【感想・ネタバレ】盲目的な恋と友情(新潮文庫)のレビュー

あらすじ

タカラジェンヌの母をもつ一瀬蘭花(いちのせらんか)は自身の美貌に無自覚で、恋もまだ知らなかった。だが、大学のオーケストラに指揮者として迎えられた茂実星近(しげみほしちか)が、彼女の人生を一変させる。茂実との恋愛に溺れる蘭花だったが、やがて彼の裏切りを知る。五年間の激しい恋の衝撃的な終焉。蘭花の友人・留利絵(るりえ)の目からその歳月を見つめたとき、また別の真実が――。男女の、そして女友達の妄執を描き切る長編。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

男への執着、友情への執着が別人物の視点から描かれているが男への執着にあまりにも共感してしまった。あまり目を向けたくなかった気持ちの描写が細かく言語化されており、自分の置かれた状況と気持ちに無理に向き合わされる感じがして良い意味で苦しい作品だった。

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2026年03月19日

Posted by ブクログ

展開が早くてずっとおもしろかった。前半後半で恋と友情に分かれていて、同じ出来事でも違う視点で読めた。美波みたいなタイプは自分もかなり苦手なタイプだけど留利絵は蘭花に執着しすぎだしコンプレックスこじらせすぎだしプライド?めんどくさい!!表紙に一目惚れして買ったけど内容も神だった(神ω神)

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2026年03月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

・前半と後半で視点が切り替わることで、同じ出来事でも他者からはまったく違って見えることを印象的に描かれていた。
・登場人物の感情や行動には自分と重なる部分もあり、胸をえぐられるような感覚を覚えながらも引き込まれるように読み進めた。
・視点の変化によって語られていなかった背景が見えてくる点も面白い。美波の視点はまた違う印象になるのだろうと思った。
・大事な人との関係の距離感や冷静さを保つことについても考えさせられる一冊だった。

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2026年03月14日

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友達に辻村深月をお薦めされて、後味悪い系かつ読みやすそうなやつを選んでみた

・美青年の破滅ぶり、ちょっと著者の癖を感じる
・人間なら誰しも、多かれ少なかれこの小説の誰かには共感できる部分があるのでは
・るりえ、拗らせすぎててしんどい。
自己肯定感は低いのに自己評価は高いって感じで生きづらそう

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2026年03月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ぞわぞわする、読後感は正直悪くて気分が落ち込む。
登場人物それぞれ違った人間の醜く弱い部分をありありと見せつけられる。
でもそれが生々しくて魅力の1つ

ラストの結婚式での出来事を引き起こしたのがまさかの人物で、女って怖いと思った。

辻村さんの表現がすごく好き、引き込まれる、比喩や対比に「おー」ってなりながら読んでしまう

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2026年03月07日

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愛憎入り混じる複雑すぎる感情を描ききる本作品には非常に驚いた。
人間の複雑さというものを思い知らされました。

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2026年03月02日

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執着してしまうことって本当に怖いな恐ろしいなって思った。
何事にも執着せずに、自分のコンプレックスがあることは仕方ないけど、受け入れるというか受け流す技術を身につければ生きやすくなるのかなって思ったりした。

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2026年02月22日

Posted by ブクログ

2人の主人公の過去と現代が交差しており伏線回収がされていて面白かった。
前半の主人公の完璧さがかなり好きなのだが、堕ちていく男にも執着する様子はまさに盲目的でタイトル通り。
後半の主人公は前半にも出てきたので本人視点どとだいぶ見方が変わり物語に深みが出ている。ただ憧れている女の子の特別な一番になりたい、自分の傍にいないなら幸せにならないでほしい、というのは私も感情としてあるので共感出来た。

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2026年02月22日

Posted by ブクログ

これはすごい!
ただの恋愛小説ではない。かなりサスペンスが入った大どんでん返しのストーリー。
瑠利絵のような盲目的な思いをぶつけてくれる友達が欲しいような、やっぱり怖すぎて欲しくないと思う自分もいる。
最後はハラハラドキドキであっという間に読み終えてしまった。

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2026年02月13日

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ネタバレ

人間の感情の根底を覗き込んだ気分。
留利絵が蘭花に見返りを求めた上での親切心は、幼少期から遠回しにされていた自分自身を見捨てないで欲しくなかった気持ちの表れだと感じた。
きっと留利絵は物語の主人公みたいに(この物語の第二のヒロインではあるが)、「自分は皆んなとは違う特別な存在」になりたかったのだろうと思った。だからこそ、留利絵自身には持ち合わせていない、自分自身を貫き通す性格の稲葉先輩や圧倒的な美貌を持ち、聡明で、憧れの存在であるような蘭花に傾倒していったのだと思う。そんな人と一緒にいる自分は特別で、皆んなからちやほやされるに違いないと思う留利絵の認識。幼少期のトラウマを埋めるための蘭花だったのかもしれない。
恋も友情も何も無我夢中になって縋ればそれは盲目的に求めるようになり、中毒であり、歪んでいってしまう。そう簡単には思えるものの、自分自身で知らないうちに嵌ってしまうだろうなと思った。

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2026年02月08日

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本作は、壊れていく人間関係を描きながらも、その過程に一瞬だけ立ち上がる「関係性の美しさ」が強く印象に残る作品だった。登場人物たちは不器用で、視野が狭く、決して理想的な振る舞いはしない。しかしだからこそ、誰かを信じようとする気持ちや、同じ時間を共有してきた者同士にしか生まれない結びつきが、かすかに、しかし確かに輝いて見える。
恋と友情はしばしば対立するものとして描かれるが、本作ではそれらが絡まり合い、互いを侵食しながらも、簡単には切り離せない関係として存在している。その曖昧さの中で築かれてきた関係は、結果的に歪み、壊れてしまうとしても、そこに至るまでの感情の積み重ね自体は決して嘘ではない。その点に、この物語が持つ静かな美しさがあるように感じた。
誰かを大切に思った時間や、同じ方向を見ていた瞬間は、たとえ結末が悲しいものであっても無意味にはならない。盲目的であったからこそ生まれた強度の高い関係性が、読み手の心に複雑な余韻を残す作品だった。

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2026年01月30日

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結末が気になって一気読みしてしまった
蘭花は星近からもるりえからも摂取されてるようにみえてなんだかかわいそうに感じてしまった

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2026年02月14日

ネタバレ 購入済み

面白い

一気に読んでしまった。なんとなくこうかなと予想はついたけれどそれでも面白かった。女の執着がすごくリアルで文章に引き込まれてしまった。ザラザラした終わり方だがそれでも潔さを感じた。好きな人は好きな感じだと思う。

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2022年05月04日

Posted by ブクログ

恋と友情の価値の大きさは人によって違いはあるけれど、登場人物に大共感したわけではなかったので、私は盲目的な執着した感情を人に持つことができない人間なんだなあと自己理解できた気持ちになりました
執着できるって苦しいのか幸せなのか

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2026年03月16日

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執着はどんな形であれ、良い結末をもたらさないのだと改めて思いました。

愛が執着に変わってどうしようもなくなっていく様が、経験はないけれど、実際こうなってしまうこともあるんだろうなと思いながら前半を読みました。

後半は、これは友情ではなく利用というのが私の感覚で、自己肯定感が低いのに自己愛は強くて、他人を見下すことで自分を正当化し、友情の度合いが測れるわけでも何のステータスにもならない親友という言葉に執着する留利絵の行動や心情が痛々しくて、ただただ可哀想でした。

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2026年03月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

全くの予備知識なしで読んだ。ミステリーと思っていなくて、読み終わってから、二部構成であった理由とミステリーであったことを理解した。
第一部の、自分と彼氏だけは特別と思うのも理解できてしまった。
一方、第二部の、友達に執着する話はあまり共感できなかった。

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2026年03月07日

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感情移入はできないけど、共感とか理解できてしまう部分は結構あった。
依存先や執着するものの分散は大事だと改めて思った。

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2026年03月06日

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衝撃的な結末でした。
寝不足で目を擦りながらも、読むのが止まらず、2日で読み終えました。

執着は人を変える。恋愛も、独占欲も、人を変える。
茂実も被害者の1人でしょう。
"あの人"がいなければ、別の人生を歩めたのかもしれないのに。
登場人物全てに、人としての儚さを感じました。

果たして"彼女"は幸せだったんでしょうか。

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2026年02月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ここまで友情にスポットが当てられるのは珍しい作品だと思う
キャッチで書いてあったちゃぶ台返しがどうくるのか、楽しみに読み進められ…
もしかして、スピーチでぶちまけるのか?
と思ったが、やはり読めなかった
るりえからしたら、美波が許せない存在なんだろうな

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2026年02月20日

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蘭花と留利恵、二人の視点から描かれる物語はあまりに濃くて、読んでいる間中ずっと心臓がどきどきしていました。

自分の都合のいいように正当化してしまう視野の狭さ。それは単なる「若さ」や「未熟さ」といった言葉では片付けられない怖さがありました。
まさに『盲目的な恋と友情』というタイトル以外ありえない作品だと思います。

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2026年02月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

盲目的な、が恋だけでなく友情にもかかっていたのか、と最後まで読み進めると気づく。盲目的な友情もあるのだ、と。
今作は、恋愛的な要素に切れ味のあるサスペンス要素も絡んで、最後までドキドキが止まらない。私に新たな価値観をもたらしてくれた。
友情は、恋を救うことができるのか。恋を凌駕する程の絆を結ぶことができるのか。辻村深月さんの視点で問いかけた普遍的なテーマに、私はしばらく悩んでしまいそうだ。

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2026年02月08日

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「盲目的な」という形容動詞が恋にも友情にも掛かっていて、まさにタイトル通りの作品だった。前半は盲目的な恋、後半は盲目的な友情でそれぞれの歪んだ視点が面白かった。

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2026年02月06日

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辻村深月さんにハマったので
ひさびさに文庫本を買いました

盲目じゃなくて盲目「的」

一どうして、いつの日も、友情は恋愛よりも軽いものだというふうに扱われるのだろうか一

恋のパートも友情のパートも引き込まれた
僕が感情移入したのはルリエールだったけど、美波と、解説の山本文緒さんによって現実の世界へと突き落とされたのでした。

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2026年02月03日

Posted by ブクログ

どうしても年代で、恋とかに夢中になってしまって、自分の理想やら、そういうのからかけ離れていく自分が不安になりながらも若さゆえ止めることが出来ない気持ちやらなんやら、色々思い出して怖くなる部分があった。
奈々子の存在にゾッとした。
いくつになっても、自分の手を汚さずに人を苦しめる絶対的な悪がいるよな、と思った。

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2026年01月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

平易な言葉と緩急締まって気持ちいい文章で、一日で一気読み。
二者の目線から同じ出来事を描く形態の醍醐味は視点の違いによる描写の差異だが、この小説はタイトル通り二人とも「盲目的」なのでその差異を「どちらかだけが正しい/間違っている」と言えない。そしてその狂気的な盲目はページをめくるごとに増していくため、後半にいくにつれて同じ場面でも違う出来事のようになっていく。
「いっそ好きじゃなくなれたほうが楽なのに」「恋ってそんなに友情に勝るものなんですか?」「あの子より私のほうが親友として選ばれた」、これらは決して劇的ではなく、いや正確にはいずれも私の周りでよく聞く言葉であり、つまり劇的かつ平凡なものでもあると言えよう。
しかしこの物語は何と言っても最後のどんでん返しがすごい。私がもしや?と考察したものは全て作者の手のひらの上で転がされていただけだということだ。誰かに本書を薦める上でその人と私の関係性によって本書のテーマが難易度として立ち塞がる時もあるかもしれないが、「面白い」と推薦したくなる一冊ではあるだろう。

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2026年02月04日

Posted by ブクログ

一定期間(大学入学〜卒業して数年)の出来事を2人の目線から書かれたもの。もちろんそれぞれの過去の出来事も。

どちらにも感情移入しきれず。
解説にあったように、るりえの様に一度でも嘲笑された人にしか分からない後向きな思いもわかるし、学生の頃は恋愛経験がマウントの一大要因であったり、なぜか友達の出来事が自分の自信になったり(こんな人と友達!的な感覚)すっごく分かるんだけど、こんなに拗らせなくてもいいのに〜とも思う(⁠・⁠o⁠・⁠;⁠)

バランス感覚って大事だなぁと思った本でした。

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2026年03月02日

Posted by ブクログ

さすが辻村さん!
女性の嫉妬、独占欲を余すことなく描かれた作品です。

私も思春期は大好きなお友達に独占欲や嫉妬を抱いてしまうことが多々ありました。
だから彼女たちの気持ちが分からなくはないんです。

でも客観的に見ていると、なんとも言えない恐ろしさと気味悪さがあります…

結局人は、自分に自信と余裕がないと愛が歪んでいってしまうのかなあ。

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2026年02月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

よんだけど
SNSで言われるほどの面白さは私にはわかんなかった
でも瑠璃絵のきもちはすごいわかった
てか私がそっち側の人間だから
あーわかるーって感じで読んじゃった

瑠璃絵は私である
私も含めるりえは
対価を有きで行動してるんだよね
だから対価が支払われないと
イラついちゃうんだよね
私は自覚してても全く治せなくてもっと終わりなんだけどね

しかも敵?ここで言う美波かなー
に対する感情の抱き方?
自意識過剰な感じもわかる
私はあそこまでは行くかはわからないけど
あの感情に行く道は私も歩いたことがある気がする


蘭花に関しては
最初の方は羨ましいって気持ちだけだったな
そんな恋愛できるの羨ましいって感じで
疑似恋愛できてる気がして楽しかった

後彼以外の人が全く魅力的に見えない的な話してたの私もわかるってなっちゃった爆笑
全然恋愛してないけどあの気持ちはなぜかすごいわかった
私のことをまた一つ理解するきっかけにもなった
ありがとう
なぜそう思ったかと言うと
私のタイプはとても限定的なのでそこにぴったり当てはまってしまったらそこから出られなくなって
彼女と同じ気持ちになると思う
で、長く付き合ったら情が生まれて
別れられなくなる未来がすっごくはっきり
起きたのではないかと思うくらいはっきり見えました

脱線しちゃったけど
最初はそんなイメージだった

そのあとは良くわかんないけど
なんかね

でも男がフツーにキモすぎるよね
シンプルに
めっちゃくちゃ年上の人と浮気してるのもキモすぎるし
ななこがまずキモすぎるよね
ななこなんなの
ああ言うやついるだろうけど
結局なんでそんなことしてるのかマジで到底理解できない
自分の手の内の中で転がせる奴がいるのが面白いんだろうな
洗脳できてる相手がいることが
そいつが社会的にも上の方にいる奴が手の中にいるのが面白いのかな、

まあキモいキモに変わりはない

ななこがキモすぎるから
男が依存してしまうのも5000歩くらい譲ってあげてもいいけど
それにしてもまあ男キモいよね
自分の考えないんだって言う
言われれば、盗撮もするし、女とも付き合うし、プレゼントも選ばせるし
意思なさすぎて怖い

でもななこがいなくなって
全てなくなって
結局あんな暴君になるんだから本性も結局終わってたのかなとも思う

あとななこが離婚されないところもあいつはうまい女だなと
結局離婚されずに地位は一応守られるところが解釈一致って感じででいやーな気分


結局全体的に共感できることが多くてあんまり話にのめり込めなかったのかなー?

すっごい面白かった!とはならなかったなー

でも今回の話は2人の視点から描かれてたから
もう一回読んで
あっちはこう思ってたけどこっちはどう思ってたんだろうみたいな感じで比較もしてみたい

あーあと
蘭花の自己評価が想像以上に低いって言うか
正しい評価がされてなくて
るりえのターンが来た時に
客観的にみたらそういう子だったんだってびっくりした

感想はこんな感じかなー
また思いついたら書こう

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2026年02月16日

Posted by ブクログ

率直な感想、バカな女と気持ち悪い女。

若いころの恋愛を思い出しながら読みました。愛だの恋だの、嫉妬や執着や束縛。

私は恋愛の相手に翻弄され気持ちが浮き沈むのが好きだった半面、面倒で嫌いでもあったから、結婚して解放された立場でこういった本を読むのは他人事で楽しかった。

でも中盤から主人公のバカ女にイライラ。
終盤の友達サイドもイライラ&気持ち悪っ。

自己肯定感が低く、自分を蔑ろにする人間を捨てられない。物事を俯瞰して見られないバカ女。レズではないが顔が綺麗で自分に優しくしてくれた女に執着する気持ち悪い女。読んでいてずっとイライラしていた。

世の中にはこれに共感する女もたくさんいるんだろうが、絶対に仲良くなれない。

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2026年02月16日

Posted by ブクログ

後半のるりえのコンプレックスというか異性とか友人からの何気ない線の引かれ方、マジわかる〜〜といった感じで読み進めていたけど、徐々に、、、みたいになる話でした
ちゃぶ台返しって煽りに釣られて買ったけど、驚きとか爽快感とかよりもあ〜そうなるかぁって感じが強かったように思いました

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2026年02月01日

Posted by ブクログ

本編はもちろん解説が心に残った
どうして女性の幸せは同性同士の友情だけでなく異性との恋愛が必要不可欠なんだろうか。

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2026年01月24日

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