断片的なものの社会学

断片的なものの社会学

作者名 :
通常価格 1,510円 (1,373円+税)
紙の本 [参考] 1,716円 (税込)
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作品内容

★紀伊國屋じんぶん大賞2016受賞!
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一生に一度はこういう本を書いてみたいと感じるような書でした。――星野智幸さん

この本は、奇妙な「外部」に読者を連れていく。
大冒険ではない。奇妙に断片的なシーンの集まりとしての社会。一瞬きらめく違和感。
それらを映画的につないでいく著者の編集技術には、ズルさを感じもする。美しすぎる。 ――千葉雅也さん

これはまず第一に、無類に面白い書物である。(…)
語る人たちに、共感ではなく理解をベースにひたすら寄り添おうとするスタンスは、
著者が本物の「社会学者」であることを端的に伝えている。─―佐々木敦さん(北海道新聞)

読み進めてすぐに、作者の物事と出来事の捉え方に、すっかり魅せられた。――唯川恵さん(読売新聞)

社会は、断片が断片のまま尊重されるほど複雑でうつくしい輝きを放つと
教わった。─―平松洋子さん(東京人)

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「この本は何も教えてはくれない。
ただ深く豊かに惑うだけだ。
そしてずっと、黙ってそばにいてくれる。
小石や犬のように。
私はこの本を必要としている」――星野智幸さん
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どんな人でもいろいろな「語り」をその内側に持っていて、その平凡さや普通さ、その「何事もなさ」に触れるだけで、胸をかきむしられるような気持ちになる。
梅田の繁華街ですれちがう厖大な数の人びとが、それぞれに「何事もない、普通の」物語を生きている。

小石も、ブログも、犬の死も、すぐに私の解釈や理解をすり抜けてしまう。それらはただそこにある。[…]
社会学者としては失格かもしれないが、いつかそうした「分析できないもの」ばかりを集めた本を書きたいと思っていた。(本文より)

カテゴリ
小説・文芸
ジャンル
エッセイ・紀行 / エッセイ
出版社
朝日出版社
電子版発売日
2016年04月22日
紙の本の発売
2015年05月
コンテンツ形式
EPUB
サイズ(目安)
6MB

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断片的なものの社会学 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2021年10月01日

    面白すぎて3日くらいで読み終わった。
    すれ違う人全員にインタビューしたい私にとって、代行してくれてありがとうございます!という気持ちです。

    仕事で不特定多数とわりとしっかり話をするのですが、私のそれはライト版のこの本そのもののような気がする。

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    Posted by ブクログ 2021年09月21日

    人と話をしたいなと思ったら、話をしましょうとお願いせずに、何か別のことを誘った方がよいのだ。考えてみれば奇妙なことである。(p49)

    ほんとうはみんな、男も女もかぎらず、大阪のおばちゃんたちのように、電車のなかでも、路上でも、店先でも、学校でも、気軽に話しかけて、気軽に植木鉢を分け合えばいいのに、...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年08月25日

    読み終わりたくない。
    けれども、読むのを止めることができない。

    そんな一冊です。

    いろんな人の人生の、記憶の、ひとときの断片が綴られています。

    引き込まれて、離されて、そして重なって。

    何かを決めつけることなく、けれども曖昧というのとも違っていて。

    不思議な味わいに満ちた本でした。

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    Posted by ブクログ 2021年07月18日

    思ってた内容とは違うけど、かなり良かった。
    岸さんはものすごくリアリストなんだけどヤワなところがある。リアリストだからヤワなのかな。

    断片的なエピソードが書かれているだけで、それになんのレッテル貼りもしない。こんなことがあったんですよ…へぇ…うん…っていう曖昧な空気のまま進んでいく。
    大体が哀愁の...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年06月28日

    2021マイベスト3に入る。

    無意味をできるだけ解釈せずに、無意味のまま受け入れること。

    「意味はないけど惹かれる語り」を淡々と書く岸さんの姿勢からその大切さを受け取れる。

    私にとっての幸せが誰かにとっての暴力であるという言葉も印象的だった。

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    Posted by ブクログ 2021年03月24日

    凄いことが書いてあるなぁと思った。
     
    私は子どもの頃に手塚治虫の『火の鳥』を繰り返し読んでいたから、『火の鳥』の話が何度か出てきたのもなんか楽しかった。岸政彦も『火の鳥』好きなんだなーと思って。

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    Posted by ブクログ 2021年03月10日

    「ほんとうに、どうしたらいいかわからない」
    社会学者がインタビューしてきた、一般化できない断片的な話を並べて、つらつらと取り留めのない話をするだけの本。だけど、それだけなのにこんなにまざまざと「人間」や「社会」を見せられるとは。
    ある意味でとても衝撃的な本だった。

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    Posted by ブクログ 2021年01月16日

    2020年4冊目
    社会学専攻ゆえか、最後まで共感しどおしだった。肯定も否定もしない、ただそれだけというどっちつかずな筆者のスタンスが苦手な人もいるだろうなとは思うけれど、私はすごく好きだった。 『誰にも隠されていないが、誰の目にも触れない』が一番好き。私も見ず知らずのホス狂風俗嬢とか、摂食障害を抱え...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年01月04日

    マイノリティーの逆は、そもそも色というものがない。つまり、それに関して、経験し、考えたことがない人々がおり、それが普通なのである。
    ストーリーを付け足すことは意味づけ。ストーリーに敏感になる。
    ストーリーとしてのバイアス。
    相手の快感、感覚はどう頑張っても分かり合えない。

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    Posted by ブクログ 2020年12月13日

    この本から自分が得たものは何だったか。答えが出るまで時間がかかった。そして、答えは出なかった。
    しいて言うなら、「私たちの人生はよくわからないものでできていて、正しさも確信もなく続いていくが、まあ人生なんてそんなものだ」というはっきりしないエッセンスだろうか。
    けれど、その事実が、時に窮屈さや苦悩を...続きを読む

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