あらすじ
天才歌人・藤原定家はなぜこの100人・100首を選んだのか
『百人一首』を通じて百種類の心にふれていると、
感情が自然と形づくられていく感覚を覚えることがある。
しかも、教えられるというのではなく、
ゆったりとある方向に誘われていくのだ。
これは、あくまでも芸術の力で、
絵画や音楽によって心が形づくられたり、
感動で涙がこぼれるという経験に近い(本書はじめにより)
本書は、100首の和歌、上の句・下の句それぞれを完全図解。
見るだけで歌に込められた思いを理解できます。
さらに100人が生きた飛鳥・奈良・平安・鎌倉時代の
歴史と暮らしを学べます。
『百人一首』のみならず、和歌や古典文学の入門書と
してもオススメの1冊です。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
百人一首の和歌を丁寧に解説した本。それぞれの和歌を理解する上で必要な用語、歴史、風俗、貴族の官職、詠み手たちの人間関係などが、イラストと解説で掲載されている。特に人間関係が面白く、肝心の和歌よりも熱心に読んでしまうほどだ。大河ドラマ「光る君へ」で三上愛が演じた一条天皇の中宮彰子の周りにいた人物の和歌が多いことには驚く。
Posted by ブクログ
さくっと読める。一つひとつの歌の説明も多すぎず短すぎず、ライトな感じで百人一首を楽しみたい人には、とてもいい。他の解剖図鑑シリーズも同じような感じなのだろうか。気になるジャンルで入門したいものがあれば、同じシリーズのもので読んでもいいかなと思う。
イラストがなくとも、歌に対する理解がそんなに変わるとは思えない感じもあるが、やっぱり絵がたくさんあると何となく読みやすい。それにしても、似たような名前と顔が多くて、どうにも古典世界の人間関係はとっつきにくいと改めて思った。そのあたり、細かいイラストと家系図、人物相関図がその都度その都度つけてあって、かつ、ページ間も参照しやすくなっているので、とても読みやすかった。
個人的によかったのは、当時の風習、習俗、年中行事、土地、人間関係などなどのいわゆる古典常識が、紹介されている歌に絡めて、ちょうどいい感じに入ってくるのがいい。コラム的に挿入されるというよりは、一つひとつの歌の前提として、細かすぎない情報がキャプションでつくので、分かりやすいなと思った。
どうしても古典知識は、説明をし始めるときりがないところがあって、飽きさせないけど手は抜かない感じを漂わせる雰囲気のバランス感が、初心者としてはうれしいから読みやすいのだと思う。時代ごとに分かれているのも、大雑把な時代背景を前提にして読めるので、よかった。
とにもかくにも、初心者に親切なつくりの本。百人一首について、ちょっと蘊蓄を得たい人にいい入門書だと思った。
Posted by ブクログ
面白かったです!
歌い手のバックボーンとか人間関係とか
当たり前だけども歴史上の人物や出来事と
繋がっているのがわかって
より身近に感じられた気がする
#2024年に読んだ本 7冊目