【感想・ネタバレ】らせんのレビュー

あらすじ

幼い息子を海で亡くした監察医の安藤は、謎の死を遂げた友人・高山竜司の解剖を担当した。冠動脈から正体不明の肉腫が発見され、遺体からはみ出た新聞紙に書かれた数字は、ある言葉を暗示していた。……「リング」とは? 死因を追う安藤が、ついに到達する真理。それは人類進化の扉か、破滅への階段なのか。史上かつてないストーリーと圧倒的リアリティで、今世紀最高のカルトホラーとしてセンセーションを巻き起こしたベストセラー。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

どの段階で「そのこと」に気づいていたのか、それとももう幾分か感染の影響であったのか。ただし、完全にはそうとも言いきれず。人間側の意思とウイルスの意思の境界線はどこにあったのか。遺伝子が人間を支配しているのか、人間があっての遺伝子なのか。
塩基配列からここまでの問題提起を包含できるのはもの凄い。専門的な話題が多いにも関わらず、次へ次へと読む手が止まらないのは、主人公のPDCAサイクルの異様な速さにある。Cの段階で次のPが始まっているのだ。だから中断ができず平日の2日で読み終わってしまった。助かったような残念なような。
見たもの読んだものが脳からのどんどん抜けていく世代になってきているが。今回は流し読みに近いスピードで読んだのに文字がどんどん入ってくる感じがした。脳に直接文字が入ってくる感じで、これはもはや感染では?と思うほど。読書のゾーンに入ったような感覚で読み終えた。

読み終わると全てを「らせん」目線で見てしまう。目の前の事象は自分の意思なのかそれとも遺伝子によるものなのか。それとも他に潜む何かの意向なのか。そして気づいてしまう、「いでんし」の中に「いし(意思・意志)」が紛れていることに。さらに遺伝子という言葉が「子孫に遺し伝えるもの」という意味なのか「伝える子孫を遺す」という意味なのか……

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2025年12月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

リングの序盤は割とダラダラしてたので読み終わるのに時間かかってしまったけど、らせんは一気読みだったな。面白かった。

にしてもこのストーリー、どうなってまうねんこれ。

あと単純に浅川はただ可哀想だから生き返らせてやってくれ。

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2024年12月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

リングから続けて読破。映画視聴済み。
途中専門用語や暗号の件に心折れかけたけど、なんだかんだ最後まで楽しめた。
リングウイルスの写真など、リアリティがあってとてもよかった。
映画とはだいぶ違う。
途中から出てきた女はどう考えても貞子ってわかるでしょ!
竜司のキャラが余計にわかんなくなった。


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2024年03月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

リングの映画すらちゃんと見たことなかったのもあり、思ってた感じと全然違う方向に話が進むので気になってグイグイ読んでしまった。貞子ってこんなに意思疎通出来る存在だったんや(貞子というホラーアイコンのイメージが強すぎた)
前作で竜司は死に際に舞さんに電話かけてたし、まさか竜司がこんなことするとは…。どこまで意図してやったのかよく分かんないけど舞さんが可哀想と思ってしまった。あと前作のラスト的に浅川の妻子は助かってると思ってたので冒頭からショックやった…。
じわじわと侵食する宇宙人ものみたいなSF作品。

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2025年08月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

リングが記者の書いたの日記が小説になり、さらに映画化されてウイルスが拡散していくという描写が現実とリンクしていて面白かった。現在はもはや貞子は、パチンコになったり政見放送や始球式に出たりなど一種のギャグキャラと化している。この小説を読むとそれこそが貞子の目的であることがわかる。当時この小説読んだ人はまさかこの貞子という不気味なキャラクターが、未来このように扱かわれてるとは思ってないだろう。
続編のループでもそうだが、鈴木光司先生の先見の明は凄まじいと感じた。

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2023年09月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

前作のリングは映画等で概ねの内容を知っていたものの、その続編となる今作は全くの初見で読んだ。
リングが意味がわからない事を恐怖とする正統派なホラー小説だとすれば、今作のらせんはホラーを科学的に解明していくようなドキドキ感があった。
理解不能な恐怖ではなく、どこまでもリアルで書かれている事が理解できるからこその恐怖というホラーではあまり見ない怖さがあって良かった。
次作のループは完結編となるらしいので、貞子の野望がどうなるのか、人類はその野望に打ち勝つことができるのか、とても楽しみに読みたい

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2023年09月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

パンツの匂いを嗅ぎ取ることに必然性はあるのか!?笑

ホラー部分丹念に描かれていたので、じっとり怖かったです。
エレベーターとかね…二人になるの嫌…。

ストーリー展開は、主人公の漫画的な直感が結構頻繁に出てきて、それが考察に繋がるところがちょっと強引さを感じなくもなかったけど、医学的な要素が前作よりさらに強まって面白かったです。

あと、よかったのはラストシーンですね!
海に始まり、海に終わる。人類の終焉に手を貸し、人類を裏切った主人公が手に入れた何者にも変え難い宝物。
爽やかさすら感じる終わり方は、自分好みでした!
自分の願いのために他の全てを投げ打つ系のストーリーはとても好きなんです〜。
僕も、息子がいるので、主人公の辛さ、無念さ、そして喜びがよくわかりました。

エンタメは前作の方が強いけど、情感に訴えるという意味では今回の方が好きです。

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2023年02月15日

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ネタバレ

「リング」ですでに映画とイメージが違って驚いたけれど、「らせん」になって科学的要素や暗号解読要素が一気に増えてこの物語のジャンルは一体何なのだ!?と戸惑った。リュウジは遺伝子で暗号送るし、貞子は産まれるし、リングという小説がウイルスとなるし…。自分もこの小説を読むことでウイルスにやられるのか?と現実とリンクする感じが面白い。

割と序盤で浅川の妻子が死んでおり、おまじないがダビングではない事が判明。浅川もマイも死んでしまう。今回の主人公、安藤含めこの物語の男性陣は一昔前の価値観のおっさんばかりで気持ち悪いのだが、安藤の友達は珍しくいいやつだった。

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2025年05月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

とんでも展開すぎて笑える
暗号とか遺伝子どうののところは流し読み

これはホラーというよりSF?科学?
怖さは全くなし

リングが映画化されるんだ。貞子役は貞子本人。
のところでそう来たか、しっかり観たよ!
と思ってまた笑えた

とんでも展開すぎるし
ホラーとして観たら星2だけど
何故か続きを読みたくなったので星3で

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2024年10月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

リングシリーズの2作目。思い描いていたラストとは異なる。そして一般的に知られているリングや貞子とも異なる。

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2024年03月17日

Posted by ブクログ

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前作リングの方が好みだが、想像の斜め上をいく展開で楽しく読めた。

前作主人公・浅川とその家族があっさり死んだのと、竜司は舞のことが大事じゃなかったのか…これらが心情的に引っかかったかな。竜司的にはそれはそれ、これはこれなのかもしれない。知的好奇心最優先な人間なんだろう。

リングでは姿を見せずとも怨霊的怖さでジワリと存在感を示した貞子だが、今作はまさかのご本人登場(肉体的意味で)、意思疎通さえ出来てしまい、なんじゃこりゃと面白さが勝ってしまう。現代においてネタキャラにまで昇華した貞子のイメージが強過ぎるのだろう。映画観てはいないのだけど…

壮大な引きで終わったので、次作がどうなっているのか気になるなあ。

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2023年12月20日

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