あらすじ
注目の人類学者と在日三世ライターが語る!
自分の子供と異国の言語で話す文化人類学者と自国の言葉を話せないライターが、自らルーツと言語、そして言葉で表現できないアイデンティティと身体感覚について語り合う。
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Posted by ブクログ
言葉を通して、言葉にならないこと、語り得ないことについて語られているような、尹さんとイリナさんの往復書簡。
静かな悲しみが胸の奥に積もってゆく感じがしました。
良い悪いではなく、確かにそこにあること。
断じることで終わりにしようとするのではなく、胸の奥に携え、その感覚とともに生きてゆくこと。
母国語を、子どもに伝えずに生きてゆくということ。
深い悲しみが、苦しみが、伝わってくるようでした。
イリナさんの書籍を読んでみたくなりました。