【感想・ネタバレ】盲目的な恋と友情(新潮文庫)のレビュー

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Posted by ブクログ 2024年05月04日

蘭花の盲目的な恋には共感できる部分も多いが、留利絵の盲目的な友情にはなかなか共感が難しかった。
とにかく茂実のことが嫌いになった。

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Posted by ブクログ 2024年04月13日

これは凄い。
二人の女の視点から描かれる恋と友情の物語だが山ほどの毒が盛り込まれていて身震いが止まらない。
裏切りと真実の愛、友情。
これらを見出していく過程がスリリングに濃密に描かれている。構成がズバ抜けて上手いのだ。300頁に満たない短い作品だが、それ故にこの濃密さが読者を直撃する。恐るべし完成...続きを読む度、恐るべし辻村深月。

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Posted by ブクログ 2024年03月24日


①読むきっかけ
インスタグラムの投稿を見て知り、
傲慢と善良の作者である深月先生が執筆した本で、興味を持った。恋と友情のバランスや考え方は私も知りたいと思い読むことに。

②読み終えた直後の感想
まず、読めない展開で非常に面白かった。
物語は恋と友情パートで別れており、恋のパートが終った後の友情パ...続きを読むートがあることを知った時のワクワク感といえば、めちゃくちゃ良いところで次週に持ち越しとなったドラマのようだ。

中でも、盲目的になる恐ろしさ、客観性の大切さを学んだ。
主人公は恋人に夢中になり、友人がどう思っているかは考えず、自分のことばかり。喧嘩した彼氏との相談で夜中にタクシーで友達を来させ、その彼氏から電話が来たら電話にでるし、帰って欲しいと思う。
友人は主人公に執着し、主人公の1番になろうと主人公の友達と喧嘩する。人に執着されたことがないことがコンプレックス。常に選ばれない、そう感じ続ける人の人生がこんなにも苦しいのかと感じさせる。

恋に夢中な人はなぜ自分のことを分からないのか、友情に夢中な人はなぜ自分をもっと大事にしてくれないのか。交わることがない感情が交錯し、俯瞰して自分を見ることの大切さを学ぶ作品だった。

他人はどこまで行っても他人。

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Posted by ブクログ 2024年03月20日

女子同士の友情が表面上だけでなく、裏の、悪口にも出したことのない、心の中の動きが言語化されてる感じ。え、この人、自分?って錯覚しそうになる感じさえある部分もありました。

同じ時間を2人の視点で描かれ、言葉の受け取り方の違いが表現されていて、少しずつ物語の全容が明らかになっていきました。あぁそういう...続きを読むことかと読んでいましたが、ラスト、また、ひっくり返され、うぉーってなりました。

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Posted by ブクログ 2024年03月03日

面白かった!
盲目的な恋と友情…
この題名通りのドロドロの恋愛と、女同士のドロっとした感情の物語でした。
美男美女の恋愛が途中からかなり泥沼化…
そんなにキレイなら次に行っちゃえばいいのにそうはいかないのが恋愛かぁ…
本当の友だちって思ってたのに、相手はこんなふうに思ってたんだと思うと悲しいと同時に...続きを読むなんで言ってくれないんだろうとかもどかしい気持ちになりました。
感謝してほしいって友だち間に置いてそんなに必要なことなのかなぁ…
そんな事いちいち考えてる時点で親友になるのはむずかいと思う!
この中にミステリー要素まで含まれていてとっても満足な一冊でした!

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ネタバレ購入済み

面白い

2022年05月04日

一気に読んでしまった。なんとなくこうかなと予想はついたけれどそれでも面白かった。女の執着がすごくリアルで文章に引き込まれてしまった。ザラザラした終わり方だがそれでも潔さを感じた。好きな人は好きな感じだと思う。

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Posted by ブクログ 2024年05月04日

「恋に盲目」になるのはわかるけど、「友情に盲目」って?!
そういうことかーーー!と読めば読むほどダークになってしまった。そして最後はほぉーーーーーと点を仰ぎました。
山本文緒さんの解説がとてもよかった。

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Posted by ブクログ 2024年04月25日

蘭花にとっては、留利絵にとっては、美波にとっては、、視点の違いや温度差がおもしろかった、ストーリーも面白かった

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Posted by ブクログ 2024年04月23日



辻村深月さん、あまりにも人間の触れられたくない、けどどこか思い当たる節のあるどろっとした深層心情を書くことが上手すぎる、、。

留利絵は常軌を逸してしまったが、少なからず誰にもあると思う心情であるし、他人事ではないなと。

高校時代の親友が、同じ高校の別の友達と遊んでいると、自分と一緒にいる時よ...続きを読むり楽しいかな、、、と不安になった時の気持ちを思い出した。

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Posted by ブクログ 2024年04月20日

面白かったー!
さすが大好きな辻村深月さん。どんでん返しどころではない!って帯に書いてあったけど、それを読んでしまったからかそこまで…とは思ったけどでも面白かったー!

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Posted by ブクログ 2024年04月20日

女性なら分かるんだけど分かると言いたくない恋と友情へのドロリとした思いを、突き放した辻村節で見せつけられ読まされる
特に後半留理恵パートの友情は狂おしいほど
恋のように燃え上がる瞬間が起きることは少ないけど、その分情念は濃く表に出る機会を伺っている友情を胸に押さえ女同士の付き合いは続く

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Posted by ブクログ 2024年04月20日

蘭花と留利絵、それぞれの側から同じ時間、場面のことが書かれているが、どちらもさもありなんという感じ。重たいし切ない。
ただ、ラストは想像をひっくり返された。友情と呼んで良いのか分からないけど、自分も同じ境遇なら同じ行動、言動を選んでしまうかもしれない。
二人とも解消しようの無い長年のストレスが溜まっ...続きを読むて、最後に爆発してしまったのかな。切ない。
最後の解説にこれまた好きな山本文緒さんが登場するが、美波を主役にという発想も面白い。全く違った感じの本に仕上がりそう。
いずれにしても、辻村さんらしさを感じる面白い本だった。

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Posted by ブクログ 2024年04月09日

2人の登場人物による二部構成の為、ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナを連想しておりましたが、遥かに暗黒面サイドな物語でした(*´∀`)

個人的に予想と異なる結末でしたし、心理描写は巧みで良かったです。

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Posted by ブクログ 2024年04月07日

恋と友情について。表紙の通り、決して明るくて爽やかな恋、友情についてではない。確かに大学生ぐらいの時に読みたかったかもしれない。解説が山本文緒さんで最後に驚かされた。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年04月01日

「中高時代に読みたかった作品」

本作は、盲目的な恋愛を抱く蘭花とその蘭花に盲目的な友情を抱く留利絵の二編構成。
恋愛パートでは大学生の恋愛を想起させ、
友情パートでは中高生時代のドロッした女性関係を綺麗に表現している。

恋愛パートは現代で言う「沼る。」の感覚に近いんじゃないかと。一度誠実に本気で...続きを読む愛したパートナーが、どんなに自分を傷つけてもその思い出を忘れられず、離れようと思っても離れられない様相が見てて辛い。世間一般に「なんでこんなやつと付き合ってるの?」みたいなものが言語化されてておもしろい。

友情パートの方が個人的に面白かった。
留利絵は圧倒的美貌を持つ蘭花と時間を共にする、かつて埋められなかった恋愛経験や自尊心を埋めている様な感覚を覚えた。

エゴを綺麗に表現してて面白い作品。

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Posted by ブクログ 2024年03月24日

出会ってからの出来事を、2人の女性の視点でそれぞれ「恋」「友情」と2部に分けて綴られていく物語。
最初は普通に話が進んでいくのに、いつからか歪みが生じてきてどんどん先を読みたくなるお話でした。
過剰な自意識って結局、劣等感からくるものなのかなと。
どろっどろの先にあるどんでん返しは流石辻村さん!とい...続きを読むったところです。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年03月24日

高校の頃、結婚式のスピーチで、私を選んでくれるのかどうかを考えたことがある。
後半の友情パートは素晴らしかった。わかる。私も高校の頃の私のままでいたら、きっとるりえのようだったと思う。同じ道を辿っていたかもしれない。
人に愛されたことがないから、友達に執着するなんて言わないでほしいと思ったけれど、側...続きを読むから見たら気色悪いと思われても仕方ないかも。

この本を通して感じたことは、みんな、他人を通して自分をみている。自分の地位や、周りの評価のために、他者との関係を作ったり守ろうだなんて、客観的に見たら下らないけど、本人はそれが気持ちいいんだよね。盲目的だというけど、それも相手を見ているというよりかは、自分の欲のために相手を欲している。そんなの苦しいから、やっぱり依存も盲目的な関係も無縁に生きていきたい。

本当にすごくよかった。起こっている出来事は非現実的だけど、るりえが美波と不仲なのも、るりえの蘭花に対する気持ちも、友情よりも恋が優先されることも、全部リアルだった。るりえと美波の関係も、何が嫌いで、どうして憎いのかはっきりとは書かれてないけど、伝わってくるのが凄い。この感情、私の過去にも心当たりがある。でもやっぱり客観的にみたら、美波に対してのるりえはおかしいのよ。どうして嫌いなのか、それは美波が蘭花と親しいことや、美波がややデリカシーがないところだけじゃないと思う。問題はるりえ自身にあるだろうなと思った。
長々と書いてしまうくらいこの本には心を動かされました。よかったです。 
あと、るりえの父は死んでしまえと思います。ほんとに最低

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年03月12日

なるほどなぁ〜 こういう話は全然ハッピーエンドじゃなくてもOKです。なんとなくのだめカンタービレを頭に描きながら読んでしまった笑

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Posted by ブクログ 2024年02月25日

途中途中先を考えさせられるようなフレーズがあったから、先を想像しながら読めた。「恋」の内容はある程度予想通りな展開だったけど「友」の方は予想を裏切られた。本当に、そう言う人もいるんだな、ってレベルで新しい視点だった。
辻村さんの淡々と、だけど先が気になるような書き方がさすが!!

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年02月15日

これは安易に友情では恋を越えられないという話では無いと思う。たしかに、後半の友情パートで留利絵は、それほどまでに「恋」や、好きという気持ちは偉いのか、何もかもが許されるのか、友情を蔑ろにしてまでも、友人に感謝をせずとも、何より優先されるものなのか、と問うている。しかし、これは留利絵の盲目的な友情によ...続きを読むるもので、一般論や普遍的な視点で見れば、蘭花は友情を蔑ろにはしていないし、美波やその他の友達との関係性に関して言えば、留利絵のようなことを思う人間は居ないだろう。
これは良く言えば、「傲慢と善良」で出てきたような、真面目さ、善良さによって引き起こされていると思う。幼い頃からのコンプレックスによって男女関係や、男性に対する思想が偏っており、強い偏見を持っている。これはイジメやトラウマの要素にも近いが、そういった背景による留利絵自身の自意識の強さや、悲観的で、被害者思考である要素も大きい。
これによって、偏った思想と偏見を持っているにもかかわらず、男女関係や男性について理解した気になっている、ましてや、蘭花の恋愛事情を間近で見ているというだけで、わかった気になってしまっているのだ。あくまで、お前は第三者、当事者になったことも無い、自分自身の盲目的な狭い恋愛観でしかものを語れない、経験のない女が、なんと「傲慢」にも蘭花を心配しているのだ。「無知の知」という言葉があるが、留利絵はまさに無知だった。
正確に言えば、知識や事実というものではなく、経験や相互の自己開示によって理解していくはずの、相手の考えていることを想像する力、理解する力が欠落していた。その上、自分自身は常に被害者であるが故に、自分の考えを疑わない。
ここで周囲とのズレを感じ始めるが、ここでも自分ではなく、周囲がおかしいとして自分を疑うことをしない。
留利絵にとって、蘭花は明けない冬に訪れた春のようだと表現していた。これはつまり、留利絵にとって蘭花は本当に全てだったのだ、何よりも優先される存在である。
ただ、蘭花にとってはそうでは無い、数ある友達のうちの一人に過ぎない。もし、留利絵に相手の考えていること、気持ちを想像する力があれば、私はこう思っていても、蘭花ほどの人は私と同じ熱量で相手に友情を向けていないと察せるはずだ。
しかし、こんな醜い自分に対しても、屈託なく接してくれ、共通の高尚で文化的な話題を持ってた蘭花への嬉しさや、感謝、強烈な依存だけではなく、途中から蘭花にはこうあって欲しい、自分自身の中の理想の蘭花像を強要し始めている。「人は人を見たいようにしか見ない」という言葉があるが、この時の留利絵は、自分の知識と経験の狭すぎる世界の中で、蘭花やその周囲で起こることに対して、理由付けをしようとしていた。だからこそ、意味がわからず、理解もできず、その気持ちを次第にぶつけるようになっていった。留利絵にとって、次第に蘭花という存在は復讐の道具のようになっていき、関係性の深さをあらゆる事象、行動から測ろうとしていた。蘭花が泣いていた時に助けを求めてくれたこと、ルームシェア、友人代表挨拶、様々なシーンがある。しかし、実際のところ、蘭花視点で、恋愛相談の一件を例に考えてみると、茂実との恋愛相談については善良な留利絵よりも、経験も多く、少し無神経なくらいの美波の方が共感と理解があるが故に、前述した、相手の考えていること、気持ちを想像する力を恋愛に置いては美波が持ち合わせていたために、真っ先に美波に相談しようとしたが、タイミング悪く彼氏と出かけている様子だった。そのため、次点として、留利絵に連絡をしている。しかし、留利絵からしてみれば次点であることなど全く想像もしていない、客観的に考えれば、この手の恋愛相談は経験の少ない自分では無いのでは?と疑問を持ち、美波のストーリーでも確認すれば、美波には連絡しずらい状況だからか。と考えることもできる。
関係性の深さを行動や事象で測るだけでなく、この作品では「親友」という単語が多用されていたように思う。個人的に「親友」という単語は大嫌い。定義は曖昧だし、3種類の友情における善の友情のことを指しているかも定かじゃない。この言葉の意味が曖昧であるが故に、人間関係に安心したい場合や、脅迫に近い形で共依存的に同性間で用いられる、特に女性に多く見られると思うが、これは寂しさや不安など、女性に多くみられる要素からなるもので、安心したいという理由が最もしっくりくるのではないかと思う

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Posted by ブクログ 2024年01月29日

最後の展開にびっくりと言うか怖いというかすごく心臓がバクバクした

明け方の若者たちと似てる作品かなと思って読んでたら全然違いました

辻村深月さんがこんな小説書くのかとびっくりしました

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Posted by ブクログ 2024年04月27日

1人の男との恋愛に溺れる主人公「蘭花」と、蘭花に執着する女友達の「留利絵」、その2人の目線からのお話。

「盲目的な恋」はなんとなく想像がつく感じに対して、「盲目的な友情」は衝撃的で、留利絵の拗らせた思いと欲求がただひたすらに恐ろしかった。

同じ出来事を各々の目線で語った時に、2人の感覚のズレ...続きを読むや温度差がはっきりと分かる感じが恐ろしくも面白かった。

ラストには「え…っ」となるような結末が待っている、完全なるイヤミス。

ミステリー系はあまり好きじゃないかもって思っていたけど、これは面白かった。

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Posted by ブクログ 2024年04月25日

アッチがわとコッチがわの話。恩着せがましいとことかドロドロとかがヘビーで、手の中の本が重くなってくる。でも最後が知りたかったのも確かで、途中で積読にしなくて良かった〜

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Posted by ブクログ 2024年04月06日

タイトルのとおり、恋と友情の2部構成のお話。
蘭花と留利絵それぞれの視点から物語が展開され、最後の最後でだいどんでん返し!
女の恋と友情にフォーカスしたストーリー。

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Posted by ブクログ 2024年04月06日

「恋」と「友情」、二部構成の物語です。あまり共感は出来なかったけど、執着心が丁寧に言語化されていました。負のエネルギーを細かく分析しながら描き切っているのが辻村さんの作風らしく、苦しさに耳を傾けるような気分で読んでいました。
自分自身と向き合う時に、他人フィルターを通して見る癖がついてしまうと、どん...続きを読むどん不自由に、生きづらくなっていくのかなと思います。どれだけ親しくても、相手と自分の人生は別物であるということは、忘れないでいたいですね。

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Posted by ブクログ 2024年03月30日

全2章構成で紡がれる、痛々しさ満点の恋と友情。
前半は己の美貌に無自覚な蘭花の盲目的な恋の話。
後半は蘭花の友人でコンプレックスが強い留利絵の盲目的な女同士の友情の話。

共に同時期(大学時代から卒業後数年までの間)の
出来事について、違う視点で描かれていき、最後まで読むことで真実が見えてくる。

...続きを読む狭い世界で必死に生きる彼女らの自意識、嫉妬に狂っていく姿が勢い良く描かれており、主題もシンプルで話も非常に読みやすかったものの、読みながら「ぐにゃあっ」となってしまいました。

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Posted by ブクログ 2024年03月29日

生々しい恋愛。どんどん男に溺れていって、戻れなくなっていく蘭花が痛々しい。でも友情サイドの方を読むともっと生々しい嫉妬が見える。ずっと衝撃が襲ってくる本だった。しかし人間関係が生々しすぎるのでしんどかった。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年03月20日

久しぶりの辻村深月さん。
盲目的な恋をする蘭花と、その蘭花に盲目的な友情を感じる留利絵のニ篇構成です。
個人的には、辻村深月!!を感じたのは留利絵篇の方です。美しい「親友」蘭花に病的とも言えるほど執着している留利絵の心情がダークに綴られていました。

ー病的とも言えるほど執着
これは留利絵が女で、か...続きを読むつ彼女の執着は女友達に対しては重すぎるからこその表現です。異性に執着するのは「恋」と呼ばれるのに、留利絵の「友情」にそこまでは許されない。

蘭花篇には留利絵は数多くいる友人の一人としてのみ登場します。留利絵にとっての蘭花と蘭花にとっての留利絵は対等ではありません。

ハッピーエンドに繋がったかと思いきや、二人の間のギャップは最後まで埋まりません。救いがない話です

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年03月18日

タイトルの通りで、盲目的な恋愛と、友情について語られた一冊。前半部分は蘭花による、主に恋愛メインで描かれていて、後半部分は、蘭花の友人の目線で、盲目的な恋愛をする彼女について、語られている2部構成なんだけど。一部の最初と終わりで、結婚式のシーンがあって、「え!まさか犯人って...」ってなるんだけど、...続きを読む二部の終わりで全て明らかになったときに、このタイトルの意味が改めて分かった気がして鳥肌なのだった。恋愛も友情も、盲目的になったら、それはもう、ホラーである。結局、生きるのがうまいのは、美波みたいなタイプ。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年03月10日

恋愛への欲求に駆られる蘭花。選ばれないこと、線引きを恐れる留利絵。茂美への支配を欲する菜々子。一方、分け隔てなくサバサバと生きる美波や大塚。個人差はあれど誰にでもコンプレックスや承認欲求はある中で、日常の会話もデリカシーがない様に感じたり、いやいや被害妄想だとも取れたり。顔色伺い過ぎずにルリエールっ...続きを読むとあだ名で距離感縮められる美波くらいが幸せなのかもね笑

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Posted by ブクログ 2024年03月08日


確かになって思うことが多かった1冊
何かとみんな友情よりも恋愛に重き置いてるというか優先度が高いんが共感できたなあ
男もそうなんか

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