あらすじ
広告代理店に勤める坂巻里加。仕事のオニといわれているけれど、本当は見知らぬ男とホテルに行ったりもしている。そんな里加のもとに家出をしてきた妹が現れた日、実家から一本の電話がかかってきた。妹をかばおうとした里加に、母は呑気な声で言った。「家が焼けてしまったの」――。その日を境に次々と起こりはじめた怪事件。ねらわれているのは、私? 里加は次第に追い詰められてゆく。都会の十字路、偶然の出会いが過去を甦らせる、サスペンスミステリー。
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Posted by ブクログ
菅浩江の解説がよい。
地方から東京へ出て来た人の思いが、よく表現されているとのこと。
事件の発端の地方での話は、すこし現実味がなく、残念な感じ。
東京での展開は、奇想天外で、天涯孤独になった人がいないのに、
やや不思議感がある。
全体としては、小説の質が高い方だし、未解決の問題もそれほど多くはない。
解説がよい本は、内容もよい。
よい解説を書く人の本は面白い。