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Posted by ブクログ 2018年04月11日
過去と現実が厳密に切り離されることなく、夢の話かと思いきや、昔の自分に思考が飛んで行ってたり、ふわふわたゆたいながら、大枠としては25年ぶりの邂逅が描かれる。これを読みながら、”あ、ひょっとして『仮往生~』で描かれていたのって、こういうことだったのかも”って、ちょっとかの作品に近づけた気がしたりもし...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年12月11日
朝吹真理子さんの言葉を読んだのは確か「羽生善治 / 戦う頭脳」で羽生善治×朝吹真理子両氏の対談でした。これは朝吹真理子さんの文章ではなく対談なので、多少修正していようとも基本は口述だったはずなのですが、読めば分かると思いますが「この人は何者だ?」と思う程会話自体が美しい。丁寧な言葉を喋る人だとかそう...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年12月12日
この方の作品のファンになってしまいました。
独特な文学的な文体で、現実なのか夢なのか、ひらがなもあえて多くしてるんだと思うんどけど、また違った懐かしい描写に成功している。とにかく描写が懐かしいというか、なんとも芸術的な気分にさせる。
今月表参道の山陽堂書店でで個展もやってるらしいので行きたいとお思い...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年08月06日
僕にはとても読みづらい作品で、125ページの中編で読むのに6日間もかかった。もちろん時間の合計ではなく、かかる期間のことだ。
知らない言葉だらけで、調べたら源氏物語で使用されたとか、とにかく通常に使う言葉の代わりに普段使われない言葉に置き換えて使用されている。
教養の高さは感心するが、読む側のレベル...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年04月07日
2011年芥川賞受賞作品。現在と過去、現実と記憶がないまぜになって「いま・ここ」の自己が希薄化し、二人の女性の身体は境界線を失って混濁する。他者は異物として対置されず、それどころか自己の一部となる。女性性を際立たせるための男性の介在はもはや必要なく、男性の主要人物たちはアブストラクトな背景と化す。同...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年05月10日
記憶のあいまいさ。
過去の積み重ねが今であるなら、
今ある自分のいかにあいまいなことか。
人から教えてもらって、好きになった
アーティストのポスターが
急に目に付くように感じる。
人間は、脳のキャパの問題から、
目に入る情報のほとんどを
切り捨てている。
同じ道、同じ時間を共有してるはずなのに...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年10月31日
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【読書の時間】
とりたてて、特別なことが起こるわけではないけれど、心が動く。
子供の頃の時間を共有しつつも、突然縁が途切れ25年間会うことのなかった2人が、別荘の取り壊しを機に再開する。
すごく、淡々としているんだよね。
でも何故か胸がギューーーっとなる。
なんでかな。。...続きを読む
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