断片的なものの社会学

断片的なものの社会学

作者名 :
通常価格 1,482円 (税込)
紙の本 [参考] 1,684円 (税込)
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作品内容

★紀伊國屋じんぶん大賞2016受賞!
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一生に一度はこういう本を書いてみたいと感じるような書でした。――星野智幸さん

この本は、奇妙な「外部」に読者を連れていく。
大冒険ではない。奇妙に断片的なシーンの集まりとしての社会。一瞬きらめく違和感。
それらを映画的につないでいく著者の編集技術には、ズルさを感じもする。美しすぎる。 ――千葉雅也さん

これはまず第一に、無類に面白い書物である。(…)
語る人たちに、共感ではなく理解をベースにひたすら寄り添おうとするスタンスは、
著者が本物の「社会学者」であることを端的に伝えている。─―佐々木敦さん(北海道新聞)

読み進めてすぐに、作者の物事と出来事の捉え方に、すっかり魅せられた。――唯川恵さん(読売新聞)

社会は、断片が断片のまま尊重されるほど複雑でうつくしい輝きを放つと
教わった。─―平松洋子さん(東京人)

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「この本は何も教えてはくれない。
ただ深く豊かに惑うだけだ。
そしてずっと、黙ってそばにいてくれる。
小石や犬のように。
私はこの本を必要としている」――星野智幸さん
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どんな人でもいろいろな「語り」をその内側に持っていて、その平凡さや普通さ、その「何事もなさ」に触れるだけで、胸をかきむしられるような気持ちになる。
梅田の繁華街ですれちがう厖大な数の人びとが、それぞれに「何事もない、普通の」物語を生きている。

小石も、ブログも、犬の死も、すぐに私の解釈や理解をすり抜けてしまう。それらはただそこにある。[…]
社会学者としては失格かもしれないが、いつかそうした「分析できないもの」ばかりを集めた本を書きたいと思っていた。(本文より)

ジャンル
出版社
朝日出版社
電子版発売日
2016年04月22日
紙の本の発売
2015年06月
コンテンツ形式
EPUB

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ユーザーレビュー

Posted by ブクログ 2017年02月13日

普通に読んだらかわいそうと思う最後の章の文章たちが、通して見ると断片的だけどどこか美しい物語に変わる。

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Posted by ブクログ 2017年02月05日

読んだ後に目に入るすべてのものが
なんとなく愛しくなってしまう本というのがたまにあるけれど
そういうかんじ

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Posted by ブクログ 2017年02月01日

岸さんの視線はきちんと行き来してる、あるいは自分から他者との隔たりを理解してわかりあえることとそうではないことについて、見たり聞いたりしたことを書いている。書くと事実からは嫌でも自分に寄るけど、できるだけフラットに書いていてその温度が自分と他人の間の永遠に重なることのない気持ちに似てる気がして心地い...続きを読む

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2017年01月29日

学問の本というよりは、エッセイです。
社会全体を見れば、現代とは○○であると断ずることができても、一人ひとりはそれぞれの暮らしを持ち、それぞれの考えで行動している。
そしてそれらはどこにもカテゴライズできない。
答えがそこにある社会ほどつまらないものはない。

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Posted by ブクログ 2017年01月16日

タイトルに社会学とあるが、中身はエッセー。読んでみて、納得できるものも、納得できないものもあるが、著者は優しい人なのだろうということは分かった。小説が芥川賞候補になっている。注目の人だ。

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