あらすじ
森の奥深く囚われた盲目の王女・レイア。父王からの優しく甘やかな愛と光に満ちた鳥籠の世界は、レイアが成長したある日終わりを迎える。そこで目にした驚愕の真実とは……。耽美と幻想に彩られた美しき謎解き!
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後半の裏切りは想像してないやり方でした。
読む前からどんでん返しがあることは分かっていたので一文一文注意して読んでいたが、案の定私の推理はかすりもできずで、後半パートは純粋に楽しめました。
前半パートの描写からこれ何時代?ファンタジー世界?と世界観を掴めないままでしたがそれも最後にはしっかり回答してもらえていたので大満足。
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ダフネ
プゥ
レイア…れい…大木怜
ダーク
森
沢女医
磐城先生
片山刑事
平田刑事
美奈子
山野
北山
飯田
原口孝雄
和泉高雄
岩田フネ
大木洋子
大木章二
和泉怜亜
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11年間もこの作品を知らずに過ごしていたことが本当に悔しいです。
耽美な世界観が最高でした。森茉莉さんの『甘い蜜の部屋』が好きな人は絶対に好きだと思います。
衝撃の展開に驚きを通り越して笑ってしまいました。全て理解した上でまた1から読み返したいです。
読むか迷ってる方はぜひ読んでみてください。
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目がみえないレイア姫、王であった(?)おとうさまと軟禁状態(?)で暮らしていたがある時転機が訪れる、というお話(?)。
中盤でガラリと様相が変わり、さらにそこからある真実とメタとが絡まって怒涛の展開が押し寄せてくる、楽しい作品でありましたな。
騙される
途中まではすっかり始まりの世界観に騙されていた。
後半というか終盤辺りで夢から覚めたようになり少し呆気に取られながら読み進めていった。
終わり方がこの先は読者に任せます的な感じだったのであまり好きではない終わり方だったのが残念。きっとこうしていくんだろうなって想像が働くのはいいけど、やっぱり著者の決定的な終わり方が見たかった。
終盤のネタばらしのような展開は読んでいるとちょっと無理矢理すぎんか?と思うこともあったけどそれでも自分の中でベスト3に入るほど好きな作品。
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森の奥深くに囚われているレイア姫。父である王との静かな、いや、静かすぎる暮らし。
前半は、静かな暮らしぶりのなかに、時折混じる、違和感や不穏さに惹きつけられました。物語の中盤で、景色がガラリと変わります。
読後感はなんとも言えない、消化不良な感じです。
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世界観の描写が美しかった。
原文ママではないけど「周囲を醜く思うことで自分の自尊心を保つ」の一節を読んで、たらればになるけど主人公にとってのベストなルートってなんだったんだろうなぁと考えた。
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評価は分かれそうだけど僕はとても好き
何言ってもネタバレになりそうだけど前半の耽美かつ少し不穏な世界観を好きになれることができれば読み進められるし、好きなほど後半の驚きは大きい
また色々考えられる終わり方もたくさんの人の感想を見ながら楽しめたのでより面白かったです
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盲目の王女・レイアの目線で描かれる世界は、父との愛で満たされていた。国王としての責務ある父に迷惑をかけまいと、それでも自分の世界に知恵と光を与えてくれるのは父しかいないと、幼心に刻み込みながら育っていく。
最初のページから、この世界観にぐっと惹き込まれて、まとわりつく不穏さが恐ろしく、美しかった。
166ページ。それが突然崩れ落ちた。なんだこの感覚は。前情報なしで読むべきだ。読み始める前の気持ちにはもう戻れない。知ってしまった世界を、手放すことなんてできない…
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他の方のネタバレ感想に、原口の気を引きたい狂気のファンが書いた妄想話という見方もできることが書いてあって、誘拐は現実と信じ切っていた私からすると衝撃で、読後と感想とで二度楽しめました。
前半のレイアIは長いなとは思いつつ、子の成長を温かく見守る気持ちで読み進められました。
目が見えるようになって世界がきらめいて見えていたものがどんどん色褪せていく描写や、おとうさま像が瓦解していくところも切なくて、多感な年頃である怜をことを思うと胸が締め付けられるようでした。
西洋耽美世界観と日本の醤油風味世界観の落差に想像を掻き立てられ、レイア期10代のビジュはおとこの娘ゴスロリちゃんだったのかな?とか、原口はどこでゴシック系子供服買ってた?原宿?とか、考えてしまいました。
ダフネがフネの模倣だったりのは、ダジャレかい!って突っ込みたくなった。
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なるほどー。そういうことかー。
口コミを少し見てて、自分なりに考えられる可能性を予想しながら読み進めたけど、思いっきり裏切られたー。これは久しぶりに予想できない本に出会った。
前半は何となく違和感と、ちょっと気味悪い感じがうっすらと漂っていて、どんな方向に進むのか予測できないし、独特の世界観に引き込まれた。
これは2度読みしたら面白そう。
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もう何を話してもネタバレになってしまうから、今回は抜粋する文章もなし。みんなが前情報一切無しで読んで欲しいと言う気持ちがわかった。最後まで驚きに溢れていて、読んでいる時はずっとこの世界観に引き込まれていた。
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面白かった!
最初は幼い、囚われの姫の日常が続く。
盲目な上に幼い少女の主観で進む物語には極端に情報が少なく、おそらくこの少女の主観には何か根本的な誤解があるだろうなと疑心暗鬼で読み進めた。
案の定、積み上がっていく違和感の末の待ちに待った種明かし!
すごくよかった。
ラストは賛否があるだろうけど、どちらとも取れる展開、嫌いじゃ無い。
解釈の余地があるほうが良い。
良作で、出会えてよかった。
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すごかったー。
世界観に惹かれ、幼いレイアと一緒に不安や緊張を感じながら、一体どうなるのだろう、とドキドキしながら読み進めていった。
一方で、予想外の方向に進んでいった後半の展開には戸惑った。
前半での違和感が斜め上の方向に裏切られていった感じ。
全体を通して、文章から品のよさや知性を感じる作品だったけれど、前半の世界観があまりにも魅力的だっただけに、もう少しその世界に留まっていたかったな、とも感じた。
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盲目の王女レイアの視点で物語は進んでいきます。
この「盲目の視点」というのが、読者を不安にさせます。
足音、香り、話し声、レイアから語られる様々な情報も全て疑心暗鬼に考えてしまいます。
物語の後半で答え合わせがありますが、まさかそんな事だったとは、、と唖然としてしまいます。
唖然とした後も、葛藤するレイアの心情や周りの人間関係なども描かれており、ページ数は多く無いながらも読み応えがある本です。
是非、この不思議を体験してほしいと思います。
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目の見えない世界から… 目の見えない王女レイアは、父と森の中で囚われて暮らしていた。混乱とした日を迎えて、訪れた真実とはなんだったのか? いくつかの伏線が貼られていますが、物語が途中で完全に別の世界になります。目が見えない人を主人公とした作品は闇に香る嘘が面白かったですが、本作も面白かった。ヘッセやドストエフスキーを読んだことがある人なら、思わずニヤリとしてしまうこと請け合いです。
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かなり前から読んでみたいと思ってた作品。
前半と後半で物語かガラリと反転するというのは知っていたのですが、てっきりミステリかと思って読んだので思っていたのとはちょっと違いました。
ミステリではなく幻想小説とか耽美小説ですね。
なにか後半の伏線になる箇所があるのでは…と前半の記述を疑いながら読んでしまったのですが、ミステリではないので、美しい音楽や文学作品に耽溺する「レイア姫」の日常を不穏な空気を常に感じながら読むのが正解なのかと…。
最後、そこで終わるのかと思うほど唐突に終わってしまい…もう少し先が読みたかったです。
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おとうさまが若い美青年だったのいうのがなんか説得力にかけるというかなんといか。
いや、でも醜いよぼよぼのおじいさんだとただのホラーになっちゃうか
Posted by ブクログ
幼い頃に事故で視力を失った「王女」の視点から、父親である「敗戦国の王」との不自由だが満ち足りた暮らしが描かれるが、中盤で視力が回復することで物語の陰と陽が見事に反転する。
盲目の暮らしが闇、視力を取り戻してみた世界が光、であるのは自明なはずなのに、盲目の中で想像する世界の方が美しく幸せだったと語られることで本当の「光」とは何かわからなくなる。本当の輝きは闇の中にしかないのである。育ての親の正体に謎を残す結末はミステリの常套手段だと思うが、消化不良に思えて少し不満に感じた。
Posted by ブクログ
何も分からない所から始まるので登場人物と同じ視点を味わうのが好きな方向け、と言いたい所なんですが、主人公が賢すぎて共感が難しいかも知れないので、ちょっと難しめな作品ですね。
美しい闇と光のコントラストでした。
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日本人が書いた外国の物語と思いきや、そう来ましたか!
途中の女の子から大人の女性になった描写などでおかしいなと思う部分があったのだけど、それも後から分かることで納得。
私は本当にあったこととして読んでいたんだけど、想像上のものかもしれないとは気づかなかった。
Posted by ブクログ
たまたま見かけて、なんとなく読み始めた。
ずっとうっすら気持ち悪さがまとわりついてくるようで、やっぱり読むのをやめようかな?と思いながらも、うっかり最後まで読んでしまっていた。
深く考えずに油断していたら、2度3度、思わずぎょっとして手が止まる場面があった。
そして、とある可能性が浮上してきて、ぞわぞわ。
読後に残るこの感覚も含めて、なんだかクセになる雰囲気のある作品だった。
Posted by ブクログ
物語は盲目の姫レイアの生い立ちを中心に進行し、中世的な世界観を想起させる導入となっています。しかし、読み進めるうちに時代背景と齟齬を生じる要素が散りばめられ、その違和感が作品全体に張られた大きな伏線として機能しています。
レイアの成長を丹念に追った第一章は分量が多く、冗漫に感じる可能性もありますが、後半で明かされる真相と構図の転換は、その長さを必要な積み重ねとして位置づけてくれます。
音楽や芸術に関する描写が随所に織り込まれており、それらへの関心を持つ読者にとっては一層の深みを与えるでしょう。
結末の受け止め方は読者によって大きく分かれるはずですが、周到な仕掛けと構成によって「欺かれる読書体験」を求める方には十分応える作品です。