あらすじ
『木曜日にはココアを』で第1回宮崎本大賞を受賞した青山美智子の待望の2作目。失恋のショックから立ち直れないミハルは、ふと立ち寄った神社で、お尻に星のマークがついた猫――ミクジから「ニシムキ」と書かれたタラヨウの葉っぱを授かり、「西向き」のマンションを買った少し苦手なおばの家を訪れるが……。中学生の娘と仲良くなりたい父親。なりたいものがわからない大学生……。なんでもない言葉をきっかけに、思い悩む人たちの世界がガラッと変わっていく――。 お告げの意味に気づいたとき、ふわっと心があたたかくなる7つのやさしい物語です。
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Posted by ブクログ
文字が書ける葉っぱ、タラヨウ。
以前この本で知ってから探していたその樹に、先日偶然出会えました。「もしかして、ミクジ…?」
うれしくてこれも何かのご縁かもしれないと思って、そのまま一気に再読。
心に残ったのはこの2つの言葉です。
一つは『ポイント』。
仕事や人生の選択肢に迷うと、つい「目的地」ばかりを必死に探してしまう。けれど、主人公の慎が気づいた「まず知るべきは現在地だったんだ」という言葉に、思わず手が止まりました。小さな好奇心、やってみようという気持ち。そこが原点。なのだと。ポイントカードも素敵で、ギターの話が一番好きです。
もう一つは『マンナカ』。
転校生の和也くんが周囲に馴染めない姿には、読んでいていたたまれない気持ちに…。だからこそ、彼が苔を通して「自分のいるところが真ん中」と気づく場面は本当に素敵でした。周りに合わせるんじゃなく、自分の「好き」を世界の中心に置いていいんだよって、背中を押してもらった気分です。「ワクワクを大切に」がよかった。
物語の最後、すべての「たまたま」が愛おしくなるあの感覚、たまりません。道に迷いそうになったら、またここに戻ってきたい。
『木曜日にはココアを』との繋がりを見つけた瞬間は、思わず「えっ!」と声が出るほどの驚きと喜びでした。本当に素敵な一冊です。
Posted by ブクログ
短編集なのに、どの章も長編を読んだときのように入り込んで、涙が滲んでしまいました。それほど心に響く素敵な言葉が、ここぞというところに散りばめられています。年齢も性別もばらばらの登場人物たちに、なぜこんなに共感させられるのか不思議でした。心洗われる素晴らしい読書体験で、ぜひお勧めしたい一冊です。
Posted by ブクログ
青山美智子さんの本6冊目
今回もとってもよかった、、。
毎回人生に大切な気づきをくれる。
特に6枚目の『スペース』が良かった。
名言がたくさんあって心が救われました。
人生の節目節目に読み返す。
Posted by ブクログ
やば、1番好きかも、鳥肌止まらない、ヤバすぎ、1話1話全部とても素敵で、今まで青山美智子さんの本で、感動して涙を流すことは確かにあったけど、この本はその中でも特に感動でめちゃくちゃ泣いた。今までは、涙が1滴流れ落ちるぐらいだったのが、この本では感動系の映画を見たぐらいに泣いちゃった。とても感動した。それぞれ7人のある悩みを持った人達が何となく、神社を見つけて参拝に行くと、そこには不思議なおしりに星のマークのある黒猫がいて、その黒猫がタラヨウの樹の周りを回って、お告げが書かれた葉を1つくれるっていう設定?もとっても好きで、昔から、勝手に猫は神様の使いだ、って思ってたからこそ、この設定がかなりすっと入ってきたというか、そんな感覚があってとても面白かった。登場人物一人一人もみんながみんな思いやりに溢れていて、優しくて、みんな素敵な人。心がもう終始ぽかぽか。この本に出てくる恋の気持ちとか、そういうシーンがすごく素敵で、めちゃくちゃだいすき。特に最後のタマタマのやつ、えぐい、めちゃくちゃ素敵、鳥肌と同時に涙がぽろっとって感じ。ほんとに良かった、最後のここだけの話。これもやばいです、正直ここが1番好き。不思議な黒い猫のミクジが居るみんなが何となく行ってお告げを貰った神社に居る宮司さんが主人公になってお話してくれるんだけど、そこで、今まで出てきた登場人物それぞれの、その後。のことを教えてくれて、みんながみんなハッピーな方に進んでいってるのが分かるし、宮司さんの優しさがとっても深く伝わってくる。ほんとに好き。最後には、お告げを貰ったことがなかった宮司さんにもついにお告げが渡されて、そのお告げも深く考えさせられるものだったけど、またそれも素敵で、考えれば考えるほど、どれも素敵な理由で、最高。だし、終わりの
「おや。最後まで私の話を聞かれましたか、それは不思議だな。ミクジと近くご縁のない人は繋がらないようになってるのに。ということはもしや。あなたは運がいい。もうすぐかもしれませんね。貴方がミクジからタラヨウの葉を受け取るのも、どうぞお告げの言葉を大切に。」
って言うのがもう、、痺れた、、やばすぎ、どうかミクジに会えますように。
Posted by ブクログ
ある神社にある1本の大きなタラヨウの樹。
そばには赤いベンチがあり、神社へ訪れた人の前にいつのまにか現れる猫のミクジ。
タラヨウの樹は別名“はがきの木”とも呼ばれ、葉の裏に尖ったもので削るように字を書ける。
切手を貼って郵送もできるそう。
なんて素敵なんでしょう。
そういったレトロなものって趣があって好きです。
神社を訪れるそれぞれ悩みや葛藤を抱える人達の前に姿を現し、ある時はにぃって笑ったり、微笑んだり、慰めるような仕草をしたり抱っこされたり。
はぁ、猫好きにはたまらない。
ミクジは一見黒猫と思いきや、よく見ると額から鼻にかけて白いハチワレ模様で、お腹と足も白い。
瞳は透き通るような金色をしていて、その瞳でじっと見つめてくる。
そして、樹のまわりをグルグル回りだしたかと思うと止まって片足をトンと樹にのせる、そうすると葉っぱが1枚ヒラヒラと落ちてきます。
そこにはもらった本人にしか見えないお告げが書かれていて⋯
7つの短編集と、最後に“ここだけの話”
読んでいると、少しずつ繋がっているんですね。
「木曜日にはココアを」とも少し繋がっていることに気づいた時は嬉しかったです。
青山さんは感情の機微を表現するのがとても上手いなぁと思います。
ほっこりしたり、モヤモヤしたり、ぐっときて涙ぐんだり。
「隣の芝生は青い」とはよく言ったもので、落ちてる時って自分だけが辛いように思ってしまったり、他の人はうまくやってる、輝いて見えるのに自分はなんてダメな人間なんだろうって負のループ⋯
でも、みんなそれぞれ何かを抱えて生きているんですよね。
本書からの書き出しですが、「つくづくおもしろいな、人間って。それぞれに生活があって、歴史があって、想いがあって⋯」という文章が印象に残りました。
どのお話も良かったですが、いちばん好きだったのは「チケット」でしょうか。
親子ものに弱いです(泣)
また読み返したくなる素敵な本でした。
Posted by ブクログ
再読。2,3年前に読んだ。『木曜日にはココアを』を読んだらまた読み返したくなってしまった。
青山美智子さんの本を電車の中で読んではいけない。なぜならボロボロと泣いてしまい、満足に涙を拭けないままに読み進めることになるから。(でも今後も電車の中で読み続けます。大好き)
本当に全ての話が大好きで全部涙を流しながら毎朝読んでいたのですが、特に今の私に刺さったのは二枚目のチケットかなあ。父親と娘の物語。娘が推し活で会ったこともないテレビやCD上での"推し"に熱狂している姿を見て最初は否定的だが、最後にはこういう感情に変わって終わる。
「お父さんもそうだった。忘れてた。お母さんのおなかにおまえがいるって知ってから、おまえに会うのがすごくすごく楽しみだったよ。大好きだって思ったよ。会ったこともないくせにな」
なんて素敵な終わり方、なんて素敵な連想の仕方なんだろう!!青山美智子さんってそういう連想、連結、繋がりみたいなのが本当にお上手。
今回もまた登場人物同士の輪があり、そこを読み解くのも楽しい。
本当に大好きな1冊。私の心の真ん中に。
Posted by ブクログ
よかった。
とにかく読んでよかった。
青山美智子さんの作品は、それぞれのお話の登場人物がちょこっとだったり、ガッツリだったり、他のお話に出てくるのがいつも楽しい。
今回は、「木曜日にはココアを」の登場人物も出てきて、嬉しかったなぁ。
タラヨウの葉って切手を貼って郵送もできるのは本当みたい。
すごい。知らなかった。
1枚目から7枚目、全部のお話が良すぎて、どれが1番好きって決められない。
実は、全部の章で泣いてしまい、
ほぼすべての映画で涙する涙腺の弱い私ですが、
それでも小説の全章で泣くのはなかなか珍しく、本当に全部心温まる作品だった。
自分の気持ちは、特に大切な人にはちゃんと言葉にして伝えることが大事、
そして、「あなたはこんなにも素晴らしい」ってこと、青山さんからのメッセージを受け取った。
Posted by ブクログ
悩みがすごい身近で、でも最後はハッピーだったり前向きになれる青山先生作品、とても好き。
特に「五枚目 マンナカ」は読んでて号泣してしまった…!純粋な優しさとか強さってこうだよなって考えさせられた。
「僕は、子どもとこんなふうに話がしたくて、先生になったんだ。」
「すべては、今からです」
このふたつ、とっても印象に残った台詞です。
Posted by ブクログ
【あらすじ】
7人の悩める人々が神社で出会ったハチワレ模様の猫=ミクジ(左側のお尻に白い星マークがある)にお告げの言葉をタラヨウの葉で一枚もらう。その言葉を参考にしてより良い人生をおくれるようになる短編集。
一枚目:ニシムキ
上司佐久間さんに21歳で初めての失恋をした美容師のミハル。ランニング中に神社でミクジに「ニシムキ」という言葉をもらう。母親の妹でフリーのグラフィックデザイナーをしている45歳の時子の新居(こだわりの西向き)に遊びに行き、時子の色んな面を知って親しくなっていき、失恋の痛みも無理に忘れようとせず待とうと考えられるようになる。
二枚目:チケット
耕介には手芸店でパートしている美恵子という妻と、キュービックというアイドルグループの葛原達彦(たっちん)推しの娘さつきがいる。娘と距離があった耕介だが、耕介のスマホでキュービックのライブチケットが当たったため娘と2人でライブに行き距離を縮める。
三枚目:ポイント
就活生の田島慎は受け身の人生でやりたいことがなかった。CDショップのバイトの先輩竜三(25歳でミュージシャンを目指すフリーター)にギターを教えてもらい、竜三がバイトをやめるときに(バンドがデビューできそうなため)『線路は続くよどこまでも』を慎は演奏する。ありがとうという気持ちになった時に★のポイントを書いている竜三を見て気持ちに変化が現れる。父親の紹介の就職先をけって、楽器の素晴らしさを伝える仕事につきたいと楽器関連の会社の面接を受けるようになる。
四枚目:タネマキ
68歳の哲は嫁の君枝(夫弘人は大阪に転勤)と孫の未央と3人で暮らしている。緑地清掃でもらったキンセンカの種をまいてみるが、枯らしてしまうしプラモデルで未央に誤飲させてしまうし哲は自暴自棄になる。哲は3年前までプラモデル屋「木下プラモデル」を30年間やっていて、君枝は幼いときに哲にお世話になっていたことを話し、ドールハウスコンテストで優勝したこともあるし、また一緒にお店をやろうと哲に話す。種は勝手に飛んでいって親の知らないところで勝手に咲く。今ごろどこかで好きなように花を咲かせている…人も。
五枚目:マンナカ
小学生四年生で転校してきた深見和也はクラスに馴染めないでいた。リーダー格の岡崎に苔好きをバカにされ、からかわれるようになる。和也は保健室で昼食をとるようになり保健室の姫野先生や体調不良の山根先生と親しくなる。カビも悪いやつじゃないと教えてくれた入院中の山根先生にタラヨウの葉で手紙を書き、先生が退職してから手紙をもらい、自分にポジティブになれて岡崎にも正面から向かい合えるようになる。
六枚目:スペース
35歳の千咲には息子の悠と夫の孝、ママ友で25歳の里帆がいる。幸せなのに漫画家の夢を諦められずにおり、パパ友の輝也の書く絵を見たり話を聞いてゆとりやスペースの大事さに気づく。漫画家アシスタントのバイトに応募したりクリスタを学んだり夫に本音を話したりたりと行動変容が現れる。
七枚目:タマタマ
45歳で占い師をしている彗星ジュリア(笑子)には高校時代の同級生で税理士のともやん(友谷茂)という友人がいる。笑子(ニコ)は36歳で離婚してスナックで働くようになり卓上おみくじ器からホロスコープに興味をもち占い師となった。メディアに出て有名人になったジュリアはその鎧が辛くなっていたころ、イベントで鍵を探してほしいと玉木たまきという女性に相談される。迷った末老人ホームにいる玉木のもとへ行き、無事鍵を見つけ玉木は自分の気持ちを封じ込めた空箱に鍵をかける。個人鑑定の楽しさを思い出したジュリアは後にともやんの元で覆面セラピストとして働き始める。
それぞれに助言をした元中華料理人で宮司のヨシ坊はミクジに☆マークをもらう。
【感想】
青山さんの作品でトップ3に入るくらい好きな短編小説。それぞれの登場人物が神社ですれ違っていたり何度も同じ場所が出てきたりと、しっかり青山ワールドも楽しめる。
生きてく上で悩むテーマ盛りだくさんで泣けるシーンがたくさんあった。
Posted by ブクログ
青山さんの作品は心が温まる物語が多くて好きです。
神社で出会った猫のミクジが葉っぱのお告げをくれる。
短編集の登場人物は年齢も性別も悩みもバラバラ。
きっと、自分と近い悩みもあるのでは。
心からの感謝をこめて…
≪あの本読みました?≫
はい 読みました!
様々なジャンルの本を紹介する テレビ番組で 作家さんの話を聴いて興味を持ち 読んでみました。
"絶対に人が死なない" "ハッピーエンドのひとつ手前の状態で" そして"短編集"!安心して読める素敵な条件に誘われて巡り合えた作品だと想います。
ある作品が中学受験の問題に採用された時のエピソードを知り 文章の一部を切り取った状態で 問われる難しさに衝撃を受けました。
本に限らず 映画・ドラマなど 作り手と鑑賞する側の受取り方が違ってしまうのは 多々あるのかな❓️ 人の数だけ答えがある..なるほど と納得出来るような 出来ないような..少し複雑な気持ちにもなりますが 小学生の教科書 金子みすゞさん の言葉[みんなちがって…]が 何度も 心に よみがえってきます。
この本に出会えて良かった。
ミクジ と 宮司さん にもありがとう🌟
Posted by ブクログ
さすが私の大好きな青山美智子さん。本著は、同じ土地で生きる7人の主人公が、1つの神社と1匹の猫、そして1人の宮司に出会い、『自分』を見つける物語。
どの話も好きだったけど、個人的には『チケット』が一番心に響いた。ラストの1ページに、良さがギュッと詰まってる。
青山美智子さんはどうしてこんなに人の心を温かくする物語を描けるのだろう。人と人とのつながりが、いかに素敵なものかを教えてくれる作品。
Posted by ブクログ
2023.9.7
☆4.1
悩みを抱えた人々が、不思議な猫に導かれて訪れる神社で、自分の心と向き合っていく連作短編集。
仕事や人間関係、将来への不安を抱える登場人物たちは、猫の“お告げ”をきっかけに少しずつ前へ進んでいく。優しい言葉と温かな人とのつながりに癒やされる作品。
青山さん〜やっぱり好き〜!
お告げを元に再スタートを切るひとたちの物語。
どの物語もあたたかくて優しくてほっこりする。
特にマンナカはじんときた。
青山さんの作品はいいと分かってるから、読みたいけどもったいない気がして読めない。でもやっぱ早くほかのも読みたい。
#さとの本棚
Posted by ブクログ
よかった〜!!
短編だから、スイスイ読みやすいし
心が、ほんの少し温まるほっこり小説でした。
リピートしたくなるほどは、⭐︎5なので、惜しくもリピートはないかも。
Posted by ブクログ
青山さんが書く本が大好きです!今回のお話も、心が温まって面白かったです。
答えを見出すために迷いながらも必死に人生をまっとうし、その中で自分だからできることに気づいていく姿に心を打たれました。
短編集ですが、「あれ、この人…もしかしたら次のお話に出てくるかな?」と思いながら読み進めるのも面白かったです。
Posted by ブクログ
短編集。どのお話も泣けて、人生や自分自身について考えさせられる、迷った時悩んだ時のヒントが詰まった本だった。誰かの人生相談に使えそうなワードが散りばめられていて、まるでカウンセリングを受けているかのような作品。
Posted by ブクログ
最近江戸時代近辺の本を読んでいたから脳内に登場する人たちがみんな和服で、なかなか現代の衣装に戻らなかった。
お猫さまが悩む人にお告げの葉っぱを落としてくれる短編集。
最後の短編を読み終えた後にエピローグがあるんだけど、エピローグの最初の一文がまるでその寸前までの短編を見ていたかのような始まりで「うんうん本当ほんとそうだよねぇ」と思って次の文を読んだらあれ?なんか違う?となったのは内緒。
「マンナカ」って短編がよかったな。
他人軸と自分軸っていうのを久しぶりに思い出した。
忘れた頃にこうやって本とか何かで思い出させてくれる。
私に必要なのは自分軸。
あの人もこの人も親近感を覚える。
人の悩みって誰も彼もそんなに変わらないものなのかもしれないね。
タラヨウの木、私も出会ってみたいな。
Posted by ブクログ
温かく優しい空気に満ちている短編集。
ミクジのお告げの意味に気付いた時、ふっと心が軽くなり、あたたかな気持ちになれる。
それぞれの苦悩やもやもやを抱えた登場人物が、お告げを受け取り、一歩踏み出したことで良い方向に向かって進んでいく姿に、こちらまで勇気と希望をもつことができる。
二枚目のチケットに登場する、不器用だけど娘への愛に溢れたお父さんのこの言葉に、涙を流さずにいられなかった。
お母さんのおなかにおまえがいるって知ってから、お前に会うのがすごくすごく楽しみだったよ。大好きだって思ったよ。会ったこともないくせにな。
Posted by ブクログ
神社のタラヨウの樹の葉を落として、葉に書かれたメッセージで不思議なお告げをする謎の猫、ミクジ。
ミクジにお告げをもらった、色んな人たちのお話。
あの猫、本物の(生きてる)猫なんだろうか……。
なんか、神の使い的な何かなんかなと思ってしまった。
タラヨウの葉に書かれたメッセージも、本人にしか見えないということで、本人の潜在意識から何か引き出しているのか……?と思ったり。
著者の他作品の登場人物もちらほらいる?
輝也パパは分かったけど、出版社の女の人(彗星ジュリアの担当の)も、もしや・・・?
Posted by ブクログ
7つの物語とここだけの話
猫のミクジが葉っぱの「おつげ」の導きで、思い悩む人が気づき変わってゆく
どのお話もありそうで、その後どうなっていくのかなぁ…と思ってたら、ここだけの話で教えてくれます
あぁ良かった どうぞお幸せに…
Posted by ブクログ
タラヨウの葉に書かれたお告げを受けた7人の物語。お告げをくれるのはミクジという黒い猫。お告げは単語ひとつ。その本当の意味になかなか気づけないが、気づいたときには「あ、そういうことか」と心があったまる。そんな小説。ミクジのお告げに気づくこともポイントだが、個人的には宮司さんの言葉にグッとくる部分があった。
心に抱えたモヤモヤとどう向き合っていくか、なんとなく明日への一歩を踏み出せそうな連作短編集。
Posted by ブクログ
さくっと軽く読めて、ほっこりできる連作短編集。どのお話もあたたかくて優しい。
「チケット」はちょっと泣きそうになってしまった。家族を電車に乗り合わせたものに例えているのが言い得て妙。
猫のミクジの描写がかわいい。ミクジはもちろん、ふくふくの宮司さんにも会ってみたいなあ。
温かい手でそっと背中をさすってもらっているような、そんな優しさを感じる本でした。
弱った時に読みたい一冊です。
著者の他の作品も読んでみたいと思いました。
Posted by ブクログ
ニシムキ
佐久間
ミハルの勤めるサロンの副店長だった。隣町の支店に店長として異動になる。
ミハル
走ったら忘れる。中学・高校と陸上部だった私が習得したワザ。美容学校を卒業してサロンに勤めている。
ミクジ
猫。タラヨウの樹がある神社にふらっとやってきて、おみくじみたいにお告げの言葉を一枚の葉で落としていく。
宮司
時子
ミハルの母の妹。四十五歳。大手の広告制作会社でグラフィックデザイナーをしていて、五年前に独立してフリーになった。
チケット
さつき
中学二年生。
美恵子
さつきの母。パート先の手芸店に置いてもらった手作りのアクセサリーが好評。
耕介
さつきの父。小さな硝子メーカーで営業をしている。
ミクジ
猫。
神主
田島
CDショップ店員。
葛原達彦
たっちん。さつきが好きなアイドルグループ・キュービックのメンバー。
日垣芽衣
たっちんとドラマで共演した女優。
ポイント
竜三
CDショップのほかに複数のバイトをかけもちしている。二十五歳。フリーター。アマチュアのロックバンドを組んでいる。
田島慎
S大学経済学部。就職活動中。CDショップでアルバイトをしている。
愛梨
慎の元カノ。
おじいさん
ミクジ
猫。
宮司
タネマキ
ワシ
木下哲。息子の嫁は偉そうに口ごたえしてくるし孫はなつきもしない。三年前までプラモデル屋をやっていた。弘人が小学校を上がった年に、勤めていた証券会社を辞めて開業し、三十年間続けた。
君枝
息子の嫁。弘人が大阪に転勤になって、突然、未央と一緒に哲の家に住みたいと言い出した。
未央
孫。
杉田
隣家にすむばあさん。
曽根
先向かいの十人。骨折して入院した。
繁子
無口な妻だった。看護師をしていた。息子の弘人を産むと乳飲み子のうちに保育園に通わせ働き続けた。
弘人
息子。大阪に転勤になった。
水沢
君枝の実家。
ミクジ
猫。
喜助
先代の宮司。哲の三つ年上の幼馴染だった。
ヨシ坊
喜助のひとり息子。今の宮司。
マンナカ
深見和也
七月の中途半端な時期に転校してきた。四年三組。
牧村由紀
担任。
岡崎
小さいときから柔道をやっている。学級委員長。
山根正
四年二組の担任。色白のひょろりとした男の先生。
姫野さゆり
養護の先生。ぱーんと太っていて、髪の毛がちりちりで、腕も足もボリュームがある。
ミクジ
猫。
宮司
楠田
副委員長。
日下部
松坂
ピアノを習ってる女子。
遠藤
ピアノを習ってる女子。
手塚
スペース
芝浦千咲
十代のころから漫画家を目指していた。幼稚園の広報班。
里帆
きららの母。千咲より十歳も年下。ネイリスト。
悠
千咲の息子。
きらら
悠と同じ年中。里帆の娘。
孝
千咲の夫。
添島
広報班長。
輝也
拓海のお父さん。主夫をしている。妻は広告代理店で働くキャリアウーマン。
拓海
宮司
ミクジ
猫。
彗星ジュリア
占い師。
露吹ひかる
漫画家。
タマタマ
彗星ジュリア
笑子。占い師。独り暮らしの四十五歳。バツイチの独身。
ともやん
友谷茂。税理士。笑子とは高校時代の同級生。バツイチの独身。
クロベエ
笑子が高校生のときに出会った猫。
ミクジ
猫。
清水
編集担当。
玉木たまき
おばあさん。高級老人ホームグランブルー葉山に入居。
宮司
中川
施設長。
アユミ
たまきの息子の嫁。
ここだけの話
宮司
ミクジ
ミハル
さつき
慎
木下
和也
千咲
ニコ
Posted by ブクログ
神社に現れる不思議な猫とその猫のお告げを受けた人々の短編集です。
心温まるお話と登場人物のちいさな繋がりが青山さんらしいお話でした。
お父さんと娘の話が特に良くてお父さんの心情に思わず目が潤んでしまいました。
Posted by ブクログ
青山さんの温かい短編集。お告げ系のお話としては、お探しものは図書室まで、ただいま神様当番と同じ雰囲気の物語。どれも多彩なキャラクターが出てきて、自分に照らし合わせて読んでしまうので、ぽかぽかと励まされる。びっくり展開はないのに、読み始めると止まらない。
輝也パパや姫野先生など、他の小説にも出てきたキャラを見つけると、あっ!と嬉しくなる。