無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで201万冊以上配信中!
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
高校時代に出会った友人と共に政治の世界で生きていく、その友人をコントロールして、、、というプロットだと思ったら、実は別にその友人をコントロールしようとしている人が、という話でした。タイトルや表紙の通りですね。
語り手が非常に多く主人公を意図的にわらなくしていたのだと思います。結果としてすべての語り手が信頼できない、何か騙されている感があって何とも言えない感じ。
この話って操られているとされる政治家 清家一郎が大学時代に「エリック・ヤン・ハヌッセン」というヒトラーを操っていたとされる男をテーマに卒論を書いていたというのが一つの問ですが、作中の登場人物と同じ捉え方をすると騙さる感じ。なんか作中の登場人物達が無駄に話を難しくしてるような、そんな気分にさせる本でした。
Posted by ブクログ
物語の大部分は、まるでマトリョーシカを何枚開けても同じ顔が出てくるような、平坦で静かな道が続く。相手に合わせて操られることを良しとし、関わる人間を心地よくさせてきた清家。だが、周囲が「扱いやすい人形」だと信じ込み、自分たちの理想通りにコントロールしている気になっている間に、マトリョーシカの芯の部分は、彼らの欲望を吸い上げながら静かに成長を遂げていたのだ。
道上が真相を追って周囲を大きく揺さぶっていくものの、それまで操っている気になっていた者たちの傲慢さはことごとく打ち砕かれていく。
クライマックスで関係者一同が揃う展開はどこか古典的な探偵ものを思わせる異質さもあり、決して怒涛のスピード感で読ませるタイプではない。
それでも、感情の窺えない「ガラス玉のような目」でこちらを見つめる清家一郎の底知れぬ凄みがじわじわと恐怖となって残る一作。タイトルの『笑うマトリョーシカ』の意味が重く突き刺さる。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
小説・文芸
小説・文芸
小説・文芸
小説・文芸