サイエンス話でもあり、家族の物語でもあり……ともあれ唯一無二の作品だと思う。
Posted by ブクログ
どの段階で「そのこと」に気づいていたのか、それとももう幾分か感染の影響であったのか。ただし、完全にはそうとも言いきれず。人間側の意思とウイルスの意思の境界線はどこにあったのか。遺伝子が人間を支配しているのか、人間があっての遺伝子なのか。
塩基配列からここまでの問題提起を包含できるのはもの凄い。専門的な話題が多いにも関わらず、次へ次へと読む手が止まらないのは、主人公のPDCAサイクルの異様な速さにある。Cの段階で次のPが始まっているのだ。だから中断ができず平日の2日で読み終わってしまった。助かったような残念なような。
見たもの読んだものが脳からのどんどん抜けていく世代になってきているが。今回は流し読みに近いスピードで読んだのに文字がどんどん入ってくる感じがした。脳に直接文字が入ってくる感じで、これはもはや感染では?と思うほど。読書のゾーンに入ったような感覚で読み終えた。
読み終わると全てを「らせん」目線で見てしまう。目の前の事象は自分の意思なのかそれとも遺伝子によるものなのか。それとも他に潜む何かの意向なのか。そして気づいてしまう、「いでんし」の中に「いし(意思・意志)」が紛れていることに。さらに遺伝子という言葉が「子孫に遺し伝えるもの」という意味なのか「伝える子孫を遺す」という意味なのか……
Posted by ブクログ
リングの序盤は割とダラダラしてたので読み終わるのに時間かかってしまったけど、らせんは一気読みだったな。面白かった。
にしてもこのストーリー、どうなってまうねんこれ。
あと単純に浅川はただ可哀想だから生き返らせてやってくれ。
Posted by ブクログ
読んでいくうちにどんどんジャンルが変化していく感覚を覚えました
特に最後のオチは賛否両論ありそうだけども、自分は好きです
途中の暗号や遺伝子の話が難しいですが、話が面白いので飽きずに最後まで読むことができました
リング=ホラーの概念を前作の小説以上に打ち砕いているなと思いました。
Posted by ブクログ
リングから続けて読破。映画視聴済み。
途中専門用語や暗号の件に心折れかけたけど、なんだかんだ最後まで楽しめた。
リングウイルスの写真など、リアリティがあってとてもよかった。
映画とはだいぶ違う。
途中から出てきた女はどう考えても貞子ってわかるでしょ!
竜司のキャラが余計にわかんなくなった。
Posted by ブクログ
再読。
らせんはホラーだけど、科学の話しでもあり、バイオホラーに変わっていく…。
貞子が増え続ける…。
都合の良い人間は復活し、都合の悪い人間は消え…。
人間と、貞子という新種の人類。
全てが同じになったら差別のない平等な世界は訪れるのか。
最近こそ、そのテーマは多くなった気がする。
それは人間じゃないんだよなもう。
Posted by ブクログ
『リング』である程度呪いの正体も掴めたし、呪いをキャンセルする方法も見えてたと思っていました。そのため、今作の序盤で主人公たちが呪いの存在に気づいて調査が始まった段階では、『リング』で行われた調査がまた振り出しになってそれを読まさせられるのかと心配していました。
しかし、そんな心配は杞憂でした。同じ事件でも『リング』とは異なるアプローチでの調査でしたし、なにより、『リング』ではただの怪異として表現されていた現象についても科学的に調査して真相が明かされていく。さらに、新たな謎が幾つも生まれて解決されていく…。もう読む手が止まりませんでした。
ある意味、SFですよね、この作品は。
『リング』よりはホラー描写が多かったと思いますが、それでもホラーというよりは医療ミステリーにも近いと思います。
ただ、一点腑に落ちないのが、彼が黒幕だったということです。彼にそんなことをするモチベーションがどこにあったのか、よくわかりませんでした。なんとなく、『リング』のときにはこのオチになることは想定してなかったんじゃないかと思いました。私が読み漏らしている記述があったのかもしれませんが…。
そういえば、『リング』でも今作でも、貞子がテレビから這い出てくる描写はなかったですね。あれって映画オリジナルってことでしょうか。
その他、気になったことをつらつら書いておきます。
プロローグでの子供を亡くした夫婦の描写が痛々しく悲しくなりました。その後離婚してしまうのも、いくら夫婦に愛情があったとしてもそうなってしまうことも大いにあるのだろうなと、つい思いを馳せてしまいました。
このリングシリーズは1995年ごろに書かれているようなのでかなり時代を感じる描写があります。特に気になったのは番組表のGコードについて記述されていたこと!懐かしい!当時、新聞の番組表と睨めっこしながら番号を打ち込んでたのを思い出しました。すっかり忘れていたことだったので、長い間使われてこなかったシナプスが久々に活性化したような、そしてノスタルジーを感じるような、変な気分になりました。
当時を思わせるような描写の一つとして、ワープロとそのデータの互換性の話がありましたが、これは初めて聞きましたね。たしかにOSのようなものもメーカーごとに違っただろうし、データ形式もメーカー独自のものだっただろうし、当時は大変だったんだなぁとしみじみしてしまいました。あと、感熱紙が出てきたのでこれは懐かしく感じました。当時、爪で引っ掻いて遊んでたなあと。
あと、これも時代を感じさせる描写だと思ったのですが、いくら教員からの問い合わせとはいえ、学生課が学生の住所や電話番号を簡単に教えちゃってましたね。当時の個人情報の観念を感じさせる描写だなと思いました。
最後になりましたが、先日、作者の鈴木光司さんが亡くなられたとのことで、今リングシリーズを追いかけている身として非常に驚きました。
心からお悔やみ申し上げるとともに、ご冥福をお祈りします。
Posted by ブクログ
リング原作が面白かったが、らせんは更に面白い!
文系には難しい内容なのに。
徐々に謎が解き明かされる一方、新たに生まれる謎があり、ずっと楽しめた。
Posted by ブクログ
面白かったー!
リングの続編。リングもめちゃくちゃ面白かったけど、リングはビデオを見てしまってから一週間という制限の中ジェットコースターのように話が進んでいくのに対し、こちらはじりじりと医学的側面を交えながらあくまでも着実に謎を解いていくスタイル。
後半はかなりとんでも展開だったのだけど、それが逆に絶望感を分かりやすく演出してて、続編どうなんの!?と思う終わり方だった。
途中読者からすると見えてる地雷というか、志村逃げてー!的な要素があるのだけど、そこも読者に歩調を合わせてくれてるというか、合わせた上で横から突き飛ばしてくる感じというか…
あと連続して買っておいて良かった!リングは良作だったけど、逆に完成されすぎてて続けて読まなかったら、読んでなかったかも。
らせんは始まりがまず前作の後半部分からで、前作の謎が明かされるところから、的な感じで始まるので、続けて読んだ方が登場人物の理解的な意味でも良いと思う。
まだの人はぜひまとめ読みして!!
Posted by ブクログ
リングの映画すらちゃんと見たことなかったのもあり、思ってた感じと全然違う方向に話が進むので気になってグイグイ読んでしまった。貞子ってこんなに意思疎通出来る存在だったんや(貞子というホラーアイコンのイメージが強すぎた)
前作で竜司は死に際に舞さんに電話かけてたし、まさか竜司がこんなことするとは…。どこまで意図してやったのかよく分かんないけど舞さんが可哀想と思ってしまった。あと前作のラスト的に浅川の妻子は助かってると思ってたので冒頭からショックやった…。
じわじわと侵食する宇宙人ものみたいなSF作品。
Posted by ブクログ
『リング』の続編として、映画の記憶が薄い状態で初見感覚で読んだ。
前作『リング』よりもホラー要素がかなり抑えられ、ミステリー・SF寄りの印象が強くなった。
物語はリングの主人公・浅川から新たな主人公にバトンタッチする形で進む。
全てが遺伝子によって決められている、という壮大で衝撃的な設定が明かされ、世界観が一気に広がった。
ただ、前作より論理的・科学的な説明が増えたことで、少し難解に感じる部分もあった。
それでもストーリーのスケール感と謎の深まりに引き込まれ、すぐに次作『ループ』を読まなければ、という気持ちになった。
シリーズとしての繋がりと世界観の拡張が楽しめた一冊
Posted by ブクログ
映画しか知らなかったリングを読み衝撃を受けたので、一体どんな続編があるのか気になり読んだ。
急に科学的な話になりぶっとんだ。
あの井戸から貞子出てくる話から、医学で解明しようとしてんの?えー!
しかも、作者が続編は書けと言われたから書いた的なことを言ってて、二度びっくり。最初から考えてこういう展開じゃないのー?と。
面白かった。
Posted by ブクログ
前作はビデオを見たら週間以内に死ぬという確かな情報に加え、浅川は人質を抱えた状態だったので、緊迫したスリリングさがあった。
しかし、今作の主人公は割と第三者寄りというか、安全地帯での高みの見物状態が続く。
それでも読み進めてきたのだが、真砂子が出てきてから完全読む気をなくしてしまい何ヶ月も放置してしまった。
改めて宮下が有能すぎて笑う。
安藤は舞さんのパンツの匂い嗅いでるんじゃないよ。
面白かったが、ちょっと何でもありすぎるかな。
三部作らしいが、救いはあるのだろうか。
Posted by ブクログ
個人的にはリングよりもこっちの方が好きです。
貞子の怨念、ウィルス、そして貞子の復活、タイトル通り全てつながっています。
ホラーは普段あまり読まないのですが、やはり人気作品所以の面白さは読んでいて伝わってきます。
Posted by ブクログ
リングの続編。
読んでて思ったのは
女の家に入って下着の匂い嗅いで男を知らない女の匂いは赤ちゃんのようなミルクのにおいする
生理のにおいを嗅ぎとった
処女のにおいを感じ取った
キモすぎる…
女が出てきたとこからおかしいとは思ってたけど男は騙されるのかあ...って感じだった。
こっからどうなってくのか面白くなってきた。
解説読んだけど安藤満男なのに満夫ってなってた。まあどっちでもいいか
Posted by ブクログ
リングもそうだしらせんも映画の予告編しか見たことないけどごっついホラーものと思ってたら、原作小説はめちゃめちゃサイエンス系サスペンスって感じで、ほどほどな恐怖感で楽しめました。(映画は絶対怖くて無理)
終盤、それほんと。。?的な科学が大量発生し、ラストは本当に予想がつかなかった。貞子はビデオから出てくるだけの人だと思ってたのに、、笑
3部作ラストの「ループ」はもはやホラーというよりSFになりそうな予感ですが、ここまできたら読み切ってみようと思います。
Posted by ブクログ
「リング」ですでに映画とイメージが違って驚いたけれど、「らせん」になって科学的要素や暗号解読要素が一気に増えてこの物語のジャンルは一体何なのだ!?と戸惑った。リュウジは遺伝子で暗号送るし、貞子は産まれるし、リングという小説がウイルスとなるし…。自分もこの小説を読むことでウイルスにやられるのか?と現実とリンクする感じが面白い。
割と序盤で浅川の妻子が死んでおり、おまじないがダビングではない事が判明。浅川もマイも死んでしまう。今回の主人公、安藤含めこの物語の男性陣は一昔前の価値観のおっさんばかりで気持ち悪いのだが、安藤の友達は珍しくいいやつだった。
Posted by ブクログ
とんでも展開すぎて笑える
暗号とか遺伝子どうののところは流し読み
これはホラーというよりSF?科学?
怖さは全くなし
リングが映画化されるんだ。貞子役は貞子本人。
のところでそう来たか、しっかり観たよ!
と思ってまた笑えた
とんでも展開すぎるし
ホラーとして観たら星2だけど
何故か続きを読みたくなったので星3で
Posted by ブクログ
面白いんだけど、キャラの人間性が好きになれない…
生理が匂いでわかるとか、昨今のSNSで見かけるネタじゃん
見知らぬオジサンに、生理をアイコンタクトで伝えるわけがない
他にも、結構引く展開が多く、オジサンという生き物に対する好感度が下がる。
解像度は上がる。
登場人物みんな好きじゃないけど、続きは気になります。
Posted by ブクログ
【2024年115冊目】
監察医である安藤が手がけることになったご遺体は、大学時の友人である高山竜司だった。一見するとその死に不可解なところはないように思われたが、冠動脈に謎の肉腫を発見したことから安藤は疑問を持ち始める。呪いの連鎖は終わらない——それは人類の新たなる始まりと終焉への扉だった。
前作「リング」を読んでからそこそこ時間が経っていたので引き続きの主要な登場人物について失念した状態で読み始めましたが、数ページに渡って前作の流れを解説してくれる箇所があったので、今作から読んでもついていける親切設計になっていました。
映画にもなった「リング」はあまりにも有名ですが、続きの「らせん」は「リング」の怖さで懲りた人たちが多く、あまりストーリーを知らないのではないかと推測しました。少なくとも私はそうでした、見る勇気一ミリもなかった…
よって展開を何も知らずに読むことで、ホラーミステリーの要素を存分に楽しむことができました!一つ目の真実には辿りつきやすくなっているのは恐らくわざとで、二つ目を隠すためだったか〜と。
これ、むしろ続きものやなかったら怒ってましたね。どうなるのかめっちゃ気になる終わり方、いいぞ!恐いけど読むぞ!映画は見ないけどね!
Posted by ブクログ
前作リングの方が好みだが、想像の斜め上をいく展開で楽しく読めた。
前作主人公・浅川とその家族があっさり死んだのと、竜司は舞のことが大事じゃなかったのか…これらが心情的に引っかかったかな。竜司的にはそれはそれ、これはこれなのかもしれない。知的好奇心最優先な人間なんだろう。
リングでは姿を見せずとも怨霊的怖さでジワリと存在感を示した貞子だが、今作はまさかのご本人登場(肉体的意味で)、意思疎通さえ出来てしまい、なんじゃこりゃと面白さが勝ってしまう。現代においてネタキャラにまで昇華した貞子のイメージが強過ぎるのだろう。映画観てはいないのだけど…
壮大な引きで終わったので、次作がどうなっているのか気になるなあ。