【感想・ネタバレ】恋愛中毒のレビュー

あらすじ

もう神様にお願いするのはやめよう。――どうか、どうか、私。これから先の人生、他人を愛しすぎないように。他人を愛するぐらいなら、自分自身を愛するように。哀しい祈りを貫きとおそうとする水無月。彼女の堅く閉ざされた心に、小説家創路は強引に踏み込んできた。人を愛することがなければこれほど苦しむ事もなかったのに。世界の一部にすぎないはずの恋が私のすべてをしばりつけるのはどうしてなんだろう。吉川英治文学新人賞を受賞した恋愛小説の最高傑作。

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Posted by ブクログ

人の噂話なんて全く気にしてない冴えないオバさん事務員、水無月さんの黒歴史。

不器用で自分に自信がない水無月さん。
ひょんなことから有名作家、創路と出会い彼の愛人の1人になる。ついでに彼の仕事も手伝うことになり、彼女は秘書兼愛人。でも彼の会社には他の愛人も働いている。なんなんだ?ジョークじゃん。こんなの。あ、だから小説なのか。

自分に自信のない水無月さんだけに、いつまでも愛人ぽくない振る舞いばかり。時折見せる性悪な水無月さんのギャップに度肝は抜かれたけれど面白い。創路との絡みはとにかくコミカルで声を出して笑った。

終盤に差し掛かったラスト40ページくらいから雲行きが怪しい。あれ?なんかちょっと怖いぞ。
え。思ってたのと違う。
あ、これはただの怖い人だって!

水無月さんの過去が明らかになって今までの彼女の行動が全く違うものに見えた。怖い部分に差し掛かる前までは共感する、というか応援したくなる部分があっただけに血の気が引いていくのを感じた。同時に創路が彼女にかけた言葉や彼女が過去を振り返った時の描写などに全て合点がいった。

水無月さんの怖い暗い過去が明かされたのは衝撃だったけど、とにかく面白い。構成も素晴らしい。恋愛小説は興味がないと全然読んでこなかったからもっと早く読んでおけば良かったと思えた作品。

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2025年11月19日

Posted by ブクログ

事務員の水無月は、人気作家・創路功二郎に惹かれ、彼をめぐる複雑な人間関係に巻き込まれていく。
恋は次第に依存と執着へ変わり、彼女の人生も周囲の人々もゆがんでいく。
“愛”が狂気に変わる過程を描いた物語。

‥‥‥
山本文緒さんやっぱりいい!
好きだなあ^_^
愛が狂気に変わっていく瞬間。
上手く描いています。
最後の盛り上げもゾクゾクするよね。
なにしろ構成が素晴らしい。
事務員の男性の一人がたりから始まったはずなのに、いつの間にやら、一人がたりする人が変わっちゃう。面白い構成。
かえすがえすも、もっと生きていて欲しかったー

さてこれから飲み会行ってきまーす♪

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2025年11月14日

Posted by ブクログ

最初はなにが衝撃なのか、なんなのかわからず読んでいたけどわかってからがやばい。なによりラスト40ページのどんでん返しがやばすぎた…!
これが20年も前の作品ってことにも驚きを隠せない。すごい、ただその一言に尽きた。
解説もちゃんと読もうと思えるお話。

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2025年10月23日

Posted by ブクログ

短編?って思って読み進めたら序章に過ぎなくて
会社のモブキャラみたいなおばさん社員がまさかの壮絶人生歩んでる人だった、っていうお話
激ヤバ人間だった。でも誰でもその濁った感情はあると思うし共感できるところもたくさんあって面白かった。顔が見てみたい(笑)

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2025年10月19日

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ネタバレ

水無月の言動は客観的に見れば異常なのに、少し共感できてしまう自分がこわくなった。
恋愛に執着したり、心の隙間をこじ開けて他の人で埋めようとしたりせずに、わたしは自分の人生を生きたいな〜と思った。

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2025年09月06日

Posted by ブクログ

★全体の感想
待ってください、面白すぎました。。
これこれ、これぞ山本文緒!って感じ。
高瀬隼子さんと少し似てる。
ちょっとした日常を切り取ってそこから話を面白く広げるのが上手い。

最初は普通のどこにでもいる主人公が芸能人と身分違いの恋をしてしまう…っていう、よくある陳腐な話かと思ってたけど、後半にかけて登場人物が増え、回想も増えて、どんどん展開が変わっていったのが面白すぎて一気読み!
『恋愛中毒』っていうタイトルの意味も分かった。
怖い。けど心情描写がリアル。
もう1回記憶をなくして読み直したい。
愛がなんだ とちょっと似てるか?

★主人公について
これぞ、女ァ!って感じ。
私なんて…って感じを出すのに、実際は気が強くてプライドが高い。
観察眼に優れていてよく気づく分、人が言われて嫌なこともよく分かってるから、周りにバレないように、その人だけを刺す言葉を使う小賢しさを持ってる。
絶対に口喧嘩したくねえ。。
おもしろかったのが、飲酒運転にはすごく敏感で犯罪を恐れているのに、(当たり前)こと恋愛が絡んだ途端盗聴、嫌がらせのストーカー行為で犯罪しまくってるところ(笑)
実写でやるなら誰だろうーとか考えてた。
蒼井優とか岸井ゆきのとか伊藤沙莉あたりはハマりそう!

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2025年09月06日

Posted by ブクログ

とりあえず刺さった。
恋愛ってこういうもの。自分の恋愛と重ねて共感できる部分も、自分が間違っていないと思える部分も、たくさんあった。

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2025年09月02日

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骨太な作品。
タイトルや表紙に惑わされてはいけません。
うっすら感じていた違和感も最後には明らかにされ、お見事な筆致。

女友達のいない女はやばい。
男友達のいない男よりさらにやばい。
自分の中身がない女はやばい。

先生だけじゃない、出てくるひとみんな、
自分が一番。
自分が大事。
自分が可愛い。
みんなそうよ、でもそれに他人を巻き込んじゃダメなのよ。

あぁ、怖い。
でもそれが、あなたなのよね。

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2025年08月25日

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ネタバレ

あらすじだけ読むと、過去の恋愛を引きずって新たな恋に臆病になってしまった女性が一歩踏み出すかのような作品。
いや、違うんですよね、ふふふ。

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2025年06月22日

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『恋愛中毒』の本題で主人公は40代恋愛依存症の話しなのかな?と思って読み始めた・・ 
読み進めると何かダラダラ長いなと思いながらですが読みやすので読み進め
終わりに近くなって何か違うかも⁈
怖くなって来た・・・
全く内容は違うけど湊かなえさんの『告白』のイヤミス衝撃の感覚。
シットリ、ネチネチ、じっとり怖いかった。

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2025年05月02日

購入済み

けして感情移入できないのに夢中で読み進めてしまった。ただただ圧倒される。

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2019年03月15日

匿名

購入済み

久々に再読

眠れない夜に久々に再読してみたら明け方までかけて一気に読んでしまった。
何もなかったかのようにリセットされて戻ってくる男、そして距離を置いているつもりでもやんわりと依存していく女、何処かで見たことある。
他人を愛すよりまず自分。愛しすぎないように、かなり本質をついているとおもう

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2016年10月20日

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恋愛の時の真っ直ぐで全てを正当化、都合よくとらえててしまう不思議なエネルギーについて、主観と客観の乖離を感じた

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2025年11月08日

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登場人物誰にも共感は出来なかったが、プロットは秀逸。
他の方々の感想もちらと見たが、共感されておらる方も多く、読者の性別や性格によっても読後感がガラッと変わる作品なのではなかろうか。私は既婚の男だが、途中からサイコスリラーとして読んでいたくらいだ。
それにしても荻原の行動原理が一番謎だった...。

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2025年11月04日

Posted by ブクログ

いつもされた側だと思っている。じぶんはおかしくないと。被害者意識が絶え間ない。わたしにこんなことをするなんて許せない。きっとプライドが高いんだろうねわたし。自分の価値観でものさしをはかって、じゃない人を見下すような、挑発するような、態度を意識的にとる。愛する人にはこうして当たり前、じゃあどうすればよかったの、何が正しかったの。水無月の親に対する価値観も、恋愛に対する向き合い方も、それでおかしくなる工程も、ぜんぶが醜くて、けれどぜんぶに納得していて、まるですべてがわたしだった。わたしも、水無月だった。

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2025年10月10日

Posted by ブクログ

人は恋をして変になっていく。静かに静かに関係が崩れ、人として輪郭を保てなくなっていく感じ、狂気に蝕まれていく過程がとても静かに綴られた作品だった。情念が全面に出ることはないが、心の底から湧き上がる青い炎のようなものを感じた。とても良かった。

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2025年10月04日

Posted by ブクログ

水無月に対するイメージが序盤に抱いていたものからどんどん変わっていって、一人称視点ほど信用できないものはないなと思った。
彼女の認識と事実の在り方に隔たりがあるのが不気味だったけど、こういう形で恋愛してる人もいるんだろうなと思った。

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2025年09月26日

Posted by ブクログ

ぽつり、ぽつりと過去が明かされていくにつれ、ザワザワしてくる。
でも読むのをやめられない、そんな感じ。
まさに中毒のように最後まで読んでしまった。

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2025年08月23日

Posted by ブクログ

どこにでも居そうな地味な事務のおばさんだけど、謎がある。その謎に包まれた過去を知ってしまった。四六時中好きな人のことを考えるとか、常に恋愛していたいとか、そんな可愛らしい意味ではない「恋愛中毒」に恐怖で震えた。なのに、主人公に情が湧いてしまうのはどうして。

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2025年08月11日

Posted by ブクログ

他人を愛しすぎないようにと、悲しい祈りを貫き通そうとする女性、水無月の物語。
冒頭の、別れを切り出した彼氏に執着する女性の心情や行動には理解できる部分もある。さらに水無月が出会う小説家の創路の魅力、創路にハマっていく心情も共感とはいかないまでも想像はできる。だからこそその危うさにハラハラする。
人を愛しすぎ、愛しい人の手を強く握りすぎて相手を害してしまうほどの恋心が、とても恐ろしい。最後の展開にはゾッとしたが、没頭して一気読みした。面白かった。

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2025年08月07日

購入済み

甘くて辛い

素敵なストーリーだと思った。水無月の恋愛観に共感しながら、あるいは反発しながら、読み進めた。諦めの悪い彼女が、早く気持ちの整理をしてくれるといいなと願った。予想だにしない事実に軽くショックを受けた。素敵だっだのはつかの間だったんだと気づいた時にストーリーは終わりを告げた。

#切ない #深い

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2023年05月13日

ネタバレ 購入済み

キャラが魅力的

個性的なキャラクターばかりで、会話や描写も秀逸でした。話のテンポもよくあっという間に読めました。また読み返したいと思える作品に久しぶりに出会えて嬉しいです。ただ、ラストの肝心なところが描写されていなかったので、ここどうなったか気になる!とちょっと不完全燃焼の読後感。まぁ、そこは読者の想像に任せますという事なのでしょうが、せっかくキャラクターが面白いので、できれば書いて欲しかった。

#笑える #切ない #ドロドロ

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2022年08月07日

Posted by ブクログ

この作者は精神描写が得意なのだろうか。

普段パッとしないごく普通の主人公が恋愛にはまったときの心情が読み手によく伝わる。

たとえば村上龍のように、句読点が極端に少なくなることで精神描写をするわけではない。文章の書き方が変わるわけでもない。

でも、主人公の気が狂いそうになる心情や、思いつめてしてしまう行動がよくわかる。

ごく普通の主婦だった中年女性と、「僕の羊ちゃん」たちをかわいがる売れっ子作家。
二人の行きつく先は??

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2025年09月01日

Posted by ブクログ

記録

ままならない恋愛に翻弄される、男に振り回される感じの話に浸りたくて読み始めたのだが、思いっきり社会派?の話だった。(リサーチ不足笑)

ここまで病的になると、共感できなかった…
先生のことも恋愛的に好きなようには感じられず(元夫のことは愛してたように感じたが)、リアルクズすぎて、全然惚れる要素がわからなかった笑

とりあえず主人公が怖すぎて、後半心臓がバクバクした。ジャンルを恋愛にカテゴライズしたのは誰なんだろう!

恋愛を飛び越えて、特定の人への依存や執着、他者へ軸を置きすぎるとここまで人間は病的に狂って堕ちてしまう、ということがわかった。こういう人も犯罪が横行する現代にはたくさん潜んでいるんだろうな、、

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2025年11月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

いわゆる“やばい女子”の物語なんだけど、主人公視点で進むから最初はただの地味な女子・水無月の目線に自然と感情が寄っていく。
ところどころ引っかかる違和感はあるものの、淡々とした日常の延長として物語が続く。

で、最後に正体が判明するあたりで一気に転調。
「え、今までの行動ってそういう意味だったの?」と世界が反転する瞬間が最高。昔の作品だから時代背景は今と少し違うけれど、逆にそのズレが妙に生々しくて面白い。

読み進めながら思ったのは、世の中で“ヤバい”と評される人も、その人自身の視点から見れば、その場その場で自分なりの最適解を選んでいるだけなんだということ。
それぞれが自分の正義で動き、自分を「正常」と捉え、周囲が「おかしい」と感じる。

この物語は、そんな“視点の偏り”や“世界の捉え方”に気づかせてくれる一冊。
世の中って自分が思う以上に、人それぞれの世界観で動いているんだと実感した。

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2025年11月14日

Posted by ブクログ

なかなか読ませる。恋愛ってこういう側面もあるよな。いろんな女が出てきてあんまり嫌な奴がいなくて、でも怒ってることはまあまあ凄みがあって面白かった。

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2025年11月13日

Posted by ブクログ

一気読み。ジェットコースターの登りの様な、ホラー映画の冒頭の様な、ダメダメダメダメーっと思いながら読み進める感覚。着地してみたらとんでもないお話を読んでいたんだなぁ、と重めの読後感を抱える。帯の「恋愛小説の最高傑作」という言葉の意味を考える。

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2025年11月10日

Posted by ブクログ

年下の友人に「過去と他人への執着は身を滅ぼすからね」と言ったら「金言です」と返ってきた。
まぁ、言うは易し行うは難し…

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2025年11月01日

Posted by ブクログ

自分も他人に依存した恋愛をしたことがあった。今思えば自分を大切にできていなかったなと水無月を見て思った。あの頃の自分があるから今の自分がある。あの頃はあれはあれで楽しかったなと。これからの人生ももっと楽しくなりそうだな、と昔の自分を肯定できた一冊。

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2025年09月27日

Posted by ブクログ

創路みたいな男って、不幸な恋愛になるとわかっていても人とのコミュニケーションをとるのが上手だったり余裕やお金があって魅力的で惹かれちゃうよね、沼るよね、わかるわかる〜。ていう話だけじゃなかった。ラストにかけて、恋愛下手として頭で片付けてた水無月のパーツが明かされていくのが圧巻。創路もよく羊ちゃんとして飼い慣らそうとしたよね。

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2025年09月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

人生で初めて失恋をして、もう恋愛に振り回されたくないと思って、背表紙のあらすじに惹かれて手にとった。読む前は主人公と同じ気持ちだったし、読み始めてすぐ「恋は人を壊す」という文章にも共感をした。他人の一挙手一投足でわたしの幸せが左右されてしまうことにとんでもないストレスと虚しさを感じて耐えきれず関係を切ったのに、それでも連絡をしてしまう自分が凄く恥ずかしかった。だから連絡手段を切って、自分への戒めのために胸に深く刺さるような本を読みたくて探して、この作品に出会った。
読み終わって、思った以上に深く刺さった。恋愛するのがすごく怖くなった。わたし含めてみんな主人公と同じ狂気を持っていると思ってしまったから怖くなった。でも、だからこそ自分が主人公みたくなる前にこの狂気を直に感じることができて良かったと思う。
主人公からの視点と他人からの視点が全く違うことや少しずつ主人公への違和感が形になっていくことに、胸のざわつきが止まらなかった。被害者意識が強く、相手の気持ちを考えない。主人公の夫との過去の話は本当に幸せそうな風景が思い浮かんだ。だけどきっと、違うのだと思う。すべてが違う訳では無いけれど、自分の全てを捧げてもたれかかって、そうしてもたれ掛かられた相手の気持ちなど、まるで知らないのだと思う。なにかあれば被害者になる。そうじゃない。狂う前にきっと何度も一人の人として向かい合えるチャンスがあったと思う。でもずっと悲劇のヒロインの主人公は、自分が我慢すれば良い、相手が機嫌よくなってくれればいいって、すべてを相手に丸投げしてて、それに気づけない。この主人公は、恨みをもって逃げる以外で何かを決めたことはあっただろうか?他人に関係なく、大きな決断をすることはあっただろうか?仕事も恋愛も、人生の大きな軸を彼女は人任せにしてきたのだろうと思う。だから自分の軸がない。自分の人生に責任を持てない。そっちの方が楽だから。恋愛は簡単に脳を興奮状態にできて、人生の何もかもをどうでもよくさせて幸せだと錯覚させる。本当に強い強い薬だと思う。だからこそ、用法も容量も自分でちゃんと適切に守っていかなければならない。わたしも主人公になり得る可能性がある。ちゃんと考えてちゃんと自分で決めて、責任を持たなければならない。人生を恋愛だけにしちゃいけない。恋愛以外にも楽しいことや素敵なことがあるのだと再認識できた。
恋愛はひとりでするものじゃないからこそ、まずはひとりでしっかりと地に足をつけてするものだと改めて思った。
わたしも恋愛中毒にはならないよう心に誓う。改めて恋愛だけでなく人生に目を向けるきっかけをくれたと思う。

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2025年09月02日

Posted by ブクログ

その人がいないと自立して生きられない。相手が認めていることしか行動できない。「自分を満たしてくれるのは相手」になると正常な判断ができなくなる。多少のことで揺らいだり振り回されたりして情緒不安定になる。
水無月が、過去を振り返り「もしも」の自分を幾度も思い描くが、過去の出来事から学び、未来に繋げ活かせないうちは何も変わらないと思った。自分がしたいかしたくないか、行動や意思決定を自分軸で考えられたら、もっと楽しく自由に生きられるのにと思った。

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2025年07月27日

Posted by ブクログ

構成は見事で面白かったけど、おじさんとおばさんが恋愛のようななにかをずっとやってるだけでいまいち地味だなと思った。

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2025年06月20日

Posted by ブクログ

恋愛小説は全くって言っていいほど読まないんだけど…(ドラマや漫画、映画もあんまり)

これは恋愛小説の類いではないな(笑)


冴えないおばさんの事務員、水無月。
彼女は二度と他人を愛さないと、他人を愛すくらいなら自分を愛すると心に誓いながら生きていた…

彼女の過去とは…


いやー……ある意味ホラーやんけ。
こんなにも人に依存することあるかね…
こんなにも好きになれるのってすごいなぁ…

人は人、自分は自分。
自分の幸せを他人ありきにするのは結果不幸になる。
2人でいれば喜びは2倍。悲しみは半分。そんなことはないんだよなぁ。って実感した話だったな。

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2025年06月01日

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