【感想・ネタバレ】最悪のレビュー

あらすじ

不況にあえぐ鉄工所社長の川谷は、近隣との軋轢(あつれき)や、取引先の無理な頼みに頭を抱えていた。銀行員のみどりは、家庭の問題やセクハラに悩んでいた。和也は、トルエンを巡ってヤクザに弱みを握られた。無縁だった3人の人生が交差した時、運命は加速度をつけて転がり始める。比類なき犯罪小説、待望の文庫化! (講談社文庫)

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

これはヤバい、おもしろすぎる
タイトル負けしてないほどの最悪がここには詰まってる
体感、こういう群像劇の形をとる小説は 主人公のうち1人くらいはたいてい没入できひんキャラがおるけど、この小説は全くその気配を感じさせずに 最後まで突っ切っていってサイコーに面白かった
なんかもう、完璧

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2026年02月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

それぞれに苦しい日々を送る三人の人生が、次第に交錯していく物語である。作中に出てくる「犯罪は家族に後遺症を残す」という言葉が強く印象に残り、読み終えたあとも胸に突き刺さっていた。物語の構成の巧みさだけでなく、奥田英朗が選ぶ言葉一つ一つにウィットが感じられ、自然と物語に引き込まれた。個人的に最も共感した人物は川谷である。家族や仕事、お金といったすべてを投げ出し、いっそ死んでしまいたいと思ってしまう気持ちは、実際に経験したことはないのに、なぜか理解できてしまった。

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2026年01月28日

Posted by ブクログ

最後の疾走感あふれる展開が最高。
そこにたどり着くまでが少し長いが、多少我慢してでも読む価値はあると感じた。
好き嫌いが分かれる作品のようですが、私は肯定派だという意味も込めて★5。

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2026年01月02日

Posted by ブクログ

めちゃくちゃ面白かった。タイトルは「最悪」だけど、最高の犯罪小説。オッサンの川谷、銀行員のみどり、チンピラの和也。この3人は小さな不幸から始まりどんどん最悪な状況に追い込まれていくのだが、この3人が集まってからが加速度ハンパなくページを溶けさせる。時間も忘れた。

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2025年10月07日

Posted by ブクログ

主な登場人物は三人だが、メインは町工場のオヤジさん。
このオヤジさんを最悪の展開に引きずり込むのは、あとの二人ではなく得意先や銀行やご近所さんの身勝手なのだが、二人もそれぞれ不幸な状況にはまり込んでいて、ひょんな繋がりから怒涛の展開へ。

銀行強盗騒ぎの後、なぜか一緒に逃亡してからのそれぞれの振る舞いも興味深く、そこからの展開は最悪のものでもなく、読後感は悪くない。
ただ、そこに至るまでの、三人を追い込んでいく醜悪な周囲の連中の振る舞いは本当に胸糞悪く、この手の話が好きな自分にはたまらないw

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2025年08月17日

Posted by ブクログ

1999年初版。650ページの長編。面白かったです。主人公は3人です。鉄工所の社長・大手銀行のOL・パチンコとカツアゲで生計を立てる青年。3人の全く別の人生を送る人間が最悪の経験をします。そして3人が不思議に繋がっていく。本当に最悪なんですよ。読んでいて、なんでそうなるのかなあと思わせます。最初に事件が起こり、それがどのように解決されていくのではなく、何も関係のない人間が絡まって事件になる展開が斬新だなあと思いました。

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2025年07月22日

Posted by ブクログ

3人の最悪への展開の臨場感が凄い。
特に川谷のオッサンには気持ちが入りすぎて気分が悪くなる程。最悪なのに最高だった。

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2025年04月27日

Posted by ブクログ

最悪にも程があると思ってしまうほどに最悪。よくもまあここまで最悪にもなるものかと背筋がゾッとする。かなり長編なのに読み進めるにしたがって一気に読みたくなる。
奥田さんの作品は以前読んだインザプールなどのシリーズでコメディー系で本当に面白く、好きな作家さんの一人なのだけれど、この最悪は3人の群像劇で犯罪小説。
追い込まれていく3人の心情が細かく表現されていて、読んでいくにつれどんどん気持ちが3人と一緒に落ちていく。
最後は最悪から抜け出せて安堵している3人と共にあーよかったと思っている自分がいた。

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2024年09月26日

Posted by ブクログ

まともな人がいない本。
パチンコ暮らしの20歳、町工場を営む40代、銀行員の20代、主に3人の日常が章ごとに入れ替わります。
全員が堕ちていくお話。
とくに社会人生活が長くなってきた自分には町工場を営む親父さんのお話がきつかった。一つの皺寄せからぐちゃぐちゃになっていき、問題がスパゲティのように絡み合う、それは過呼吸にもなります。
主人公が変われば考えも変わるのでしょうが、エリートと呼ばれる人種がとことん嫌いになる本です。

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2026年02月22日

Posted by ブクログ

鉄工所を営む中年とセクハラに悩む銀行員、ヤクザに絡まれたチンピラが何の偶然か交差した時の展開がカオスですごかった。追い詰められていくにつれて引き込まれていく。650ページ程だが一気読み。

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2026年02月19日

Posted by ブクログ

人生が転がり落ちる3人が最後に犯罪を犯すことになる。心理描写が上手くどんどん読み進めだが、最後に3人で犯罪を犯すシーンが、非現実的で違和感があった。また、もう少しどんでん返しが欲しかった。

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2025年12月26日

Posted by ブクログ

タイトル通り、3人が次々に最悪な状況に陥っていく。
あまりバッドエンドは好きではないので、結末が嫌になるほどの最悪さ。
しかし3人が集結したところからのラストスパートは時間も忘れて読み耽りました。
ハッピーエンドでもないけれど、悪くない結末。
こんな終わり方もあるんだなぁと感心しました。

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2025年12月08日

Posted by ブクログ

あーあー
と読みながら何度も言ってしまう小説
歯車が狂って動き出すとこうも上手くいかないのか
「最悪」という言葉は簡単に使ってはいけないのだなと学習できる小説

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2025年09月08日

Posted by ブクログ

切羽詰まった主人公達が悪い方へ悪い方へと追い詰められ、まさに最悪。特に和也、なんでそんなにアホなのよ、ケーキが切れない系か?信次郎さん、選択全部ミスってる。最悪すぎてページを捲る手が止まらず一気に読みました。あー最悪だった!(褒めてます)

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2025年07月29日

Posted by ブクログ

最悪。
本当にこの言葉につきる
最初はいつ3人が繋がるのかハラハラして、繋がった時は嬉しさもあり。
太田は大嫌い。
その後からは、うわっ最悪と何度思ったことか。結末も最悪かと思いきや・・・
面白かったです。読んでる途中で「邪魔」と「無理」を買いに行きました。楽しみ。

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2025年05月13日

Posted by ブクログ

人が悪い方向へ流れていく時の心理状況を丁寧に表現していて、面白かったです。過多なストレスがかかると冷静な判断ができないようになる人々がどんどん悪い方向へ行き、自分にとって都合の良いことを考えたり、主張したり(明らかにそうはならんだろと思うようなことでも)、正常でない時の人間行動が表されてると思いました。
その行動がまた小さな積み重ねで、だんだん大きな悪い方向に流れていくことが非常にリアリティがありました。

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2024年07月22日

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読んでいて、胃が痛くなりそうなくらい登場人物が最悪な状況に追い込まれていく…
展開が早くて続きが気になるので、かなりの長編ながら一気読みした。
みんな崖っぷちだけど、川谷さんが1番気の毒というか切なかった。

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2024年06月11日

Posted by ブクログ

いまさらながら初の奥田英朗。一言で言うと、人物描写の繊細さとテンポの良い展開に圧倒されっぱなしだった。架空の登場人物に対して心配してしまうくらい引き込まれて、久しぶりに楽しい!と感じる一冊でした。
若干終盤の展開が急すぎたので星は四つ。

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2024年04月12日

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3人のそれぞれの暗い陰鬱な物語 読むのが嫌になるくらい暗い気持ちにさせられるが、3人が出会うとバカバカしい展開になり笑わせる。これまでの暗さはこのギャップを演出するための仕掛けか?あっぱれ。

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2025年12月18日

Posted by ブクログ

物語にグイグイと引き込まれ二日で読み切った。
序盤はリアリティがあったものの終盤は、トンデモな展開。登場人物の思考についていけない。でも結末をみるため最後まで読み切った。

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2026年03月16日

Posted by ブクログ

びっくりするほど最悪の展開だった。
選択肢の悪い方をずっと選んでいるようで、こんなに読みながら苦しいのも珍しいぐらいの最悪さだった。
それぞれ同情するような部分があるからこそ余計ただただ苦しかった。
とにかく上手く最悪さ?が描かれていた。

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2026年03月12日

Posted by ブクログ

別の国の物語を読んでいるよう。
この国の四半世紀前の個人事業主、女性正社員、無職の若者、それぞれの置かれた立場を描写している。読み物として誇張や単純化の表現はあるのだろうが、当時多くの読者が共鳴した事実は確か。2026年現在の社会を憂い、困惑する人々の話をよく聞くが、はたしてどのくらいの人がこの四半世紀前の世界を「少しはまともだった時代」と思えるだろうか。そのくらい気味の悪い社会が描写されている。この時代を少しは知っている者から見ても「この当時は狂っている」と驚嘆する。例えれば、1970年の人々が戦時中に発行された新聞を読んでいる感じだ。
物語自体はテンポもよく楽しめる。リアリティーは無いがエンターテイメントとして楽しめるので全く欠点にはなっていない。

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2026年03月04日

Posted by ブクログ

事件発生まで400ページくらいかけて丁寧に最悪な状況を積み重ねていくので、そこまで読んでいる間、憂鬱でしんどかった。
しかしその分事件以後の説得力が増し、読み応えのある作品だったと感じる。

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2025年12月19日

Posted by ブクログ

3人の登場人物のストーリー全部が本当に最悪過ぎて、心では応援しつつ続きが気になり、引き込まれて、かなり長編だったけれど中だるみもなくテンポよく進んでいくので、一気読みでした。イライラしてる時に最悪が重なったり、思いつきで言ったことがタイミング最悪だったり、最悪事態の連鎖の連鎖で、読んでてあーあ、もうー!と何度も叫びたくなる展開。3人それぞれに自分ではない誰かへの思いやりが働いた結末にもぐっときた。ハッピーエンドではないけれど、最悪でもない「最悪」のラスト(笑)

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2025年10月07日

Posted by ブクログ

ここまで悪運が強い人間が集まったらもう笑うしかない。
一章ごとに次々と主人公が入れ替わっていく、いわゆる複数の人物の話が同時に進んでいくストーリー展開。その誰もが本当に不憫。まさかまさかの連続ですべての曲がり角を間違った方向に進んでいく。読んでいて顔をそむけたくなることも度々。
そして、クライマックスがまた凄い。急にテンポが上がってグイグイと来て、ドーンと落とされて。やっぱり運悪いやん。となる。トホホ。

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2025年08月01日

Posted by ブクログ

タイトルから、素敵な爽やかな作品でないことは想像していた。

しかし、どこかで救いがあると光があると思っていた。

バッドエンドは嫌いだ。

嫌いだが、読ませる。楽しませる。この作家は凄い。

最悪というタイトルのエンターテイメント。最悪をエンターテイメントにまで引き上げる作家の力が凄い。

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2025年04月06日

Posted by ブクログ

タイトルどおりの最悪な展開で読み進むのが苦痛になるくらいでした。アウトロー、ヤクザ、反社には嫌悪感を感じます。

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2025年03月14日

Posted by ブクログ

奥田英朗さんは3冊目。
と言っても、『インザプール』、『空中ブランコ』からの3冊目なので、実質2冊目、

上記の2冊がしっかりコメディだったのに対し、こちらはしっかり絶望感を食らわせてくる長編。
まさに最悪。

かなり分厚い本だが、読みやすさ抜群のため内容とは裏腹にグイグイ進む。
そして救われなすぎてグイグイ凹む。

いや、これはなかなかの後味悪い系のやつだな。
ねっとりした感じではなく、すっきり後味悪いやつ。
すっきり?w

いつの時代も1番怖いのは人間なんだよな…。

有意義な読書タイムをありがとうございました
この読後感を噛み締めつつ

にしても誰かを守る力ってのは凄いんだな。
俺にもそんなポテンシャルがあるのだろうか…。

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2024年11月24日

Posted by ブクログ

奥田英朗のクライムノベルは初読なんだけど、あんまりスッキリしないラストだった。
半分以上物語を過ぎた時点であまりにも展開が不快で、読んでいてかなりストレス高かった。ここまで読者の気持ちを落とす必要があるのか、あるのならそれなりのカタルシスを持ってきてくれよ、と思ったんだけど、結局心の澱は消えず。
半は「そうきたか」という方向に物語の舵を切って、最後まで読み切った。
けど、やっぱりラストが釈然としない。終幕が粗すぎる。
じゃあどういう終わり方をすれば良いのか?という話だけど、結論としては助走をつけすぎだったんじゃないか、と思う。
さっきも言ったけど、けっきょくこの600ページ超える作品で半分以上が悲劇的で嫌な空気がずっと醸成されているし、その運命的なものが本当に読者にとって胸糞。
さらに、登場人物ひとりひとりもなんとなく同情しにくい。展開だけが同情できて、キャラクタの性格にいまひとつ同情しきれないのがなんともいえない。
それだけにラストの大団円が、大団円になってない。
それぞれ罪を背負っているだけに、途中で助走つけすぎた不快なストーリー展開を覆すだけのカタルシスがない。
伊良部シリーズとかのんびり日常奥田作品はぜんぜん好きだったし、またクライム系も読むけど、次に期待としか言えないな。

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2024年08月05日

Posted by ブクログ

表題からして最悪の展開になることはわかる。問題はどれだけ最悪なのかということだ。最悪さ加減で読者もちょっとだけストレス発散できるのだ。また行き過ぎると、嫌悪感で読まなければよかったと悔やむことになる。作者はその辺のさじ加減がむずかしい。

日常から狂気へといえば村上龍『歌謡大全集』なんかはどうだろう、『最悪』とあきらかに違うのは、その振り切り方だ。思いっきりがいい。詳細でページを割くよりも、もう少し派手な展開を期待した。ありえない話だが最悪ありえるとしたならば、より過激な内容がわたしは好みだ。

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2026年03月03日

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