あらすじ
森の奥深く囚われた盲目の王女・レイア。父王からの優しく甘やかな愛と光に満ちた鳥籠の世界は、レイアが成長したある日終わりを迎える。そこで目にした驚愕の真実とは……。耽美と幻想に彩られた美しき謎解き!
盲目の王女レイアと失脚した王の物語。
最初はファンタジーなのかな?と思いきや、徐々に違和感が姿を現す。王女の成長とともに、童話のように幻想的で耽美な「美しい」闇の世界から一転して…。その一文で世界が崩壊する見事などんでん返し。ぜひこの世界観に酔いしれてほしい!第120回直木賞候補作。
感情タグBEST3
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ほんタメで知り、ずっと読みたいと思っていた1冊。
大きな展開は知っている状態で読んだけれど、細かい仕掛けに驚き一気に読み切りました。
とにかく美しくて儚くて、大好きな世界観。
私自身、実際にはなかなか出来ていないけど、自分の周りは全て、私の価値観において「美しい」と感じるものだけで満たしたいという思いがあるので、とても共感しました。
著者の他の作品も読んでみたくなりました
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光であったものが闇であったり、闇と思われるものが本来の光であったり…。あれ?っとなった辺りからあっという間に読んでしまいました。
ダーク系でとても好きな雰囲気です。
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こういうのが「読書」の醍醐味だと思う本。後半で徐々に事実が明かされると「そこからか~!」と言いたくなる。読み終わって頭からまた読み返したらまた楽しめる。盲目の姫が学び成長した後にどうなっていくのか、ぜひ体験してほしい。
Posted by ブクログ
4.9
どんでん返しばっかり読んでるけど今のとこ3本の指には入るびっくりくらい
ちゃんとえぇって声出た
前半と後半の対比が闇と光になってるのも綺麗だし
ダフネとフネさんとか
とっても面白かった
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なんとも気持ち悪くて大好きな話だった。
父はレイアに対してどんな思いを持ってたのか気になるし、レイアも父に対してどんな思いを持っていたのか気になる。お互いに親愛なのか恋愛なのか。レイアには永遠に美しいものに囲まれて愛されて生きていってほしい。
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前半は盲目のお姫様が父親と幸せに暮らす、完全にファンタジーなお話。
後半は完全に別の話、しかも息苦しい!
綺麗に騙されました。ところどころ、ん??と思う伏線が散りばめられており、ずっと心がザワザワしたまま進んでいきます。
レイアが男なのでは?とかファンタジー世界にしては日本のもの出てくるなとか、年代近くね?とかは割と読めると思います。
ネタバレなしで読むことおすすめ!
盲目の頃の閉じ込められた世界の方が、キラキラと輝いていたのかもしれない。と思うと救われない。。。
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盲目の王女レイアは優しい父と怖いダフネと犬のダークと共に花やドレスなど美しいものに囲まれて暮らしていた。しかし、ある日それは一変する_____。
前半はレイアと同じように美しい世界観に入り、自分も盲目かのような感覚を覚えた。
でも、ずっと何か不穏な空気があって、これからどうなっていくのかモヤモヤがあった。
まさかの父は誘拐犯で父=ダフネということがわかり、レイアは男の子だった。
両親に会い、やがて犯人に再会。レイア(玲)にとって見えたことによって闇と光が逆になってる事に恐怖を覚えた。
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他の人もたくさん書いている通り、先入観なく読むのが1番この作品の魅力を味わえると思います!
盲目の王女レイアが父王と森の奥で暮らすお話…。
前半は耽美で幻想的な世界観が広がっており、めちゃくちゃ素敵と思って読んでいました。ドレス、ピアノ、花、本に囲まれる生活…。
後半から音を立てるように崩れていく世界に本当にびっくり!自分の脳内でのイメージが崩壊しました。
余韻のあるラストで、解釈も人によって分かれそうなものでしたが、それも含めてとても好みな作品でした!
この闇と光というタイトルも作品をよく表していていい…、時間をあけて再読したいです。
騙される
途中まではすっかり始まりの世界観に騙されていた。
後半というか終盤辺りで夢から覚めたようになり少し呆気に取られながら読み進めていった。
終わり方がこの先は読者に任せます的な感じだったのであまり好きではない終わり方だったのが残念。きっとこうしていくんだろうなって想像が働くのはいいけど、やっぱり著者の決定的な終わり方が見たかった。
終盤のネタばらしのような展開は読んでいるとちょっと無理矢理すぎんか?と思うこともあったけどそれでも自分の中でベスト3に入るほど好きな作品。
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戦争に負け、敵国によって幽閉された盲目の美しい姫君レイアと父王。父王は仲間とこっそり反撃の機会を狙っているらしい。意地悪な侍女の虐待を受けながらもレイアは日々父の帰りを待ち続け、父の愛を一身に受けて育つ。そんなある日、おとぎ話のような世界で生きるレイアの日常が突然壊される。
前々から読みたいと思っていた一冊。
美しくも妖しい世界観がツボでした。どこかの国のおとぎ話かと思いきや…後半は予想しなかった怒涛の展開に一気読みしてしまった。終始盲目のレイア視点で書かれていたことでまさに目くらましにあっていた。面白かった。
それにしても犯人の思惑と心理が気になる。真相ははっきりとは書かれていないけど、その後の二人の関係はどうなっていくんだろう、と想像するのもまた楽しい。美しい余韻の残る本で、至福の読書タイムを過ごせました。
Posted by ブクログ
中世の話にしては、現代の要素がちょこちょこ出てきたり、読んでると「??」なところがいくつもあったわけですよ。。。それもそのはず、現代で誘拐された子が、外国の中世の世界観の中で育てられていたとは。
しかも、最後はどんでん返しで、ここは日本であり、男であり…途中に感じた違和感をどんどん回収されていったという見事な作品。人は生きていくうちに光が闇であったり、闇が光であったりを繰り返していく。
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ファンタジー系の物語なのかと思いきや、そういうことだったのか…!という展開に驚かされました。読者はそこに書かれた情報からしか情景を想像出来ないという小説の特色を上手く利用している面白さがあります。レイアの目が見えない中で、視覚以外から得られる情報の描写がとても豊かに感じました。
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何の前知識もなく、たまたま本屋で手に取った本だった。
もう、最後にひっくり返ったわ。そんな話なん?え、今までのってなんだったのぉー!と叫びたくなった。度肝を抜かれるってこういうことかも。
これは読みたい人がいたらレビューなんて読まずにちゃっちゃと読むべき作品ですな。
Posted by ブクログ
うわーーーすごい。。。
話の展開も、世界観も、どれも惹き込まれるものだった。これはネタバレを見ずに読むべき。
異世界?でも車だの現実にある小説だのが出てくるな、、馴染みやすいように敢えて入れてる?と思ったら、瞳を開けるとレイアにとってまさかの事実が出迎えていた。あまりにも予想外で、あの甘美で閉鎖的なファンタジーな世界は一体どこへ?突然現実に戻ってきて、読みながらすごくドキドキした。
囚われていた方が良かったのかな。。
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ネタバレになるのであまり書けないが、不思議で興味深いお話だった。
前半はおとぎ話のような雰囲気で、世界観に入り込むまでに少し時間がかかった。でも、ある展開を境に一気に引き込まれ、最後まで夢中で読めた。
幼少期の環境や、大人から与えられる価値観が、その後の人生に影響することの怖さも感じた。
凄いどんでん返しだった。
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怜くんの推測が合っているなら、父は1人何役こなしたんでしょう。
録音とか使ってたのかな?
(ちょっと声音変えたりして、一人バタバタしている父を想像して笑ったなんて言えない笑)
「レイア一、二」が作品なら、本作自体どこまで真実なのか。
結局父も何が目的だったのか。
本当の誘拐なら、人格形成に大切な期間を奪われていたため、かなり罪は重いと思います。
蝶よ花よと育てられ…急に光から出され…別の世界を押し付けられ…。
そりゃ、光だけの世界をレイア姫は望みますよね。
怜くんは、今後も父に会いに行くのかなぁ…。
教養があると、本作はもっと楽しめそうですね!
『デミアン』をいつか読んでみたいです。
Posted by ブクログ
2026-03-29
一気に読み終わった。久々にページを繰る手が止まらない感じ。
ジャンルとしてはミステリーになるんだろうが、最初はファンタジーっぽい。確かにこの展開は予想できなかった。世界の認識に関する物語。これ以上は何を言ってもネタバレになる。
とにかく描写が美しい。タイトル通り闇と光に溢れた筆致。文芸、だなあ。
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綺麗なモノ。目が見えないからこそ感じられる美しさ。
そういった世界が広げられている中で、所々感じる不安な事や、違和感。
盲目の王女・レイアが成長して、そこで目にしたものは一体何だったのか。
耽美で甘美な物語。自然で現実な物語。
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視覚が戻り、真実の世界を知り辟易とするシーン時点では深すぎる闇も眩しすぎる光も視えるものが視えなくなってしまうから、本質的には同じ物だと感じた。
闇も光も解釈次第だなーと。
同世代の他人や両親に対する愚かさとそれによる生きやすさみたいなものを冷笑と同時に羨ましく思っていたり、闇を知ったものは2度と光の中でだけに居る事が出来ないのも知っていたから、分かるしそれがどんなに苦しいか、自分が苦しいと思っているかを外から再認識できた。
レイア2から、エピローグにかけて読みながらずっと気になっていた誘拐の経緯(真偽不明)を読めて、孝夫もまた光と闇の中に居た事を知れてよかった。
作中では色々な光と闇があったし、この本を読む前に光の中に居た人が闇を知ってどう思ったのかがとても気になる。
他作品から引用するが、「地獄は頭の中にあります」という文章が個人的にこの本を読んでより強く印象に残った。
Posted by ブクログ
囲われた盲目の王女様の話だと思ってた。
カセットテープがある時点でどういう世界なんだろう、と思ってたけど、まさか誘拐されていたとは。
なんというか、見えない状態で小さい頃から育てられれるとこうなるのかしら。。。
何故殺さなかったのか。
前半のお父さまとの甘い優しい幻想の世界と、後半の現実との切り替わりがすごい。
真相がもっと明確だったらもっとスッキリしたんだけどな。
Posted by ブクログ
よっどんでん返し!
真ん中にしてるのは個人的に惹かれない部分があっただけなのであしからず
伏線回収ありがとう
前半と後半で読んでる話異なりすぎて頭訳わかんないですよこれ
Posted by ブクログ
始めはファンタジーの話かと思い読んでいき、展開を予想していたが、章が変わると全く予想をしていなかった展開に頭がついていけなかった。
更に読むにつれしっかりと疑問を回収してくれる為腑に落ちた。
人の価値観や考え方、生き方様々な視点で考えさせられる内容もあり、深い作品だと感じた。
Posted by ブクログ
途中から「面白いけど、これは全てが判明してスッキリする終わり方はしないぞ…」と思いながら読んでた。結果そうだった。
皆川博子が解説しているお耽美小説ということでずっと気になってたけど、皆川博子の小説とは種類が違うと思った。この本はもっと現実、もっと生々しい。
それもそれで好きなんだが、最後は結局犯人がしらばっくれてるってことでいいの?それとも怜の妄想?
結末はどうあれ、真相は読める(誘拐された男の子で、現代日本であること)ので答え合わせみたいな感じで読んでた
Posted by ブクログ
森の奥深く、多分お屋敷みたいなところで父親と暮らす、目の見えないお姫様・レイア。
部屋に閉じ込められた彼女は王様である父親にべったり。穏やかで優しい父親は、レイアに美しいドレスを着せ、世話をし、お話を読んで聞かせる日々。
けっこうなところまで美しいおとぎ話と思って読んでいました。ダフネや兵士という不穏な存在があることで、レイアの世界がますます耽美なものになっている感じ。
所々疑問な場面はありましたが…まさか真相がそんな事になっているとは。いやー、なんてこったい。
Posted by ブクログ
最後は自分が感じたもの、見えた世界がひっくり返された。
後半に差し掛かってから読む手が止まらなくなった
絵画や映画の知識がもっとあれば、さらに楽しめたのかもと思うと悔しい