きことわ(新潮文庫)

きことわ(新潮文庫)

小説・文芸
539円 (税込)

2pt

貴子(きこ)と永遠子(とわこ)。葉山の別荘で、同じ時間を過ごしたふたりの少女。最後に会ったのは、夏だった。25年後、別荘の解体をきっかけに、ふたりは再会する。ときにかみ合い、ときに食い違う、思い出。縺れる記憶、混ざる時間、交錯する夢と現。そうして境は消え、果てに言葉が解けだす――。やわらかな文章で紡がれる、曖昧で、しかし強かな世界のかたち。小説の愉悦に満ちた、芥川賞受賞作。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    新潮社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    新潮文庫
  • タイトル
    :
    きことわ(新潮文庫)
  • タイトルID
    :
    582429
  • 電子版発売日
    :
    2019年01月25日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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きことわ(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    第144回芥川賞受賞作。
    子供の頃、共に過ごした別荘が解体されることになり、後始末の為25年ぶりに再会することになった貴子と永遠子の二人。現実の夢の世界が違和感なく混じり合い、透明感のある文章が心地よい。

    0
    2026年09月10日

    Posted by ブクログ

    (再読)

    人間の記憶の物語だと思いました。
    思い出はそのままの形を保つことが難しいけど、確固たるものとして鮮明に残り続ける。
    今まで忘れていたはずの出来事が、物や場所に触れることで蘇ってくる。

    覚えていた記憶は本当の記憶なのか、曖昧な思い出もそこにあったという証拠がちゃんと残る。
    残っていた証拠

    0
    2026年01月31日

    Posted by ブクログ

    いい意味で気持ち悪さがある小説だった。文体はしなやかで所々ぴしりときまっていて、綺麗だった。特に『時』の描写がよかった。

    0
    2025年03月06日

    Posted by ブクログ

    ラジオで朝井リョウが「文章全てがクリスタル」と評していた。
    本当にその通りで、全てが美しくて儚い。
    葉山に行ったこともなければ、別荘に通う経験もない私が、夢を見たあとのように薄ぼんやり記憶と交差してしまうほど素晴らしい。

    0
    2024年12月01日

    Posted by ブクログ

    きました、The芥川賞作品。二人の女性が再会することで生まれるコミュニケーションと気持ちの移り変わりという言い表すのが難しい感情を汲み取る表現はまさに芥川賞。ドップリとハマれる作品は休みの日には嬉しく仕事の日は避けたい。気持ち持っていかれるから。

    0
    2022年10月08日

    Posted by ブクログ

    少女時代に仲の良かった貴子と永久子とが再開する120ページくらいのお話。しっとりした筆致にうっとりする。

    0
    2021年06月30日

    Posted by ブクログ

    動機 芥川賞だったので。ミステリーばっかり読んでたので、お口直しに
    感想 文の綺麗さ、心地よさ、言語化能力。映像では表せない、自分の思い出、当時の思考、今現在の思考、情景や環境に対する五感の反応と、描くべき文章のすり合わせ具合が素晴らしい。文学だけの体験。

    0
    2026年09月16日

    Posted by ブクログ

    丹念に言葉を選び抜いた痕跡が、そのまま作品への偏愛として滲み出ている。無駄を削ぎ落とし、上澄みだけを残そうとした結果として、かえって作為性までもが露わになっている点が興味深い。さらに、漢字と平仮名の使い分けにも、単なる可読性ではなく、紙に印刷された文字としてどのように見えるかという視覚的感覚への意識

    0
    2026年04月29日

    Posted by ブクログ

    子供の頃の微睡みの中に見る夢現のような物語。自分が体験したことなのか夢に見たことなのか分からない、でも確かに自分の中にある思い出。
    読んでいると自分も葉山で過ごしたことがあるのではないか、と錯覚するように記憶に紛れ込んできた。
    子供の頃の夏の特別さを閉じ込めた作品だった。

    0
    2025年12月28日

    Posted by ブクログ

    25年ぶりに再開した貴子と永遠子。
    2人の記憶が絡まり合いながら、25年を埋めていく。

    過去と現在、夢と現実が溶け合う世界にとぷんと浸かりながら読み進める不思議な感覚。曖昧で、浮遊感がある独特な文章。
    絵画のような小説、という表現がしっくりくる。印象派の絵を思い浮かべながらページをめくりました。

    0
    2025年10月29日

きことわ(新潮文庫) の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    新潮社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    新潮文庫
  • タイトル
    :
    きことわ(新潮文庫)
  • タイトルID
    :
    582429
  • 電子版発売日
    :
    2019年01月25日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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