あらすじ
TVアニメ化!!!
2023年7月よりフジテレビ「+Ultra」ほかにて放送予定!
輪堂鴉夜:黒沢ともよ
真打津軽:八代拓
馳井静句:小市眞琴
輪堂鴉夜が、生首でも、不死でもなかった時代。
偉大なる師と共に過ごした黄金の日々。
今や彼女の他にそれを知るものは天の星のみ。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
アニメの続きが気になり読んだ。
前日談が5篇打が、どれも作品やキャラの解像度があがる素敵な話だった。
3人の過去話も好きだが、なんと言っても謎解きがこの作品の魅力!
そして要所に小泉八雲、ダーウィンなどの偉人が出てきても破綻しない世界観。
いやはや天才的な発想。
5巻の発売が今から待ち遠しい。
Posted by ブクログ
今回は過去編の短編集。だいぶ前に読んだもの。
『知られぬ日本の面影』
怪物びいき、日本びいきの西洋人、小泉八雲。幽霊に悩まされる友人の妻からの相談を奇妙な一行に依頼する。探偵となるきっかけとなる最初の物語。風呂敷から鳥籠へ。
『輪る夜の彼方へ流す小笹船』
鴉夜はなぜ不死になったのか。平安時代、まだ世慣れたところの全くない幼い鴉夜が可愛く…そして一人不死として残される切なさよ。
『鬼人芸』
鬼となった津軽の過去。明治の世で、残る怪物を狩っていた一味が捕らわれて。
『言の葉の一匙、雪に添え』
不死の主を守ってきた馳井一族の物語。若き日の静句、そして鴉夜が首だけとなる前の幸せだった日々の終わり。
『人魚裁判』
地元の名士が人魚に殺された…。
ある夜、岩場にあった遺体とそばにいた人魚。
異形裁判の弁護人に名乗り出た鴉夜たちは。
どれも面白くて一気読み!このシリーズめっちゃ好きなんですけど!!!
オーディブルでは坂本悠里さんのナレーションがすんばらしい。
これまで小出しにされてきた3人の過去が詳らかにされる。
ふふふふふ。ははははは。
どんな場面でも不敵に笑っているイメージの二人だけど、その過去はあまりに壮絶で…。
でもこれからも軽やかに笑い、ボケツッコミしていてほしい。。
Posted by ブクログ
相変わらずずっと面白くて満足感ある。主要キャラたちの過去のエピソードの短編集だったけど、どれもよかったな。津軽のエピソードが思ってたより悲惨でびっくりした。小泉八雲まで出てくるとは思わなくて、織り込み方に毎回びっくりする。面白い〜!ラノベみたいな雰囲気もあるのに、人魚裁判なんかを読んでると、ちゃんと論理に基づく展開になってすごい。面白い〜!
4以降からしばらく出てないけど、続き早く読みたいな。青崎さんの本、天馬シリーズも含めると、あと数冊で全部読み切ってしまう、、読み終わりたくない、、、。
Posted by ブクログ
登場人物たちの生い立ちが分かる短編集。
どれも引き込まれるように面白いが特に鴉夜が不死になる前の過去と静句の過去の話が好き。
5巻が待ち遠しい。
Posted by ブクログ
シリーズ4作目で、サイドストーリー。
全く別の話ではなくて、本編を補う補助的なストーリーなので、読んでおくと物語に深みが増す。
気になったのは、鴉夜の師匠、ドウ様が最後に言い残した言葉。
辻褄を合わせた、というのはどういうことなのか?
鴉夜と、ドウ様を逃がした鴉夜に似た女性は何者なのか。
このまま鴉夜が8万年を超えて生きれば未来で師匠と再開することもあり得るのか…。
Posted by ブクログ
一旦小休止の短編集でございますな
鳥籠使いチームの過去を紐解いておりますが、中々に面白かったですね
安倍晴明にウェルズの『タイムマシン』、人魚に小泉八雲、前島密ともう次から次です
それにしてもジャックが強い!強すぎる!
人外の強さ!って人外ばっかり出てくるお話しでした(てへ)
この最強の敵にどうやって立ち向かうのかよ
首を長くして次巻を待ちたい!生首だけに(上手くない)
Posted by ブクログ
鳥籠使い一行のメンバーそれぞれの来し方が語られる短編集。蘆屋道満の手により不死となった鴉夜。その鴉夜に代々支える家柄に生まれた馳井静句は、襲撃を受けた鴉夜を守り切れず、鴉夜の身体を奪われてしまう。真打津軽が鬼となった経緯もなかなかに壮絶。津軽が作られた存在だったとは思わなかった。
そして、3人共通の因縁の敵である杖をついた老人ことジェームズ・モリアーティとの戦いの始まりの物語でもある。
本短編集の中で「人魚裁判」だけは推理劇となっており、探偵としての鴉夜の能力が遺憾なく発揮されている。
Posted by ブクログ
0巻と呼べる短編集。
それぞれの過去と鳥籠使いになってからの前日譚。
様々な感情が湧いて忙しい。
でも兎に角アタクシは津軽が好きなのだな~。
彼みたいな笑っていられる強さはカッコいいですよね。
怪物だろうと、何百年前だろうと、人間と怪物の混じり物だろうと、人間のしていることって、ものの見方って変わらないのが悲しくもあり、可笑しいですね。
Posted by ブクログ
鳥籠使いが鳥籠使いになる最初の事件。鳥籠使いのメンバー鴉夜、津軽、静句の過去の出来事。そしてエポック社のアニーと鳥籠使いたちの出会いとなる人魚裁判。全5話からなる短編集。
「輪る夜の~」自らも自覚する人でなしが赤子をなぜ引き取ったのか。自分に恩義を感じ、信頼と信用をさせて自分の悲願を達成すると見越していたのだろうか。ドウ様は人でなし、ドウ様は人では無しでなく何者か?
「鬼人芸」喜怒哀楽の楽以外の感情が欠落しているような津軽。サイコロ運がないのは生まれつきなようで出る目出る目が悪い人の見本だ。そんな己自身もネタにして楽しい方へ面白い方へ向かうのが強いのか狂っているのか。そんな津軽の喜怒哀楽を全て観える貴重な話。
「言の葉一匙~」無口で鴉夜に忠実で津軽に対して辛辣くらいで過去が謎だった静句。今回で精神年齢15才依存度MAX激重女性だと判明。鴉夜様のためが全部自分のための静句にとって今の状態は良いのか悪いのか、津軽は鴉夜にとって良いのか悪いのかは謎で怖い。
今作はそれぞれが今の鳥籠使いのメンツになるまでが書かれたゼロ巻のような立ち位置だ。だが、個人的には1~3巻を読んで鳥籠使いの面々の個性を承知の上で読んで欲しいと思う。もちろんこちらから読んでも楽しめると思うが、最初にしては重くて笑劇とは言えない。それぞれを知った上で読むとキャラの今とのギャップも感じることが出来るし、愛も増すように感じた。
Posted by ブクログ
あや様の誕生に関する話が特に面白かった!明治を語りつつ、未来を語っていたとは…。
バンケットとの決着、是非つけてほしい!
続編お待ちしています。
Posted by ブクログ
5編の短編集
鴉夜&静句と津軽のエピソード0!
短編とは思えないほど、それぞれの話の濃さと深さに釘付けになってしまいました。
しかも登場人物がまた良かったです。私は特に『鬼人芸』での鬼殺しのメンバーが切なくて切なくて。
いや『回る夜の彼方へ流す小笹舟』の蘆屋道満と鴉夜が切なくて切なくて。
過去の悲しさを思いを混ぜ合わせて、3人のファルスは続く。
「ははははは」
「ふふふふふ」
Posted by ブクログ
4巻にして主人公たちの過去編短編集とは、なかなか
焦らされます。
でも、津軽の過去編めっちゃ良かった。飄々とした彼の中で起きた地獄。エグい話なのに重たくならない。闇堕ちはしない、でもヘヴィなのが伝わってくる。
静句の思いはめちゃんこヘヴィ。なのにわかりみ深いのは、ワタシもヘヴィってことなのかしら。
3人の最初の事件、3人のそれぞれの過去、そして海外での最初の事件、と構成もよかったです
2024.5.26
81
Posted by ブクログ
短篇集だったが、どれも読みごたえがあった。ミステリにSF要素ありで。このあとどういう世界が待っているのだろう。(え~ん電書にチェック入れてたので再掲)
Posted by ブクログ
過去編なので心理的な部分に差異がありながら、根本的な部分は現在と一緒なので、大きな出来事により、現在の性格へ変化したというよりしっくりきて良かった。
Posted by ブクログ
短編集。鴉夜、津軽、静句の過去の話なので、これまでの話をきっちり覚えていない忘れん坊の私にも楽しめました。鴉夜さまや、師匠がかなり性に奔放なので、中学校以上です。
以下、これまでの話的にはネタバレではないけど、どういうエピソードがどこまで書かれているかのネタバレになるので、それも楽しみたい人は読まないようにして下さい。
あ!あと★4はこの作家さんへの期待値が上がり過ぎてるせい。★5でも良かったけど、もう少し性的要素ないほうが好みなので、好みだけでちょっと辛めです。エピソードとしても、推理物としても、凄く面白いです。
・知られぬ日本の面影
小泉八雲登場!三人が出会った直後のお話。
・輪る夜の彼方へ流す小笹船
鴉夜がまだ人だった頃。蘆屋道満に拾われ、都で安倍晴明に会い、そして不死に至るまでの話。
・鬼人芸
前島密が郵政を国に行き渡らせる過程で明治政府が行った怪奇一掃特設隊。そこで働く津軽。その過程でイギリスから来たあの人たちにはめられ、隊全員が鬼化の実験台に。
・言の葉一匙、雪に添え
静句が育った馳井家は江戸の頃、恩義を鴉夜に受けて以降ずっと仕えている。静句も当然のように美しく老いない鴉夜を大切に思い育つのだが、そこにあの人がやってくる。
・人魚審判
イギリスに入国直後の3人は、人魚が罪を犯したとして裁かれる裁判を新聞で読み、救済のため弁護人として現れる。怪異が裁判で勝ったことはない。前の巻でチラッと出ていた女の子の新聞記者が登場する。
Posted by ブクログ
それぞれの過去回でしたが、
鴉夜が不死になった理由が衝撃的すぎる…
津軽と静句のはなしは、これ最後はみんないなくなるんだよね…と本を閉じること数回。淡々とした日常の描写が、辛い。
最後にいつもの3人の話が読めてほっとする。
Posted by ブクログ
3人それぞれの過去の話を含めた5編の短編集
静句の過去と鴉夜が今の姿になった時の『言の葉一匙、雪に添え』が一番好き
白と赤のコントラストと2人の心を思うと胸が痛くなった
津軽は鴉夜と出会えて本当の本当に良かったなと思う
Posted by ブクログ
異形達の笑劇第四弾。
今回は夜宴〈バンケット〉を追う一行の続きの物語ではなく、主役達の来し方を明らかにする短編集。
盛り上がってきたところで、一旦一息つくといったところでしょうか。
1の冒頭、見せ物小屋で顔を合わせた鴉夜と津軽がヨーロッパに旅立つ間を埋める物語に始まり、鴉夜のルーツ、津軽の生い立ちと半人半鬼に至る経緯、静句の秘められた内面が明らかにされ、これまでの思わせぶりだった場面達に幾許かの感慨が付与されると共に、語られずとものこれから場面の読みに影響を与えるであろうエピソード達。
一番面白かったのは鴉夜のルーツの話。
そこだったのかあぁ。
惜しむべくは自分の無知。
歴史上の事実、伝承はキーワードくらいしかわからず、ちゃんと背景押さえていたり、時系列や内と外の関連を把握出来ていたりすると、その嵌り具合により面白さを感じられたのだろうなぁ。
歴史のお勉強は過ちを繰り返さないためという堅い面だけでなく、物語を楽しむという利己的な観点でも大事ということがわかりました。
過去の自分に教えてあげたい。
とりあえず、『陰陽師』が読みたくなった。
Posted by ブクログ
「アンデッドガール・マーダーファルス」の4冊目。これまで3冊の前日譚。
これまでにサラリと触れられていた過去の経緯が詳しく語られ、どの話も楽しめる。
■知られぬ日本の面影
鴉夜&静句に津軽が出会い、一夜が明けた昼飯どきから始まる話。
小泉八雲(!)から依頼を受け、彼が抱えているトラブルの謎を追う。
文字通り“鎌鼬”というかまいたちの姿に驚愕。
最後に割れた下手人の正体とその意外な動機がなかなか泣かせる。
■輪る夜の彼方へ流す小笹船
〈不死〉になる前の鴉夜。彼女が輪堂と名乗る訳、彼女の推理力の源が知れる話。
安倍晴明と並び称される陰陽師・蘆屋道満が登場。禁忌に踏み込んだ道満の、その身勝手に巻き込まれ、輪堂鴉夜が生まれた話にちょっとゾクッとする。
『目をそらさず、細部を』
■鬼人芸
津軽が半人半鬼になった経緯、真打と名乗る訳が知れる話。
(直前に読んだ「イクサガミ地」に続き)ここにも前島密が登場。巷にくすぶる浪人や士族に手を焼いては、天竜寺に集めて殺し合いをさせるのではなく、山林局に集めて妖怪退治をさせるとは。
怪奇一掃特設隊、通称〈鬼殺し〉に集められた手勢の、黄昏た心情が不憫。
鴉夜の仇敵Mがここに登場、津軽とも因縁があったのか。
昏くて血生臭い話なのに津軽のへらず口から出る落語のお陰であっけらかんとした明るさがあったのが救い。
『生き残ったやつが強い』
■言の葉一匙、雪に添え
馳井家と鴉夜のつながり、とりわけ静句と鴉夜の抜き差しならない契りが知れる話。
〈不死〉となり14歳の姿のまま956歳になった鴉夜と静句の幸せな日々を、それから起こる惨劇を知りながら読む緊張感。突然鳴った客鈴の音に、ここでは勿論仇敵Mが登場。
胴体だけ持ち去ってなぜ頭を置き去りにしたのかがちょっと謎。まあ、そうでないとお話が続かないけど。
■人魚裁判
14歳の新聞記者アニー・ケルベルと《鳥籠使い》一行の出会いの事件。
罪を被された人魚を弁護する鴉夜の推理が冴える、この作者らしい理詰めでの無実の証明が鮮やか。
Posted by ブクログ
短編集ですが、主要3人の重要なお話が収録されているので読み応えがありました。みんな苦労してこういうことになっているんだなあと…今後のお話がますます楽しみになりました。
Posted by ブクログ
今まで書かれていなかった、鴉夜が不老不死になったり、津軽が半鬼になった経緯などが解明された一冊でした。
まだ純粋だった頃の鴉夜が可愛かったのに、ああなってしまうのも無理ないですよね。
津軽も中々ヘビーな半鬼になった経緯が切なかったです。
次はどんな冒険が待っているのか楽しみです。
Posted by ブクログ
今回は全5篇の短編集で鳥籠使い一行それぞれの過去話と活劇を描いた話でした。短編集なので幕間の物語かなと気軽に構えていたら、シリーズ上重要なものだったので短編でこれやるのかという驚きと内容の面白さにやられました。
有名な研究家や歴史上の人物がでてきたり、古典SF作品との関わりもあったりなどアンファ独特の闇鍋が今回もすごく良かったです。登場人物やワードを調べて元ネタを見つけて「こんな作品もあるのか読んでみよ」と新たな好奇心も刺激されて良かったです。
個人的には「人魚裁判」が良かったです。安楽椅子探偵(この作品の場合は安楽首探偵?)といった感じで事件が少しずつ真実に向かう面白さがとても心地よく、最後の鴉夜のセリフになるほどぉ!っと心のなかで思わず溜息が出てしまいました。
Posted by ブクログ
最新作の4巻は前日譚の短編集ときいて、2巻と3巻は未読のまま読んでしまった。ミステリが強めの短編が二つと、ミステリ薄めのメインキャラの過去にまつわる短編が三つで、構成のバランスがよくて楽しめた。『知られぬ日本の面影』と『人魚裁判』が好み。
Posted by ブクログ
ドウ様の正体そいつかー!
3人の過去、馳井家が鴉夜に仕える理由が判明した。静句さんだけでなく馳井家代々たぶらかしていたなんてさすが鴉夜さま。
今までなかったのに急に初出一覧が付いたので前巻を見直してしまった。大人の読者を増やそうとしてる?
Posted by ブクログ
三人で旅をするようになって間もない頃と、鴉夜、津軽、静句の過去を書いた短編集。
それぞれが悲劇に見舞われていて、辛くもあり少年漫画的な設定の面白さもあった。
「知られぬ日本の面影」と「人魚裁判」はさすがミステリ作家な読み応え。人魚裁判が一番好き。
Posted by ブクログ
アンデッドガール・マーダーファルス(4巻)
暫く仕事と、メジャーリーグに忙しく
全く本を読めなかった。。。反省
3巻の続きかと思いきや
エピソード0の短編集という
むしろ、この4巻から読んでもいいぐらい
生い立ちにフォーカスされており、面白かった
鴉夜、静句、津軽の超絶悲惨な体験が生々しく
だから、の心強さの表れを感じることができま
した
3巻の続きを期待して読んでしまったので
(勝手に次のバトルがあるのかと思ってました)
違った意味で楽しめました
★3.4
でも、3巻で絶対終わってない気がするのですが
続きないのかしら、、、アニメや漫画で続いてるとか、、、調べてみるか
Posted by ブクログ
第4巻では、物語の主軸となるキャラクターのそれぞれの過去編が描かれる。
特に印象的だったのは、のっぺらぼうが登場する一編。被害の規模は小さいながらも、嫌悪感を誘うような雰囲気が日本の妖怪らしくて良い。トリックが「赤毛連盟」へのオマージュとなっている点も面白かった。また、戦闘描写も見どころのひとつ。ムジナの死体を用いた攻防戦では、津軽が血を吸った布団を武器とし、敵が刺さった鎌を利用する。倒した敵の死体を、即座に再利用する戦闘は、このシリーズらしいダークな駆け引きがあって面白かった。
また、過去編で描かれる師弟関係の深さが心に残る。それぞれの師が善き人であったからこそ、その末路に訪れる運命には胸が締めつけられるものがあった。
Posted by ブクログ
今回もおもしろかったー!
作者さんはきっと私と同じものを興味を持って、読んできたんじゃなかろうか?
安倍晴明が悪者の話は初めて。晴明は大好きなのでちょっと悲しい。
最後の裁判の話は、少し殺人トリックがギクシャクしてた。水に濡れてもハッカなら匂い残りそうだけど…。