【感想・ネタバレ】最悪のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

「最悪」というタイトルだけに、この三人に最悪なことがおきるんだろと こわごわよみすすめて 
途中、鉄工所の川谷さんがどんどん最悪になっていく様は 読むのをやめたくなるほどでしたが、

本当の最悪は三人+めぐみちゃんが出会ってからでした。ここからは、最悪なんだけど なんだか滑稽で笑ってしまうところもありました。
すごく 読み応えありがあり面白かったです。

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2023年02月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

展開が面白かった。途中までモヤモヤして、最後にはサッパリする感じ。
あと、この作品に限らず、作品を引用して語れる人の知識の深さ、自分の知識の浅さを痛感する。

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2021年11月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

半分過ぎたあたりから最悪すぎて心が苦しかったが最後は誰も欠けることなく終われたのでまだ救いがあって良かった。タカオだけは許せない。川谷さんに1番感情移入してたけど少しでも感じた違和感は大事にしたほうがいいのかなと思った。

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2023年08月22日

Posted by ブクログ

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「世の中は、要領の悪い人間に辛くできていた」銀行員・岩井への言葉が、三人の主人公にそのまま当てはまる。要領が悪い、というより不器用なのかもしれないけど。だから最後は、激流に流され暴走し自爆で括られるのかもしれない、と。

断れずに、従ってしまう。人の作為を善意だと信じる。まじめにやってさえいれば…。どっこいそうは問屋が卸さない。『配られたカードがひどすぎた』と語る。今でいえば「親ガチャ」? 誰が一番不幸なのかと争う。まるで年寄りの病気自慢のようです。

「一千万ぐらいのことで……。」銀行員の一言で、川谷社長が切れる。心情は理解できるが、行動はお粗末です。それが、”住む世界”の違いなのかもしれない。トラブル対応にしても…。

だから、”最悪”ってわけでもないとは思うけど。
最後は、救われたのでしょうか?疑問です。

川谷社長について一言:上梓1999年で、47歳。昭和的零細企業のオヤジ。比較的若い時にバブルの景気の良いタイミングを経験したため、その後の対応が遅れたのかもしれない。①騒音問題・クレーム対応は基本中の基本。最初に弁護士を立てなかったのが原因。住民に素手で向かっても、詮無いかなと、誰もが思う。②取引先での不良品の請求は、下請け法違反では?数十年の工場経営者とは思えない対応。だから昭和?③銀行の融資:やはりハードルが高かったのでは?。バブル崩壊時の教訓はどこに、と考えてしまうのは私だけ?

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2022年04月03日

Posted by ブクログ

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準工業地帯で鉄工所を営む川谷は、近隣との騒音トラブル、下請け業者であるがゆえの、取引先の無理な頼み、従業員のふたり、やる気のなさそうな松村と、外国人にも、娘の進学問題などたくさんの事柄に頭を抱えていた。
銀行員のみどりは、妹の家出や店長のセクハラに悩み、親友に手伝ってもらい、セクハラを訴えるが、握りつぶされ、退職を考えていた。
チンピラの和也は、トルエン盗みを巡ってヤクザに弱みを握られた。落とし前をつけるため、タカシとつるんで、悪巧みをするが、現金を持ち逃げされてしまう。

3人とも、悪い人間ではない。よく居そうな、普通の人々。で、要領が悪い。どの選択をするときも、良くない方を選んでしまうような人。そのため、どの人にも、少しずつ親近感がある。

その3人が、思わぬところで出会い、プラスみどりの妹のめぐみまで一緒に4人で、警察に追われるようなことになる。ここでまた、選択をいくつも間違う…

鉄工所の川谷が一番リアルで気の毒に感じる。いい人だからつけこまれる。せめてもの救いは、隣の同業者の山口。この人が最終的に、川谷を大きく助けてくれる。
ラストは、3人とも、今までより、少しだけ前に進めるようになる。身の丈の暮らし、幸せとは何かと考えさせられる。

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2023年01月02日

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