あらすじ
森の奥深く囚われた盲目の王女・レイア。父王からの優しく甘やかな愛と光に満ちた鳥籠の世界は、レイアが成長したある日終わりを迎える。そこで目にした驚愕の真実とは……。耽美と幻想に彩られた美しき謎解き!
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Posted by ブクログ
すっごく私好みでした。小さい盲目の娘とその父、どことない背徳感を漂わせておいて、真実は。今まで感じていた違和感。衝撃的な真相にも関わらず、すんなりと受け入れられました。私、この展開大好き。著者の服部さんはすでに亡くなられているそうですが、他の作品も読んでみたい。良い作品と出会えて嬉しいです。
Posted by ブクログ
世界観の描写が美しかった。
原文ママではないけど「周囲を醜く思うことで自分の自尊心を保つ」の一節を読んで、たらればになるけど主人公にとってのベストなルートってなんだったんだろうなぁと考えた。
Posted by ブクログ
評価は分かれそうだけど僕はとても好き
何言ってもネタバレになりそうだけど前半の耽美かつ少し不穏な世界観を好きになれることができれば読み進められるし、好きなほど後半の驚きは大きい
また色々考えられる終わり方もたくさんの人の感想を見ながら楽しめたのでより面白かったです
Posted by ブクログ
他の方のネタバレ感想に、原口の気を引きたい狂気のファンが書いた妄想話という見方もできることが書いてあって、誘拐は現実と信じ切っていた私からすると衝撃で、読後と感想とで二度楽しめました。
前半のレイアIは長いなとは思いつつ、子の成長を温かく見守る気持ちで読み進められました。
目が見えるようになって世界がきらめいて見えていたものがどんどん色褪せていく描写や、おとうさま像が瓦解していくところも切なくて、多感な年頃である怜をことを思うと胸が締め付けられるようでした。
西洋耽美世界観と日本の醤油風味世界観の落差に想像を掻き立てられ、レイア期10代のビジュはおとこの娘ゴスロリちゃんだったのかな?とか、原口はどこでゴシック系子供服買ってた?原宿?とか、考えてしまいました。
ダフネがフネの模倣だったりのは、ダジャレかい!って突っ込みたくなった。
Posted by ブクログ
西洋が舞台の盲目の姫の話……と思ったらめちゃくちゃに本で誘拐されてて、しかも男の子。
主人公:レイアは騙されていたけれど、物語の中で一番幸せそうだったのは闇の中、父と過ごしていた日々。
誘拐した父はどんな気持ちだったんだろう……。
前半が作中作という解釈もあるそうだが、事実派。女中と2役というのも面白かった。
Posted by ブクログ
おとうさまが若い美青年だったのいうのがなんか説得力にかけるというかなんといか。
いや、でも醜いよぼよぼのおじいさんだとただのホラーになっちゃうか
Posted by ブクログ
幼い頃に事故で視力を失った「王女」の視点から、父親である「敗戦国の王」との不自由だが満ち足りた暮らしが描かれるが、中盤で視力が回復することで物語の陰と陽が見事に反転する。
盲目の暮らしが闇、視力を取り戻してみた世界が光、であるのは自明なはずなのに、盲目の中で想像する世界の方が美しく幸せだったと語られることで本当の「光」とは何かわからなくなる。本当の輝きは闇の中にしかないのである。育ての親の正体に謎を残す結末はミステリの常套手段だと思うが、消化不良に思えて少し不満に感じた。