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  • 人はなぜ自分を殺すのか(新潮新書)
    4.0
    日本では毎年2万人、世界では80万人近くが自殺する。死因としては戦争や殺人より多く、WHOが警告する世界的公衆衛生問題だ。安楽死を選択できる国が増える一方で、自殺者の約85~95%には精神疾患があるとも言われ、自ら死を選ぶことの意味が改めて問われている――。〈自殺ゼロ〉政策を掲げるスウェーデンで、自殺研究の第一人者として知られる精神科医が、文化、宗教、歴史など多方面から徹底探求する〈生の価値〉。

ユーザーレビュー

  • 人はなぜ自分を殺すのか(新潮新書)

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    ■死ぬというエンディングの方が例外で実は抜け出す道は数多くある。死にたいという願望自体が時間の経過とともに変化するものなので、願望が消えるまでとにかく生きていようとすればたいていは助かる。

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    2026年01月29日
  • 人はなぜ自分を殺すのか(新潮新書)

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    スウェーデンで最も影響力のある文学賞アウグスト賞を受賞した一冊。受賞したことがスウェーデンでこのテーマへの関心が大きいことを示していると訳者は言っています。
    原著タイトル「生きるに値する人生」だそうで、こちらの方が内容的には合っていると思います。でも原タイトルだと日本人は確かにあまり手に取らないかも。本書邦題タイトルはより印象も引きも強い感があり、あえてそのタイトルにしたのでしょう。

    キリスト教などでは自殺を禁じていて、それは知っていましたがなぜなのかということは知りませんでした。本書第3章を読んで納得しました。
    神があなたを創造したのだから、創造物(あなた)の命を絶つことは神への侮辱に当た

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    2026年02月03日
  • 人はなぜ自分を殺すのか(新潮新書)

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    「自殺は心の病気である」というスタンスを終始保っている。特に若い人の自由意志による自殺には否定的。自殺は取り返しのつかない行為であり精神の治療により自殺衝動を乗り越えられれば以後生きていられる。
    自殺を防ぐには人生に意味が必要だという。これを人生に対する行為論という。人生の目的の消失や意味の崩壊から人生を終わらせるのが自殺。人生の意味は非常に難しい問題だが生きているだけでも価値がある。結果ではなく生きているという過程に意味がある、という。
    だいぶあっさりとした内容でさらっと読めてしまう。

    安楽死が合法化されている国なので自殺が身近な題材だと思われる。本書でも触れているが日本は切腹などの自殺に

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    2025年12月26日
  • 人はなぜ自分を殺すのか(新潮新書)

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    ネタバレ

    自殺について現代までの歴史が述べられている。多くの場合、自殺は精神病に起因するので、医療が発達すれば自殺は減少するのかなと思う。一方で、医療が発達することで精神病が発覚しやすくなり、自覚することで行きづらくなる人が増加するのかも。難しい問題。

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    2025年12月05日
  • 人はなぜ自分を殺すのか(新潮新書)

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    スウェーデンで自殺研究をする精神科医の新書。自殺と安楽死についての現状と歴史が述べられている。選択した安楽死はまた別の論点として、全ては脳の為せるものであり、希死願望は精神の一瞬の揺らぎでもある。仕組みとして自殺しづらくするだけで自殺者数が減ること、事故で首の骨を折り完全介護が必要になった男性への論評で「彼は死を選ぶだろう、何故なら妻を愛してるから」という言葉が重い

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    2025年12月04日

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