感情タグBEST3
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東京の喫茶店「フニクリフニクラ」だけじゃなく、北海道 函館市にも時間を移動できる喫茶店「ドナドナ」があった。そこにいる幽霊は黒服の老紳士。海外に出かけているオーナーの時田ユカリがところどころに重要人物であるところも気になる。4話目が一番衝撃的だった。
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「好きだ」と言えなかった青年の話
泣けました
コーヒーが冷めないうちには 読み直すたび泣けます
起きた過去は変えられないけど 未来は変えることができる
起きた現実は切ないけど変えられない、 気持ちだけ 少し変えられるかもしれない
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シリーズ3作目、2018年9月出版。
このシリーズはいいですね、やっぱり大好きです。なんとも言えない読後感が本作にもありました。
絶妙な展開で舞台は函館「喫茶ドナドナ」に。新たな個性的な登場人物も増え、停電のシーンを紙面を暗転させるという演出などとても楽しませてもらいました。強いて言うなら、悲しい死が多すぎたかな。
素敵な文章もたくさんありましたが、特に心に残った以下の2つをメモとして。
夢に向かってがんばる人には、自分が一番大事にしているものを贈ってあげるといいんだって。夢に向かってがんばる人は、必ず、がんばれない時がくるから。つらくて、苦しくて、夢と現実を天秤にかけて、選択する時がくるから。その時にね、一番大事なものをもらった人は、もうすこしだけがんばれるんだって。結局、一人じゃないって気づくんだって。応援されていることに勇気をもらうんだって。(時田幸)
私は思う。人の死自体が、人の不幸の原因になってはいけない。なぜなら、死なない人はいないからだ。死が人の不幸の原因であるならば、人は皆不幸になるために生まれてきたことになる。そんなことは決してない。人は必ず幸せになるために生まれてきているのだから……(『一〇〇〇の質問』あとがき)
『一〇〇〇の質問』はぜひ読んでみたい、出版希望で。
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今回もすごいよかった、、、
ゆかりさんすごいよほんとに。読んでるとほんとに前向きになれるし、今を大切に生きようって思える!
最近ストレスで大切な人に後悔するようなことばかり言っちゃうからちゃんとしようと思った。
次の作品も楽しみ!
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どの話も感動した。私も『もし、明日、世界が終わるとしたら?100の質問』を読んでみたいと思った。
特に印象的だったのは第4話だ。菜々子が亡くなる結末は予想していなかったので驚いた。しかし、両片思いだった2人だが、玲司が思いを伝えることが出来て良かった。人は必ず幸せになるために生まれてきているというユカリの言葉が心に残った。
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シリーズ『コーヒーが冷めないうちに』の三作目です。
もし過去に戻ることができるのなら、誰に会いたいと望むのか、そしてどんなことを伝えたいと思うのか、改めて考えさせられる一冊でした。
今作は、いずれにしても『人の死』に関係するお話でした。
幼い頃に死んでしまった親。
成功をずっと望んでくれていた妻。
大好きな妹。
もう会えない幼馴染以上の大切な人。
舞台は前作までの東京の『フニクリフニクラ』ではなく、函館の喫茶店へと変わっていますが、過去に戻ったり、時には未来に行ったりしながら進む物語の雰囲気は同様です。
今作では、どのお話にも『もしも世界が明日終わるとしたら…100の質問』という本の質問が何度も出てきます。なかなかつらい状況設定が提示されて、明日世界が終わってしまうならどちらの選択をするか、という二択が質問されるものです。
その質問について、初めは何気なく「ああ、そんな質問集みたいなものが流行っている時期があったな」などと私も感じていたのですが、今作の話を読み進めていくうちに、それは本当に『もしも』の話なんだろうか、と思うようになりました。
人は、いつ、どこで、どのように死ぬのかなんて、選べない。それなら、『明日世界が終わるとしたら』は、『もしも』じゃなくて本当に『明日』のことなのかもしれない。そう思ってみれば、確かに人生は選択の連続で、戻ることのできない二択もしくはもっと多くの選択肢から一つを選ぶことの繰り返しなのだと改めて気付かされました。
誰でも、『明日世界が終わる』ことを知って死んでいけるわけじゃない。明日終わるのは、私の世界かもしれない。それなら、私は『今日』何を選択したらいいのか。
本文で展開する物語と相まって、軽やかな文章の裏にあるのは重たいテーマだったように思います。
過去は、変わらない。
現実も、変わらない。
でも、未来は。
まだ来ていない未来は、気持ち一つで変えることができるのかもしれない。
前作以上にそんなことを感じさせてくれる一冊でした。
まだシリーズの続刊があるようなので、続きを読むのを楽しみにしています。
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大好きなシリーズ3作目。
伝える相手がいるうちに、大切な言葉を伝えたい。
「ばかやろう」が言えなかった娘の話
「幸せか?」と聞けなかった芸人の話
「ごめん」が言えなかった妹の話
「好きだ」と言えなかった青年の話
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大切な人が死んでしまったら?
自分を残した相手を恨む、後を追おうとする、自分の幸せを手放す。
このように人の死自体が不幸な原因になってはいけない。
なぜなら、死なない人はいないから。死が人の不幸の原因であるとしたら、人はみな不幸になるために生まれたことになる。そんなことはない、人は必ず幸せになるために生まれてきたのだから。
また私たちはタイムトラベルをできるわけではないので、今を生きる相手にリアルタイムで自分の気持ちを伝えておく必要があると思った。明日世界が終わるとしたら、自分はどんな行動を起こすだろう。
死に対してどのように向き合うかのきっかけをくれた本でした。
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第三弾。娘、芸人、妹、青年の話。言えなかったことを言いに過去に戻る人たちの話。「人の死自体が人の不幸の原因になってはいけない。死なない人はいないから。人は必ず幸せになるために生まれてきている」by時田ユカリ。「もし明日世界が終わるとしたら?100の質問」の著者。優しいお話。
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涙なしでは読めなかった〜!
このシリーズ本当に大好き♡
今回は言いたいことが言えなかったから
過去に戻るお話!
言っても現実は変わらないが、、、
気持ちは変わる、、、。
奥が深すぎる!!!
1日1日を大切にしたいと思った。
『人の死自体が、人の不幸の原因に
なってはいけない。なぜなら、
死なない人はいないからだ。
死が人の不幸の原因であるならば、
人は皆不幸になるために生まれて
きたことになる。
そんなことは決してない。
人は必ず幸せになるために
生まれてきているのだから……』
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最後の文章がとても良かった。
人の死自体が、人の不幸の原因になってはいけない。
なぜなら、死なない人はいないからだ。死が人の不幸の原因であるならば、人は皆不幸になるために生まれてきたことになる。
確かにその通りで、別れは寂しいものだけれど
不幸と思うのはやめようと思った。
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シリーズ3作目。場所が函館に移ったもののお店のメンバーが変わらないので最初はなんで?東京のお店は?と知りたい情報が多すぎましたが、その辺の問題がわかってくるに従い物語に集中できました。話だけで実際出てこない新たな登場人物(ユカリさん)にも興味津々でした。
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シリーズ3作目。
今回の舞台は北海道の喫茶店「ドナドナ」。
幸の愛読書「もし、明日、世界が終わるとしたら?100の質問」が、いいスパイスとなって物語を展開させていく。
「人は必ず幸せになるために生まれてくる」
そうであって欲しいなと思う。
そのことを忘れそうになった時、「ドナドナ」のようは場所が救いになりのだろうと思った。
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過去に未来に、そして死の意味は
びっくりした。たぶん前作「コーヒーが冷めないうちに」も読んだはず。実はほぼ記憶ないんだが。
でも、本作は(あとから忘れるかもしれないけど)少なくとも最終話最後の数ページの超想定外のインパクトが強烈過ぎて、余韻がじんじんと残ってしまった。え?え?って感じ。
死が人の不幸の原因になってはならないという作者の言葉、肝に銘じます。今はまだ限定的にしか受け入れられないけれど。
追伸
作者さんは茨木の人なんだな。なんか親近感湧くな。で、過去作読んでなかった。これを機会に読んでみよう。本作を手にとったのも偶然乱読だから、読書って楽しいな。
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人はいつ死ぬかわからない。死について考えさせられる本。
日常の日々で、いつか死と向き合う時が来ると改めて考えさせられた。
個人的に最後の青年の話が良かったと思います。
伝えたいことは、ハッキリ言わないとだめだなって思う。なかなか言えないだろうけど・・・
「100の質問」って本はかなり気になります。
どれだけ、しょっぱいのだろうか・・・
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久しぶりに読んだ作品だったけど変わらず面白い。
最後怒涛で、もう何が何だか…
詰め込みすぎ感は否めないと思ってしまって!
でも好き。すいすい読める作品でいいと思いました!
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今回も良かったー
なんと舞台は函館!読み始めた時は、今がいつでどーなるんやと思ったけど、すんなり読めた。
相変わらず素敵な喫茶店でコーヒーを飲みながら読みたくなる本。
最後の話、玲司と菜々子の話が印象的。
よくある青春系の恋愛モノ系って嫌いやけど、ハッピーエンドかと思ったら菜々子が死んでしまってそれでも玲司は夢を叶えてという映画によくありそーな内容やったけど、なんか印象に残った。
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前作では倉田くんの言葉に惹かれたけど、今回もユカリさんの言葉が印象的だった。
いつかこの考え方に救われる気がする。
「人の死自体が、人の不幸の原因になってはいけない。なぜなら、死なない人はいないからだ。死が人の不幸の原因であるならば、人は皆不幸になるために生まれてきたことになる。そんなことは決してない。人は必ず幸せになるために生まれてきているのだから…」
それと、世津子ちゃんのセリフも記録。愛です。
「私は死んでも、ゲンちゃんが活躍すれば嬉しいし、とっても幸せなの。死んだ私を幸せにできるのはゲンちゃんだけだからね?」
「私は、私の人生全部でゲンちゃんのこと愛してる」
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シリーズ3作目。今回も面白く読んだけど、言っているのは「人の死によって不幸になってはいけない」「現実は変わらなくても人の心は変えられる」という前作までと同じことなので、続けて読んでいると少々飽きてきた。あと「周りの人皆病死しすぎじゃない?!」とか思っちゃったり。ただ、停電したところでページが黒地に白抜きになっていたところは今回ならではで楽しめた。
本作で一番印象に残ったのは、幸の「夢に向かって頑張る人には、自分の一番大切なものを贈るといいんだって。必ず、頑張れない時が来るから。辛くて苦しくて夢と現実を天秤にかけて選択する時が来るから。その時に一番大事なものをもらった人はもう少しだけ頑張れるんだって。結局一人じゃないって気付くんだって。応援されてることに勇気をもらうんだって。」という言葉。
川口パーフェクトワールド炸裂
2作目読了時に必ず3作目があると確信していたが、やはり来た。舞台を観に行った時に感じた川口俊和氏のパーフェクトワールドが3度小説に降臨した。しかも2作目までは正統派の豪速球、3作目はサイドスローのスーパー変化球で仕留められた感。想像していた3作目の遥か横からやって来た。素晴らしい裏切りに感激し、そして一話目から涙腺全開でした。
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「もし、明日、世界が終わるとしたら」この問いかけを見たとき、世界が終わる=地球が爆発するとかそういう次元の何かかと何故だか想像してしまう自分がいた。が、この本を読み進めていくうちに捉え方が変化していったように思います。自分も、その周りも、この世界も、永遠なんてなく明日終わりがくる今日はいつの日か必ずやってくる。今日という日の尊さが胸に押し寄せてきて苦しくもあり、大切にしたいと心に留めておきたいなとも思える作品でした。
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「コーヒーが冷めないうちに」シリーズの3作目。どれも同じような話なのでややマンネリ感はありますが、1作目でなぜ流さんが函館に居たのかに対する回答があったのは良かったかな。…ただ、その理由自体はややキレイごと過ぎる感はあったけど^^;。
4話目が良かったけど、違う展開だった方が良かったなと思ったり思わなかったり…。
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「コーヒーが…」シリーズ3作目です。三部作の集大成ということもあってなかなか読み応えがありました。しかし、結末は少し悲しいものでしたね。
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設定は大きくは変わらないけど、喫茶に姉妹店があったなんてね。
場所は変われど気持ちを伝えるために皆、時空をとぶ。3冊目となると、こんな喫茶がホントにあるのではないかという気すらしてくる。
馴染みの客人がふらっと立ち寄るさまが、自然でいい。
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シリーズ3作目。2作目から時間を空けずに読んだが、ユカリさんという新しい人物が時田家に登場し、舞台が函館に移った事もあり、新鮮だった。どれも心温まる話ではあるが、死別というテーマが常にあり、少し悲しい感じも受ける。
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今回はちょっと死にすぎな気がする。
死別した人に会いたいからここに人が集まるのなら分かるけど、元々この喫茶店の常連さんが大切な人を亡くし過ぎ。