【感想・ネタバレ】恋愛中毒のレビュー

あらすじ

もう神様にお願いするのはやめよう。――どうか、どうか、私。これから先の人生、他人を愛しすぎないように。他人を愛するぐらいなら、自分自身を愛するように。哀しい祈りを貫きとおそうとする水無月。彼女の堅く閉ざされた心に、小説家創路は強引に踏み込んできた。人を愛することがなければこれほど苦しむ事もなかったのに。世界の一部にすぎないはずの恋が私のすべてをしばりつけるのはどうしてなんだろう。吉川英治文学新人賞を受賞した恋愛小説の最高傑作。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

恋愛中毒だった

芸能人のおじさんの愛人の1人になる女の話。
離婚歴があり、元夫にいまだに執着している。
ドM(適切でない表現、奴隷体質というようなことが言いたい)で献身的で、いそうな女。
ずっと続きが気になる話で面白かった。
私っぽい。好きな人と思い通りになるために手段を選ばない、というか、選択肢がなくなるさまがかなり私に近かった。
登場人物
水無月美雨みう 自分の名前を嫌っている 弁当屋で働いていたところ功二郎に気に入られる 翻訳家でもある 愛人4
創路功二郎 有名人 結婚しているが、愛人が4人いる
美代子 功二郎の愛人1 銀座のママ
陽子 功二郎の愛人2 長身の若め
千花 功二郎の愛人3 モデル19とか
のばら 功二郎の現妻
奈々  功二郎の元妻との間の娘 19とか

藤谷 水無月の元夫

元夫との出来事は前半ほとんど書かれないのに、すごく執着・未練ありなことは伝わってきた


「諦めると決めたことを、ちゃんときれいに諦めるように。二度と会わないと決めた人とは、本当に二度と会わないでいるように。」序盤、印象的に書かれるこの文章だが、結末では、結局これは守られない。守られないとこが、恋愛中毒たらしめている。

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2026年01月31日

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ネタバレ

『大どんでん返し』みたいな前評判のある本より、余程おもしろかった

じわじわと不穏さが見え隠れしてたところから一気にそうなるんだ!と、本を閉じたあとも興奮しつづけている。
そういう終わり方になるとは思ってもいなかったので。

依存してしまうところが、わたしも似たような部分あって、なんとなく辛さもわかるわぁとなっていただけあって、やば!となりました。

かなり好き
おもしろかった
一気に読みました


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2026年01月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

どうか、どうか、私。これから先の人生、他人を愛しすぎないように。愛しすぎて、相手も自分もがんじがらめにしないように。私は好きな人の手を強く握りすぎる。相手が痛がっていることにすら気がつかない。だからもう二度と誰の手も握らないように。

この抜粋に惹かれて読み始めた本。
ずっと水無月さんに感情移入しながら読んでしまった、すごくこわかった。
分かっていながらも飛び込んでしまった経験のある身としてはもうずっと、過去の自分を振り返ってるようだったし、自分の行く末をみているような気がした。
(もちろん状況や境遇は全然ちがうけども)

水無月さんは先生を好きだったのかな。先生へは憧れと好きを混同していたけど、愛しているのは元旦那さん?それとも2人とも愛してた?

でも、ここまで人に執着できることがすごいことだと思う。私は自分が嫌われて捕まるくらいならもっと賢くやりたい。けど、いざそうなったら何も考えられない気もする。

私も好きな人の手を強く握りすぎる。
強く握りすぎないために気持ちを分散させたいのに、好きな人がいるうちはそれもできない。好きな人以外の男の人は気持ち悪い。
だからこそ強く握りすぎてしまう。
恋愛中毒だからそんなことはできないけど、本当は、二度と誰の手も握らないのが正解なんだろうな。

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2026年01月04日

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人の噂話なんて全く気にしてない冴えないオバさん事務員、水無月さんの黒歴史。

不器用で自分に自信がない水無月さん。
ひょんなことから有名作家、創路と出会い彼の愛人の1人になる。ついでに彼の仕事も手伝うことになり、彼女は秘書兼愛人。でも彼の会社には他の愛人も働いている。なんなんだ?ジョークじゃん。こんなの。あ、だから小説なのか。

自分に自信のない水無月さんだけに、いつまでも愛人ぽくない振る舞いばかり。時折見せる性悪な水無月さんのギャップに度肝は抜かれたけれど面白い。創路との絡みはとにかくコミカルで声を出して笑った。

終盤に差し掛かったラスト40ページくらいから雲行きが怪しい。あれ?なんかちょっと怖いぞ。
え。思ってたのと違う。
あ、これはただの怖い人だって!

水無月さんの過去が明らかになって今までの彼女の行動が全く違うものに見えた。怖い部分に差し掛かる前までは共感する、というか応援したくなる部分があっただけに血の気が引いていくのを感じた。同時に創路が彼女にかけた言葉や彼女が過去を振り返った時の描写などに全て合点がいった。

水無月さんの怖い暗い過去が明かされたのは衝撃だったけど、とにかく面白い。構成も素晴らしい。恋愛小説は興味がないと全然読んでこなかったからもっと早く読んでおけば良かったと思えた作品。

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2025年11月19日

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事務員の水無月は、人気作家・創路功二郎に惹かれ、彼をめぐる複雑な人間関係に巻き込まれていく。
恋は次第に依存と執着へ変わり、彼女の人生も周囲の人々もゆがんでいく。
“愛”が狂気に変わる過程を描いた物語。

‥‥‥
山本文緒さんやっぱりいい!
好きだなあ^_^
愛が狂気に変わっていく瞬間。
上手く描いています。
最後の盛り上げもゾクゾクするよね。
なにしろ構成が素晴らしい。
事務員の男性の一人がたりから始まったはずなのに、いつの間にやら、一人がたりする人が変わっちゃう。面白い構成。
かえすがえすも、もっと生きていて欲しかったー

さてこれから飲み会行ってきまーす♪

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2025年11月14日

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最初はなにが衝撃なのか、なんなのかわからず読んでいたけどわかってからがやばい。なによりラスト40ページのどんでん返しがやばすぎた…!
これが20年も前の作品ってことにも驚きを隠せない。すごい、ただその一言に尽きた。
解説もちゃんと読もうと思えるお話。

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2025年10月23日

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短編?って思って読み進めたら序章に過ぎなくて
会社のモブキャラみたいなおばさん社員がまさかの壮絶人生歩んでる人だった、っていうお話
激ヤバ人間だった。でも誰でもその濁った感情はあると思うし共感できるところもたくさんあって面白かった。顔が見てみたい(笑)

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2025年10月19日

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ネタバレ

水無月の言動は客観的に見れば異常なのに、少し共感できてしまう自分がこわくなった。
恋愛に執着したり、心の隙間をこじ開けて他の人で埋めようとしたりせずに、わたしは自分の人生を生きたいな〜と思った。

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2025年09月06日

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★全体の感想
待ってください、面白すぎました。。
これこれ、これぞ山本文緒!って感じ。
高瀬隼子さんと少し似てる。
ちょっとした日常を切り取ってそこから話を面白く広げるのが上手い。

最初は普通のどこにでもいる主人公が芸能人と身分違いの恋をしてしまう…っていう、よくある陳腐な話かと思ってたけど、後半にかけて登場人物が増え、回想も増えて、どんどん展開が変わっていったのが面白すぎて一気読み!
『恋愛中毒』っていうタイトルの意味も分かった。
怖い。けど心情描写がリアル。
もう1回記憶をなくして読み直したい。
愛がなんだ とちょっと似てるか?

★主人公について
これぞ、女ァ!って感じ。
私なんて…って感じを出すのに、実際は気が強くてプライドが高い。
観察眼に優れていてよく気づく分、人が言われて嫌なこともよく分かってるから、周りにバレないように、その人だけを刺す言葉を使う小賢しさを持ってる。
絶対に口喧嘩したくねえ。。
おもしろかったのが、飲酒運転にはすごく敏感で犯罪を恐れているのに、(当たり前)こと恋愛が絡んだ途端盗聴、嫌がらせのストーカー行為で犯罪しまくってるところ(笑)
実写でやるなら誰だろうーとか考えてた。
蒼井優とか岸井ゆきのとか伊藤沙莉あたりはハマりそう!

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2025年09月06日

購入済み

けして感情移入できないのに夢中で読み進めてしまった。ただただ圧倒される。

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2019年03月15日

匿名

購入済み

久々に再読

眠れない夜に久々に再読してみたら明け方までかけて一気に読んでしまった。
何もなかったかのようにリセットされて戻ってくる男、そして距離を置いているつもりでもやんわりと依存していく女、何処かで見たことある。
他人を愛すよりまず自分。愛しすぎないように、かなり本質をついているとおもう

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2016年10月20日

Posted by ブクログ

ページを捲る手が止まらなかった。
どんどんどんどん面白くなっていって伏線回収がすごい。最後まで読んでまた最初から読み返したくなる作品。再読したいな。

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2026年01月31日

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ネタバレ

ドラマをまだ観ては無いが、そりゃあこれはドラマ化するだろうな、と納得出来る程ストーリー構成が素晴らしかった。自分が想像していた"恋愛中毒"の物語より、遥か斜め上に行った作品だった。
きっと水無月は親から貰えなかった愛というものを1番手に入れたかった人なんだと思った。
だから目の前の人に全身全霊、100%の愛を委ねて差し出してしまう、そしてまたその相手からも、自分は唯一無二の存在になりたかったのだろう。そんな水無月からの愛の重みは、相手がいつしか潰れてしまいそうなくらい重たいものになってしまい、離れたくなってしまうのだろう。
また水無月とは感情が異なるものの、完全には手を握らずとも定期的に会う人物も居る。それは決して"恋愛中毒"では無いが、これもまた互いに切り離せない何がある。そして相手から繋いだ手を離された時の水無月は、怒りの矛先を相手の周囲に向けてしまう。本人も悪いはずだが、周りが邪魔なのだと言わんばかりに攻撃をする。時折、盲目になっている相手に対し、水無月はどうしたらいいか、どうしたらよかったのかを悶々とする。きっと100%の答えでは無いが、私にはその答えが少し分かる気がした。

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2026年01月25日

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一晩で読み切ってしまった、、

恋愛とは人をおかしくしてしまうものだと思う。
もちろん幸せで嬉しいことも多いが、恋人に夢中になり、依存する人も多いのだろつ。
水無月という人物は、自分に自信がなくクールな印象の裏腹で、自己顕示欲の強い人物だと感じる。
自分の居場所を確立できず、故に恋愛中毒に繋がったのではないか。
人は、「仕事」「友人」「家族」など、、なんでもいいから1つでも自分の居心地の良いと思える居場所を作るべきである。
1人で生きていこうと思わず、誰かを頼り頼られ、信頼できる人を周りにおくべきだと感じる。
恋愛においてもお互いを尊重でき、感謝しあえる関係性がベストであると思った。

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2026年01月24日

Posted by ブクログ

どうか、どうか、私。
これから先の人生、他人を愛しすぎないように。
愛しすぎて、相手も自分もがんじがらめにしないように。
水無月のほんの一部の人生を読んだが、何とも心が苦しくて何ともいえない気持ちになった。
ただ、恋をする。この人に必要とされたいと思ったら最後依存してしまう体質なんだろう?必要とされたい。愛されたい。尽くしたい。創路や他の登場人物に振り回されたり、元夫のことをずっと忘れられなかったり、未練たらたらな様子だったが、それもどれにも踏ん切りがつかず自分から離れていくことが異様に怖いと思ったからなのだと思う。
恋は盲目というが、水無月は必要とされてない、裏切られたと思った時感情が昂り、自分でも覚えてないくらいの狂気に満ちた行為に走ってしまう。
恋人というより、人との繋がりを失うことを恐れるがゆえの依存だったのかとも思う。このような恋愛体質は、性格はそうそう変わるものでもないし、変えたいと思って変えられるものじゃないなと思った。
だからこそ、水無月は相手も自分も苦しめてしまうんだと思う。
物語に没入して一気に読んでしまったが、同性として読んだにしては刺激的で重たくて、共感する一面がありつつも苦しかった。

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2026年01月19日

Posted by ブクログ

追う側は「この人を失ったら自分が壊れる」という不安に縛られ、追われる側は「完全に拒絶するほど残酷になれない」「どこかで必要とされている心地よさ」に縛られる。

相手ではなく、関係そのものに依存してしまう「中毒」は恐ろしい。

けど、愛しているのか、執着しているのか分からないときってわりとあるハズ。

健康的な恋愛、していきたいですね。

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2025年12月22日

Posted by ブクログ

あり得ないと思いつつ、わからんでもない。分かりたくないけど、分かってしまう。そういうのの、連続でした。

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2025年12月10日

Posted by ブクログ

恋愛の時の真っ直ぐで全てを正当化、都合よくとらえててしまう不思議なエネルギーについて、主観と客観の乖離を感じた

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2025年11月08日

Posted by ブクログ

登場人物誰にも共感は出来なかったが、プロットは秀逸。
他の方々の感想もちらと見たが、共感されておらる方も多く、読者の性別や性格によっても読後感がガラッと変わる作品なのではなかろうか。私は既婚の男だが、途中からサイコスリラーとして読んでいたくらいだ。
それにしても荻原の行動原理が一番謎だった...。

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2025年11月04日

Posted by ブクログ

いつもされた側だと思っている。じぶんはおかしくないと。被害者意識が絶え間ない。わたしにこんなことをするなんて許せない。きっとプライドが高いんだろうねわたし。自分の価値観でものさしをはかって、じゃない人を見下すような、挑発するような、態度を意識的にとる。愛する人にはこうして当たり前、じゃあどうすればよかったの、何が正しかったの。水無月の親に対する価値観も、恋愛に対する向き合い方も、それでおかしくなる工程も、ぜんぶが醜くて、けれどぜんぶに納得していて、まるですべてがわたしだった。わたしも、水無月だった。

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2025年10月10日

Posted by ブクログ

人は恋をして変になっていく。静かに静かに関係が崩れ、人として輪郭を保てなくなっていく感じ、狂気に蝕まれていく過程がとても静かに綴られた作品だった。情念が全面に出ることはないが、心の底から湧き上がる青い炎のようなものを感じた。とても良かった。

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2025年10月04日

Posted by ブクログ

水無月に対するイメージが序盤に抱いていたものからどんどん変わっていって、一人称視点ほど信用できないものはないなと思った。
彼女の認識と事実の在り方に隔たりがあるのが不気味だったけど、こういう形で恋愛してる人もいるんだろうなと思った。

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2025年09月26日

購入済み

甘くて辛い

素敵なストーリーだと思った。水無月の恋愛観に共感しながら、あるいは反発しながら、読み進めた。諦めの悪い彼女が、早く気持ちの整理をしてくれるといいなと願った。予想だにしない事実に軽くショックを受けた。素敵だっだのはつかの間だったんだと気づいた時にストーリーは終わりを告げた。

#切ない #深い

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2023年05月13日

ネタバレ 購入済み

キャラが魅力的

個性的なキャラクターばかりで、会話や描写も秀逸でした。話のテンポもよくあっという間に読めました。また読み返したいと思える作品に久しぶりに出会えて嬉しいです。ただ、ラストの肝心なところが描写されていなかったので、ここどうなったか気になる!とちょっと不完全燃焼の読後感。まぁ、そこは読者の想像に任せますという事なのでしょうが、せっかくキャラクターが面白いので、できれば書いて欲しかった。

#笑える #切ない #ドロドロ

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2022年08月07日

Posted by ブクログ

もう他人を愛さないと決めた水無月に小説家創路が強引に踏み込んでいく...。恋愛小説の最高傑作と聞き読んでみました。創路の愛人となった水無月が徐々に変わっていく過程は、ある意味怖いくらいで、少しづつ水無月の過去と内面が明らかになるストーリー展開も圧巻でした。書きすぎるとネタバレしちゃいそうですので、見方によっては「怖い」小説です。

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2025年12月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

この筆者さんの作品が初めてで、
恋愛中毒、というタイトルから、もっとポップな恋愛小説を想像していました。

でも、予想が大きく裏切られ
読み終わった後、正直かなり
嫌な気持ちになりました。

初めての男、夫、憧れの作家
それぞれに対する依存がドロドロしていて、
途中から
読んでいて、痛いよやめときな
という声がこぼれそうでした。
ひりひりした。

自分は恋愛に依存しない⁇タイプだと思っているので、主人公のことが理解できないと思っていたけど、物語後半で
正しい愛し方とは⁇とわからなくなり混乱しました。自分の中にも、彼女のような愛し方が隠れているのかもしれません。

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2026年01月13日

Posted by ブクログ

2025/11/10
主人公みたいに異常に異性に依存してしまう人っているよね、というか自分もそっち側かも、、とひやっとしながら読んだ。
そもそも、主人公は自己肯定感が低すぎる。家族との関係性が良好じゃないことが関係しているのかは分からないが、、。自身の満たされていない部分を補おうと元旦那や先生に依存していたんだろうけど、、それでは何も解決しないよねと学びました。自分を好きになるには、まず自分と向き合うことしかないよな。

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2025年12月27日

Posted by ブクログ

記録

ままならない恋愛に翻弄される、男に振り回される感じの話に浸りたくて読み始めたのだが、思いっきり社会派?の話だった。(リサーチ不足笑)

ここまで病的になると、共感できなかった…
先生のことも恋愛的に好きなようには感じられず(元夫のことは愛してたように感じたが)、リアルクズすぎて、全然惚れる要素がわからなかった笑

とりあえず主人公が怖すぎて、後半心臓がバクバクした。ジャンルを恋愛にカテゴライズしたのは誰なんだろう!

恋愛を飛び越えて、特定の人への依存や執着、他者へ軸を置きすぎるとここまで人間は病的に狂って堕ちてしまう、ということがわかった。こういう人も犯罪が横行する現代にはたくさん潜んでいるんだろうな、、

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2025年11月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

いわゆる“やばい女子”の物語なんだけど、主人公視点で進むから最初はただの地味な女子・水無月の目線に自然と感情が寄っていく。
ところどころ引っかかる違和感はあるものの、淡々とした日常の延長として物語が続く。

で、最後に正体が判明するあたりで一気に転調。
「え、今までの行動ってそういう意味だったの?」と世界が反転する瞬間が最高。昔の作品だから時代背景は今と少し違うけれど、逆にそのズレが妙に生々しくて面白い。

読み進めながら思ったのは、世の中で“ヤバい”と評される人も、その人自身の視点から見れば、その場その場で自分なりの最適解を選んでいるだけなんだということ。
それぞれが自分の正義で動き、自分を「正常」と捉え、周囲が「おかしい」と感じる。

この物語は、そんな“視点の偏り”や“世界の捉え方”に気づかせてくれる一冊。
世の中って自分が思う以上に、人それぞれの世界観で動いているんだと実感した。

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2025年11月14日

Posted by ブクログ

なかなか読ませる。恋愛ってこういう側面もあるよな。いろんな女が出てきてあんまり嫌な奴がいなくて、でも起こってることはまあまあ凄みがあって面白かった。

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2025年11月13日

Posted by ブクログ

一気読み。ジェットコースターの登りの様な、ホラー映画の冒頭の様な、ダメダメダメダメーっと思いながら読み進める感覚。着地してみたらとんでもないお話を読んでいたんだなぁ、と重めの読後感を抱える。帯の「恋愛小説の最高傑作」という言葉の意味を考える。

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2025年11月10日

Posted by ブクログ

年下の友人に「過去と他人への執着は身を滅ぼすからね」と言ったら「金言です」と返ってきた。
まぁ、言うは易し行うは難し…

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2025年11月01日

Posted by ブクログ

自分も他人に依存した恋愛をしたことがあった。今思えば自分を大切にできていなかったなと水無月を見て思った。あの頃の自分があるから今の自分がある。あの頃はあれはあれで楽しかったなと。これからの人生ももっと楽しくなりそうだな、と昔の自分を肯定できた一冊。

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2025年09月27日

Posted by ブクログ

創路みたいな男って、不幸な恋愛になるとわかっていても人とのコミュニケーションをとるのが上手だったり余裕やお金があって魅力的で惹かれちゃうよね、沼るよね、わかるわかる〜。ていう話だけじゃなかった。ラストにかけて、恋愛下手として頭で片付けてた水無月のパーツが明かされていくのが圧巻。創路もよく羊ちゃんとして飼い慣らそうとしたよね。

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2025年09月16日

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