あらすじ
天才歌人・藤原定家はなぜこの100人・100首を選んだのか
『百人一首』を通じて百種類の心にふれていると、
感情が自然と形づくられていく感覚を覚えることがある。
しかも、教えられるというのではなく、
ゆったりとある方向に誘われていくのだ。
これは、あくまでも芸術の力で、
絵画や音楽によって心が形づくられたり、
感動で涙がこぼれるという経験に近い(本書はじめにより)
本書は、100首の和歌、上の句・下の句それぞれを完全図解。
見るだけで歌に込められた思いを理解できます。
さらに100人が生きた飛鳥・奈良・平安・鎌倉時代の
歴史と暮らしを学べます。
『百人一首』のみならず、和歌や古典文学の入門書と
してもオススメの1冊です。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
筑波嶺の峰より落つるみなの川 恋ぞ積もりて淵となりぬる(陽成院)
「筑波山の峰から流れ落ちるみなの川の水が、次第に水かさを増して深い淵となるように、私の恋心もつのり積もって、今では(淵のように)深くなってしまったよ」
はい、という訳で『百人一首』です
本書は『百人一首』の入門書として非常に優秀、興味のある方には是非おすすめしたい
まぁでもそんなことはどうでもいいんですよ
ここではみなさん気になっている「坊主めくり」の遊び方についてお話したい
数多の地方ルールが存在する「坊主めくり」ですが、わいもよく遊んでいたわりと基本的なルールは、まず絵札(読み札)をよく混ぜ裏向きに重ねて山札とし、そこから一枚ずつ引きます
引いた札が殿(男性)なら、自分の手札に加えます
引いた札が坊主(ハゲ)なら、自分の手札を全て場に捨てなければなりません
引いた札が姫(女性)なら、場にある札を全て手札に加えることができます
そして、それらに属さない唯一無二の札「蝉丸」を引くと…全員の手札及び場にある札全てを自分の手札にすることができる!という
戦略もなにもないただの運ゲーです
なので全員平等に勝つチャンスがあり、お金をか( ゚∀゚)・∵. グハッ!!
「蝉丸」は引いたら即負けというルールだったり、絵札毎に細かい特性を持たせたりというルールもあるようですが、基本ルールでもとっても面白いですよ
より白熱したい人はおか( ゚∀゚)・∵. グハッ!!
Posted by ブクログ
百人一首の和歌を丁寧に解説した本。それぞれの和歌を理解する上で必要な用語、歴史、風俗、貴族の官職、詠み手たちの人間関係などが、イラストと解説で掲載されている。特に人間関係が面白く、肝心の和歌よりも熱心に読んでしまうほどだ。大河ドラマ「光る君へ」で三上愛が演じた一条天皇の中宮彰子の周りにいた人物の和歌が多いことには驚く。
Posted by ブクログ
1000年の月日・時間が経っても色あせないものは
やっぱり良いのでしょう!
むしろ、この長い時間が熟成させてきたの
かも?しれません。
次は、『万葉集』に挑戦しようかしら?
歴史は、どこの国でも、時代でも、
地位や権力、差別、階級差、貧富差、などに
ずっと、それらにしばられて来たのに、
この万葉の世界では、珍しく?
それが無いと聞いてます、ホント?かしら
高貴な人の歌も、詠んだ人が誰かもわからない
歌が、同じく肩を並べて存在すること自体が
すでにもう、感動です。!
歌の世界では、
そういうことがあったのです。
むしろ、当たり前ですが
イイものはイイ!のです。
地位や身分差は、作品には関係ありませんもの。
まず、
ひとまず今回は、百人一首 のお話!
世間の人気高い歌と、
私の個人的ランキング BEST10 の歌は
コレでした。 (月並みのチョイスですが、……)
第1部
1位から5位
第1位
4番 山部赤人 (やまべのアカヒトさん)
◉田子の浦に うち出でてみれば
白妙の 富士の高嶺に 雪は降りつつ
駿河の国の 田子の浦(静岡の清水市の浜)に
出ると、パッと視界が開けて、差遮るものが
なくなったよ、明るくなって
そして はるかに見渡してみると、
真っ白な富士の高い峰に、雪が降り続いているよ
富士山て、なんて大きくて綺麗なんだろ!
マジ!スゲーっ。
って意味です。
百人一首を代表する富士山の歌。
突然目の前に現れた富士山は、圧倒的に大きく
雄大な姿で、びっくりしただろうな!
東京で見る富士山と、静岡で間近に見る富士は、
やっぱりちがうんだろうな?
空はきっと青空快晴で、
海と空のの蒼さと雪の白さが
きわだって、
富士山がさぞかし綺麗だったんだろうな?
色のコントラストがニクいねっ!
青と白と赤! えっ? アカってなに?どこ?
作者の名前が、赤人アカヒトさん!
なんちゃって。
万葉の昔から、富士は歌に沢山読まれていた
らしく、
この歌はそこからオマージュして読んだらしい、
それが原歌らしい。
【田子のうら うち出でてみれば 真白にぞ
富士の高嶺に 雪は降りける】
ちなみにこれは、パクリでは、無いそうです。
本歌取りにも、ある種のルールはあるのだ
そうです。
アカヒトさんは、そんな万葉の昔の人達にも想いを
馳せたんだろうな?
昔の人も、今、自分が見ている富士山を、
同じ想いできっと見てたんだろうなって
赤人さんは思ったと
私は思いました。
富士山は、今も昔もこれからも、日本人にとって
特別な存在であるんだろうな!
人気ナンバーワンのこの歌は、私も好き!です
ホント、いいなって思ったもの。
第2位
9番 小野小町
◉花の色は うつりにけりな いたずらに
わが身世にふる ながめせしまに
桜の花の色がすっかり色あせてしまいました
短い期間一週間しか、眺めていられないの
だから、
雨なんか降らないでほしいものだわ!
春の長雨を眺めながら物思いにふけっている
うちに、いつしか私自身も
年を重ねてしまいましたよ
最近、肌の張りもなくなってきたし、
は~ぁ…ちょっとかなしいな
ってな、内容かな?
お肌の調子のは、私的な注釈です。
百人一首の中でも特に有名な女性歌人の歌です。
桜の色が衰えることと、自分自身の美しさや若さが失われていくことを重ねているらしいです。
桜の花の色が移うつろう、と自分の年齢も
移うつろうを掛けている。
また、「ふる」は、
雨が「降る」と、自分が「古」るくなってしったの
フル でもあるらしいです、
さらには
「ながめ」せしまに の、ながめは、長雨と
桜の花を「眺め」の意味とがあるらしいです。
眺めとは、物思いにふけりながらぼんやりと
何かを見つめている状態のことだそうです。
オシャレ!
美しいものはいつか衰えるという無常感が、
もても印象的です。
変わらないものなどなにも無い。
桜も、私の年齢も(お肌のハリも)何もかも
変わらないものなど、有りはしない。
恋愛だけでなく、人生そのもののはかなさを感じさ
ます。
でも
それ以上に、いいなと思ったポイントは、
1000年経っても色あせない
小町さんの和歌の魅力です。
ココは非無常です。
かわらないものです。
変わらないものは、あったのです。
まさか!千年先も自分の歌が残っているとは、
小町さん自身は、思っていなかったと思います。
でも、千年後の今
こうして彼女の歌を私は目にし、声に出せています。
そして今から、更に1000年先の未来にも
残って詠まれる歌や物語って
今、あるかしら?
彼女は、桜の花の色は変化してしまったと、
自分も、ただただ年齢を重ねてしまった
寂しいことよ、と嘆き、詠っていますが、
千年も色褪せることなく燦然と煌めいている
彼女の和歌は
確かにここにあると云う奇跡です。
千年の月日を残るって、すごい事だと
思うのです。
この歌は、これからの千年も、きっと絶対
残ると
思います。(つごう2000年!)
第3位
7番 安倍仲麿
◉天の原 ふりさけ見れば 春日なる
三笠の山に 出でし月かも
大空を仰いで見ると、月が出ている。
あの月は、故郷の奈良にある三笠山から昇った月と同じなのだろうか。
(いや、絶対そうだろう。そうでしょ!)
故郷日本の
懐かしいお父さんお母さんは元気だろうか?
兄弟や友達や、ふるさとの皆は元気だろうか?
中国の(唐)へ遣唐使として留学で渡ってから
かれこれ30年近く故郷の
日本に帰っていないよ、帰れないんだもの。
この前帰ろうとしたけど、また船が転覆して
危うく死ぬところだったよ。
ヤバかったよ。
今日の月は綺麗だけど、ふるさと奈良の
三笠の山の月も
とっても綺麗だったな! 三笠山をまた見たいな、
三笠山もきれいで、可愛らしい山だったな!
岡くらい小さな山だったけど、地元では、有名で
天の香久山と、三笠山と、あとひとつ。
なんだっけ? まっ、いいか!
って、感じかしら?
★月を見て故郷を思うという感情は、
現代の私たちにも理解しやすいです。
私の地元にも、有名な大きな立派なお山があります。
山は、いつもそこにあって(当たり前ですが)
その土地で暮らしているときは、それほど意識は
しないものです。 ですが、
故郷を離れて、別な土地で暮らしていると、
その山を妙みょーに、想い返すのです。
そして久方ぶりで帰郷した時などは、その山を
ことさら懐かしく、ありがたく
眺めたりするのです。
私はそうです。そうでした。
きっと、なかまろサンも、同じ気持ち
だったと思います。
日本人の郷愁を代表する歌の一つです。
第4位
2番 持統天皇
◉春過ぎて 夏来にけらし 白妙の
衣ほすてふ 天(あま)の香具山
春が過ぎて、もう夏がやって来たらしいですわ
衣替えの為に、夏服の服(衣)を毎年 香久山に
干すと云うことですが、今年もその季節が
やってきましたわ。 真っ白な衣を干している
という天の香具山が今日もとっても綺麗ですわよ
お天気もよくって、気持ちいいわ
また、いつものように暑い暑い夏がやってきま
すけれども、この時期は、まだそれほど
あつくはないので、涼やかなこの季節は
わたくしは大好きです。
ほどよい風も気持ちよいことよ。
ってな感じか?
「白い衣が干されている。ああ、夏が来たらしい」
と、
目に入った光景から季節の到来を感じる。
日本人の季節感が
とってもよく出ているとおもいます。
春から夏へ季節が変わる瞬間を詠んだ歌です。
白い衣と青々とした山の風景が
目に浮かぶようです。めちゃ!爽やかです。
ビジュアル的に素敵です。
それと現代の私にも心地良い日本語のテンポと響きが心地よいです。
耳なれているってのも、
あるのかもしれませんが、
こちらも
百人一首の序盤を代表する歌とのことです。
日本の四季を感じられることも、
長く愛されているワケかも?です。
一方、
季節や天気を歌に詠むとき、一般人なら
いざ知らず、為政者である天皇がお読みになる
のは、ちと ちがった意味合いも
あったらしいです。
なぜなら、天皇は『暦こよみ』を司つかさどり、
自然を支配していて、それが政治がうまく
行っている証あかしであったとのことです。
風流の為ももちろんですが、
政治の為にも、季節や天気にものすごく関心を
寄せていたのだと思います。
持統天皇は、天智天皇の娘。
自身の叔父と結婚した。(大海人皇子)
壬申の乱で共に戦った夫が天武天皇として
即位したとき皇后となる。
夫亡き後自らも即位し女帝となりました。と
衣を干す香久山とは?
日本中の、お山と云う山は、
だいたいがそうですが、
必ず神様がいます。
お山自体が神様(御神体・御神木)も多いです。
香久山は、天界から降ってきたと云う伝説が
あって、天の岩戸伝説の舞台らしいです。
神聖なお山として古来から「天あまの」を冠して
呼ばれて、神事用の斎衣を干すのにふさわしい
場所だったとのこと。
香久山には、あまがし明神と云う神様が居て
人の虚実を確かめるために、衣を神水に濡らし
て、干したと云う伝説があるとのことです。
だから、香久山で衣を干したのか?
なっとくです。
白妙しろたえの衣の風習
「白妙の衣」は、季節の変わり目に行った
更衣(衣替え)説や、初夏に咲く卯の花(ウツギ)
の比喩と云う見方もあるらしい。また、
白妙の衣は、
神事のときな着る斎衣(さいい)とも考え
られるとのことです。
だから、神聖な衣装を、神聖なお山に
干したのです。
それがこの時期だったのです。
最初は、
何? 山の上に洗濯物干してんだァ?!
それで何の感動があるんだ?
おかしか無いか? 私には感動ポイントが
サッパリわからん!
と、思ったものでした。
今は違うけど!
第5位
33番 紀友則 (きのとものり)
◉ひさかたの 光のどけき 春の日に
静心なく 花の散るらむ
日の光が穏やかで、のどかな春の日なのに、
どうして桜の花は、落ち着くことなく
散ってしまうのだろう。
桜の美しさと、散っていくはかなさを
同時に詠んだ歌です。
穏やかな春の日と、散り急ぐ桜との対比が
イイ感じです。
桜を見る日本人の美意識を刺激する歌の一つかも?
でも、
桜はすぐに散るからこそ、これ程 みんなに
愛される花なんだとおもうのです。私は、
これが、1ヶ月もギッチリ咲いて散らない花
だったならば、チョッと興ざめかも
しれません。
それと、咲く季節も絶妙なタイミングなのも
愛されるワケですよね。
梅はまだホント寒い時期に咲くけど、桜は
ホントに生命が本格的に躍動し始める
タイミング で咲き始めるから。
でも、
万葉集では、桜よりも、梅の方が詠まれた数は
多いのだそうです。
だから、万葉の昔は、ハナと言えば「梅」だった
とのことです。
時の流れと共に
梅よりも桜が人気になって行ったんですね!
梅のハナも、なんか好きです。
井の頭公園の梅の開花が、好きでした。
(今は引っ越しして、行けませんが…)
紀友則さんと、紀貫之(きの つらゆき)さん
って、いとこどうしらしいです。
おじいちゃんが同じらしいです。
いとこ なんだから、当たり前ですけど。
第1部まとめ
1位 4番 山部赤人 田子の浦に
2位 9番 小野小町 花の色は
3位 7番 安倍仲麿 天の原
4位 2番 持統天皇 春過ぎて
5位 33番 紀友則 ひさかたの
百人一首 人気ランキング BEST10です。
第2部
6位から10位
第6位
17番 在原業平朝臣 ありわらの なりひら アソン
◉ちはやぶる 神代も聞かず 竜田川
からくれないに 水くくるとは
遠い昔のもっと昔の神々の時代
自然界を産み出した神々の時代
(イザナギ&イザナミ)の時代
不思議なことが起こり得た時代にも、これ程
不思議な素晴らしい絢爛豪華な河の姿は
聴いたことがない。
こんな素晴らしい屏風絵は、見たことがない
聞いたことがない。それ程珍しく稀有な
屏風絵です。素晴らしい屏風絵です、
エクセレントです。絢爛豪華です。!
(もう~驚き過ぎ、ほめ過ぎです。)
紅葉の名所の奈良県生駒の竜田川の水を、
真っ赤な紅葉が、こんなにも
美しく染め上げているなんて。河面が紅葉モミヂ
で見えないくらい。
中国(唐)や韓から伝わったとされる
紅(くれない)の真紅のように、真っ赤かです。
まるで、くくり染め(絞り染め)でそめたみたいに。
唐(から)紅(くれない)に 水くくるとは
この歌は、
色紙に筆で書かれたものを、この川の絵を
描いた屏風に張り付けるのだそうです。
今で云うキャプションのようなものなの
でしょうか?
百人一首の中でも、最も有名な歌の一つ。
紅葉が川一面を真っ赤に染めるという、
鮮やかな情景が印象的です。
漫画や映画の「ちはやふる」の題名にも使われたことで、さらに有名になったようです。
映画「ちはやふる」での、
機動戦士ガンダムのくだりがおもしろかったし、
わかりやすかったし、
言い得て妙でした。
「ガンダム」と言えば、「機動戦士」!
だから「機動戦士」は、「ガンダム」の
枕詞(まくらことば)です。
同様に、
「ちはやぶる」は、「神」に掛かる枕詞です。
作者の
在原業平 (ありわらの なりひら)さんは、
当時のイケメン・モテオだったらしいです。
プレイボーイ(既に死語?)
「伊勢物語」では、藤原高子との熱烈な恋が
展開されるみたいです。
2人は駆け落ちしようと試みるのですが、
高子の兄に見つかって止められて、
髪を切らされたらしいです。
髪が伸びるまで外を出歩けないので、
しょうがないので、髪が伸びるまで
東国を旅したらしいです。
恋の歌ではありませんが、、
圧倒的な映像美を持つ
情熱的な歌だと思いました。
第7位
40番 平兼盛
◉しのぶれど 色に出でにけり わが恋は
ものや思うと 人の問うまで
人に知られないように恋心を隠していたのに、
とうとう顔や態度に出てしまった。
あれだけ気をつけて、隠していたのに、
やっぱり態度に出ちゃってたかしら?
それに、そんなにも、他人から見てもわかる
くらいにボーッとしていて、そこまで自分の
恋心が募っていたのにも驚いたよ、
衝撃的だったよ。びっくりだね!
人から、「何か悩み事でもあるのですか?」、と
聞かれるほどになってしまったよ。
はあ〜(泣)
隠していた恋心が、とうとう周囲に知られて
しまうという内容です。
恋愛感情を隠そうとしても、表情や態度に出て
しまうという心理に共感できます。
現代の恋愛にもそのまま通じる歌ですよね。
この歌を有名にしたのは、
天皇の御前での「紅白歌うた合戦!」らしいです。
正式呼称は、
「天徳内裏歌合」てんとく・だいり ウタアワセ
です。
村上天皇の御前で、
歌合戦の相手は、壬生忠見(みぶのただみ)の
「恋すてふ〜」、(恋すちょう~…)
の歌で、審判は藤原さねよりサン。
でも審判が、優劣勝負のどちらの歌が
優れているかのジャッジメントを迷って悩んで、
上座におわす村上天皇に判断を仰ごうとすると、
天皇は、小さくつぶやく、……
「忍ぶれど」………、、
と。
兼森さんは、きっと心の中でガッツポーズ!
したことでしょう。
★よっしゃ~キター(゚∀゚ 三 ゚∀゚)(゚∀゚*)
それが……あまりにも嬉しかったらしく、
その後の判定結果を聴くこともなく
退出したらしいです。
きっと舞い上がっていたか?
「忍ぶれど〜」の歌以外は
どうでもよかったのかも?
逆に言えば、それ程この歌に勝負を掛けて
いたのでしょう!
★百人一首の、恋歌を代表する一首です。
一方、
負けた壬生忠見さんは と云うと、
こちらも、あまりのショックで拒食症に
なっちゃったらしいです。
………ホントかどうか知らんけど…。
41番
◉恋すてふ わが名はまたき 立ちにけり
人知れずこそ 思ひそめしか
壬生忠見
恋しているという、私の噂が 早くも
立ってしまった。
人知れず、あの人を想い始めた
ばかりなのに…………トホホ(涙)
週刊文春やテレビのワイドナショーが無い時代
でも、恋の噂はやはり、何よりも早く駆け抜け
るのですよね!
いつの時代でも同じですね。
このエピソードも、
映画「ちはやふる」でやってました。
上白石のお姉ちゃんの方が、当時
高校生役が、めちゃかわいくて、
このエピソードに胸キュンするのです。
第8位
50番 藤原義孝
◉君がため 惜しからざりし 命さえ
長くもがなと 思いけるかな
あなた貴女に会うためなら、
惜しくないと思っていたこの命。
さっきまでは、私は死んでも良いとさえ
思っていましたが、
あなた貴女に会えた今となっては、
(あなたと結ばれた今朝は、)
その命さえ長くあってほしいと
思うようになりました。
もっと永く一緒に居たいと
欲が出てきました。
恋する相手に会えたことで、生きることへの気持ちまで変わってしまうという歌。
当時の男性は、
男♂の方から女性♀の自宅へ、
夕方に会いに行き
一晩過ごしてのち、朝方に帰って行く
パターンが一般的フツー
だったらしいです。
会う前は命など惜しくないと思っていたのに、会った後には長生きしたいと思う。
恋の喜びを非常に強く表現しています。
この義孝さんも
イケメン・モテモテ貴公子伝説のある方
だった とのことです。
ただし、不運なことに、天然痘に罹患して
20代の若さで他界してしまいます。
恋と命は深い関係があって、
盛んに詠まれたようです。この義孝以外にも、
百人一首には、
・恋い焦がれて死にそうだと、訴える歌(45番)
・幸せの絶頂で死にたいと願う歌(54番)、
・病のために死んでしまうから、
今夜逢いに来てと願う歌(56番)
・命を掛けても、
秘密の恋を守り抜こうとする歌(89番)
★この義孝の歌は
百人一首の中でも特に情熱的な恋歌です。
第9位
77番 崇徳院
◉瀬をはやみ 岩にせかるる 滝川の
われても末に 会わむとぞ思う
流れの速い川が岩にせき止められて、
二つに分かれてしまう。
でも、その川がやがて下流で再び一つに
なるように、私たちも今は別れていても、
いつかまた会いたいと思います。
きっとまた、絶対に!逢おうと
会いたいと
思います。
百人一首を代表する恋の歌です。
川の流れを男女の恋に重ねた表現がイイです。
瀬を早みは、…清流(清らかさ)と、
早み=早い動き、活発さと躍動を、
滝川=滝の様に勢いよく流れる河→これも
動きを、激しさを感じさせるワードです。
岩にせかるる……岩=固い、固い意識を
感じます。絶対にまた、逢うんだという意思。
今は離れていても、いつか必ず再会したいと
いう強い思い…意思が込められていると
思いました。
恋愛の歌として、とても分かりやすいですし、
共感できます。
この
崇徳院さんは、
波乱万丈な、不運な人生を送った様です。
お母さんが、曾祖父と肉体関係がある噂が
あって、 (年齢が違い過ぎねーか?)
お父さんからは おまえは俺の子供では
ないと、疎まれます。
曾祖父の指示で5歳で天皇に即位されますが、
曾祖父が他界すると、今度は
父親から無理やり天皇を退位させられます。
弟(後白河天皇)とケンカして、保元の乱を
起こしますが…、負けて、讃岐に流されます。
京に帰りたいと強く望みますが、結果…
叶わずに、その地で没します。
その頃この崇徳院の怨念が怖れられました。
この方は、
意志が強すぎる為か?、その意思が
怨念になっちゃうんだよね。(こわっ!)
怨霊になった元天皇として有名な様です。
(後日、ココはもう少し掘り下げたいな)
第10位
5番 猿丸大夫
◉奥山に 紅葉踏み分け 鳴く鹿の
声聞く時ぞ 秋は悲しき
山奥で紅葉を踏み分けながら歩いていると、
鹿の鳴く声が聞こえてくるよ。
その声を聞くと、秋はなんとも悲しく
感じられます。
紅葉、山、鹿の声という秋の情景がイイです。
鹿の鳴き声によって、
秋の寂しさを表現しているところが印象的です。
視覚(目)だけでなく聴覚(ミミ)からも秋を感じ
させてくれて ます。
日本的な秋の美意識を代表する一首か?
第2部まとめ
6位 17番 在原業平朝臣 ちはやぶる
7位 40番 平兼盛 しのぶれど
8位 50番 藤原義孝 君がため
9位 77番 崇徳院 瀬をはやみ
10位 5番 猿丸大夫 奥山に
今日は沢山書き過ぎました。
ホントなら和歌に、講釈や解説や…ごたくは
必要ないです。そのままが、
あるままを…楽しむのがイイのかもしれません。
百人一首?
全部 そらんじられる様に なってみたいです。
ま、無理だな
Posted by ブクログ
さくっと読める。一つひとつの歌の説明も多すぎず短すぎず、ライトな感じで百人一首を楽しみたい人には、とてもいい。他の解剖図鑑シリーズも同じような感じなのだろうか。気になるジャンルで入門したいものがあれば、同じシリーズのもので読んでもいいかなと思う。
イラストがなくとも、歌に対する理解がそんなに変わるとは思えない感じもあるが、やっぱり絵がたくさんあると何となく読みやすい。それにしても、似たような名前と顔が多くて、どうにも古典世界の人間関係はとっつきにくいと改めて思った。そのあたり、細かいイラストと家系図、人物相関図がその都度その都度つけてあって、かつ、ページ間も参照しやすくなっているので、とても読みやすかった。
個人的によかったのは、当時の風習、習俗、年中行事、土地、人間関係などなどのいわゆる古典常識が、紹介されている歌に絡めて、ちょうどいい感じに入ってくるのがいい。コラム的に挿入されるというよりは、一つひとつの歌の前提として、細かすぎない情報がキャプションでつくので、分かりやすいなと思った。
どうしても古典知識は、説明をし始めるときりがないところがあって、飽きさせないけど手は抜かない感じを漂わせる雰囲気のバランス感が、初心者としてはうれしいから読みやすいのだと思う。時代ごとに分かれているのも、大雑把な時代背景を前提にして読めるので、よかった。
とにもかくにも、初心者に親切なつくりの本。百人一首について、ちょっと蘊蓄を得たい人にいい入門書だと思った。
Posted by ブクログ
面白かったです!
歌い手のバックボーンとか人間関係とか
当たり前だけども歴史上の人物や出来事と
繋がっているのがわかって
より身近に感じられた気がする
#2024年に読んだ本 7冊目