あらすじ
きっかけは「忘れられない本」。そこから始まったメールの交換。やりとりを重ねるうち、僕は彼女に会いたいと思うようになっていた。しかし、彼女にはどうしても会えない理由があって――。2015年11月映画公開
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考えました
私の人生でこんなに他人の事を考えた事があるだろうか・・・。
人の発する言葉を考えた事があるだろうか・・・。
そんな事を考えさせられる内容の本でした。
久し振りにそんな本に出逢えて、本当にありがとうございました。
Posted by ブクログ
伸とひとみの不器用で不完全な関係性がとても良い。
すれ違って離れて、でもわかりたいと近づいて。
すごくリアルで人間味の溢れる2人。
異なる視点からぶつかり合って。
最近、失恋した自分には重なるところが何個もあって。でも、俺たちだって降りようと思って降りたけど、そこには意味が無くなったわけじゃなかった。
一緒にいれるとこまでいられた。無駄なんて無かったんだなって。そう思えた。
ありがとうレインツリーの国。
Posted by ブクログ
「フェアリーゲーム」の感想を探して、『レインツリーの国』というブログに出会うとこから始まる。伸とひとみがネットのやり取りを通して、お互いの考え方や思考・言葉に触れていく。何度もやり取りを繰り返すうちに、お互いに会うことになるが、伸はネットと現実での彼女に違和感を覚える。彼女が隠そうとしていたものは…。
聴覚障害者について、どの参考書や資料よりも分かりやすいと思う。障害者と健常者の両方の立場で、それぞれが気持ちを隠さないところが真に迫っている。どちらかを擁護することも無い。
ネットを通してのやり取りがを主としている2人だからこそ、言葉を噛み砕いて、文字からも温かみが感じられる。( )を使って気持ちの細く説明をしているのかなと思う。関西弁も文字にするとまた感じ方が変わってくるって発見できた。
Posted by ブクログ
普段はメモに書くけど感想を投稿してみようと思える作品。
えぇ結構面白い!するする読める!
本についての感想を語り合うところから。
読んだことない?(そもそも存在するのかも分からない)本だけどそれぞれ違う視点から読んで感想言い合ってるの面白い。
自分も人の感想みてそういう考え方もあるのかぁとかなるからすごい面白い。
実際会ってみてのひとみは今のとこあんまり好きじゃないけど。
まだ聴覚障害を知らないところでメモ止まってる。
びっくりしたけど確かに伏線はられてた。
私伸行大好きだなぁ。こんな人と付き合いたい。
確かにデリカシーとかはないけど思ってること全部言ってくれるし、感想とか語りたいし、回りくどい話も理屈っぽいのも好き。
すごい。
伸行が忘れてたことをしっかり読者も忘れてるって言うか…。なんか同じ時を感じた…。読まれてるみたいな。
えぇこの本良いな。
2人がフェアリーゲームの主人公たちだったのか。
最後メールの文章また出てくるの鳥肌だし、普通にキュンキュンするしめっちゃおもろい。
とりあえず伸行好き。
窺える(うかがえる)
心血(しんけつ)
穿つ(うがつ) いいように捉えるみたいな?
2024.4.4
Posted by ブクログ
聴覚障害のあるひとみと、健聴者の伸さんとの物語。
2人の手に取るようにわかる心情だったり、2人が恋人になるまでの経過だったり、もどかしくも真剣な2人のやり取りがいい!
とても良かった。あっという間に読み終え、この続きが気になる。
Posted by ブクログ
はっと気付かされることがあったり、いやぁ分かるなぁって共感したり、心があったかくなるお話。
恋愛小説だけどきゅんきゅんな恋愛じゃなくて、1人の男の子と女の子の人間関係が丁寧に描かれてる感じが良い。
性格が正反対だと一緒にいる上で難しいことって多いよね。共通の趣味があったりするとなおさら相手も自分と同じ考えを持ってるんじゃないかと思いがちだけど、物事の捉え方は人それぞれ。相手を気遣って取った行動が逆に相手を傷つけてしまうこともあるなって、その心の入れ違いをもどかしく思いながら読んだ。
「救急車で病院に担ぎ込まれるような重病人が近くにいても、自分が指を切ったことが一番痛くて辛い、それが人間だ。」
帯の"ワタシの一行"にも選ばれてた文章だけど私も好き。塩の街で描かれてたテーマとも重なるんじゃないかな。世間とか世界とか大きい主語じゃなくて2人の人間のリアルな世界を描いていているところが良い。
初めてのデートの後「会わなきゃ良かったけど、会えて良かった」みたいなやり取りがあって、すごいその感情分かるなぁと思った。状況は違えど、この感情を味わったことがある人って多いんじゃないかなぁと思った。
やっぱり有川浩さんの作品好きだなぁと思った。
塩の街を読んだのも10年以上前だけど未だに登場人物が行った言葉の意味合い覚えてたりするなぁ。
Posted by ブクログ
素敵な恋愛小説です。
お互いに同じシリーズの小説のファンで興味を持ち出す。
彼女が持つハンディに気付かずに彼は彼女を傷つけてしまう。彼女のアンサーもまた彼を傷つけてしまう。
しかし、惹かれあった彼らはお互いを逃がさない。
不満をぶつけ合う普通の恋愛をする。
健常者からすると1つ気になるエッセンスがあるけれど、彼らには関係ない。
惹かれた人に惹かれて好きになる。 読んでいて当たり前に気付かされ幸せな気持ちになりました。
Posted by ブクログ
とても好きな本。
わたしは健聴者なので、聴覚障害の方の苦労を完璧にはわからないけど障害があるないに関わらず、ひとみの気持ちには共感できる部分が多かった。
途中までは、ネガティブ全開でめんどくさかったひとみが、伸のひたむきさと自分にちゃんと向き合ってくれる姿勢に感化され、少しずつ前向きな考えに変わっていく所がとても好き☺︎
映画も見てみたいな〜と思いました。
Posted by ブクログ
伸さんのキャラクターが素敵。
ひとみのような障害がなくても、人と人が分かり合うのは難しく、時には自分の嫌な部分が全開になることもある。
感覚が合わない部分が気になり、苛立ち、それでも一緒にいたいからこそもがく。
人間関係にめでたしめでたしはない。
ぶつかりながら思いあって、日々を繋いでいくのが幸せなんだろうと思う。
Posted by ブクログ
障害があるないに関わらず、生きてきた世界や判断基準が違う他人と腹を割って向き合って共有して生きるのは難しい。面倒臭いから、1人が楽だけど、それでも一緒にいたいから寄り添う努力をしてわからないことをわからないと伝えて理解できないことを素直にぶつける伸はすごいと思った。下手にわかったふりをする平和主義の優しい人より、よっぽど信頼できる。
障害がある人と付き合う難しさ、というより、他人と付き合う難しさを描いた本かもしれない。
Posted by ブクログ
初有川浩。母が以前はまってたけど中学生の男の子向けではないかもって言ってたから放置してた作品。
たまたま目に入ったから取ったが非常に良かった。意外と恋愛小説好きかもしれない。
障害に限らず、人は様々なハンデやどこか欠けている思いや悩みを持っており、それは外から気づくこともあれば隠してる人もいる、相手に伝える人もそうしたくない人もいる ということが実感できたのがこの本を読んで価値あったと思う。
図書館戦争を読んで、この小説を知りました。一部ご紹介します。
・ひとみ「傷つけた埋め合わせに自信持たせてやろうなんて、本当に親切で優しくてありがとう」
伸「こんなバカにされたこと言われる筋合いないで。さすがに。同情や埋め合わせで人に好きとか言われへんで、俺」
・伸「いろんなことにフラットになるには、ハンデやコンプレックスがあるときついねん。」
・伸「そうやって世界で自分しか傷ついたことがないみたいな顔すんなや。いっつも自分の耳の悪い苦労ばっか言うよな。気遣い行き届かへん俺を責めるよな。でも、君かて俺をちょっとでも気遣ったことあるか?俺にも君みたいに傷ついた昔があったかもしれんとか思ったことあるか?伸さんはすごい、伸さんはえらいって都合がええときに都合のええところだけつまみ食いで誉めてもらっても、こっちかてたまらんときはあるんやで。」
・伸「ごめんな、君が泣いてくれて気持ちええわ」
・痛みにも悩みにも貴賤はない。周りにどれだけ陳腐に見えようとも、苦しむ本人には、それが世界で一番重大な悩みだ。
・ミサコ「結局そのめんどくさい彼女のことが好きなんじゃない。」
・叔母「顎をな、あんまり食いしばっとったらあかんで。顔がその形で固まってしまうからな。」
・伸「君が好きや。今すぐ一生か約束できひんけど、今は君が好きで君と付き合いたい。俺のことが迷惑じゃなかったら、俺と付き合ってもよかったら、君の本名とか、連絡先とか、誕生日とかいろいろ教えて」
ただの恋物語ではなく
人が誰しも持っているコンプレックスや悲しみ、引け目に感じる感情とどう向き合うか。そんな弱い部分を持つ人間同士のやりとりの中でどう、それを折り合いつけていくか。そんな物語だなと思いました。一見すれば聴覚障がいを持つ女性との恋物語。けれど、別の方面から見れば自分の弱い部分をどう大事な人と共有して乗り越えていくか。それを書かれた物語です。伸のまっすぐさ、ぶつかること、ひとみさんの辛さけど向き合うことをあきらめない姿。とても心に響く物語です。
ふと、自分のコンプレックスや弱さに負けそうなとき、大事な人との関係がうまくいかないとき読み返します。
平等とは
私も伸と同じような場面に遭遇した時に、「あ、この人はもしかしてどこかに障害があるのかな?」なんて、とっさに思えるか考えてみましたが、絶対に無理だろうなと思いました。何をしてるんだよ、と少しイライラしてしまう自分がとても情けないなと痛感しました。この本を読んだことで、もしそういう場面に出会ったら、何かその人が周囲の人に伝わるようストラップや今回のように補聴器などがついていないか、確認すべきなのだと。私達の普通が彼女たちにとって普通ではないというのはなんとなくは分かっていましたが、手助けをせず避けるのではなく、真摯に向き合うことでより良い世の中になっていくのだと改めて実感しました。
2人の関係性が近くなったり、離れてしまったり、でもお互い相手のことをよく考え、話の中でいろいろな距離感が生まれるため読んでいて、続きがすごく気になる一冊でした。
甘え下手
甘え下手な女の子。その理由はいろいろあるけれど、プライドが邪魔をして、「こんな事頼めない」から始まり、「言わないとわからないの?」と相手を責める気持ちが湧き上がり、「もういい」と心を閉ざす。。
まるで私のことを言われてるみたいでビックリした。
この物語は聴覚障害が源流にあるけれど、純粋に、男女の気持ちが丁寧に描かれた、切なくも勇気をもらえる恋愛小説でした。
つまらないプライドは脇に置いて、私も髪をかきあげて、ニッコリと素直に甘えよう、そんな気持ちになれました。
面倒な自分を持て余してる人にオススメしたいです。
筋は読めても面白かった。
何作か読んで、有川さんの恋愛小説の筋は大体読めるようになったのですが、それでも落とすところに落としてきたな、という感じで面白く読ませていただきました。
なんというか。素直に読める作品で、でも、健常者であることの立場についても考えさせられます。
Posted by ブクログ
この作品を読んで相手を大切に想うって自分を大切に想うことからなのかなと感じました。
2人の不器用に生きる姿は小説でみる綺麗事な感情というより自分が普段抱いてしまうようなリアルな思いで言葉の背景にある感情って自分の言葉でも掴むのが難しいなと改めて気付かされた気がします。
Posted by ブクログ
聴覚障害のあるひとみと健聴者の伸行の恋物語。聴覚障害というモチーフがあることで、惹かれ合う者同士が気遣ったり、衝突して傷つけあったりすることの過程がわかりやすくなっていると感じた。
どんな人との間にだって、分かり合えないことはあって、それでも好きになった相手には向き合っていきたい、でも綺麗事だけではうまくいかない。そんな好きな人との付き合いに対して、聴覚障害を織り込むことで、障害の有無に関わらず普遍的な「人と向き合う姿勢」を感じ取れる物語だと思う。
伸行はとても大人な考え方をしているなと感じた。物語の中で「理屈っぽい」と言われたこともあるようだが、熱はあるけど筋がきちんと通っている人物、人間に向き合おうとしている誠実な人物なのだという印象を受けた。
私は『レインツリーの国』を読んで、人に誠実に向き合う鍛錬をしなければと感じた。おそらく同年代なのに伸行がより大人に見える。伸行のようになりたいという全面的な理想とは違うが、好きな人を前にして、とことん付き合えるような人間にはなりたいと思う。
そして、言葉はこれからも大事にしていきたい。
Posted by ブクログ
メールからはじまる恋!
見た目よりも、その人が使う言葉や表現が好きで、心に恋をしているということがとても共感できた。
存在が好きでもその中にも落胆する面や嫌いがあって、それが実に人間らしかった。お互いに嫌われたくないけど、確固としたプライドがあって、そのすれ違いが胸を締め付けた。知ろうとすることが愛だと思った知ることが愛だと思った。認め合うことが愛だと思った。
Posted by ブクログ
ネット上で知り合った男女の恋愛模様が描かれています。舞台は都会なので田舎育ちの私には新鮮味がありました。女性側にハンデがあるという点ではネット上での出会いの仕方なのかなとも感じます。しかし、ハンデを乗り越えてお互い惹かれ合う部分がある為、純愛を楽しみたい方向けだと思います。
Posted by ブクログ
素敵な出会いを果たした2人。しかし障害をもつ女性のナイーブな悩みに、どう対処するかが描かれていた。こんなにややこしい、面倒臭い人、私ならこちらからサヨナラを考えるはず。この主人公は本当に惹かれたんだな。これから色んな問題もあるはずだけど、この2人が出来るだけ一緒にいられますように。幸せでありますように。と応援したくなる物語だった。お付き合いするのも、結婚も、障害があればハンディは必ずあるけれど、健常者同士でも育つ環境違えば考え方違うのだから、そう考えると、相手を大切にしたい気持ちさえあれば、頑張れるのかな?頑張ってほしい。と思った。
Posted by ブクログ
私に障害はないけれど
障害のある人と関わっていた時間は少しだけあって
何となくわかるような気がする部分があった
そして何より
ひとみさんの言葉を大切にする感じとか
ひねくれてる意固地な感じとか
そういうのはすごく分かって
面白かったのに
少し苦しい本だった
Posted by ブクログ
お初の有川浩さん。
あらすじだけ読んだときは、あぁ…あんまり好きじゃなさそ。
って思いました(笑)
でもすごい良かった!
出会いはブログ。
健聴者と難聴者の恋愛物語。
この要素だけ見るとあまり惹かれませんが
二人のやりとりは健聴者と難聴者の間だけで起こるものじゃないなと。
いい意味で「特別」がないストーリーがとても良かったです。
わたしだけ不幸。わたしだけ可哀想。
あなたはわたしと違って「普通」
「普通」だから「幸せ」
わたしの気持ちなんてわかるわけない
わかった気にならないで
障害がなくてもこういう人いますよね?笑。
自分が一番不幸だから他人に気を使わなくていいし
ワガママ言っていいし、蔑ろにしていい。
でもそれは違うんじゃない?
ひとみにそう言ってくれる伸がいて良かったなって思うし
ひとみがそれをちゃんと受け止めて変わろうと
行動してくれる子で良かったなって思う。
障害あるなし関係なく
人としての在り方を考えさせられる作品でした。
Posted by ブクログ
健聴者と難聴者の恋の話。引き込まれて一気に読めた。伸さんの揺らがない一途な所がとても素敵だった。最後の終わり方が少し不安でしたがずっとうまくいっていたらいいな、と思った。
匿名
積極的で物言いもズケズケとハッキリしている伸と、内向的だけどプライドが高いヒトミ、どっちも苦手だなぁ、と思ってしまいました。会えば喧嘩ばかりのなんだか楽しくないカップルでしたが、お互いを思い合う気持ちが強く見えてくるにつれ、嬉しくなりました。お似合いのカップルです!きっと幸せになれる!
Posted by ブクログ
本編の恋物語も良かったけど、あとがきの、このお話への有川さんの思いにすごく感銘をうけました。一つの作品にこんなにも思いを馳せられる人だから、読者の心に響く作品が書けるんだろうなぁ。
Posted by ブクログ
読んでいて心が弾むような小説でした。純粋な恋の予感から展開まで、会話を中心に描かれた文章がすごく綺麗でキュンキュンしました。
ただ本書は、恋愛小説というより1人の少女が変わっていく物語だと感じました。「様々な心情、社会の現実と向き合いながら変わっていく、1人の少女の物語」です。
人の心理には「妬み、嫉み、僻み」がありますが、これらの心情はどこから来るのでしょうか。そして、どうやって乗り越えれば良いのでしょうか。私自身考えさせられました。
この本を、自分に自信がもてなくて悩んでいる友達に送りたいです。
Posted by ブクログ
ここでは聴覚障害だけれど、自分にはないものを理解するってどういうことなんだろうね。自分以外の人間は、みんな自分にはないものを持っているのだけれど。
Posted by ブクログ
ひとみさんと伸くん。
サイレントにも似た印象。
一筋縄ではいかないが、一つ一つ前を向いていく。
衝突を恐れずぶつかれるのは素晴らしい。
感情の表現がうまく、読んでいて気持ち良い
Posted by ブクログ
あとがきにて、“私が書きたかったのは『障害者の話』ではなく、『恋の話』です。ただヒロインが聴覚のハンデを持っているだけの。”と書かれていて、本当にその通り恋のお話だったなと思いました。色々考えさせられることや勉強になることもありましたが、20代の男女が不器用ながら距離を深めていく優しい恋のお話でした。今後の2人も読んでみたくなるような終わり方でよかったです。
Posted by ブクログ
1~2時間程度であっという間に読めました。
伸行のまっすぐな所、ひとみの捻くれてしまう所、いろいろと共感のような納得のような気持ちでした。
たまたまわたしが手にしたものに映画の宣伝の帯がついていたので、脳内で「伸行→玉森裕太さん」「ひとみ→西内まりやさん」と変換されてしまいながら読み進めた感じです。それはそれで悪くなかったです。笑
でも、映画は観ないかな。予告動画を見つけたけど、途中で閉じちゃいました。
やっぱり本には本の世界観がある気がしてしまいす。
Posted by ブクログ
何年か前に映画化されていたので手にとってみました。
聴覚障がいを持つ人が登場するけど、後書きに載っていたように少し前は障がいを持つ人を主人公にすることはNGだったと知って驚いた。知らないから悪気なく傷つけてしまうシーンがこの作品にも沢山描かれていた。そういうことを少しずつ減らしていくために、小説、マンガ、映画等で題材として扱うことは重要だと思う。
Posted by ブクログ
気付きにくいことに気づかせてくれる1冊
お互いの意見に「そうだよなぁ」と何度も頷かされる。
また作者はきちんと調べて本を出していることにも気付かされる。
自分に向き合わさせる恋愛物語
恋愛物語だが、人と人との向き合い方を、深く考えさせられる小説。ソーシャルインクルージョンが叫ばれるが、深く理解していないと同情からの優しさの罠に陥ってしまう。個人的には無関心よりはそれで良いと思っているが、改めて自分に向き合わさせる作品でもある。
二人のやり取りが「そんな言い方で、そこまで言うんや」と思うばかりだったが…うーん。
乗ってきたところで
もっと続きが気になる…!、そんなところで終わってしまいました。でもその先を書かないところがこの作品のいいところなんだろうなと思いました。
Posted by ブクログ
歓喜の国、解説に痺れた、もし私が幸せになっていいのなら、どうかあの人と少しでも長く一緒にいられますように。どうか、あの人が私を幸せにしてくれたように私もあの人を幸せにできますように。
Posted by ブクログ
初有川作品です。「すっごい泣ける!」と知り合いにすすめられて読み始めたので、無意識に構えてしまったのかも。いいなぁ…と思える場面はあったけど、泣く所までは至りませんでした。伸さんみたいなデリカシーのない男性は個人的に好みじゃないけど、彼だからこその展開で色々と勉強にもなりました。自分がよかれと思ってしている言動で、傷付くかもしれない人が居ること。それだけは常に心に留めて置きたいと思った。