あらすじ
吸血鬼に人造人間、怪盗・人狼・切り裂き魔、そして名探偵。異形が蠢く十九世紀末のヨーロッパで、人類親和派の吸血鬼が、銀の杭に貫かれ惨殺された!?解決のために呼ばれたのは、人が忌避する"怪物事件"専門の探偵・輪堂鴉夜と、奇妙な鳥籠を持つ男・真打津軽。彼らは残された手がかりや怪物故の特性から、推理を導き出す。謎に満ちた悪夢のような笑劇(ファルス)……ここに開幕!
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Posted by ブクログ
面白すぎる、こんなに面白いの……!!??
青崎さんだったから手に取ってみたけど、もっとライトノベルっぽいと思ってたら、この異能力ばちばにありそうなテイストでちゃんと論理立ったミステリーなんだ!?面白すぎて一瞬で読み終わってしまった。
東洋の妖怪と西洋のモンスターの合わせ技に、世界に名の知れた探偵まで絡めてくるんだもんなあ、面白くないわけないし、どんな頭してたらこんな世界観思いつくんだろう。これ多分元ネタがわかったほうが一層面白いよね。
しかもラストは世界一有名な悪役まで出てくるし、こんなに設定盛りすぎなのに無理があるわけでもない。裏染天馬シリーズが面白くて、読み進めるのが勿体無いからちょっと置いとこうと思ったらこっちもこっちで読み進めるのがもったいなくて思えてきた。でも早く読みたいのでさっさと2巻を読みます。
Posted by ブクログ
その世界では怪物が普通に認知されているだけではなく、架空の人物、シャーロック・ホームズや吸血鬼カーミラ、ドラキュラ、他の名だたる有名探偵や泥棒が存在している。
生首の不死の美少女は推理し鬼の半妖は戦う。カオスでファルスな物語。
鴉夜と津軽の会話が楽しい。
そして謎解きもシンプルでわかりやすい。次作も読みたい。
Posted by ブクログ
面白かったーよ!
舞台設定は以前読んだ『メアリ・ジキルとマッドサイエンティストの娘たち』と全く一緒
で19世紀後半のヨーロッパ
やっぱりこの頃の文学作品は半端ない
そして日本人がそれらの作品をオマージュした作品を描くとより緻密になるな〜と感じた次第
この作品のファンの人はぜひ『メアリ・ジキルとマッドサイエンティストの娘たち』を読んでヨーロッパ人が書いた物語と日本人の書いた物語の違いを楽しんでほしい
で、やっぱり日本人のワタクシとしてこちらのほうが好みというか、慣れ親しんだ感じがするんだけど、ちょっとやっぱり軽い
もちろんこの軽さがこの作品の魅力のひとつでもあるわけなんだけど
そして今回のオマージュ作品は『ドラキュラ』と『フランケンシュタイン』
どっちも光文社古典新訳文庫シリーズにラインナップされてるんだよな〜
まぁどちらも昔読んだことはあるんだけど
再読したいな〜
でもどっちもけっこうボリュームあるんだよな〜
それにしても19世紀末のヨーロッパでの最高の敵役と言えばやっぱりあの人なのね
よっ!千両役者!
匿名
アニメからはいった
アニメがとても面白く、原作があると知って気がつけば購入していた。まだ途中までしか読んでないけどもう既に大好き。
Posted by ブクログ
アニメを観て、世界観も設定も、これから登場するであろうキャラクターも、好みだったのですぐに読み始めました。
『師匠』の惹き付け方というか、引っ張り方が先に読んでおきたかった…ともなりましたが、活字と映像は別物。
原作小説も、アニメの構成もどちらもキャラクターの魅力を出させて上手いです。
サスペンスはライトな感じがありつつ、怪物ながらの理屈もしっくりきて、着地も納得。
そもそも笑劇、なんですよね。
続き楽しみ~
Posted by ブクログ
怪奇趣味に特殊設定ミステリに格好いいバトル、面白い要素全部乗せ!な感じで読んでてすごく楽しかった!
アニメきっかけで読んだけど2巻以降も読もうー
Posted by ブクログ
怪物が関わる事件を解決する話。
吸血鬼と改造人間が出てきておもしろかった。
最後に新たなキャラクターが出てきて、続きがさらに楽しみになった。
Posted by ブクログ
読むのが遅い私でも、読み終わるのに合計6時間くらいしかかからなかった。
それなのにしっかり頭に入ってる。
難しい言葉がほぼ無く、しっかりミステリ。
これは面白い。
「バトル」で「ミステリ」で「キャラクターが独特」。
まるで「見てよし、聞いてよし、触ってよし」の三拍子のように素晴らしいです。
テンポも良く、言葉遊びのような遊び心も面白く、難しい言葉もあまり使われていない。
これは好きですね。
Posted by ブクログ
さあさあさあ、寄ってらっしゃい見てらっしゃい。これよりご覧にいれますは怪物専門の探偵なる御一行様の冒険譚なり!!
本作『アンデッドガール・マーダーファルス1(以下、アンファル)』の感想ですが、そもそも裏染天馬シリーズでドハマりした私にとって、青崎有吾さんが著者であるが故にハマらないわけがない(笑)
謎多き怪物の世界。それは日本のみならず海外(本作は欧州)でも語られていますが想作なのか実在していたのか、とても不思議に満ち溢れていますよね。
本作アンファルでは、吸血鬼と人造人間が不可思議な事件と共に題材として挙げられ、事件解決に3人?の人物が立ち向かうと言った流れになります。
その3人?ですが、これがまた痛快、愉快、んで爽快なボケ・ツッコミをしてくれるものだから、何を読んでいるのか分からなくなってきますよ(笑)
ってことで次回作もしっかり読ませて頂きますよ。マメムより、愛を込めて。
「なにが愛を込めてだ」
「ははははは」
「ふふふふふふ」
Posted by ブクログ
掛け合いが凄い!色んな意味で!
海外にいる設定なのに、それは日本語でしか伝わらないやーーん!みたいなのがあって、ちゃんと向こうの人には伝わってないのおもろかったな。
ただ、その掛け合いの部分がややダルい感じはあった笑
全体的には面白い!これからの敵も面白そう
Posted by ブクログ
「本格王2024」で読んだ人魚裁判の短編が面白かったので、本編も読んでみた。
青崎さんの本はキャラが魅力的に描かれるのが良い。首だけの探偵なんて前代未聞じゃない?
Posted by ブクログ
アニメ化したから見る前に読んでみた。キャラ立っててわりと面白かった。表紙絵が謎。気軽に読めるファンタジーミステリーなので気が向いたら2巻も読んでみようと思う。
Posted by ブクログ
19世紀ヨーロッパを舞台に怪物専門の探偵『鳥籠使い』一行が活躍するファルス(笑劇)第一弾
『鳥籠使い』のメンバーは3人。
輪堂鴉夜はこの世に一人しかいないとされる「不死」と呼ばれる怪物。美少女の生首。
真打津軽は半人半鬼の青年で鴉夜の助手。
馳井静句は鴉夜に仕えるクールなメイド。
吸血鬼や人造人間が巻き込まれた事件を解決していく。謎解きは論理的で引き込まれていく。そして会話の掛け合いも軽快で楽しい。
周りがキョトンとしてるなか、鴉夜と津軽の笑い声がひびく
「ははははは」
「ふふふふふ」
しかも「灰色の脳細胞」の警部まで登場!嬉しくなっちゃいました。
鴉夜の奪われた体をめぐって今後の話がとても楽しみです。
Posted by ブクログ
私の好み。
妖怪、化け物になぞったミステリーではなく、本当に彼らがたくさん出てくる。しかもこっそりではなく堂々と。
最初の方で、真打の話が落語っぽいぞ?と思ったら、中盤で「エセ噺家」と言われてて笑った。
話が短編ではなく続いているので楽しみ。
Posted by ブクログ
青崎さんの作品を読んでみたくて♪
ラノベっぽいのはあまり読んだ事なかったけど、どなたかの感想見て気になってた作品。
いやいや、これ面白いわ〜!
アニメ化も漫画化もされてるみたいだけど、小説もほんとにアニメを見てる様な感覚で楽しめた!
「怪物専門の探偵」、不死の輪堂鴉夜、その従者の馳井静句、そして半人半鬼の真打津軽。
この個性的な3人組による謎解き物。
キャラ設定から面白い♪
出てくる怪物も吸血鬼に人造人間に、、といかにもアニメっぽくて楽しい♪
舞台はヨーロッパで、西洋っぽさと、ちょっとダークな感じがとても良かった。
ライトで読みやすいけれど、鴉夜の鋭い洞察力で謎を解く様は、本格ミステリーのように ほほ〜っとなって心地よい♪
シリーズ物で、今回はドラキュラとフランケンシュタインだったけど、これからも有名どころがいっぱい出てくるのだとか!
面白かったのでシリーズ追いかけるぞ〜♪
そしてこれ読み終わって、アマプラでアニメも見ました〜!
だいぶ端折られてはいるものの、アニメもめっちゃ面白かった〜◎
Posted by ブクログ
新年1冊目の小説。
アニメの予告を見て、気になり原作本を読破。
吸血鬼、人造人間、生首探偵、鬼殺し等、ホラーのジャンルのキャラクター達が集まり、そこにミステリーも加わった作品。
色々キャラクター達が集まって、ホラーのアベンジャーズみたいな感じがして面白かったです。
トリック等は、ややこしくなくて、分かりやすく出来ていて、深く考えずに読めれて、世界観が想像出来たのが良かったです。
続編も読みたくなりました。
Posted by ブクログ
「ファルス」とあるだけに、調子の良いお気楽なやり取りも多いが、きちんとしたミステリとして成立している。
先にアニメを見てしまったので、驚きは少々減じてしまったが、そうでもなければ手に取る事もなかったのでよかったかも。
Posted by ブクログ
アニメ化作品とのことでとりあえず一巻だけ と軽い気持ちで読んでみたら楽しかった。
まったく予備知識無しで読んだので後半に語られる主人公達の馴れ初めが面白く それを知ってから読み返すとまた違った趣きが感じられ構成も凝ってるなぁと感じた。
ちょいちょい挟まれる小ネタがだいたい直球でわかりやすいので嬉しくなる。
そうそう娯楽作品はこのくらいわかり易くないと。
次巻も楽しみ。
Posted by ブクログ
ミステリー、ファンタジー、ファルス、バトル?と色々詰め込まれた一冊です。
ちょうど今アニメ化されて放送中ですね。
一冊に三話ほどで進めていく内容なのでミステリー部分は短編のようになりがちでちょっと弱めです。ですが先に書いたように色々と要素が詰め込まれている、キャラがしっかり立っているのでとても面白かった。
続編も読むつもりです。
Posted by ブクログ
異形蠢く19世紀末のフランス。人類親和派の吸血鬼が銀の杭で惨殺された。解決のために呼ばれたのは、”怪物事件”専門の探偵・輪堂鴉夜と、鳥籠を持つ奇妙な男・真打津軽。彼らは真相にたどり着くことが出来るのか。
吸血鬼や人造人間、鬼などの異形が存在する世界を舞台としたファンタジーミステリ―です。フランケンシュタインやヴァン・ヘルシング、ドラキュラ伯爵など、多くのフィクションキャラクターが登場しており、作品の垣根を越えて楽しめるエンタメといった感じ。
起こる事件も謎解きも”怪物事件”なので本格的な推理小説とは趣が違いますが、人外の存在設定が詰められているファンタジー小説好きならきっと好きだと思います。2つの事件についての話が治められているのですが、どちらも”怪物事件”ならではの理由や理論があり面白いです。
ゴシック色が強めの退廃的で混沌とした中に、人外・探偵ものを詰め込んだ贅沢な一冊。この雰囲気すごく好みです。
キャラクターも立っているし、ミステリーありアクションありなので、アニメ化とかにも向いてるんじゃないかな。いずれは……と期待してしまいます。
(その後本当にアニメ化しましたね……)
続きが気になる終わり方なので、近いうちによみたいです。
***
19世紀ごろを舞台にしたフィクションのキャラクターが多く登場する小説はこんなのも。こちらはスチームパンクSF。
『屍者の帝国』伊藤計劃・円城塔/河出文庫
Posted by ブクログ
ファンタジー。ミステリ。ホラー。
あまりに特殊な設定で謎解き。
著者らしいコミカルな会話も健在で読みやすい。
裏染天馬シリーズよりも好き。続編も期待。
Posted by ブクログ
ミステリーとか怪奇とかホラー好きな人はワクワクするような設定のお話。吸血鬼とかテンションあがるよね。
とはいえ話自体はよくある展開で、意外性は皆無。
あと文章を変わった書き方しているところがあって、やりたいことはわからなくもないが読みにくい。
Posted by ブクログ
短編2つだからさくさく読める。妖怪や怪物、過去の有名キャラクターが続々出てきて、そういうものが好きならとても楽しい。ミステリーも特殊設定でありながらきちんとミステリー。軽めなので隙間時間に読むのがいい感じ。
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地雷グリコがあまりにも面白く、天馬シリーズも全て読んだので、新たなシリーズとして興味が湧いて手に取った作品。
登場人物はどなたも魅力的な作品でした。
Posted by ブクログ
ダークファンタジー大好きなので楽しめました。
キャラや世界観は漫画っぽい設定もりもりだけど、謎解きはちゃんと論理的。古典文学を読み込んでたらもっとオマージュ楽しめるのかなぁ。
中学生の時に出会ってたらどハマりしてオタク厨二病が悪化してたと思う。危なかった〜。
Posted by ブクログ
アニメの1話を見てその日のうちに本屋へ、買って読んで惹き込まれました怪奇の世界
ヨーロッパを舞台に怪異がまだ少し残る世界で巻き起こるミステリー。自分の好みの世界観でした。江戸っ子口調とも言いますか、落語家の語りのような口調やジメジメとした風景が本当に居心地が良かったです。
不死を暗示させるセイヨウキヅタが鳥籠のレースに刺繍されてたり、存在自体怪しい源氏物語雲隠を知ってたりと小ネタを見つける楽しさや、あの有名な警部じゃないか!とクロスオーバーのような面白さも良かったです。
個人的には動機とかのほうに重点を置いてるほうが好きなので、そこがちょっと浅く感じて残念でした。ただ、戦闘描写だったりとかでその分楽しめたのでこれはこれで……