【感想・ネタバレ】猫のお告げは樹の下でのレビュー

あらすじ

『木曜日にはココアを』で第1回宮崎本大賞を受賞した青山美智子の待望の2作目。失恋のショックから立ち直れないミハルは、ふと立ち寄った神社で、お尻に星のマークがついた猫――ミクジから「ニシムキ」と書かれたタラヨウの葉っぱを授かり、「西向き」のマンションを買った少し苦手なおばの家を訪れるが……。中学生の娘と仲良くなりたい父親。なりたいものがわからない大学生……。なんでもない言葉をきっかけに、思い悩む人たちの世界がガラッと変わっていく――。 お告げの意味に気づいたとき、ふわっと心があたたかくなる7つのやさしい物語です。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

再読。2,3年前に読んだ。『木曜日にはココアを』を読んだらまた読み返したくなってしまった。

青山美智子さんの本を電車の中で読んではいけない。なぜならボロボロと泣いてしまい、満足に涙を拭けないままに読み進めることになるから。(でも今後も電車の中で読み続けます。大好き)

本当に全ての話が大好きで全部涙を流しながら毎朝読んでいたのですが、特に今の私に刺さったのは二枚目のチケットかなあ。父親と娘の物語。娘が推し活で会ったこともないテレビやCD上での"推し"に熱狂している姿を見て最初は否定的だが、最後にはこういう感情に変わって終わる。
「お父さんもそうだった。忘れてた。お母さんのおなかにおまえがいるって知ってから、おまえに会うのがすごくすごく楽しみだったよ。大好きだって思ったよ。会ったこともないくせにな」
なんて素敵な終わり方、なんて素敵な連想の仕方なんだろう!!青山美智子さんってそういう連想、連結、繋がりみたいなのが本当にお上手。

今回もまた登場人物同士の輪があり、そこを読み解くのも楽しい。
本当に大好きな1冊。私の心の真ん中に。

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2026年01月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

悩みがすごい身近で、でも最後はハッピーだったり前向きになれる青山先生作品、とても好き。

特に「五枚目 マンナカ」は読んでて号泣してしまった…!純粋な優しさとか強さってこうだよなって考えさせられた。

「僕は、子どもとこんなふうに話がしたくて、先生になったんだ。」
「すべては、今からです」

このふたつ、とっても印象に残った台詞です。

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2026年01月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

【あらすじ】
7人の悩める人々が神社で出会ったハチワレ模様の猫=ミクジ(左側のお尻に白い星マークがある)にお告げの言葉をタラヨウの葉で一枚もらう。その言葉を参考にしてより良い人生をおくれるようになる短編集。
一枚目:ニシムキ
上司佐久間さんに21歳で初めての失恋をした美容師のミハル。ランニング中に神社でミクジに「ニシムキ」という言葉をもらう。母親の妹でフリーのグラフィックデザイナーをしている45歳の時子の新居(こだわりの西向き)に遊びに行き、時子の色んな面を知って親しくなっていき、失恋の痛みも無理に忘れようとせず待とうと考えられるようになる。
二枚目:チケット
耕介には手芸店でパートしている美恵子という妻と、キュービックというアイドルグループの葛原達彦(たっちん)推しの娘さつきがいる。娘と距離があった耕介だが、耕介のスマホでキュービックのライブチケットが当たったため娘と2人でライブに行き距離を縮める。
三枚目:ポイント
就活生の田島慎は受け身の人生でやりたいことがなかった。CDショップのバイトの先輩竜三(25歳でミュージシャンを目指すフリーター)にギターを教えてもらい、竜三がバイトをやめるときに(バンドがデビューできそうなため)『線路は続くよどこまでも』を慎は演奏する。ありがとうという気持ちになった時に★のポイントを書いている竜三を見て気持ちに変化が現れる。父親の紹介の就職先をけって、楽器の素晴らしさを伝える仕事につきたいと楽器関連の会社の面接を受けるようになる。
四枚目:タネマキ
68歳の哲は嫁の君枝(夫弘人は大阪に転勤)と孫の未央と3人で暮らしている。緑地清掃でもらったキンセンカの種をまいてみるが、枯らしてしまうしプラモデルで未央に誤飲させてしまうし哲は自暴自棄になる。哲は3年前までプラモデル屋「木下プラモデル」を30年間やっていて、君枝は幼いときに哲にお世話になっていたことを話し、ドールハウスコンテストで優勝したこともあるし、また一緒にお店をやろうと哲に話す。種は勝手に飛んでいって親の知らないところで勝手に咲く。今ごろどこかで好きなように花を咲かせている…人も。
五枚目:マンナカ
小学生四年生で転校してきた深見和也はクラスに馴染めないでいた。リーダー格の岡崎に苔好きをバカにされ、からかわれるようになる。和也は保健室で昼食をとるようになり保健室の姫野先生や体調不良の山根先生と親しくなる。カビも悪いやつじゃないと教えてくれた入院中の山根先生にタラヨウの葉で手紙を書き、先生が退職してから手紙をもらい、自分にポジティブになれて岡崎にも正面から向かい合えるようになる。
六枚目:スペース
35歳の千咲には息子の悠と夫の孝、ママ友で25歳の里帆がいる。幸せなのに漫画家の夢を諦められずにおり、パパ友の輝也の書く絵を見たり話を聞いてゆとりやスペースの大事さに気づく。漫画家アシスタントのバイトに応募したりクリスタを学んだり夫に本音を話したりたりと行動変容が現れる。
七枚目:タマタマ
45歳で占い師をしている彗星ジュリア(笑子)には高校時代の同級生で税理士のともやん(友谷茂)という友人がいる。笑子(ニコ)は36歳で離婚してスナックで働くようになり卓上おみくじ器からホロスコープに興味をもち占い師となった。メディアに出て有名人になったジュリアはその鎧が辛くなっていたころ、イベントで鍵を探してほしいと玉木たまきという女性に相談される。迷った末老人ホームにいる玉木のもとへ行き、無事鍵を見つけ玉木は自分の気持ちを封じ込めた空箱に鍵をかける。個人鑑定の楽しさを思い出したジュリアは後にともやんの元で覆面セラピストとして働き始める。
それぞれに助言をした元中華料理人で宮司のヨシ坊はミクジに☆マークをもらう。
【感想】
青山さんの作品でトップ3に入るくらい好きな短編小説。それぞれの登場人物が神社ですれ違っていたり何度も同じ場所が出てきたりと、しっかり青山ワールドも楽しめる。
生きてく上で悩むテーマ盛りだくさんで泣けるシーンがたくさんあった。

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2026年01月01日

ネタバレ 購入済み

心からの感謝をこめて…

≪あの本読みました?≫

はい 読みました!
様々なジャンルの本を紹介する テレビ番組で 作家さんの話を聴いて興味を持ち 読んでみました。
"絶対に人が死なない" "ハッピーエンドのひとつ手前の状態で" そして"短編集"!安心して読める素敵な条件に誘われて巡り合えた作品だと想います。

ある作品が中学受験の問題に採用された時のエピソードを知り 文章の一部を切り取った状態で 問われる難しさに衝撃を受けました。

本に限らず 映画・ドラマなど 作り手と鑑賞する側の受取り方が違ってしまうのは 多々あるのかな❓️ 人の数だけ答えがある..なるほど と納得出来るような 出来ないような..少し複雑な気持ちにもなりますが 小学生の教科書 金子みすゞさん の言葉[みんなちがって…]が 何度も 心に よみがえってきます。

この本に出会えて良かった。
ミクジ と 宮司さん にもありがとう🌟

#癒やされる #深い #共感する

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2024年09月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

神社のタラヨウの樹の葉を落として、葉に書かれたメッセージで不思議なお告げをする謎の猫、ミクジ。
ミクジにお告げをもらった、色んな人たちのお話。

あの猫、本物の(生きてる)猫なんだろうか……。
なんか、神の使い的な何かなんかなと思ってしまった。
タラヨウの葉に書かれたメッセージも、本人にしか見えないということで、本人の潜在意識から何か引き出しているのか……?と思ったり。

著者の他作品の登場人物もちらほらいる?
輝也パパは分かったけど、出版社の女の人(彗星ジュリアの担当の)も、もしや・・・?

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2026年02月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

サクサク読める。神社に行きたくなった。個人的にはマンナカが好き。山根先生の手紙、目の奥がツーンとした。

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2026年01月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

小学生から大人まで、女性・男性と幅広い視点で物語が紡がれていて、本当にすごい作家さんだなと思った
どの人物の視点にも違和感なく入り込むことができた

五枚目の「マンナカ」は特に良かった
山根先生からの返事の手紙には、思わず号泣してしまった
こんなにも素敵な感性を持った先生に出会い、たとえ短い期間でも関わりを持てたことは、主人公くんにとってとても大切な経験だったと思う
その後も文通が続いている様子に心がほっこりした

どの話も面白かったけれど、視点によっては少しだけ共感しきれないと感じる場面もあった
自分とは立場がまったく違う人の物語だから、そう感じたのかもしれない
それでも、読めて良かったと思える一冊だった

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2025年12月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

様々な人がミクジという猫にタラヨウの葉をもらって人生が好転していく物語。一つ一つの物語はつながっていないので毎回の猫との出会いがくどいように感じた。誰しも様々な悩みがあり誰かに相談したいし救われたい。視野を広げて悩みすぎないように毎日過ごしたい。

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2026年01月08日

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