【感想・ネタバレ】アパートたまゆらのレビュー

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Posted by ブクログ

自分から進んで恋愛小説を読むことは滅多にないのですが、、、この作品は本当に読みやすかったです。

ダラダラせずどちらかと言えば話の展開が早い印象でした。

久しぶりに読書で「キュン」を味わうことができました(笑)

主人公視点でずっと語られてるのでいつか琴引さん視点も知りたいです^^

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2024年05月02日

Posted by ブクログ

あまりこの手の恋愛小説は読まないのですが、何となく心惹かれ読み始めました。が、
見事に心を撃ち抜かれました。笑
後半はほとんどラブラブな話ばかりですが、すれ違いもあり、どうしてこうなっちゃうかな〜と思う部分もあり、でもそうなっちゃうよね〜分かる分かる、という部分もあり、、、
始終キュンキュンしまくりでした。
読んで良かったです。

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2023年09月30日

Posted by ブクログ

『王道の恋愛小説』『ときめきが致死量』
キャッチコピー、ちょっと大袈裟なんじゃない?と思いながら読み始めたのですが。
見事にヤラれましたー!笑
泣いたり、ドキドキしたり、ほわほわしたり、読んでいる間ずっと感情が忙しかった!
元気を貰える一冊です♡

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2023年08月11日

Posted by ブクログ

読み初めから終始キュンで溺れかけつつゼェハァしながら読み進めていくと、終盤p296にとんでもないトラップが仕掛けられており危うく昇天するところでありました。こんなん凄すぎない?
目次の章見出しの時点でなんとなくこんな感じの展開かな?不穏だな…とうっすら予想を巡らせていたのだが、まさか、ひょっとして砂村先生は意図して〈第二章 気づく〉という章名に引っ掛けた大仕掛けを施していかれたのだろうか。

「王道の恋愛小説」の紹介通り、ちょっと日々にくたびれた感じの漂う主人公〈木南紗子〉がアパートのお隣さん〈琴引さん〉に抱いた恋がゆっくり走り出しつつ、過去に紗子と浅からぬ仲であった男〈久米〉が現れることで掻き乱され揺れ動く恋心、お隣さんへの疑念と戸惑い。
久米がまた、普通に良い奴なんだよなあ。その事は紗子も認める所でありながらも、やっぱり久米ではないんだよなあ。
繊細かつ、時に理不尽とも取れるような込み入った心情描写の妙が堪らない。とりわけ「お願い久米、今は来ないで。」(p226)のフレーズは痺れた。だってここ、久米の部屋だし。

琴引さんのクールでミステリアスな雰囲気を「海溝の底のような、深い藍色。」(p33)という彼の部屋に置かれたソファーのカラーひとつで説明しているのもお見事。
一方で久米の部屋は「余計なものがほとんどない。」(p204)と描かれるように、彼の裏表の無い素直な人柄を表しているような。

読んでいてヒリヒリしたのはp301〜p307あたりまでのやり取り。琴引さんへの疑念が頭をもたげた後のタイミングなので紗子はかなり不安定になっているようで、「ああ、恋が滅んでしまう。」(p307)と不思議な程の冷静さで琴引さんに向けて不条理な言葉を投げつけてしまう。「終わってしまう」ではなく「滅んでしまう」という表現からも、精神状況が荒廃して尋常じゃないことが伝わってくる。痴話喧嘩は犬も食わないってのはまことその通りだと思う。犬に失礼だわな。

けど、人生のうちで恋人と真剣に・純粋に痴話喧嘩を出来る時間って実はそんなに沢山ある訳でもないし、まさにそんな『たまゆら』なひと時を慈しむ気付きを与えてくれるような作品でした。
良かった。

1刷
2023.7.29

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2023年07月29日

Posted by ブクログ

もうキュン死寸前ですわ(笑)

本作『アパートたまゆら』の概要と感想です。

木南紗子はアパートたまゆらと職場を行き来するのにも除菌スプレーや手袋を持参するほどの潔癖症。
恋愛も潔癖症の自分には遠い世界のことだと思える中で、ある夜に家の鍵をお店に置き忘れて玄関先で立ち往生。すると、その頭上から天啓が…、

「大丈夫っすか?」

その声の主は隣人の男性。えっ?と驚きを隠せない中でも、泊まる先がない紗子は男性の部屋へ泊まることに…。

概要はここまでにしますが、感想として、惚れてまうやろぉ〜!!

『どこにも行かないで待っていて下さい』(p236)

きゃ〜、「最オブ高です」よ。ホントに。

砂村かいりさん初読み作品ですが、凪良ゆうさんの『流浪の月』や三秋縋さんの『恋する寄生虫』にも似ていながら、純粋な気持ちでお互いが恋に歩み寄っていく様は、本当に胸キュンを通り越してキュン死しますわ。久し振りの恋愛小説にのめり込んでしまいました。

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2023年06月09日

Posted by ブクログ

27歳の女性を主人公にしたボーイミーツガールな小説。主人公が軽い潔癖症であること以外は特筆すべきことはないのだが、語り口が素直で、気持ちが動く瞬間も丁寧に拾ってあるので心地よく読めました。

『蜂蜜の中をのったりと移動する小さな気泡になったような、甘く濃密な日々』を味わってみたいですね。

追記 舞台となった清瀬の隣の駅に住んでいたので清瀬にも何度も行ったことがあります。そんなことだけで登場人物に親近感が沸きますね。あとがきに出てくる時計屋やフレンチレストランも「あ、あの店かな」と何となく心当たりがあり、知り合いが書いた小説を読んでる気になりました。

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2024年04月05日

Posted by ブクログ

隣人同士の近いけれど触れるまでが遠い恋愛小説。
心の動きが丁寧に描き出されていて、リアリティがあった。アパートの隣人という設定自体は「有り得ない」って思わなくもないけれど、それが気にならないくらい。

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2024年03月10日

Posted by ブクログ

僕が初めてひとり暮らしした
2階建ハイツの部屋の壁も薄く、、

夜な夜な毎晩のように、、
隣りに住む女子大生の喘ぎ声と
きしむベット音に悩まされてたのを思い出しました笑笑

卒業と同時に引っ越されたのですが
優しさは持ちよれたのでしょうか?
悲しい歌に愛がしらけてなければよいのですが
笑笑

TVドラマ化してほしいですねー♪
深夜枠に限られますが、、笑笑

それぐらい楽しく読めました!

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2024年03月09日

Posted by ブクログ

んなバカな!と思いつつもLINEのやり取りにマスクの下でニヤニヤしてしまった…笑
久々に心穏やかに読める恋愛小説を読んだ気がします。

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2024年01月10日

Posted by ブクログ

アパートの隣人同士の恋物語。
久々⁈かもしれない恋愛小説にやっぱり恋って良いもんだなぁと感じてしまう。

いわゆる潔癖症である私が、アパートの鍵を忘れて帰宅したのは夜更け。
途方に暮れていると碌な挨拶をしたこともなかった隣人の男性から「よかったら、うち泊めますけど」。
大胆な提案にあっさり甘えたのは、清潔そうであり、もの腰が柔らかく、粗暴な様子はないこと。
まぁ、直感ってあるのかもしれない。
そこから気になり始めて…。
そうなるとアパートの住民たちのことに全く無関心だったことにも気づくわけで。
潔癖症ゆえに恋愛関係にも気後れしてたわけだが、隣人の彼との距離を縮めていくにつれ、元彼やら隣人の仕事仲間たちが2人のあいだを邪魔するかたちにもなりすんなりと恋人関係になれない。
良い感じになったときには元彼女の存在が…。

とても気持ちの良いラストだった。
彼女の周りにも良い空気が流れたようでとても爽やかに感じた。


いろいろあるから悩み哀しみ気持ちが落ち込んだりするわけで。
それでも嫌いにはなれなくて…。
そばにいたくて離れたくないと…。
そんなときもあったかもと記憶を探る。
辛い思いをするから恋愛なんてしたくないわと思ったことも今や何十年前のことなのか…。
それでもやっぱり優しい気持ちになれるのは、綺麗でいられるのは恋愛をしているときかもしれないと思った。


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2023年09月07日

Posted by ブクログ

女の子の憧れをこれでもかーーーと詰め込んだような作品笑
でもそれは男の子の憧れでもある。真理である。

キュンキュンします。はい。

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2023年08月16日

Posted by ブクログ

隣人とのこんな出逢い、いいですねぇ。

自分がその立場なら、不安に飲み込まれ潰されてしまいそうになりつつ、待つことが苦手なんだよなぁと苦しい気持ちで読み進めたり…

でも、そういう時間や気持ちで過ごす期間があるからこそ育つ関係性や受け取ることが出来るものも沢山あったりするんだろうなぁ。

恋愛って喜びや幸せ、嬉しさで満たされる側面と、苦しさや悲しみ、切なさやもろもろ…いろんな感情の振り幅が広がるね。

アパートたまゆら、物語の中に入り込んで楽しませてもらった一冊。

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2023年08月10日

Posted by ブクログ

☆4

恋愛小説を読みたくなって手に取った作品。
予想以上に…キュンキュンさせて頂きました♡(有川さんの「植物図鑑」を思い出しました!)
もし琴引さんのようなお隣さんが住んでいたら、間違いなく紗子のように好きになっちゃうだろうなぁと思いながら読ませて頂きました!(琴引さんが素敵過ぎます♡)

砂村さんの他の作品も気になるので、読んでみたいと思います❁⃘*.゚

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2023年06月21日

Posted by ブクログ

この本、まったくノーマークだったのだが、4月第1週の文庫ランキングで見て興味を惹かれ、レビューを見れば去年の夏頃フォローしている皆さんの間で盛り上がっていたのを知り、急ぎBOOKOFFで購入。

アパートの鍵を失くし部屋の前で困り果てていた紗子が、帰宅してきた隣人の琴引さんの好意に甘え彼の部屋に泊めてもらったところから始まる恋のお話。
本のタイトルと帯に『王道の恋愛小説』とあったことから、なんとなく古風な物語と勝手に想像していたのだが、ドラマか劇画のような今風のお話だった。

琴引さんの気持ちが分からずひとりで盛り上がったり落ち込んだりする紗子の様子には昔も今もなく、恋する乙女のキュンとする姿が満載で、もはや色恋沙汰には縁がない年配者からしてもかわいいなあという感じ。
二人の気持ちが通じ合ってからも一喜一憂は続くが、思いがけない展開があってもずっとこれで引っ張られては、嬉し恥ずかしちょっとお腹いっぱいといった心持ち。

紗子の潔癖症がいささか都合よく使われているのが不満。「嫌いじゃない」と「好き」の違いを雑に扱われた久米が不憫。

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2024年05月10日

Posted by ブクログ

自分が27歳の頃を思い返して、ここまで恋愛脳で生きていなかったからか、アラサーの今となってはなおさら(感情移入という意味で)大変読みづらさを感じる本だった。ティーンエイジャーが憧れる社会人の恋愛小説、として楽しまれるべき本だったのだと思う。

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2024年05月05日

Posted by ブクログ

甘々。付き合う前の盛り上がりが好きな方には是非おすすめ。気軽に読める一方で、表現も綺麗なものがあり、総じて読みやすかった。
主人公のことはあまり好きになれなかった。潔癖症なのはわかるが、割とブレてる気がしてならない。友達カップルが自分の家の風呂でやらしいことしてたら、潔癖症じゃなくても嫌悪感ない?私だけか?普通に絶交したい。
あと、曖昧な態度なんてとるもんじゃねえよと思う。どんな理由があっても、寂しさを都合よく他人の好意で埋めるべきではない。

職場の人たちみんないい人で会話がかわいかった。門さんが1番可愛いよ

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2024年05月05日

Posted by ブクログ

読んだことのないタイプの恋愛小説。
手放しで面白いとは言い切れないが、フワフワした気持ちになるため、いつの間にか終わってる感じ。主人公視点のみで描かれているため、1人の人生を俯瞰して見ることができる点は、恋愛小説ではなかなかないのかなと思い、とてもよかった。
主人公はストレートな言葉を伝える。それは終始一貫していた。ストレートな言葉を伝えることは、私自身の生活の中ではあまりやってこなかったこと。伝えにくい言葉はなんとなく例えてみたり、遠回しに伝えてみたりしているため、主人公のストレートさに違和感を覚えてしまったが、社会と戦っていくにはストレートさは十分に必要な要素だと感心した。
良くも悪くも軽い雰囲気を醸し出しているにも関わらず、内容はドロドロ。
ライトに面白さを追求してる方におすすめな一冊。

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2024年04月26日

Posted by ブクログ

ときめく部分はありましたが、主人公にそこまで共感できず…。元彼との関係とか、好きな相手とのやりとりとか…現実的なのかもしれないけどちょっとしっくり来ない感じがありました。

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2024年03月04日

Posted by ブクログ

勝手に想像してた感じとはちょっと違っていて、途中はっとするとこもあるけれど、割りとありきたりなストーリー展開。
こういうのが読みたいって時に読むと良かったのかも知れないけど、今じゃなかった感。

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2024年01月20日

Posted by ブクログ

現役で恋愛している方、恋愛を卒業した方、どちらも小説でキュンキュンできます。好きな人との距離が縮まるのはこんな感じだったよなぁ、好きな人がいるだけで普段の景色がキラキラ輝いてみえたよなぁと恋愛卒業生の私には懐かしく感じた。紗子(主人公)の行動や言動が面倒くさいと思うのは恋は盲目故のご愛嬌というところかな。粂粂CLUBさんには幸せになってもらいたい笑

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2023年11月19日

Posted by ブクログ

感想
壁が1枚。だけど心の距離は遥かに遠い。その隔たりがなくなっていく。すれ違うこともあるけれど。かけがえのないきらめきを大切に。

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2023年10月13日

Posted by ブクログ

話題になっていたので、読んでみました
久しぶりの恋愛小説
昔を思い出しながら読めました
一喜一憂する様子が、思い浮かび
思わずにやけてしまいました
ドラマになったら見てみたいなと
思いました

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2023年09月01日

Posted by ブクログ

アパートの隣人との胸キュン。
でも元彼との関係とか彼の方の元カノとか…。んーとりあえず元カレ可哀想 笑

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2023年08月13日

Posted by ブクログ

 ブクトモさんたちの〝キュン死〟〝萌える〟〝ときめき〟ワードが並ぶ本書のレビュー‥、なるほどそういうことでしたか。

 女性ウケする(個人の感想です)大人の恋愛小説とお見受けしました。と言うのも、27歳の独身女性主人公は潔癖症で、けれども衣食住や異性への願望は人並みに有るものの、めんどくさい女と自認しているので、同性から見て(イラつく人もいるかもですが)共感する人も多いのでは、と推測しました。
 そこへアパートの隣人の男が登場し、この男が何気にやることなすことスマートとくれば、そりゃあビビッときますよね。

 でもね、しかしですね、「よかったら、うち泊めますけど」問題です! 何という大胆な提案、それも初対面で! 言う方も言う方、乗る方も乗る方。だって小説だからぁ! そこからの展開がいいんじゃない! ごもっともでございます‥。
 女の直感、好意から恋心へ‥、確かにこの辺の描写がお上手ですね。引き込みハンパないです。

 誰にでもこだわりはあって、他人に見せないプライベート空間や胸の内もあります。一緒に暮らしていたって、人の心の中は判らないことの方が多いです。本書は、それらを隣人の暮らしに見立て、そこを起点にして人の暮らし・心情の機微を示してくれている気がします。

 自分の今の暮らしを俯瞰して「たまゆら」と捉え、一歩踏み出して閉ざした扉を解放できたら、人との間に新たな絆を築けるように思います。
 恋愛願望をもつ人だけでなく、人間関係に悩みを抱えている人にも、明るい展望を描かせる一冊だと思いました。

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2023年08月11日

Posted by ブクログ


アパートたまゆらで過ごす甘い時間、切ない時間を過ごす中で人間関係が形成されて、それぞれの人生がより濃いものになっていくストーリーが面白い。
潔癖症の莉子が恋を通して緩くなっていくところもリアルだった。
過去の男も登場し、莉子が揺れる時もあるが、恋を実らすために、自分の過去にも折り合いをつけていく強い部分も惹きつけられた。

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2023年05月29日

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