あらすじ
あの日の選択は正しかったのか。
ユニフォームを脱いでも人生は続く。
人々の再起と夢の功罪を描く、感動のヒューマンドラマ。
デビュー作で第12回静岡書店大賞
気鋭の新人が放つ待望の第2作
あの日の選択は正しかったのか。
「プロにはいかない」立花国際大学の外野手・笠谷は、神奈川ブルーソックスのスカウト・真柴瑞稀の誘いを一蹴した。
安定した生活を求めて社会人野球に進むと笠谷は言うが、元警察官の瑞稀は持ち前の洞察眼で、本心ではないと疑う。そこには、警察官時代にとある少年犯罪を未然に防げなかった後悔があった。
他の有望選手を差し置いてドラフト上位に笠谷を推す瑞稀。スカウト陣から反対の声が上がるなか、瑞稀は笠谷の本当の想いを探り始めるが……。
夢に翻弄される者たちを描く感動の物語!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
プロ野球、神奈川ブルーソックスのスカウト真柴瑞稀は元警察官。その職業眼を活かし大学野球で活躍する笠谷の本心を探る。選手の本当の気持ちとは裏腹にお世話になった指導者の立場を気にして進路を決めなければいけない理不尽さにやりきれなさを感じた。プロに入ってもずっと活躍できるのはごくわずかな選手だけ。戦力外通告を受け引退し転落人生を歩む選手もいる。瑞稀は選手の人生に全力でサポートし寄り添い続けていく最高のスカウトマンになってくれると信じている。
Posted by ブクログ
眩光の彼方
プロ野球チームのスカウトの苦悩。ずっと推してる選手がいたり。元プロ野球選手が犯罪に手を染めたり。
非常に面白かった。読みやすく、感情移入もしやすい。
Posted by ブクログ
スカウト目線で描かれるプロ野球界。面白い。スカウトは選手を見つけて、入団させて、そこで終わりではなくその選手の人生も背負っている。ドラフト会議とプロ野球を観る目が変わります。岡田さんはデビュー作も面白く、ますます注目ですね。