あらすじ
森の奥深く囚われた盲目の王女・レイア。父王からの優しく甘やかな愛と光に満ちた鳥籠の世界は、レイアが成長したある日終わりを迎える。そこで目にした驚愕の真実とは……。耽美と幻想に彩られた美しき謎解き!
盲目の王女レイアと失脚した王の物語。
最初はファンタジーなのかな?と思いきや、徐々に違和感が姿を現す。王女の成長とともに、童話のように幻想的で耽美な「美しい」闇の世界から一転して…。その一文で世界が崩壊する見事などんでん返し。ぜひこの世界観に酔いしれてほしい!第120回直木賞候補作。
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Posted by ブクログ
光であったものが闇であったり、闇と思われるものが本来の光であったり…。あれ?っとなった辺りからあっという間に読んでしまいました。
ダーク系でとても好きな雰囲気です。
Posted by ブクログ
4.9
どんでん返しばっかり読んでるけど今のとこ3本の指には入るびっくりくらい
ちゃんとえぇって声出た
前半と後半の対比が闇と光になってるのも綺麗だし
ダフネとフネさんとか
とっても面白かった
Posted by ブクログ
なんとも気持ち悪くて大好きな話だった。
父はレイアに対してどんな思いを持ってたのか気になるし、レイアも父に対してどんな思いを持っていたのか気になる。お互いに親愛なのか恋愛なのか。レイアには永遠に美しいものに囲まれて愛されて生きていってほしい。
Posted by ブクログ
前半は盲目のお姫様が父親と幸せに暮らす、完全にファンタジーなお話。
後半は完全に別の話、しかも息苦しい!
綺麗に騙されました。ところどころ、ん??と思う伏線が散りばめられており、ずっと心がザワザワしたまま進んでいきます。
レイアが男なのでは?とかファンタジー世界にしては日本のもの出てくるなとか、年代近くね?とかは割と読めると思います。
ネタバレなしで読むことおすすめ!
盲目の頃の閉じ込められた世界の方が、キラキラと輝いていたのかもしれない。と思うと救われない。。。
Posted by ブクログ
盲目の王女レイアは優しい父と怖いダフネと犬のダークと共に花やドレスなど美しいものに囲まれて暮らしていた。しかし、ある日それは一変する_____。
前半はレイアと同じように美しい世界観に入り、自分も盲目かのような感覚を覚えた。
でも、ずっと何か不穏な空気があって、これからどうなっていくのかモヤモヤがあった。
まさかの父は誘拐犯で父=ダフネということがわかり、レイアは男の子だった。
両親に会い、やがて犯人に再会。レイア(玲)にとって見えたことによって闇と光が逆になってる事に恐怖を覚えた。
Posted by ブクログ
ファンタジー系の物語なのかと思いきや、そういうことだったのか…!という展開に驚かされました。読者はそこに書かれた情報からしか情景を想像出来ないという小説の特色を上手く利用している面白さがあります。レイアの目が見えない中で、視覚以外から得られる情報の描写がとても豊かに感じました。
Posted by ブクログ
うわーーーすごい。。。
話の展開も、世界観も、どれも惹き込まれるものだった。これはネタバレを見ずに読むべき。
異世界?でも車だの現実にある小説だのが出てくるな、、馴染みやすいように敢えて入れてる?と思ったら、瞳を開けるとレイアにとってまさかの事実が出迎えていた。あまりにも予想外で、あの甘美で閉鎖的なファンタジーな世界は一体どこへ?突然現実に戻ってきて、読みながらすごくドキドキした。
囚われていた方が良かったのかな。。
Posted by ブクログ
怜くんの推測が合っているなら、父は1人何役こなしたんでしょう。
録音とか使ってたのかな?
(ちょっと声音変えたりして、一人バタバタしている父を想像して笑ったなんて言えない笑)
「レイア一、二」が作品なら、本作自体どこまで真実なのか。
結局父も何が目的だったのか。
本当の誘拐なら、人格形成に大切な期間を奪われていたため、かなり罪は重いと思います。
蝶よ花よと育てられ…急に光から出され…別の世界を押し付けられ…。
そりゃ、光だけの世界をレイア姫は望みますよね。
怜くんは、今後も父に会いに行くのかなぁ…。
教養があると、本作はもっと楽しめそうですね!
『デミアン』をいつか読んでみたいです。
Posted by ブクログ
視覚が戻り、真実の世界を知り辟易とするシーン時点では深すぎる闇も眩しすぎる光も視えるものが視えなくなってしまうから、本質的には同じ物だと感じた。
闇も光も解釈次第だなーと。
同世代の他人や両親に対する愚かさとそれによる生きやすさみたいなものを冷笑と同時に羨ましく思っていたり、闇を知ったものは2度と光の中でだけに居る事が出来ないのも知っていたから、分かるしそれがどんなに苦しいか、自分が苦しいと思っているかを外から再認識できた。
レイア2から、エピローグにかけて読みながらずっと気になっていた誘拐の経緯(真偽不明)を読めて、孝夫もまた光と闇の中に居た事を知れてよかった。
作中では色々な光と闇があったし、この本を読む前に光の中に居た人が闇を知ってどう思ったのかがとても気になる。
他作品から引用するが、「地獄は頭の中にあります」という文章が個人的にこの本を読んでより強く印象に残った。
Posted by ブクログ
囲われた盲目の王女様の話だと思ってた。
カセットテープがある時点でどういう世界なんだろう、と思ってたけど、まさか誘拐されていたとは。
なんというか、見えない状態で小さい頃から育てられれるとこうなるのかしら。。。
何故殺さなかったのか。
前半のお父さまとの甘い優しい幻想の世界と、後半の現実との切り替わりがすごい。
真相がもっと明確だったらもっとスッキリしたんだけどな。
Posted by ブクログ
よっどんでん返し!
真ん中にしてるのは個人的に惹かれない部分があっただけなのであしからず
伏線回収ありがとう
前半と後半で読んでる話異なりすぎて頭訳わかんないですよこれ
Posted by ブクログ
途中から「面白いけど、これは全てが判明してスッキリする終わり方はしないぞ…」と思いながら読んでた。結果そうだった。
皆川博子が解説しているお耽美小説ということでずっと気になってたけど、皆川博子の小説とは種類が違うと思った。この本はもっと現実、もっと生々しい。
それもそれで好きなんだが、最後は結局犯人がしらばっくれてるってことでいいの?それとも怜の妄想?
結末はどうあれ、真相は読める(誘拐された男の子で、現代日本であること)ので答え合わせみたいな感じで読んでた