あらすじ
やりたいようにできなかったり、望んだ環境じゃなかったり、そのままの自分を認められなかったり、言われたくないことを言われたり、言ったり。それでも、泳いでいくしかないのだ。少しずつ傷ついたり傷つけたりしながら。――「はじめに」より
「シゴデキ」を目指すも休職。地元と東京への愛と憎。結婚と産まない選択……。
「がんばらなくていいよ」って本当?
ご自愛って、結局なんなんだ?
地元に戻ったほうが幸せなのか?
そんな疑問を抱きつつ過ごす同世代に読んでほしい、
いま30代女性から圧倒的支持を集める書き手が送る、もがきながらサバイブする私たちへのエール。
創作大賞2024(note主催)入選作「祖母の歌集」を収録!
【目次】
はじめに
祖母の歌集
東京への憧憬
婚活と記号
シゴデキのジレンマ
二つの空白
「がんばらなくていいよ」という嘘
「スロー」でも「キラキラ」でもないライフ
「移住婚」はしたけれど
イオンになっていく田舎で
盆にくるおばさん
身銭と身の丈
かぼちゃを棄てる
さよならモンスター
結婚するなら何も奪わない人
じゃあ一体、誰が皿を洗うのか
清水買いカルティエと偽ティファニー
狂ったハムスター人生
猫型配膳ロボット未満
口座残高リアルフェイス
「いつか着たい素敵な服」の力
コンビニとマツキヨが呼んでいる
ご自愛と界隈
正しさパンチ
君と私の無事に乾杯
センセーショナル(?)な叫びがありふれた言葉になるまで
「自分もやってみる」までの遠回り
荒波もバタ足で
あとがき
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
2026.44
92年生まれの私
共感で本が付箋だらけになった
救われる〜〜〜〜
買って良かった〜〜〜〜
この本に共感できる人と友だちになりたいです
Posted by ブクログ
結婚観、仕事観、
他、全部仲良しの友だちとの女子トーク的な本で、作者さん自分よりずっと若いのだけど、
分かる〜とか、でもさーとか、合いの手入れながら読んだ
これは買って読み返したいので文庫出たら買いかな
Posted by ブクログ
もう一人の自分が書いてるのかと思うほど共感の嵐。特に、「私は集団の中で『自分は優れている』と思える位置にいないと、いつも不安だった」「私は欲しい物もやりたいことも人より多い人間だ」と書いてあるのを読んで「私もそれだ…!」ってなった。いつも何かしら不安で、お金が貯まらなくて生きづらい。生きづらいのにそんな自分がときどき好きだったりもする、そんな日々を生きている。
Posted by ブクログ
私は著者よりも上の世代だけれども、書かれている内容はとても刺さるものが多かった。
極端な主張もあったけれど、「そうなんだよね」と納得する部分も多く、逆にその極端なストレートさがとてもいいと思った。
他の著書も機会があれば読んでみたいなぁと思った。
Posted by ブクログ
私の話かな?と何度と思った。冒頭の祖母の話しで泣けて、私も祖母と祖父の喧嘩を思い出したり、田舎育ちの平成の女に共通のストーリーがたくさんある。
仕事への熱意は自分だけじゃなくて安心した。
Posted by ブクログ
新卒で入社した仕事にも慣れてきて、仕事結婚色々悩みが出てきた今出会えて本当によかった、この悩みモヤモヤ自分だけじゃないって思えたし、それでも前向きに生きようと思えました。
Posted by ブクログ
著書の思いが素直な言葉で入ってきやすく、すぐに読み終えられる。共感するところもあり、そうでないところもあり、色々考えたくなる、語りたくなる本。
Posted by ブクログ
エッセイは食わず嫌いであまり手にとってこなかったけれど、クスッてなったり、泣きそうになったり、この本はすごく面白かった。
「似てるなー」「そうそう、わかる!」っていう価値観もあれば、「そこまで考えたことなかったな」っていう部分もあって、自分の考え方とか感じ方を改めて認識してみる機会になった。月岡さんの言い回し(特にKAT-TUNのところ)とか、ちょっとだけ皮肉が込められた感じとか、すごく好きなタイプだなって感じた。
あたりまえにしたくないこととか、なぜか良しとされているおかしなことがまだまだ蔓延るこの社会で、「わかる!」ってなる同世代女性の意見に触れられて、明日からちょっとだけ楽に生きられるなって思った。
Posted by ブクログ
共感できる部分が多くてなんだかスッキリした。
思っていことを文章として読めることでもやっとしていた部分を表面化できた気がする。家庭内のこと、祖父母との関係、友人、人それぞれだけどフォーカスされる部分が近いと感じた。
お金に関しての価値観や「年齢や属性が記号として欲される」など読むたびに私はこんなことがあったなと記憶を呼び起こさせられた。
安定する人生なんて一生来ないかもしれないと不安に思う時もあれば、何とかなるでしょと気楽に思う時もある。これを交互に繰り返しながら、自分を探る旅を続けていこうとちょっと前向きに思えた。
Posted by ブクログ
めっちゃ良かった。まだ子供がいない、自立とは何か悩んでるアラサー女子には特に刺さりそう。
まだ私が言語化できてない気持ちをうまく表現してくれている気持ちになった。
また繰り返し読みたい本。
Posted by ブクログ
読みやすかったです。
同い歳くらいの方が描かれているのもあって、共感しやすく、また話も分かりやすく感じました。
繊細さや弱さもきちんと描いているからこそ30代の方には支持されるかもしれません。
Posted by ブクログ
共感しながら読めたエッセイだった。
唯一私と違うところは浪費化であるところくらいだった。(むしろコンビニやマツキヨの爆買い、新しいものに変えることは私はやりたくてもできないタイプだから羨ましい)
はじめにで著者が書いていた
私たちは毎日この世界で息をするだけで少しずつ傷ついていく。それでも生まれたからには、泳いでいくしかない。
という言葉と
エッセイが著者が感じた葛藤、悩み、ままならないこと、白黒つけられないことなどあまりすっきりした結論がでなかったりぐるぐる煮え切らなかったりするものも多い
という言葉が読み進めながらしっくりきた。
著者のきれいごとでない、素直な気持ちの表現はときにくすっと笑えたり、分かる私だけじゃないんだと思えて、私も傷つきながら泳いでいこうと思えた。
Posted by ブクログ
マイノリティと認知バイアス
多数意見が正しいとは限らない
でも正しさだけでも、本音だけでも道理は通らない
目的と到達が同じ動線にあればいいが
気づけば別の場所にいた、なんてことも現実には多々ある
本質を捉えるのは難しいが通り過ぎることはできない
Posted by ブクログ
「祖母の歌集」の短歌で涙。誰かに幸せを願われたことがあると自覚することは自分の存在を肯定できる大きな助けになると思った。
全体的に頷けるところが多いエッセイ。自分と違う人の頭の中を覗くことももちろん楽しいけど、自分と近い人が葛藤や悩みや気づきを言語化しようとしてくれている本は、やっぱり面白くて、読み終わった後に頭の中がスッキリする感じがする。
仕事脳に侵されるあまり他人に厳しくなってしまうこと、頑張っている自分のことしか認めてやれないこと、休職していたころの記憶が白くぼんやりしていて曖昧なことなど、特に働くこと周りのエピソードが自分に重なるところが多く、しみじみしてしまった。
がむしゃらだった時のことも、頑張れなくてお休みした時のことも、間違いなく私の一部なのに、頑張っていない時の自分は全く愛せないし、記憶から無かったことになって行く。
あの時のわたしが何をどう思っていたのか知りたい。日記をつけるという習慣をもっと早くにもてていたらよかったな。
Posted by ブクログ
「はじめに」を読んだ時点では、著者は繊細で内向的で生きづらさを抱えた人だと感じたのに、読み進めていくにつれて全然違ったイメージになっていって面白い。文体が少しこだまさんに似ている。
地方あるある、本家あるある、適齢期あるあるで大共感。
テーマの一つにフェミニズムを感じるけれど、それにとどまらず、世間一般から期待されるロールを演じきれない苦しさ、承認欲求に振り回されている偽物の自己肯定感、消費のために自らを消費(切り売り)する虚しさみたいなものが、飾らない言葉でかかれていて、読んでいると段々気持ちが楽になる。
癒されるのとは違うけど「親の、男の、会社の、世間の期待通り生きられない事の何が悪いのだ」と感じる自分を許せるような気がするのです。
Posted by ブクログ
初読みの作家さん。
世代は少し下になるけど、文章が読みやすく、大まかな価値観が似ているみたいで面白かった。
ただ、作者は見栄王で物欲が激しい。
真面目で完璧主義者なのに詰めが甘い、過剰評価で空回りをして自分を追い込んでいる節がある。
辛辣な表現が多いので、まわりを慮るような優しい人が読んだら傷つくと思う。
また同世代のいま頑張ってる最中の20~30代の人には受け入れられないものもありそう…。
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たくさんの『そういうもの』の圧(世の中の風潮)で生きていると、『そうじゃないもの』を選び取るためには理由を説明しなければならない。
人間は他人が住む世界でしか生きられないから、社会のルールは守らなきゃいけないけど、必要以上に他人の目を気にする必要はないと思う。
Posted by ブクログ
いつか着たい素敵な服とかコンビニで散財とか共感できる箇所がいくつもあって、そうだよねと頷きながら読んだ。しんどいことの連続の中で、過ぎた「しんどい」は薄れていく。それは鈍感な人間になっているという事ではと思うこともあるけれど、生きる術なのかもしれない。
Posted by ブクログ
楽しみにしていたエッセイ。
がんばらないって難しいし、自分の物差しで他を見てしまうことがある。
ハムスター人生、「やってみる」「泳いでみる」ことをして、どこに流れ着くのかを楽しみにしながら頑張って生きていこうと思う。最初は溺れかけていてもそのうち泳げるようになるはず。
Posted by ブクログ
笑いあり、涙ありの感動エッセイ。
特にお気に入りなのは、月岡さんが今まで読むのをためらっていた〝祖母の歌集〟をカフェで読んで涙する話で、私も思わずボロ泣きしました笑
あと大学生の時のヨーロッパ旅行の話で、美術館の天使がゲシュタルト崩壊するのクダリで大爆笑しました笑笑
Posted by ブクログ
月岡ツキさんの生き方、考え方が好きなので今後も追っていきたいと思います。女性が請け負がちなケア労働を社会は軽んじすぎていないか?と疑問を持ち続けてくださりありがとうございます。
Posted by ブクログ
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息をするのもしんどい
この世界で
ままならないまま生きる
「シゴデキ」を目指すも休職
地元と東京への愛と憎
結婚と産まない選択…
30代女性から圧倒的支持を集める書き手が送る、
もがきながらサバイブする私たちへのエール
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タイトルから柔らかい内容のエッセイを想像していましたが、ちょっと違いました。
日々感じる疑問、違和感、モヤモヤ。
うっすら感じる怒りから提議される感じというか。
著者は結構はっきりしていたり、
主張をちゃんと言葉にできる方だからこその内容という印象でした。
最近読んでるエッセイに言えるのですが、
こちらのエッセイもやはり子ども時代や、
家庭について触れられており、
そこは外せないポイントなんだなと改めて思いました。
そしてみんなそこに疑問や違和感を持っていて。
勝手な役割(母親や子どもも含めて)とイメージを押し付けられて、みんながみんな普通に生きてるだけで抑圧されたり傷ついたりして。
その時の選択を後悔しないように、
必死にこの世界を泳いでいけるようにと
後押ししてくれる一冊です。
Posted by ブクログ
最初の数ページで無理かもと感じたが読みやすくはあったのでサクッと読めました。
サクッと読めはしたけど自意識とか、思考の強さにずっと圧倒される感じで楽しくないしんどい読書でもありました。
自意識とか理想が強くてかなりしんどいんだろうな、しょうもないことで友達と喧嘩したり買い物に異常なほど執着したり生きづらいだろうな、と思った。
Posted by ブクログ
初めて行った文フリで、初めてお見かけした月岡ツキさんの麗しさに吸い寄せられ(オタクの性)、購入したエッセイ本。
「傷つきながら泳いでく」というタイトル、すごく良くて、なんだかすごく切ない。
私は自分自身のこともそうだけど、大切な人たちにはできるだけ傷つかずに生きてほしいと願ってしまう。だから「傷つきながら泳いでく」というタイトルを見て、この世を生きる以上、傷つくことからは逃れられないという悟りのようなものを感じて、すごく切なくなった。
読んでいて共感したのは、
「コンビニやドラッグストアでの突発的な散財は、私にとっては暮らしのテコ入れなのだ。」
ってところ。分かるう!
めちゃくちゃ疲れたァ!という日ほど、書店やドラッグストアに行って生気を養うことが多い。私の場合は散財しなくても、あの場にいるだけでイキイキしてきて、ご機嫌で帰宅できてしまうので大変チョロいです!
読み進めていくうちに、月岡さんは、悩んでもがいて傷ついて苦しんで、たくさん考えながら日々を生き抜いているんだなということが分かった。
私もこう見えて(?)、色々考えながら生きてる方だと思ってたけど、上には上がいらっしゃるぅ!と思った。
私はなんだろう、そこまで何かを憎む労力がない。
怒りも恨みも割とすぐに消えてしまうから、反骨精神みたいなものが育ちにくいタイプ。恵まれた環境のおかげで、憎悪を育む必要がなかったのは有り難いことだな
傷つかずに生きていくのが無理なのなら、痛みも苦しみも糧にして、強く逞しく生きてやりたいと思います!
ちょっぴり可愛げを残しておくけどね笑
Posted by ブクログ
ドライな女子の仮面をかぶりつつも、自意識過剰で面倒くさい自分に落ち込む。自分にも他人にも厳しく、結果、自分が孤独になる。ちょっと心が痛くなるエッセイだけど、すごく読みやすくて文才を感じる。
Posted by ブクログ
文章が、キッパリハッキリクッキリ!という感じで強い。
社会構造が問題で個人では解決できないこと、仕事や生活や結婚についてのモヤモヤと答えの出ないこと、それらを考えて考えて言葉にしてくれている若い女性が出てきてくれて、こうして本になってくれていることのありがたさ。希望だ。
(私が若い時はこうした内容の本はなかったし、そんな声は封殺されていた)
『産む気もないのに生理かよ!』を次に読むので非常に楽しみ。
いち女性としてずっと思っていて、でも言葉に出せなかったことの数々。
無かったことにされてきたことが、悔しい。
私はそれでもまだ人生が続くのが絶望だし、その絶望の期間が長過ぎてもうマヒしてしまい、疲れてしまった。
でもこうして若い女性が出てきてくれたことが救いだ。希望だ。後に続く人たちのために邪魔だけはすまい。なにか応援できることをしたい。
「いつか着たい素敵な服」にも、ブランドのジュエリーにも、「ご自愛」にももう興味はないけれど、それにすがるような気持ちもわかるから、自分を作るための選択肢を多く見つけるために進んで動くのはすごいことだと思う。
取り込む(インプット)ことは自分を豊かにする・自分を形作ることの一つだと思うから、エネルギーがある時にやっておくのがいいと思う。
私にはわからないことや違いすぎること、それは世代の差なのかただ個人の価値観のことなのかわからないけれど、
その違いを面白いと思えるのは嬉しいことだ。
月岡さんありがとう!
Posted by ブクログ
エッセイ本とは知らずに読み始めた。
兼業子無し女性作家の家族であったり仕事であったりへの考えが述べられていた。
文体は作家だけあって読みやすかった。
Posted by ブクログ
あらすじの時点で共通項が多いなと感じ手に取った。
予想通り共感できる点が多く、なんだか生きにくい世の中ですね、などと思ったり。
いや、生きにくくしているのは、この自分の性分か。
タイトルから、江國香織『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』をふわっと思い出した。(注.なんの関係もない)
Posted by ブクログ
「光の方へのぼってゆくには、傷つかなければならない」
→著者は中島みゆきさんの「ファイト!」という
曲からこのタイトルをつけたようで
水中にいる魚たちが傷つきながらも流れに
逆らって泳いでいるさまは実は私たちも
同様なのではということを書いていて
傷つき、傷つけ合いながらも
少しずつ強くなっていくと
とても素敵な考え方だなと思いました。
働きながら文章を書く仕事している著者の
葛藤やプライベートでの悩みやモヤモヤなど
共感できることもあれば、自分とは考え方や
価値観が違うなと思いつつも
ストレートに自分の思いを文章で書いている
著者には憧れます。
人生は思い通りにいかないことばっかりだけど
それでも泳いでいくんだろうなと思います。